スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

小岩井農場

2017-08-23 05:48:06 | 地元企業

小岩井農場が観光事業を始めて半世紀が経った。キャッチコピーは

「人のちから 自然のちから」だそうだ。来園者数は年間約70万人。入園料は800円。

岩手山南麓に約3000ha(900万坪)の広大な敷地面積を持っている。

これは東京都23区の中央区と港区を合わせた大きさ。

東京ドームで約640個分ある。日本最大の民間総合農場だ。

農場内には本当に様々な施設がある。そしてそれを利用して

沢山のイベントバスツアーが行われている。酪農コース、重要文化財コースの

小岩井農場めぐり。上丸牛舎の重要文化財見学ウォーク。

トラクタートレインの100年杉林道コース、牧草地パノラマコース。

小岩井農場自然散策。小岩井ひつじショー。低温殺菌中入でバターを作ろう。等々

ここは農場レストラン・売店のある山麓館

ここは炭火焼きバーベキューレストラン

ピザ&ジェラートそしてここの名物ソフトクリームが食べられる

軽食コーナー。ソフトクリームはミルク360円、メロン400円、ミックス400円。

ソフトクリームを作っている女性のユニフォームがかわいい。

水上ハムスター、タンデム、バンジートランポリン、アルマジロボール

ふわふわスライダー、ちびっこトレイン、電動クルーザー、

UFOカーなど8つのアクティビティの看板発見。ここは自然に触れながら

屋外で楽しめるイベントが多く用意されちびっ子にはたまらない場所だと思う。

その水上ハムスターボール。4分間500円。ハムスターになって

ボールの中をグルグルと走り回る2歳以上が対象だ。

一方こちらがアルマジロボール。2人で1000円。のびのび広場の丘を

スリリングで笑い溢れる山転がりができる。

園内をのんびりまわってくれるポッポトレイン。有料だったかな。

 確か変なくるまのコーナー。その向こうに牧場館サイロ喫茶店。

本当に広々として気持ちの良いのびのび広場。

木々の向こうからなだらかな丘になっている。

トランポリンの力でスリリングな空中遊泳、連続宙返りが楽しめる

バンジートランポリン。6分間で900円。但し80㎏以下の方(体重制限)こりゃ駄目だ。

片道300円の上丸牛舎ライナーで国の指定重要文化財21棟がある

上丸牛舎見学へ行くことにした。この自動車は自転車より遅い位の

のんびり運転。のった途端、時間の流れが止まったみたいに感じてしまった。

このライナーに乗っている途中、カッコイイスタッフを発見。赤いポロシャツ、

黒いハット、そして溌剌とした若さが素直に素敵と感じた。

いよいよこれから小岩井農場酪農の発祥の地上丸牛舎で

国の重要文化財に指定された牛舎やレンガサイロの他

約300頭の乳牛が暮らすエリアへ。この牛舎ももちろん重要文化財だ。

小岩井農場ははじめて岩手山からの火山灰が堆積した

何もない荒地で、木を一本一本植えることからスタート。

土地改良、適地適木を実施して、持続的な運営管理を成功させ、

基盤整備に数十年を要した。今ではこの様な巨木に成長し

木陰の下で乳牛は涼しんでいる。

これが有名な国指定重要文化財の一号・二号サイロ。

レンガ造の巨大サイロで、日本に現存する最も古いサイロと言われている。

昭和50年代まで使用されていたという。

この農場を経営しているのは、本社は東京丸の内2丁目の三菱ビルにある

小岩井農牧㈱で、設立は昭和13年、2014年売上実績は約50億円だ。

主要株主は、三菱グループ各社。

ここは出産用の牛舎、二号牛舎(重文)小岩井農場の歴史的建造物が

なんと21棟も重要文化財に指定されている。

昭和9年に建設された一号牛舎(重文)。当時最新鋭のスタンチョン式を

取り入れた搾乳牛舎。現在も頭牧場のエリートの乳牛68頭が

収容されている。ここは内も見学できた。

ここは小岩井農場の貴重な記録が展示してある資料館。

ライナーはここで停車下車。降りる時に家畜感染症予防のため、

消毒をする徹底ぶり。

当農場は明治24年、3名の共同創始者で始まった。

園3名は日本鉄道会社副社長の小野義貞。三菱社社長の岩崎弥之助、

鉄道庁長官の井上勝だ。この3人の頭の字を取って

小岩井と名付けられたと言う。これは歴史的秘話だ。

明治36年開催の大5回内国勧業博覧会において小岩井農場は

数々の賞を授与されてその名が全国へ普及していった。

因みにこの審査総長は大鳥圭介だ。

現在、農場の乳牛(ホルスタイン)飼育数は約2000頭強。

生産される生乳はすべて小岩井農場内にある小岩井乳業工場にて

商品化されている。又、和牛(肥育牛)の飼育数は約900頭余。

小岩井農業産和牛として評価が高い。

ランチはジンギスカン食堂の牧場館で。さすが産地直営のハンバーグセット。

ちょっと他の洋食レストランのハンバーグとは味が違って

とてもマイルドで深味のあるハンバーグだった。

この売店では小岩井農場で生産している製品を即売していた。

人気商品は、バター、チーズ等の乳製品はもちろんの事、

チーズケーキ、バターケーキは是非おすすめと言っていた。

尚、小岩井農場の事業は酪農、種鶏、たまご、山林環境緑化事業、

技術研究、観光、農場商品販売と多岐にわたっている。

最後に有名な写真を紹介します。岩手山をバックにきれいな桜を

咲かせる一本桜(エドヒガン)。明治40年代に植えられたと言われている。

ここはしばしばドラマのロケ地になっていて

NHK朝の連ドラ「どんど晴れ」では印象的シーンとしてたびたび登場した。


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