隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

0521.高く遠く空へ歌ううた

2004年11月27日 | 青春ミステリー

 

高く遠く空へ歌ううた
読了日 2004/11/27
著 者 小路幸也
出版社 講談社
形 態 単行本
ページ数 275
発行日 2004/04/08
ISBN 4-06-212363-3

 

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ットの掲示板で、紹介されていた本で、著者の第2作だという。
講談社が主宰している「メフィスト賞」という企画で、第29回「空を見上げる古い歌を口ずさむ」で同賞を受賞してデビューしたそうだ。といっても僕はそのメフィスト賞なるものも今回初めて知ったほどで、よく判らないのだが、賞品や賞金等はなく、受賞した作品が同社から出版されるというのが唯一の賞らしい。
メフィストフェレスはファーストが魂を売った悪魔のことだが、この名を取ったかどうかは知らないが、講談社から出ている文芸誌の一つらしい。
ギーガンと呼ばれる少年の住む街で起こる不思議な事件が、少年の目を通して淡々と語られていくので、児童文学かと思える出だしだが、僕は、宮部みゆき氏の作品をちょっと思い起こした。語り口が平易で自然とストーリーに引き込まれるように読んだ。

 

 

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