密閉病室 THE SELECT |
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読了日 | 2000/03/04 | |
著 者 | F・ポール・ウィルスン F.Paul Wilson |
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訳 者 | 岩瀬孝雄 | |
出版社 | 早川書房 | |
形 態 | 文庫 | |
ページ数 | 538 | |
発行日 | 1998/11/30 | |
ISBN | 4-15-040894-7 |
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業料免除を掲げ、優秀な学生を集める全寮制の人気医科大学イングラム。新入生のクイン・クリアリーは、ある日妙なことに気づく。医療は受ける人の社会的価値で差をつけるべきだ、とクラスメイトが皆同じ考えを持ち始めたのだ。そして、彼女と同じように疑問を抱いたボーイフレンドが、突然姿を消してしまう。
1ヶ月ほど前に読んだ「THE TOUCH(触手)」(23.参照)より前に書かれた作品だ。フィクションとは言え、読んでいて、現実にこのようなことがあったらと考えると、背筋が冷たくなるような感じを受ける。
裕福ではないクインが補欠ながら入れた、学費免除の上、全寮制で恵まれた環境のイングラム医科大学。だが、彼女は周りの学生たちが次第に妙な考え方に染まっていくような気がする。ボーイフレンドに相談するが、彼もまた・・・。そして彼の部屋から盗聴器が発見され、彼が消えた。
ロビン・クックとはまた一味違う医学サスペンス。
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