名南将棋大会ブログ 名古屋

名南将棋大会告知や結果のほか、
将棋が強くなるための記事を書きます。
まずは将棋上達法則を見てください。

大山将棋研究(201); 中飛車穴熊に左美濃

2016-06-30 | 大山将棋研究
昭和49年12月、内藤国雄先生と第24期王将戦です。


大山先生の中飛車穴熊、内藤先生は察知して左美濃にしています。

74歩は左美濃にはあまり有効ではないので、ここで突く必然はありません。

内藤先生は3筋から動き

壁角を移動して戦いに備えます。

この歩をついてしまうのは大山先生らしいですが、やはり危険でしょう。

さらに飛車交換とは激しいです。

内藤先生の37角が好位置なので、大山先生は桂を使ってどうにかしようとしますが

内藤先生は手順に68銀と固めて角取りに

角を切って桂取り。玉の堅さが違い過ぎて、内藤先生が優勢です。

あとは玉頭を狙えばよく、この歩は取れません。

金角と寄せて使うのは大山流ですが、歩で乱されて

手順に香が取れました。

大山先生は8筋から勝負に行きます。馬を引いたのが攻防のようですが

桂馬を打たれてやぶ蛇です。

やっと8筋攻撃がまわりましたが

角銀交換でも香で逆襲されました。

内藤先生の金上がりが好手。

と金を払ってもいいような気がしますが、67に逃げられるのです。

大山先生の39飛は形づくりの手で、角を打たせて

金を取って詰まされて終わりです。

いくら大山先生の好きな手でも、穴熊で8筋の歩を突いたり(84歩を手抜いたり)するのは真似をしてはいけない手です。まれに好手になりますが、とがめられるとひどいです。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.23 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:内藤国雄9段
後手:大山十段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 4二銀(31)
7 6八玉(59)
8 5二飛(82)
9 9六歩(97)
10 6二玉(51)
11 5八金(49)
12 7二玉(62)
13 9五歩(96)
14 8二玉(72)
15 7八銀(79)
16 5四歩(53)
17 5六歩(57)
18 9二香(91)
19 7九玉(68)
20 5三銀(42)
21 5七銀(48)
22 9一玉(82)
23 2五歩(26)
24 3三角(22)
25 3六歩(37)
26 7四歩(73)
27 3五歩(36)
28 同 歩(34)
29 3八飛(28)
30 3二飛(52)
31 3五飛(38)
32 8二銀(71)
33 6六歩(67)
34 7一金(61)
35 9七角(88)
36 6二銀(53)
37 8六角(97)
38 1四歩(13)
39 8八玉(79)
40 8四歩(83)
41 6七金(58)
42 8五歩(84)
43 5九角(86)
44 2二角(33)
45 3二飛成(35)
46 同 金(41)
47 3七角(59)
48 3一金(32)
49 7七桂(89)
50 3三桂(21)
51 2四歩(25)
52 同 歩(23)
53 6八銀(57)
54 2五桂(33)
55 8二角成(37)
56 同 玉(91)
57 2六歩打
58 6四角打
59 2五歩(26)
60 1九角成(64)
61 7五歩(76)
62 4一金(31)
63 7四歩(75)
64 3一角(22)
65 3二歩打
66 4二角(31)
67 2一飛打
68 3一歩打
69 同 歩成(32)
70 同 金(41)
71 1一飛成(21)
72 8三香打
73 3二歩打
74 6四馬(19)
75 6五歩(66)
76 7四馬(64)
77 6六桂打
78 7三馬(74)
79 7四香打
80 8六歩(85)
81 同 歩(87)
82 8七歩打
83 同 銀(78)
84 8六香(83)
85 同 銀(87)
86 8七歩打
87 7八玉(88)
88 8六角(42)
89 8五香打
90 9一玉(82)
91 7六金(67)
92 8八歩成(87)
93 6七玉(78)
94 3九飛打
95 7三香成(74)
96 同 銀(62)
97 2八角打
98 6九飛成(39)
99 7三角成(28)
100 同 桂(81)
101 8二銀打
102 同 金(71)
103 3一龍(11)
104 投了
まで103手で先手の勝ち

