2016-4-1付のブログでさいたま市立病院の建替計画についてちょっと報告いたしましたが、
更に詳細情報をお知らせします。
このパースが全面建替計画の建物です。
病院の建築面積は9540㎡(2890坪)
延床面積は53605㎡(16244坪)
配置計画は大雑把に言って現在の配置を反転したもの。
現在の駐車場の所に本館10階建、免震構造。
その奥に別館3階建、耐震構造が新築され、病床数は現行の567から70床増えた
637床になる予定です。
また、駐車場は現在の病棟の所に平面駐車場で360台、それを入って左手前奥に立体駐車場が
268台確保され、その動線は長い引込路を設定して駐車車両の混雑に配慮しています。
設計上の外観デザインコンセプトは高機能医療施設としての先進性や地域完給型医療の拠点としての
格調を有するとともに、緑豊かで閑静な周辺環境に調和する端正なデザインにし、安心して暮らせる
さいたま市のシンボルとなるように考えられています。
また、インテリアデザインコンセプトは心理的な不安感を持って来院する患者や家族の心情に配慮し、
あたたかく迎え入れる包容力を持った空間デザインとしています。
そして、色彩計画としてはベースカラーとアクセントカラーのコントラストによりメリハリが出るように
するとの事です。
工事はH29年春頃から着工して、工期は約28ヶ月間。H32年1月頃に開院予定です。
既設病棟を解体して平面駐車場等外構の整備をしてH34年にグランドオープンする予定という
大変長いスケジュールの計画です。
また、医療機能、施設整備のコンセプトとしては
1・市民に望まれる医療機能の充実
2・医師会等と連携した地域医療支援機能の充実、強化
3・災害拠点病院としての機能強化
4・患者の視点からの療養環境の向上
5・安定した医療提供のための人員確保
6・医療従事者に選ばれる職場環境の整備
7・将来に渡る健全経営等を見据えた施設整備
を挙げています。