スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

祖谷美人・渓谷の隠れ宿

2018-05-28 06:19:52 | ホテル・旅館

旅の一泊目にお世話になったのが祖谷の隠れ宿

「祖谷美人(いやびじん)」さん。ここは秘境の地、

渓谷美と湯けむりに癒される隠れ宿だ。

当宿は旅館以外にそば処「祖谷美人」もやっている。

https://iyabijin.jp/

因みにご当地は日本三大秘境の一つだが、他には岐阜県白川郷、

宮崎県の椎葉村がある。まだ行ったことが無いのが椎葉村、

機会があったら是非一度行ってみたいものだ。

平成23年4月1日にオープンした新館ロビー。

囲炉裏のあるあたたかい空間で迎えてくれる。

当館の売りは色々あるが、(1)山肌が創りだす四季絵巻

(2)お客様の時間を大切にしたおもてなし

(3)囲炉裏個室でゆったり、祖谷の滋味を堪能

(4)緑しみじみお部屋で湯けむりの4つだ。

当館の客室は全9室しかなく、各部屋に檜と陶器の露店風呂が

付いていて、大浴場が無い。その内、2室が離れスイートと特別室だ。

予約が取れたのは、天然温泉檜露天風呂の部屋で

ふんわり漂う気の香りと、温かみのある木肌に癒され、

部屋にいながら渓谷の絶景が眺められる造りだ。

洗面所の水には渓谷を流れる「琵琶の滝」の湧水を引いている。

日本三大秘境と言われるのが、納得できる祖谷渓谷。

剣山から溢れる祖谷川が切り込んだ雄大な渓谷は

四季折々の風景が堪能できる。

地元のそばの実と湧水を使った蕎麦処 粗谷美人の店内とテラス。

シンプルな蕎麦を筆頭に炭火で焼く鮎、あめごの塩焼き、

でこまわし(田楽)刺身こんにゃくなど祖谷名物が味わえる。

天気の良い日はこのテラスで美味しい空気を吸いながら食事をすると最高だ。

テラスから張り出し所に、小便小僧ならぬ小便狸を発見。

深い深い谷底に小便をしている光景はすごい迫力を感じだ。 

夕食、朝食は囲炉裏個室に移動、堀コタツでゆっくりと味わえる。

川魚を筆頭に地採れ野菜、自家製豆腐やこんにゃくなど

山里の料理でおもてなしを受ける。囲炉裏を囲み、

郷愁を感じる炭火料理や祖谷の四季を映した料理が心ゆくまで楽しめる。

料理長は、料理のレベル、勢い,力強さから油に乗った年齢ではと感じ、

聞いた所やはり40代の男性との事。さすがの料理であった。

因みに囲炉裏焼は鮎、あめご、でこまわし(そばだんご、石とうふ,こんにゃく)。

地元の食材あめごのお造り、あしらい色々ご覧の様に、

本当に美しいお造りだ。味にくせも無く、さっぱりした中にコクがあった。

季節の和え物の小鉢、包丁さばきの素晴らしさを感じる。

前八寸 季節物5種盛り。素朴な盛り付けだが、そこにセンスがあった。

凌ぎとしてのそば米雑炊、いかにも秘境の中の逸品だ。

揚げ物 野菜の天婦羅。やはり祖谷の野菜を生かした物で

こちら方面ではあまり使っていない素材だ。

物が何なのか聞いてみたかったが分からない。

これも秘境料理の多喜物 牡丹鍋

〆は名物祖谷そば。挽きたて、打ちたて、切りたて、

茹でたてに拘り、太くて短いと言われる祖谷そばを、

のど越しのいい平麺にアレンジした自家製粉の手打ちそば。

そば粉の香り、甘み、粘りが生きた素朴な味わいだ。

水物 季節の果物。 これもイイ感じでしたネー。

日は変わって夕食と同じ部屋での朝食。

これが又素晴らしかった。写真がボケてしまったのが残念だ。

河原でもてなす、祖谷の郷土料理「ひららし焼」ひららとは

平らな石のことで、その上に河原や野菜を乗せ、

まわりをみそで固めて焼く料理でふるまい料理の一つだ。

ところで、囲炉裏の中間に飾られている魚の掘り物は

どんな意味があるのかご存知ですか?

仲居さんから「火の上に水の中で泳ぐ魚がいるということで

火事がおこらない。という意だそうだ。日本ならではの

洒落の世界だがこれはワンクッション入って奥が深いですネ。

朝食の食卓に添えられた3種の薬味。徳島産のすだち七味と

高知産のゆず唐辛子そして蕎麦と胡麻の振り掛け。

この振り掛けが絶妙な味、胡麻と蕎麦のコラボした

相乗効果が口の内に広がる。

試食サービス期間中という表示を見るとおそらく新製品ではないか。

これは買わなくてはと売店で4個買ってしまった。


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