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大山将棋研究(200); 四間飛車に棒銀

2016-06-29 | 大山将棋研究
棋譜並べも200局になりました。これくらい並べると振り飛車らしい指し方がわかってきた気がします。積み重ねは力になります。

昭和49年11月、中原先生と第13期十段戦第4局です。


大山先生の四間飛車に中原先生は棒銀です。

32金は大山先生らしい指し方です。また袖飛車かと思えば6筋を伸ばしました。

これは角を交換して棒銀に対抗しようということです。

それに対して77角とは。こういう手は長考してひねり出したのでしょうけれど、難しい手ですね。

大山先生から交換しました。

結局33金と上がらせたので、中原先生が1手得です。飛車を6筋に移動したり14歩を手抜いていたりすることもあり、後手陣が立ち遅れている感じです。中原先生は天王山に角を打ちました。

32歩と受けさせて6筋の位を取り返す、これでさらに手得したのです。

大山先生からは角を打ちこみ

馬を作れるわけですが、中原先生は味よく角が収まりました。

大山先生が金を前に出して32の歩を押し出すのはやはり、という順ですが

ここで棒銀を相手にしたのがまずい手です。ただ作戦負けなので他の手は難しいです。せめて12香は指したいですが、そこからどうしたものか。

22飛とまわって銀をぶつけるのは勢いですが、1回27歩とすべきだったか。

端攻めはきつく、取れません。銀を打って桂を取るのではあまり得ではないので苦しいです。

隙をついて29飛と戻すのが好手。歩切れです。

痛そうな手が出ました。

これで中原先生は駒損を回復。

銀を打てば

香を取って馬ができます。

馬を引けば中原先生が優勢、あとは寄せです。とりあえず詰めろ。35銀が質駒なので寄りでしょう。

早逃げしてもこの金が取れず

あとは右から攻めます。

飛車取りは関係なく、銀を攻めて

飛車を取らせて角を打つ。

飛を取って詰めろ。

受けられたらがっちり底歩で守り

と金を使えば終わりです。


棒銀対策で大山先生が65歩と伸ばすのは一理あるかと思ったのですが、それをとがめる中原先生の構想がすばらしく、作戦勝ちになりました。大山先生は馬を作ったものの、65歩と66角の組み合わせが好形で、後手玉を固められません。2,3筋の攻防でポイントを上げられなかったので形勢は好転せず、中原先生が隙をついて飛角を活用して簡単に寄せてしまいました。
中原先生の快勝譜、一度並べてから振り返って、ここからこういう構想が描けるのか、と感心してみてください。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.23 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:中原誠名人
後手:大山十段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 5六歩(57)
8 4二飛(82)
9 6八玉(59)
10 6二玉(51)
11 7八玉(68)
12 7二玉(62)
13 9六歩(97)
14 9四歩(93)
15 6八銀(79)
16 8二玉(72)
17 3六歩(37)
18 4三銀(32)
19 5八金(49)
20 7二銀(71)
21 5七銀(68)
22 1四歩(13)
23 2五歩(26)
24 3三角(22)
25 3七銀(48)
26 3二金(41)
27 2六銀(37)
28 6四歩(63)
29 6八金(69)
30 6五歩(64)
31 3五歩(36)
32 4五歩(44)
33 7七角(88)
34 6二飛(42)
35 3四歩(35)
36 同 銀(43)
37 3八飛(28)
38 7七角成(33)
39 同 桂(89)
40 3三金(32)
41 5五角打
42 3二歩打
43 6六歩(67)
44 同 歩(65)
45 6五歩打
46 4六歩(45)
47 同 歩(47)
48 2七角打
49 3七飛(38)
50 5四角成(27)
51 6六角(55)
52 4四金(33)
53 6七金(58)
54 3三歩(32)
55 3九飛(37)
56 2四歩(23)
57 同 歩(25)
58 2二飛(62)
59 3七桂(29)
60 3五銀(34)
61 同 銀(26)
62 同 金(44)
63 9五歩(96)
64 2八銀打
65 8九飛(39)
66 3七銀(28)
67 9四歩(95)
68 9二歩打
69 2九飛(89)
70 2六銀(37)
71 3四歩打
72 2四飛(22)
73 2二歩打
74 2八歩打
75 3九飛(29)
76 3四金(35)
77 2一歩成(22)
78 3五銀(26)
79 4五銀打
80 4三馬(54)
81 3四銀(45)
82 同 歩(33)
83 1一角成(66)
84 2九歩成(28)
85 5五馬(11)
86 7一玉(82)
87 2五歩打
88 同 飛(24)
89 8二金打
90 6二玉(71)
91 2六歩打
92 同 銀(35)
93 2九飛(39)
94 5四銀打
95 4五香打
96 4四歩打
97 同 馬(55)
98 同 馬(43)
99 同 香(45)
100 4七角打
101 6六桂打
102 6三銀(54)
103 6四歩(65)
104 5二銀(63)
105 4二香成(44)
106 2九角成(47)
107 3六角打
108 3九飛打
109 7二金(82)
110 同 金(61)
111 5一銀打
112 6一玉(62)
113 2五角(36)
114 4一歩打
115 2二飛打
116 4二歩(41)
117 同 銀成(51)
118 5一香打
119 6三歩成(64)
120 同 金(72)
121 6九歩打
122 1九馬(29)
123 3一と(21)
124 投了
まで123手で先手の勝ち


