隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

0625.HEART BEAT(ハートビート)

2005年07月23日 | 青春ミステリー

 

HEARTBEAT(ハートビート)
読 了 日 2005/07/23
著  者 小路幸也
出 版 社 東京創元社
形  態 単行本
ページ数 315
発 行 :日 2005/04/28
ISBN 4-488-01715-0

 

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京創元社からのM.M(メールマガジン)で案内された著者サイン本のネット販売の本書を購入した。僕は主として経済的な理由から新刊本は殆ど買わない。古本でも、最近は100円以外の単行本を買うことはまれだ。
しかし、東京創元社から時々案内される著者のサイン本の中で、これはと思う本は買うことにしている。この著者を知ったのは、「高く遠く空へ歌ううた」(521.参照)のところで書いたが、ネットの掲示板の書き込みだ。こうした書き込みや、紹介で、好きな作家が増えることは嬉しい。
本書の内容は、医師になるためにアメリカ留学をしていた青年が帰国して、10年前に再会を約束していた高校の同級生だった女性を約束の地で待つ、という幕開けで始まるのだが、そこには女性の夫と名乗る男が現われ、「妻は3年前から行方不明だ」という。併行して、幼い子供たちの視点で語られるもう一つの物語が、青年とどういう形で結びつくのか?最後まで惹きつける。そして、・・・・。

タイトルの"ハートビート"は、物語のキーワードでもあり、読み終えた読者の心臓の鼓動も高鳴らせる。

 

 

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