散歩者goo 

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命と時間 雑感

2011年10月18日 00時09分32秒 | エッセイ &余談 ・短感・片言雑事
先日NHKで100歳になった日野原重明医師の、命の授業を特集番組で放送していた。
日野原先生のことはいつも尊敬しつつTVなどで出演されると、いつも見ている。
今回の放送では、先生の言葉に、命は時間だといった意味の言葉があった。
非常に哲学的言葉だ。(先生のオリジナルな発想なのか、有名な哲学者が指摘したのか私は知らないが。)
生命には必ず動きがある。最低限、生と死は状態が違う。少なくとも生きている限り代謝はある。
動きは時間に関係する。動きは時間的な位置の変化なのだ。
そういう意味で、命と時間は切り離せない。
又生あるものは必ず死ぬ。
よく言われるように、産まれた時から、生き物は死に向かっているのだ。
仏教の無常観とも通じる。
しかし、ホスピスでの先生の対応に暗さは無い。(キリスト教と仏教=天国と彼岸又は輪廻転生:の違いか)
だからこそ、今を精一杯生きなければという考えだ。(禅宗にも同様の思想があるようだ。)
先生の生き様はまさに、命=時間を体現しているように見える。





我が植えし
長屋表の
金木犀
香り花散らし
秋の更けゆく

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