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20160629今日の一手<その347>; 駒損は取り返せる

2016-06-29 | 今日の一手
20160629今日の一手

東海団体リーグから、私とOさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。




一昨日の一手の回答

☆ 形勢判断をします。
先手の3歩損です。持ち歩がないので駒損です。
玉の堅さは本来後手のほうが堅いのですが、端を守るために玉が移動したので薄くなっています。
先手の攻め駒は25角45桂19香で3枚。29飛も角が移動すれば攻め駒になります。
後手の攻め駒は持ち駒角1枚。

総合すればやや先手が有利です。

大局観として

駒損であること以外は先手がよいです。持ち歩がほしいのですが、それでよいかどうか。
後手玉が安定しないうちに攻めを継続したほうが良いでしょう。持ち歩がないので苦労しそうですが、駒損は気にせず(攻め駒の数は注意して)攻めましょう。


× 歩を入手するなら34角ですが43銀で

35歩同銀33歩22金

攻め駒は4枚なのですが、それぞれの連携が悪くて手が続かないのです。


○ 攻めるなら14角同玉18香打です。

角香交換で駒損ですが、角では受けにくいです。42角には15香同角同香同玉37角

一時的に2枚換えにされますが、桂馬を補充できます。14玉19飛24玉12飛成43金右73角成

これは先手優勢。

後手は18香打に早逃げしかありません。

13玉15香22玉12香成31玉22歩

玉が逃げ出しても望みがないので、22同金同成香同玉11香成

取れば23飛成で受けにくそう、24香にも19飛13歩12金32玉21成香

という具合です。

あるいは22歩ではなく24歩

として24同歩同飛23歩14飛13歩

21成香同玉13飛成

これで22角とか22金とか31玉とか、どれでも後で19の香が使えるので攻めきれます。
潜在的に45の桂も後手玉の逃げ道を塞いでいるので働いています。


△ 実戦でKさんは37金でした。これには24歩と受けて

34角には43金右か43銀か、いずれにせよ後手玉の懐が広がっているので受けやすいです。
14角同玉26金

金が攻め駒に加わったということで受けはありませんから逃げます。23玉15金22玉

23歩31玉24金に46角

守りに働いていた金が動いたので角打ちが生じました。これがいかにも好位置です。しばらく進んで

先手が7筋を手抜いて攻めたのですが、玉をどんどん逃げられて攻め足が遅く、私が勝ちました。


× 他には15香同香16歩

24香15歩25香同飛22玉

角香交換は同じでも端が破れないのでここまで。


△ 53桂成同金12歩というのもありそうです。

24歩34角43銀45銀

33桂43角成同金44銀同金11歩成

以下は23銀に26銀・・・と続くのでしょう、やや後手がよいと思います。


他の手も見えますが、14角の一手だと思ったのですが、いかがでしたか?
後手をもって、端攻めに仕方なく玉を前面に出して受けたのですが、角を切られて悪そうだと思っていました。
