古書店アゼリアの死体 | ||
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読 了 日 | 2004/04/07 | |
著 者 | 若竹七海 | |
出 版 社 | 光文社 | |
形 態 | 文庫 | |
ページ数 | 436 | |
発 行 日 | 2003/09/20 | |
ISBN | 4-334-73546-0 |
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ミステリー通を自認していた時代もあったにもかかわらず、長いことコージー・ミステリーと言うジャンルも意味も知らなかった。
第二次大戦中にミステリーの本場?英国で発祥したものらしいが、平たく言ってしまえばわが国でも最近?いわれっるところの「日常の謎派」と言ったことのようだ。
一応定義らしきものもあって、例えば探偵がその業務を職業としていない人物であるとか、限られた空間―地域社会だとか―での事件を扱うなどと言ったことのようだ。
本書の著者若竹七海氏はそのコージーミステリーを得意としていることで知られているらしく、本書は彼女の描くコージーミステリーの第2弾だそうだ。 僕は著作をいくつか読んできているが、長編となると本書で3冊目(そのほかには短編をいくつか)だから、どういった傾向の作品を得意としているかと言うことになると、それほど理解しているとはいえない。
だが、今まで読んだ短編も含めておおむねそれらしい作品の傾向は見られて、言われてみればそうだな、と納得する。
本書の舞台である葉崎市は架空の都市だが、全国からサーファーが集う湘南海岸沿いの街を連想させる。
古書店アゼリアはそんな街にある、前田紅子と言う老女が経営する、ロマンス小説を専門に扱う古書店だ。
さて、ひょんなことから雑誌編集者の職を失った、相澤真琴は鬱憤を晴らすために、海に向かって「バカヤロー」と叫びたくてこの街を訪れたのだが、彼女が叫ぼうとしたんだ海岸に、なんと死体が流れ着き彼女を驚かすのだった。
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