名南将棋大会ブログ 名古屋

名南将棋大会告知や結果のほか、
将棋が強くなるための記事を書きます。
まずは将棋上達法則を見てください。

大山将棋問題集20190718

2019-07-18 | 大山将棋研究

先手番有吉先生の手を考えます。

第1問

 

ここは当然、ではありませんでした。

A 31角成  B 77桂  C 77角

 

第2問

 

ぬるそうで厳しい手でした。

A 42と  B 86歩  C 86香

 

第3問

 

攻め駒が増えます。

A 26角  B 42と  C 95歩

 

第4問

 

きれいに攻めていきます。

A 43銀打  B 45銀  C 44歩

 

 

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大山将棋研究(1315);中飛車に左美濃(有吉道夫)

2019-07-18 | 大山将棋研究

今日の棋譜20190718

昭和43年8月、有吉道夫先生と第9期王位戦第3局です。

大山先生の中飛車です。

有吉先生は位取りを目指したのでしょう、6筋の位を拒否されて

端角でねらいますが31角と守られました。攻め筋としてはいつでも65歩同歩31角成があります。

大山先生の飛は2筋へ。

先手の駒組のほうが自由度があります。有吉先生は左美濃へ。

大山先生は美濃囲いから木村美濃へ(41金を動かしにくい)移行するところで、玉を囲い終えた有吉先生は動いていきます。4筋の歩を交換し

右桂を跳ねて44銀。ここで65歩を決行するわけですが

角を交換せずに77角はなるほどです。53角には35歩で攻めが続きます。

大山先生は55歩から52金。つぶれることはないです。

43金ならおとなしいけれど、35歩は強気です。

銀取りを無視して36歩

桂銀の取り合いでも と金があるから駒得です。後手玉が薄いのですが角を追って

85桂は打ちたくないけれど仕方ないのでしょう。ここで36歩86歩は駒損になるけれどと金が残るので我慢するのはありました。

と金を捨てるのがもったいなくて、角を使いましたが

桂取りは防ぎにくかったのです。

香桂の取り合いで75桂を打たれるのは痛いです。

田楽刺しでも銀をはがされて

飛香交換をして、トータルでは銀銀と飛桂の交換なので少し得です。しかし玉の堅さが大きく違うので先手有利。

桂を渡すと75桂から食いつかれます。

桂を取らせても馬を引き受けて粘ろうというわけですが、駒損なのではっきり不利です。

有吉先生の寄せは52銀から35角。角を使えれば攻め駒は4枚です。飛を取れば簡単なので53桂しかなく

先手玉が堅いので、銀を捨てて寄せに出ました。

金をはがし馬を呼んで

両取り。

飛を取って57桂、まだ長そうですがここで大山先生の投了です。53角成同馬65桂もあるので指すとれば44金の一手、42飛か52飛かわからないですが、先手優勢に違いはありません。

 

位取り拒否は少し欲張っているので、大山先生の駒組に制約が多かったです。有吉先生が指しやすいくらいでしたが、60手目47と同桂64角のあたりで差が出てきました。

有吉先生お得意の、玉を固めて激しく攻める「火の玉流」がさく裂しました。

 

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.41 棋譜ファイル ----
開始日時:1968/08/22
手合割:平手  
先手:有吉道夫8段
後手:大山王位
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 4二銀(31)
7 5六歩(57)
8 5四歩(53)
9 5八金(49)
10 4三銀(42)
11 6八玉(59)
12 5二飛(82)
13 7八玉(68)
14 6二玉(51)
15 9六歩(97)
16 9四歩(93)
17 6六歩(67)
18 6四歩(63)
19 9七角(88)
20 3一角(22)
21 8六角(97)
22 7二玉(62)
23 2五歩(26)
24 2二飛(52)
25 8八玉(78)
26 8二玉(72)
27 7八銀(79)
28 7二銀(71)
29 6七金(58)
30 3三桂(21)
31 3六歩(37)
32 4五歩(44)
33 5七銀(48)
34 6三銀(72)
35 4六歩(47)
36 同 歩(45)
37 同 銀(57)
38 4五歩打
39 5七銀(46)
40 7二金(61)
41 3七桂(29)
42 4四銀(43)
43 6五歩(66)
44 同 歩(64)
45 7七角(86)
46 5五歩(54)
47 同 歩(56)
48 5二金(41)
49 5六銀(57)
50 3五歩(34)
51 5四歩(55)
52 3六歩(35)
53 4四角(77)
54 3七歩成(36)
55 2六飛(28)
56 4三金(52)
57 7七角(44)
58 8五桂打
59 5九角(77)
60 4七と(37)
61 同 銀(56)
62 6四角(31)
63 5六飛(26)
64 5四金(43)
65 3四歩打
66 1九角成(64)
67 3三歩成(34)
68 2一飛(22)
69 7五桂打
70 5五香打
71 6三桂成(75)
72 同 金(72)
73 3二と(33)
74 5六香(55)
75 同 銀(47)
76 7一飛(21)
77 8六香打
78 7四歩(73)
79 8五香(86)
80 7三馬(19)
81 5二銀打
82 5五歩打
83 2六角(59)
84 5三桂打
85 4五銀(56)
86 同 金(54)
87 6三銀成(52)
88 同 馬(73)
89 5四歩打
90 同 馬(63)
91 6二銀打
92 7三飛(71)
93 同 銀(62)
94 同 玉(82)
95 5七桂打
96 投了
まで95手で先手の勝ち