角香交換は駒損でも、攻め駒の数は減っていません。馬にならない角は受けるには都合がよくないので、かなり手が続きます。攻め合いにならないのでこれで十分指せるのです。後手玉が危険になれば受け駒を捨てて逃げることになるので、駒損は取り返せます。

Kさんは学生タイトルを取ったばかりの強豪です(高校生の頃から名南に来てくれたのですが初めて勝ちました)が、角切りに自信が持てなかったのでしょう、金を繰り出して手厚く攻めたのですが、先手陣に角打ちの隙ができたのが問題で、攻めるだけとはいかなくなりました。

34角は自然な手のようでも、19の香を使わないと攻め駒が足りません。端に目を向けるほうが良いでしょう。

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大山将棋研究(199); 四間飛車穴熊に持久戦

2016-06-28 | 大山将棋研究
昭和49年11月、関根茂先生と第1回棋王戦です。


大山先生の四間飛車穴熊ですが、関根先生は少し変わった手順で、銀冠を急ぎます。

端を詰めたので駒組みが少し遅れていて、それなのに55角と出るのは危険な感じです。

角を追われて

本当は24銀とせずに43金から銀冠にしなければいけないところですが、35歩の交換から(横歩を足らずに)36金と出られるのが自信なかったのでしょう。手堅い受け方ではありますが

大山先生は三間に振り戻して7筋から。

65銀でもよさそうですが

67銀から軽く指すほうが振り飛車らしいです。

互いに少し陣形整備して決戦です。取ってから85飛とぶつけるほうが普通ですが(それは銀が浮くので)

角筋を通して

桂を跳ねて飛車を成る。85桂を取られるのでよくはなさそうです。

銀をさばきたかったからこの順を選んだのだろうと思います。

大山先生は時々26歩を手抜くのですが、さすがにここは利かされでも取るべきでしょう。と金を作ったのですが

ここで歩を受けるのでは駒損。

取られた角で両取りで

催促されると飛車と交換するしかないようです。

その飛を先手で打たれ

うまく攻めたいのですがいい手がみえません。41銀成と使うのでは攻め駒が減ります。

穴熊に手が付きました。

この歩を取ると26桂なので取りにくく

飛と銀の取り合いです。

詰めろがかかり

詰めろを防ぐために飛車を打ってから歩を突きだしたのですが(これは攻防の手)、飛車の位置が悪く敗着となりました。

あっさり王手飛車がかかり

それでも自陣飛車から食いつきます。

うるさそうな攻めですが、後手陣は2枚の角がよく働いていて詰めろにならず。

投了図。

熱戦といえば熱戦ですが、最善の応酬ではありません。ところどころに次善手が入っていて、大山先生のほうにミスが多かったので負けました。
その大元は金銀角の連結が悪いのにさばきに行ったことでしょう。袖飛車で24銀とさせたところまでは作戦勝ちでしょうから、そのあともう少しゆっくり指すほうがいいでしょう。
こういう指し方を見ると、大山先生に穴熊は合っていない組み合わせだと思います。時々息抜きのように目先を変えるために指すのですが、やめたほうがいいのになあ、と思いながら並べています。私たちも歳をとったら穴熊はやめたほうがいいです。


