スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

小池百合子都知事ーⅡ

2017-08-05 05:52:18 | レポ

今や日本中でその言動が注目されている

小池百合子東京都知事の講演を聞いて来た。

テーマは「2020年オリンピック・パラリンピックに向けた東京大改革について」

さすが人気政治家の話を聞こうと全国から

1,700人もの経営者が集まった。因みに自民党広報本部長の

時代の小池氏は2013-5-31付ブログで掲載しています。

小池百合子氏は昭和27年7月15日兵庫県芦屋市に生まれた。

甲南女子高校、関西学院大学社会学部中退。

「国連の公用語にアラビア語が加わる」旨の新聞記事をきっかけに

アラビア語通訳を目指してカイロ大学へ留学。

卒業後1988年よりテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」

初代メインキャスターを務め日本女性放送者懇談会賞を受賞した。

1992年政治の世界を目指して日本新党に入党。

「政治を変えるには大きな中古車を修理するのではなく

小さな新車の方がいい」との理由だ。参議院選挙比例区で初当選。

1994年新進党結党に参加、小沢一郎の側近になり、

その後自由党、保守新党を結成、保守クラブを経て

自民党に入党した。2003年小泉内閣で環境大臣。

2005年夏、軽装化キャンペーン「クール・ビズ」の旗振り役を務めた。

2007年、第1次安倍内閣で防衛大臣、2009年谷垣総裁下で

党広報本部長、2010年総務会長。この様な経歴から

「政界の渡り鳥」と言われている。そして2016年無所属で

東京都知事選で圧倒的に勝利。

現在地域政党「都民ファーストの会」を率いて都知事を務めている。

・スピーチはオリンピック・パラリンピックから入った。知事が

子供の時代、東京オリンピックのマラソンでアベベ(エチオピア)の

ことがとても記憶に残っている。2020年も記録と記憶に残る

オリンピックにしたい。特にパラリンピックに重きを置きたい。

・その為には意識改革が必要だと訴えた。

その一つの政策として「時差Biz」の推奨。朝が変われば毎日が変わる。

(GO! Smart Tukin) 時差Bizは働く人にも企業にもメリットがある。

(メリット1) ちょっと満員時間をずらすだけで通勤ラッシュの緩和

(メリット2) 朝・夕の時間を自由に活用して、こころにも暮らしにもゆとりが生まれる。

(メリット3)働く意欲につながって、企業の生産性がアップする。

今年7月11日(火)から7月25日(火)まで鉄道11社、

企業300社が賛同して実施したとか。

これをキッカケにして働き方改革をスローガンに終わらせない。

知事は環境大臣時代「クールビス」を成功させた当事者で

この政策はやり遂げるのではないか。「早起きは三文の徳」

・次に自宅で会議をする「テレワークデー」政策

先日、都庁で管理職以上が実施した。オリンピック期間はテレワークで。

今から始めて3年間で定着させたい。これはロンドンオリンピックのレガシーだ。

ランディングコストもかからない。

都市鉱山からつくる「みんなのメダルプロジェクト」オリンピックでは

約5000個のメダルが必要。家庭などに眠る携帯電話をはじめとした

小型家電等に含まれる金属資源をメダル作製に使うプロジェクトだ。

現在都庁に4万6000個持ち込まれている。オールジャパンで

目標2000万個を設定している。これによって世界に対して

日本のリサイクル社会、エコ運動をPRしたい。とても良いアイディアだと思う。

東京オリンピック・パラリンピックを国民の祝宴として捉え、

もう一度日本が元気になるキッカケにしたいと知事は訴えた。

昨年都庁へ登庁してほぼ1年。データー等で己(東京都)を知ることから始めた。

例えば、ミュシュランガイドは世界一。水道水を飲める都市は

本当に少ない。空気も良いなど。さらに東京に磨きをかけ輝ける都市へ。

(Make Tokyo Great Agin!)

今年秋口までに方向性を示し、都政のスピード感を上げる。

・小池知事の東京大改革の姿勢は基本的に3つ。都民の目線(都民ファースト)

情報公開の徹底(都政の見える化)、そしてワイズスペンディング(賢い支出)。

エビデンスをベースに特区制度などを活用して出生率を日本一にする。

・見えたものを見えない様にするインフラの見えない化。

現在東京都内5%、都内23区7%の無電柱化を進めている。

因みにロンドン、パリ、ベルリンは100%だ。

・女性防災リーダーの育成、女性視点防災を進める。

・そして新しい東京造りとして3つの街づくりを挙げた

① ダイバーシティ

働き方改革(長時間労働の削減、休暇の取得など)を行政は

キメ細かく対応し、多様な人材を積極的に活用していく。

2020年まで5000社程宣言してもらい、有能な人材の発掘、

斬新なアイディアの喚起、社会の多様なニーズへの対応を図って生産性を高めていく。

② スマートシティ

・外資を入り易くし、大手町と兜町を結び日本のウォールストリートにする。

国際金融都市の実現へラストチャンスと考えている。

・LEDの省エネ、水素社会(燃料電池バス、燃料電池自動車など)を

実現し、アジアの都市間競争に勝ち抜いていく。

③ セーフシティ

・その為にECG・・・ E・・・環境 C・・・社会 G・・・企業統治の

投資を普及していく。温故創新で国際観光都市をつくり上げていく。

・若い人の「東京未来ビジョン懇談会」を立ち上げた。

若い人にはとんでもないことを考えろと言っているが、

今の事を考える傾向にある。

・「大義と共感」が大事だ。クールビス普及は小さな共感が集まって大義となった。

会場にはNHK、日テレ、フジなど5台のカメラが設置され、

メディア取材が来ていた。それだけタイミング的に重大発言が出るのでは

という講演会だった。時事通信社の編集部長も国政進出等の

言質を取ろうと質問していたが、「マスコミはシナリオを書きたがる」と

軽くかわし、小池百合子都知事が一枚役者が上の様な結末になった。

 


最新の画像もっと見る