今朝のしんぶん赤旗には、不破哲三前議長が、東京12区の池内さおり候補の応援に立ったことが報じられています。
不破さんは、1930年生まれですから、87歳になる方です。
私は、私に理論的な指針を教えてくれる方として尊敬している人に、この不破哲三氏と仮説実験授業研究会代表の板倉聖宣氏がおります。
その共通点は3つあります。
2人とも1930年生まれであるということ。
2人とも東大卒であること。しかも2人とも、物理を学んでいます。
私は、板倉さんに、東大時代の不破さんはどんな方でしたかと、聞きますと、「不破君はまじめすぎる男でねえ」と語っていました。
あと1つは、2人とも数えきれないと言っていいほど、沢山の本を出しているということです。
私は、全部とは言いませんが、2人が書いた本は半分以上持っています。そして、今でも、時々、読み返しています。
板倉氏は、今は寝たきりになってしまいました。しかし、病床からも、聞き書きの本を出しています。
不破氏は、元気に選挙応援をしている。うれしいことです。
市民と野党の共闘は「世界に共通する国民運動の原則」
不破氏は、50年にわたる国会論戦を振り返り、外交問題では、「かっての自民党は、日米の核心にかかわる問題でも、国会で事実を持って追及されれば対応を変える余裕があった」と指摘しました。
しかし、今の安倍内閣は、沖縄での軍用機墜落や米軍新基地建設問題でも、「すべてアメリカの言いなりで問答無用の姿勢だ」と告発。北朝鮮問題でも、世界の首脳が対話による解決を求めるなか、安倍首相はトランプ政権の軍事的な選択肢を含めて賛成いていると批判しました。
不破氏は「自民党政治を推進する勢力から日本のの政治を本気で国民の手に取り戻そうというのが、市民と野党の共闘の勢力だ」と強調し、大激動のなかでも全国的規模でも広がりつつあると指摘。
思想信条を超えて団結しナチスドイツとたたかった欧州の歴史も示し、「いろいろな見方・考え方をもつ方々とも心一つにする共闘精神は、世界のすべての国に共通する統一戦線の原則中の原則だ」と強調しました。
そのうえで、安倍独裁政治のもと、この精神をつらぬく日本共産党が躍進することが、市民と野党の共闘を前進させると訴え、「比例では日本共産党へのご支持をお願いしたいと訴えると、聴衆から大きな拍手と歓声が上がりました。