隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

0646.まひるの月を追いかけて

2005年09月04日 | 連作短編集
まひるの月を追いかけて
読了日 2005/9/4
著 者 恩田陸
出版社 文藝春秋
形 態 単行本
ページ数 400
発行日 2003/9/15
ISBN 4-16-322170-0

どんなに好きな作者の本でも、中には自分の感性と相性の悪いものもある。言い方を変えれば、理解できないということか?!
この作品は、読み通せば紛れもなく長編なのだが、2001年7月~2002年8月にかけ、オール読物へ6回にわたり発表された短編連作だ。語り手でもある主人公の女性・静(しずか)、その異母兄の渡部研吾と、研吾と別れた恋人君原優佳利の友人・藤島妙子、がストーリーを展開する3人だ。

ある時、静は勤務先のリフレッシュ休暇をとろうとしていた矢先、研吾の恋人・優佳利から奈良への旅行に誘われる。連絡の取れなくなった研吾を探す為に、研吾の予定していたコースを一緒に歩いて欲しいという優佳利の頼みだった。ところが、その旅の途中で・・・・。




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