白い狂気の島 | ||
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読 了 日 | 2003/10/28 | |
著 者 | 川田弥一郎 | |
出 版 社 | 講談社 | |
形 態 | 単行本 | |
ページ数 | 343 | |
発 行 日 | 1993/09/10 | |
ISBN | 4-06-206494-4 |
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者のデビュー作で江戸川乱歩賞を受賞した「白く長い廊下」(122.参照)の続編とも言うべき、医学ミステリー。前作の結末で離島の無医村での医師募集に応じて島に渡った窪島典之医師の後日譚である。
幹根島という離島の無医村で、公務として医療を続ける窪島は、台風の近づいている初秋に八十歳の老人・岩淵元吉の死に立ち会う。
風邪だと思っていた症状が良くならず、昏睡に陥ったまま死亡した。その後間もなく、五十歳の漁師、平波雄一郎が、同じ風邪のような症状を訴えて診察に訪れた。やがて、原因究明のため本土に移送した患者に狂犬病の疑いがかかる。日本には無い筈の狂犬病と闘うはめになる窪島医師だが、以前、事件解明に協力してくれた山岸ちづるが一年半ぶりに島にやって来た。
狂犬病ウイルスは専門家の分析により、タイから持ち込まれたウイルスだと判明するが、どのような経路をたどって島に入ったのか?
「白く長い廊下」で、窪島の協力して事件に立ち向かった山岸ちづるが、再び窪島と共に真相の解明に奔走する。台風の接近で、海路が遮断され、孤立した島に狂犬病の恐怖が漂う中、窪島たちの闘いが続く・・・。
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