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大山将棋研究(198); 四間飛車穴熊に銀冠

2016-06-27 | 大山将棋研究
昭和49年11月、内藤国雄先生と第1回棋王戦です。


大山先生の四間飛車穴熊で

内藤先生は左美濃から6筋に位を取ります。

軽く突き捨ててから銀を出る。こういうのは陣形がまとまっているからできることです。

銀冠にした後でさらに4筋も歩の交換です。

8筋も突き捨ててから銀を出る、いかにも好調子です。銀冠のほうが金銀がまとまっているので堅いのです。

大山先生は飛車を抑え込みますが

やや苦しいと思って大山先生は83歩と謝らなくてごまかしに行くのですが

64歩を突き捨てて銀を交換すれば

穴熊がバラバラです。苦しいからと大山先生が歩を突きだせば

内藤先生は抑え込みを許さず。歩切れでは角を取れません。

合間に歩の手筋。取りにくいです。

大山先生はその歩を角で取り返すのですが

角を交換して53角は両取り、飛車をいじめます。

大山先生は44角と合わせ、62角と合わせ、急場をしのぎますが

この歩は困りました。

角銀交換というか馬銀交換で内藤先生が優勢です。玉の堅さが違いすぎます。

この角が急所。守りの金を狙います。

と金を作って

あっさり馬を切り

と金が使えました。

投了図。

振り飛車なので左銀が守りから外れやすいから金銀4枚の銀冠のほうが堅くなりやすいです。堅さ負けするようになったらまず穴熊が勝てません。
石田流に組めても素直に5筋4筋の歩を交換させたら居飛車の作戦勝ちです。
苦しくなって我慢しきれなくなって、83歩を打たせてからはどうやってもよくはならないでしょう。
居飛車を持ったらこういう展開が理想、という典型的な例でした。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.23 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:内藤国雄9段
後手:大山十段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 6八玉(59)
8 4二飛(82)
9 5六歩(57)
10 6二玉(51)
11 7八玉(68)
12 7二玉(62)
13 5八金(49)
14 8二玉(72)
15 5七銀(48)
16 4三銀(32)
17 9六歩(97)
18 9二香(91)
19 7七角(88)
20 9一玉(82)
21 8八玉(78)
22 8二銀(71)
23 7八銀(79)
24 7一金(61)
25 6六歩(67)
26 5二金(41)
27 9五歩(96)
28 3五歩(34)
29 2五歩(26)
30 3三角(22)
31 1六歩(17)
32 3二飛(42)
33 6七金(58)
34 1四歩(13)
35 6五歩(66)
36 5四歩(53)
37 2六飛(28)
38 5一角(33)
39 5五歩(56)
40 同 歩(54)
41 6六銀(57)
42 1三香(11)
43 5五銀(66)
44 5四歩打
45 6六銀(55)
46 3四飛(32)
47 8六歩(87)
48 6二金(52)
49 8五歩(86)
50 4二角(51)
51 8七銀(78)
52 4五歩(44)
53 7八金(69)
54 3三桂(21)
55 4六歩(47)
56 同 歩(45)
57 同 飛(26)
58 4五歩打
59 5六飛(46)
60 7二金(62)
61 8四歩(85)
62 同 歩(83)
63 7五銀(66)
64 5五歩(54)
65 同 角(77)
66 5四銀(43)
67 7七角(55)
68 5五歩打
69 6六飛(56)
70 2四歩(23)
71 8四銀(75)
72 4三銀(54)
73 6四歩(65)
74 同 歩(63)
75 8三歩打
76 同 銀(82)
77 同 銀成(84)
78 同 金(72)
79 7五歩(76)
80 8四歩打
81 6八角(77)
82 6五歩(64)
83 7六飛(66)
84 4六歩(45)
85 同 飛(76)
86 4五銀打
87 7六飛(46)
88 4六歩打
89 同 角(68)
90 5六歩(55)
91 4四歩打
92 5四銀(43)
93 6八角(46)
94 5三角(42)
95 7七角(68)
96 4四角(53)
97 同 角(77)
98 同 飛(34)
99 5三角打
100 4一飛(44)
101 5二銀打
102 4四角打
103 同 角成(53)
104 同 飛(41)
105 5三角打
106 6二角打
107 6四角成(53)
108 4三銀(54)
109 6三歩打
110 5二銀(43)
111 6二歩成(63)
112 同 金(71)
113 6五馬(64)
114 7二金(62)
115 5三歩打
116 6三銀(52)
117 6一角打
118 8二玉(91)
119 5二歩成(53)
120 5四銀(45)
121 8三馬(65)
122 同 玉(82)
123 6二と(52)
124 4八飛成(44)
125 6四歩打
126 4四角打
127 7七桂(89)
128 投了
まで127手で先手の勝ち

