隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

1805.用心ぶかい浮気女

2017年12月11日 | リーガル
用心ぶかい浮気女
The Case of The Cautious Coquette
読了日 2017/12/11
著 者 E・S・ガードナー
E.S.Gardner
訳 者 真野明裕
出版社 早川書房
形 態 文庫
ページ数 325
発行日 1982/01/20
ASIN B000J7RRAK

 

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の回の最後に書いたように、12月8日の午後3時ごろから、袖ケ浦自動車教習所において高齢者講習を受けてきた。いろいろ自動車免許更新に関わる、というより交通法規の一部改訂により、高齢者講習の方法も若干変わった。
受講者は男性4人女性2人の男女合わせて6人で、3人ずつの二つのグループに分かれて、机上の講習と運転技能講習に分けて実施された。
僕のグループは先に安全運転のためのビデオ映像による講習が20分程度、その後視力検査が行われた。
3年前の前回に行われた機械による運転技能テストはなくなった。視力検査は通常視力と眩光下視力を測定される。
通常視力の方は円の切れ目の方向を示す方法で、免許更新の時に木更津警察署で行ったのとほぼ同様の方法だったが、僕の視力もその時と同様かあるいはそれ以下だったが、既に僕は更新手続きは終わっているのでよかったが、一緒のグループだった女性も僕同様に視力が弱く、嘆いていたのが気の毒だった。
その通常視力もさることながら、問題は眩光下視力の方だ。

最近僕は夜の運転が怖く感じるほど、夜目が利かなくなっており、検査でも最低の0.1だった。やはり夜の運転は控えるべきだと、つくづく思った次第。

 

 

僕は視力の衰えを何とかしようと、翌9日に視力検査とメガネの処方をしてもらうため、行きつけの眼科を訪れた。検査を担当した医師に、だいぶ落ちていますね、と言われながらも、僕の眼はひどい乱視があって、眼鏡をはずした瞬間は物が斜め上下に二つに見えるという状態が、少しの間続くから、そうした状態の遠近両用のメガネに調節するのは難しいらしい。
僕は3年先の次回の更新時の不安を言うと、医師は「大丈夫ですよ、適正なメガネで補強できます。」というから少しは安心したのだが、加齢による衰えは視力だけでなく、身体のあちこちにその傾向がみられることでの不安は、これからますます増えていくだろうと思うと、元来楽観的な性格の僕もいささか憂鬱になる。

木更津市立図書館でオープンの棚ではなく、書庫から出してもらい、駆り出してきた文庫も3冊目となって終わりだ。楽しい時間は「アッ!」という間に過ぎ去って、嫌なことやろくでもないことはいつまでも続くかのように、時間はゆっくりとしか進まない。
人の感情や思いは、そんな錯覚をさせるほど、環境に左右されやすいものだと、改めて感じさせる。
立て続けに18冊も読み続けてきた「ぺリイ・メイスン・シリーズ」を、ここで一旦休憩しようかどうしようかと迷ったのだが、と言っても実はどこの図書館にも見当たらない、「ビロードの爪」と「幸運な足の娘」を楽天とAmazonですでに買ってしまったのだから、迷ってもいられない。
そこで、本書も急ぎながらも、事件の成り行きと法廷場面を期待しながら、大いに楽しもう。

 

 

ころで、本格的にシリーズ全作を読もうと作品目録をExcelで表にして、どこの図書館にあるかなどという調べたことは前にも書いたが、未読の大半が千葉市中央図書館にあることも検索で知った。
ところが12月9日になって、改めて袖ケ浦市立図書館を検索したところ、以前は僕の検索の仕方が悪かったようで、千葉市中央図書館の蔵書はそっくり袖ケ浦にもあることが、改めて確認されたのだ。
パソコンと出会って30年以上にもなるから、一応検索などと言った常識的なことについては、問題ないと思っていたのが間違いだった。
今一度謙虚にそうした初歩的なことを馬鹿にせず、パソコンと付き合うようにしようと思ったのだ。

しかし、そんな間違いも正してみれば、思わぬ嬉しい結果となって、踊り上がりたいような嬉しさを感じて、これを書いている。今、木更津市立図書館で借りた最後の1冊「氷のような手」を半分ほどまで読んでおり、明日からは君津市立図書館と袖ケ浦市立図書館を、数日ごとに交互に訪れることで、全作読めるというめどが立ったのだ。
このブログを読んでくださる数少ない読者の方には、気の毒だが今しばらく「ぺリイ・メイスン・シリーズ」にお付き合い願いたい。
まあ、ブログの方は本だけでなく、というより無駄話が多いから、それほど辟易するようなこともないと思うが、本についてはまたいつかこのシリーズを読み終わってから、いろいろ国内の作品も読むつもりなので、ご勘弁のほどお願いしておこう。

 

 

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