Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

明日は第42回大佛次郎賞記念講演会

2016年03月11日 23時17分39秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 横浜では本日の最高気温は13時少し前に記録した6.4℃にしかならなかった。一番寒い時期が今ごろの3月中旬というのも珍しいのではないだろうか。
 組合の会館にて若干の作業を行って帰宅。
 一日中降っているような、しかし傘は必要ない位の細かい雨であった。雨と云うよりも霧雨という表現がしっくりくるようだった。24時までの降水確率は20%、明け方6時までの降水確率は10%で曇りの表示になっているが、降った場合雪の可能性もあるようだ。
 明日は昼間は晴れ間も出るようだが、最高気温は10℃の予報で本日同様寒さが続くとのこと。まだ当分冬物のコートを仕舞うことはできない。

 明日は横浜市開港記念会館で、詩人の金時鐘(キム・シジョン)氏の大佛次郎賞受賞記念の「日本と朝鮮のはざまで」という講演会。入場料500円。
岩波新書「朝鮮と日本に生きる-済州島から猪飼野へー」が受賞作品。

3.11に思うこと

2016年03月11日 18時58分01秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 本日は東日本大震災から5年目。5年前も寒い日であった。私は横浜市内の職場にいたが、その時の体験をはじめとしてこの震災を契機にさまざまなことを学んできたように思う。昨年はこの体験を思い返して総括することが大事ではないか、ということで自分の体験をつづったと思う。今でもその思いは変わらない。自分がその日に何をなし、そしてどのようにこの震災とかかわってきたのか、自分なりに大切にしたいと思う。
 今年もその思いは変わらない。今年も当日この横浜の地で何をし、職場でどう振る舞い、地域や家族とどのような関わりを持ち、会話を積み重ねたか、それらはとても大事なことだと思う。
 例えばもっとひどい揺れだったらどう行動したか、あのような津波の恐れがあったとしたらどうするのがベターなのか、現役で仕事をしていた時と違い退職直前だったこともあり、退職後ならばどのような行動が必要なのか、いろいろと考えをめぐらした。また現地の状況に対して自分ならではのかかわりは何か、新聞やテレビで触れるたびに妻と今でも話をしている。また地域でも話題に極力するようにしている。
 労働組合の退職者会の役員として関われることは何か、自分が提起できるかかわりは何か、それなりに今でも考え続けている。それがどのような成果があったかは、自信をもって表現できるようなものはないが、それはそれで止むを得ないと思う。
 ただひとつ大事なことだと思っていることがある。常に自分があのようなことに遭遇したらどう行動するか、を具体的に考え続けることだと思う。それは地震・津波に限らない。さまざまな自然災害や天災、原発事故だけでなく様々に想定される事故等々、他人に頼るのではなく、どんな場合でも自身で状況を切り開くことを想定しなくてはいけないということは大きな教訓である。
 3.11は今も継続して発生している災害だと思う。福島の原発事故だけでなく、未だにあの災害は収束していない。今も被害を人々に与え続けている。当日以降の被害のかなりの部分は人災という側面もあることを忘れたくはない。
 こんなことを思いながら本日の午後を静かに過ごした。

 そしてこのような日は、静かにこの5年間に思いを巡らすために、フォーレのレクイエムが相応しいように思った。