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20160627今日の一手<その346>; カウンター

2016-06-27 | 今日の一手
20160627今日の一手

東海団体リーグから、Kさんと私の対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。



一昨日の一手の回答

☆ 形勢判断をします。
駒の損得はありません。
玉の堅さは後手のほうが堅いです。
先手の攻め駒は46角と持ち駒桂で2枚。25飛も23歩成は手抜けませんから加えてよく、ほぼ3枚です。
後手の攻め駒は持ち駒桂1枚。

総合すれば互角かやや先手よしです。

大局観として

後手玉のほうが玉の周りに金銀が多いので堅いのですが、24歩の拠点が近くにあり、そんなに堅くありません。ですから先手は攻め駒を増やせばよくなりそうなのです。具体的には36金か56銀ですね。
逆に後手のほうを見れば、攻めるには65歩ですが、46角のにらみが大きいですから飛銀桂をすぐに使えません。玉を31から42に上がったところなのですが、これ以上固めることは難しそうです。ということで、後手から動くのは45歩で、金か銀で取れば33桂の両取り、これに対応しなければいけません。
でも自玉の頭から動くしかないのでは苦しそうです。つまり、序盤は私が大失敗していたのですが、ここではかなり盛り返して作戦勝ちになった、という図なのです。45歩を避けるか、迎え撃ってカウンターを狙うか、大きく分ければ2通りの方針です。


△ 実戦を見てみましょう。23桂と打ちました。

筋が悪いなあと思いつつ、角筋を止めました。45歩の筋を緩和する意味と、端攻めを狙っています。後手から清算するのは損なので、45歩で動くしかありません。45歩に33歩

これで33桂を消すのが狙いの手です。銀で取れば11桂成、玉でも取りにくいし角を取るのもまずいので33同金しかありません。それで45金同銀同銀

と進めればよかったのです。35金は同角同歩34歩で楽勝でした。この図は攻め駒は4枚以上です。

それを強引に14歩と攻めてしまいました。

14同歩に11桂成同銀13歩

これで角の取り合い、やや良いのだと思うのですが、そのあとポカがあって最終盤

どう受けるかわかりますか?




ここで受け間違えました。78金の1手と思ったら66桂同銀同馬

が竜に当たっています。ひもは付いていますが、後手玉が全く寄らなくなります。

正解は78銀です。

これなら66桂がありません。馬を取れますね。(あるいは69銀や金でもなんとか受かっています。)


○ 45歩には33歩がある、であれば88玉と待てばどうか。

普通は後手から75歩が厳しくなるのですが、飛車で取れます。65銀には55銀とかわせばよさそう。攻められそうだと思ってろくに考えませんでしたが、たいしたことがないのなら玉を囲うのが一番良いでしょう。
45歩には28角もないことはないですが、33歩同金45金と取って

45同銀同銀35金

35同角同歩で12角の筋が通るのですが、34歩同金同銀同角35飛

清算すれば88玉の効果で飛車を切る攻めも可能です。実戦のように23桂として角筋を止めなくても対応できていました。


△ 28角はおとなしい手で

これなら45歩はありません。逆に44桂を打てますね。24へ利きが無くなるのは少し悔しいのですが、後手からの手が難しく、43金右くらいでしょうか。66歩か88玉以下駒組みを勧めることになります。


