夫と妻に捧げる犯罪 LOST DOG & OTHER STORIES |
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読 了 日 | 2005/03/11 | |
著 者 | ヘンリー・スレッサー Henry Slesar |
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訳 者 | 小鷹信光 | |
出 版 社 | 早川書房 | |
形 態 | 文庫 | |
ページ数 | 331 | |
発 行 日 | 1974/04/15 | |
ISBN | 4-15-040067-9 |
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、テレビで放送されていた「ヒッチコック劇場」という番組で、脚本家の名前に時々見かけたのが切っ掛けで、著者を知った。
多分最初に読んだのが、「うまい犯罪、しゃれた殺人」だったと思うが、まだ僕は結婚する前のことだから大分昔の話だ。
ヒッチコックが好んでこの作者の作品をドラマ化したように、センスの良い落ちのある話とか、引っ掛ける話とか、あっと驚くような、あるいは、やられた!と思わせるような結末の作品が多かった。
本書は翻訳家の小鷹信光氏が編んだ短編集で、4部構成・30篇からなっている。
切れ味の良い落ちの作品から、ブラックユーモアや思わずほろりとさせるものまで、バラエティに富んだストーリーを集めてある。
小鷹氏の解説によれば、著者は生粋の作家ではなく余技としてショートストーリーを書いたのだというが、余技でこれほどのものを書かれたのでは、本職の作家はたまらないだろう。
# | タイトル | 原題 |
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第一部 夫と妻に捧げる犯罪 | ||
1 | 愛犬 | Lost Dog |
2 | 就眠儀式 | The Lady and the Boy |
3 | 愛の巣 | Love Nest |
4 | 光る指 | Light Finger |
5 | アンドロイドの恋人 | Marriages Are Made in Detroit |
第二部 クライム・アンド・サプライズ | ||
1 | ベッツィが待っている | Fly Home to Betsy |
2 | 勲章のない警官 | Cop Without Medals |
3 | ペントハウスの悲鳴 | A Cry from the Penthouse |
4 | どなたをお望み | The Candidate |
5 | 人相書 | Incognito |
6 | 暗殺指令 | Mission:Murder |
第三部 ファンタスティック・ドリーム | ||
1 | 三つの願いごと | The Wishgiver |
2 | 猫の子 | My Father,The Cat |
3 | 旅する医者 | The Travelling Couch |
4 | 朝帰り | The Anonymous Man |
5 | 置手紙 | Confessions of a Talking Dog |
6 | おもちゃ | The Toy |
第四部 陥穽の1ダース | ||
1 | 最後の微笑 | The Last Smile |
2 | 出世の早道 | A Way to Make It |
3 | 奇病 | Very Rare Disease |
4 | ヴァイオリン・ソロ | Solo for Violin |
5 | 解雇通告 | The Firing Line |
6 | すばらしい媚薬 | The Seacret Formula |
7 | 交通地獄 | The Jam |
8 | 受験日 | Examination Day |
9 | 凱旋パレード | Victory Parade |
10 | その後・・・ | After... |
11 | 遺言 | A Whimper |
12 | おはよう、未来です | Good Morning! This is the Future |
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