 

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20190718今日の一手(その907);美濃囲いの広さ

2019-07-18 | 今日の一手

20190718今日の一手

 

6月9日の名南将棋大会から、SさんとAさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。

 

 

 

一昨日の一手の回答

☆ 形勢判断をします。

先手の桂歩歩得で と金を作っていますから明らかに駒得です。

玉の堅さは先手のほうが堅いというか遠いです。

先手の攻め駒は72銀73と どちらか1枚を数えて持ち駒飛角と合わせて3枚くらい。

後手の攻め駒は89飛66角と持ち駒銀で3枚。

 

総合すれば先手有利です。

 

☆ 大局観として

先手の劣っているのは攻め駒の数だけ。つまりは4枚の攻めにすればよいだけなので話は簡単です。

問題図をよく見ると得した分の桂2枚(自分の駒と取った駒)は98と85ですから、桂得の部分は割り引いて考えねばなりません。それでも と金があるので得です。つまりは効率のよくない駒得ですが、マイナスにはなっていません。

後手は66角を打ったのですから39銀がとりあえずのねらいです。大丈夫でしょうか?

ゆっくりした展開にして駒得を生かすか、寄せ合いを目指すかという分かれ目です。形勢は良いのでどちらもあり得るでしょう。

 

 

 *今回から結論だけ先に書いてみます。

☆ 簡単なまとめ

平凡に63と

51金引73桂成~62と で後手の金を取りに行って構いません。後手の39銀はかわせばよいです。

 

受けるならば48角

後手を引いている感じですが、受けてから63と で攻めても良いです。

 

 

○ 寄せ合いならば63と が自然です。

飛や角を打ち込むよりも速いです。51金引73桂成までは良いとして、39銀に37玉

この形の美濃囲いは39銀を打たれてもすぐには寄らないです。99飛成62と28香

ちょっと危なくなりましたが、51と同金57金打88角成59角

べたべた駒を打って39銀を取ることができます。桂香を取られても金銀を取れるならば優勢でしょう。

 

48香は後手の工夫です。

59金寄(銀取りが消えた)98竜51と同金82飛

後手から25桂47玉28銀成という攻めはあるのですが、86飛成

後手の攻め駒を取り払えそうです。

 

 

○ 64歩のほうが筋が良いかもしれません。

歩を取ると後手から6筋に歩を垂らされるからという意味で突き捨てることが多いです。ここでは別の意味で、64同歩63と51金引67歩

角を追ってしまうと受けやすいです。99角成73桂成~62と は先手が良いでしょう。39銀を打ってから99角成ならば17角(あるいは84角か75角か57角か)

銀を消すことができます。28香から2枚換えならば先手玉が安定します。

 

ただし後手は64歩を手抜いて99飛成

63歩成51金引62と39銀37玉48香59金寄98竜51と同金

長く進めましたが、単に63と としたのと大きな違いはありません。前は73成桂の形だったので82飛~86飛成ですが、ここでは67歩を打てます。

 

 

○ 常識的には48角が浮けの手筋です。

99角成とされても63と から攻めてしまえば駒得が広がります。48同角成同金寄66角39角

かなり利かされたようですが、99飛成63と51金引73桂成

それでも と金を使った確実な攻めがあります。

 

 

○ 丁寧な受けは39角です。

39同角成同金66角48角

48同角成同金寄66角49金引58銀48角

3回角を合わせましたが、49銀成に66角が利くので受かっています。

 

 

△ 59飛と受けるのもあります。

59同飛成同金引89飛には26角か。

あるいは86角か48角か、悩ましいです。

 

59飛に87飛成というのも考えねばなりません。

これは99香を取らせないという意味で先手の自陣飛車のねらいです。63と51金引73桂成67歩52と68歩成同金48銀

銀で飛を取られるよりは、51と同金48金同角成49金でしょうか。

先手が不利ということはないです。

 

 

△か× 実戦は76飛でした。

これも自陣飛車の受けですが、後で後手陣に成りこむこともできるでしょう。99角成を歓迎するというのは48角などの受けと同じです。

しかし39銀37玉87飛成

ちょっと困りましたが77歩の受けがあります。同角成同飛同竜57角87飛

39金57竜同金同飛成28玉

問題図からは金銀交換、歩を取られ竜を作られて、駒得は薄まりました。それでも互角くらいなのですが後手に強攻されて負けました。寄せ合いの速度では後手のほうが速いです。

 

 

△ 角取りに飛を打つならば86飛とか

67飛のほうが

87飛成を許さないので優ります。39銀37玉99角成には63と51金引84角

(あるいは前に出てきた17角でも良いです。)48香同金寄同銀成同角

67飛が中途半端ではありますが、先手には確実な攻めが残っています。

 

 

☆ まとめ

問題図では39銀と打たれるのが気になるところですが、実はたいしたことはありません。

美濃囲いで46歩36歩までついておくと懐が広くなります。37玉と逃げ出す余地があると美濃囲いは堅い(正確には広い)なあと感じます。毎日並べている大山先生の勝ちパターンですね。さらに26歩も突いてあると27へもかわせます。

ですから平凡に金をはがしに行って問題なしです。

ちょっと怖いと思えば角を打って受けておきます。(先に受けるほうが手堅い原則、駒を打つ方が手堅い原則。)通常は99角成とされるのはまずいのですが、その前に駒得でしたし、と金で金をはがす攻めがあるので構いません。

 

 

 

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