△ 29飛(あるいは28飛)

と引いておけば、33桂の筋は消えます。それでも45歩としてくれば、今度は36銀がないのでどちらでも取れるのですが、45同銀に35歩

は嫌な感じです。でも34桂51玉35角

と返して、45銀同金33銀に23銀

と攻められます。

また、45歩に金で取って

45同銀同銀35歩に34歩

これでも十分です。

つまり飛車を引けば後手から45歩とできない、ということになります。
そこで75歩同歩65桂

66銀や68銀にはには88歩同玉76桂がありますし、88に引く気にもならないでしょう。76銀にはいつでも77歩があるので、45歩で大決戦です。
形勢が悪いとも思いませんが、何とも言えません。


△ 14歩も突きたくなります。

14同歩に13歩は手にならず、でも突き捨ててほかの手でもいいですが、端を攻めるなら15歩同歩同飛

で13歩に23桂61飛11桂成同飛23香

のように攻められればよさそうです。

でも23桂には21桂と投入されて

端を攻めるのはここまで。25飛と戻せば33桂と跳ねる筋が消えていないので45歩を覚悟しなければいけません。また15歩と合わせたところで45歩

もありますね。多分これは対応できるとは思いますが。
また、15歩と合わせて同歩に14歩と垂らしておくのは歩切れで45歩とされて危ないかも。
変化はいろいろあって、良いような悪いような手です。


× 先手から75歩もやりたくなりますが65桂

の時に困ります。76桂の筋があるし、76銀には75歩があるので逆用された感じです。



後手からの45歩の筋、見えましたか?それを迎え撃つ88玉が一番いい手のようです。後手が動かざるを得なくなってきます。後手は88玉のほうが攻めやすいのですが、飛角が目いっぱい受けにも働いているので大丈夫のようです。それで45歩を誘ってカウンターを決める、格好いい勝ち方ですね。

もし45歩が怖ければ、先に28角と引いておけば無難です。

23桂を打ちこむなんて筋はあまり良くないのですが、11香は逃げられないのでまあまあの手でした。端を攻めるから45歩とやってきなさい、と催促したのはいいのですが、33歩まで気が付いていたのなら45の歩を取るべきでした。


自玉が堅いとは言えないので、75歩とか考えてはいけません。88玉と入るだけでも怖いのです。安全確認をしてからです。



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大山将棋研究(197); 位取り三間飛車に左美濃

2016-06-26 | 大山将棋研究
昭和49年11月、中原先生と第13期十段戦第3局です。


大山先生が三間飛車から75歩と伸ばしました。

この歩を突くのは怖い気もするのですが、65歩の反発は見たことがありません。無理なんですかね。まあ大山先生がやるとは思えませんが。

中原先生は7筋の歩を交換して腰掛銀。その昔は二枚銀にしていたのですが、こちらのほうがスマートで、さらに左美濃(天守閣美濃)にするのは現代風です。

小さなことですが、65歩を先にして68飛に73桂とするほうがリズムがいいです。玉の堅さは同等、銀の位置は玉に近い分だけ居飛車がさばきやすく、先に桂馬を使えるのですから中原先生が十分な序盤でしょう。

