隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

0716.枯れ蔵

2006年03月29日 | エコロジー
枯れ蔵
読了日 2006/3/29
著 者 永井するみ
出版社 新潮社
形 態 単行本
ページ数 238
発行日 1997/1/20
ISBN 4-10-602748-8

 

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楽天のフリマで本の出品を見ていたら、新潮ミステリー倶楽部賞という文字と一緒に本書の紹介があり、名前だけしか知らなかった著者なので読んでみようかという気になって、 買ってみた。ひとつには、価格が安かったと云うこともあるのだが。それほど期待もせずに読み始めたら、ぐいぐいストーリーに引き込まれた。 米と、それに付く害虫のウンカと、農薬や、有機栽培等々、われわれの主食であるにもかかわらず、従来あまり関心のなかった事柄が興味深く描かれている。 またまたここでも、本の面白さは、読んでみないと分からないものだということを実感。

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食品会社・御堂食品の商品企画部に勤務する陶部映美という女性がメインキャラクターで、彼女たちの企画したエスニック・フードの「ナシゴレン」に富山産の無農薬米を使ったことと、一見無関係なもう一つの事件がストーリーの進展とともに交錯していく様がサスペンスタッチで、描写されて行く。

 


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