Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

神戸2日目ー六甲山縦走

2013年03月04日 21時57分51秒 | 山行・旅行・散策
 夕べホテルのベッドにはいる時、ベッドが柔らかすぎるかなとチョット心配になった。それでも熟睡したが、朝目が覚めて伸びをしたときギクッとなった。朝食のため靴を履こうとしたが腰が前に曲がらない。ようよう靴を履いて朝食を食べ終わってみると何とか靴ははけるようになった。
 腰に違和感があるものの、登山を決行することにして、新神戸から神戸布引ロープウエイでハーブ園山頂駅へ。ここから六甲山最高点を通り有馬温泉まで約6時間のコース。
 9時半のロープウエイ運行開始と同時に乗り込み、山頂駅に9時45分着。早速歩き始めた。ハーブ園はまだ開園前であった。
 ほどなく阪神淡路大震災で崩落し今も防護工事をしている個所を通り過ぎたが、崩落の大きさと、垂直の崖にぶら下がって作業をしている作業員の姿を見てあらためて爪痕の凄さに驚いた。同時に作業の困難さも実感した。
 摩耶山を過ぎる辺りまでは急登降が続きなかなかの山道であった。
 お昼過ぎて昼食の予定をしていた六甲山ホテルに着いたが、なんとランチの値段が3800円と4500円??!!驚きあきれてしまった。二の句がつけなかった。
 従業員に聞いても営業している店は無いという。バスの運転手に聞いてようやく300メートル戻ったところの藤原商店で、パンなどを売っていると教えてくれた。二人分のおにぎりと巻き寿司・あんまん・お茶を8l0円でゲット、店内で椅子も使わせてもらい一息着くことができた。助かった。
 2人で9000円以上という話が810円となり感謝である。しかしホテルをもう少し先に3分歩くと昼定食1050円の店があるではないか。さらに先にも800円でカレーライスを提供している店もみつけた。 高山の山小屋のルールを六甲山の縦走路の店に期待すること自体が間違っているのかもしれないが、ハイカーに近辺の店の状況を自覚的に提供しないホテルのあり方には疑問を感ずる。
 実際のところは焦らずとも、携行食に煎餅やビスケットを用意はしていたので、行き倒れることはないのだが、それでも少しあわてた。なお、登山地図や案内書には食事できるところの記載はないのもつらいものがあった。

 さらに先のあずまやでは、北野で昨日購入したチーズケーキも格別の味であった。また六甲有馬ロープウエイの頂上駅近辺のいくつかの店の一つで妻はプリンにありついてご満悦。どうも私には理解できないのだが、ハイキングや登山では女性はこの甘味にはとても執着があるらしい。女性特有ではないといわれればそれまでだが‥。
 疲れがピークになる15時半ころ六甲山最高点に到着。ひろいなだらかな山頂からの眺望は瀬戸内海側も有馬温泉側もすばらしかった。
 1時間15分の下り(魚屋(ととや)道=明治時代まで神戸から有馬まで魚を運んだ道とのこと)で有馬温泉着。この下りは整備され登山道とは思えない歩き易さで楽であった。ここまでで4万歩オーバー。休憩を入れて7時間半、約25キロ超を歩いた。

 本日の市営の「銀の湯」は、昨日のやはり市営の「金の湯」の赤い湯と混雑に比して、炭酸泉の無色透明の湯で、かつ空いていて、ゆったりと浸かることができた。疲れもとれた。50度の低温のサウナも登山帰りにはうれしい。
 有馬温泉で電車に乗る前に「ありまや」という居酒屋でビールとお酒、豆腐とジャコのサラダ、明石の蛸の刺身、ゴボウの唐揚げ、ジャコ飯で打ち上げ。とても美味しいお店であった。
 
 午後からは雨かもしれないという天気予報をくつがえし、好天気。雨男返上できるだろうか。心配は私の腰の状態。幸い今度のベッドは私の家のベッドに近い硬さなので回復を期待したい。
 
 明日の予定は朝食を食べ終わってから考えることとし、早寝としよう。