85歩に同角と応じるのは

1手損しても87歩の形のほうが86飛でさばかれれるのを防いでいます。

44歩と突いておくのが用心深いところで、銀を守りに使えます。65歩では64から歩を打つのもあるでしょう。銀をぶつけられます。

86歩と合わせて88飛に87歩成で飛車交換というのもありそうですが、74歩の味が良いので95歩と待って角を打ち

銀桂を使うために歩を伸ばします。と金の元にもなります。

角を捨てる強打。

角銀交換でもと金ができるし74歩が怖くないという仕掛けでした。

大山先生は黙ってはいられません。玉頭をたたき、取れば22角です。

これで と金の作り合い。

1回62銀と受けましたが角を打てば同じようなものです。

取り合いになりましたが居飛車の金銀の連携がよく

大山先生は馬を引き付けたものの駒損です。

中原先生は桂馬を逃げて駒得確定。駒得になったので51桂としっかり守っています。

大山先生期待の反撃です。

中原先生の格好いい飛車打ちで、銀を上がれば馬を取られます。

馬を引けて一安心ですが

中原先生が飛車を中段で横に使うのは大山先生と対局していて学んだのでしょう、厳しいです。

そろそろ歩を打って手堅く受けておきます。

あとは中原先生の仕上げで、と金を捨てて

17で清算すれば王手金取りが待っています。

大山先生は銀をいっぱい打って守るのですが駒損が広がりました。

攻め駒が4枚になったので減らさないように攻めるだけです。金を打ち込み

銀を打ち込み

桂馬を捨てても

飛車を回って香を取り

33桂の形つくりに詰まして終わりです。


最初から位取り三間飛車を目指す(石田流に組めたらいいなあと思っていたかもしれませんが)のは、本譜のような指し方が発見されてほぼ消えたと思います。この将棋が最初かどうかはわかりませんが、タイトル戦で広まったのでもう出てこないでしょう。この形はご記憶ください。
相手が持久戦だとわかってから76銀~97桂で85歩を取りに行くのは有効ではあるのですが、この形にならないと見極めてからです。
駒がぶつかってからいろいろな指し方があるのですが、それにしても玉の堅さや銀の位置の違いから居飛車がよくなりやすいです。
中原先生のほうをもって並べるとよいです。大山先生に悪手はないのだと思いますが、中原先生がずっとリードを保って寄せきりました。


#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.23 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:大山十段
後手:中原誠名人
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 8四歩(83)
3 7八飛(28)
4 3四歩(33)
5 6六歩(67)
6 8五歩(84)
7 7七角(88)
8 6二銀(71)
9 6八銀(79)
10 4二玉(51)
11 4八玉(59)
12 3二玉(42)
13 3八玉(48)
14 5二金(61)
15 7五歩(76)
16 6四歩(63)
17 6七銀(68)
18 6三銀(62)
19 7六銀(67)
20 7四歩(73)
21 同 歩(75)
22 同 銀(63)
23 7五歩打
24 6三銀(74)
25 5八金(69)
26 9四歩(93)
27 2八玉(38)
28 8四飛(82)
29 3八銀(39)
30 5四銀(63)
31 5六歩(57)
32 1四歩(13)
33 1六歩(17)
34 2四歩(23)
35 4六歩(47)
36 2三玉(32)
37 3六歩(37)
38 3二銀(31)
39 4七金(58)
40 6五歩(64)
41 6八飛(78)
42 7三桂(81)
43 2六歩(27)
44 8六歩(85)
45 同 角(77)
46 6六角(22)
47 7七角(86)
48 4四歩(43)
49 6六角(77)
50 同 歩(65)
51 同 飛(68)
52 6五歩打
53 6八飛(66)
54 9五歩(94)
55 8八飛(68)
56 6六角打
57 7七角打
58 同 角成(66)
59 同 桂(89)
60 6六歩(65)
61 8六歩(87)
62 7九角打
63 7八飛(88)
64 8六飛(84)
65 7九飛(78)
66 7六飛(86)
67 5五歩(56)
68 4三銀(54)
69 2五歩(26)
70 同 歩(24)
71 2四歩打
72 2二玉(23)
73 6四歩打
74 8七歩打
75 7四角打
76 6二銀打
77 4五歩(46)
78 同 歩(44)
79 7二角打
80 8八歩成(87)
81 6三歩成(64)
82 同 銀(62)
83 同 角成(72)
84 7九と(88)
85 4五馬(63)
86 4四歩打
87 5六馬(45)
88 7七飛成(76)
89 6四歩打
90 5一桂打
91 8三角成(74)
92 8五桂(73)
93 3五歩(36)
94 6七歩成(66)
95 3四歩(35)
96 6六と(67)
97 2三銀打
98 3一玉(22)
99 4六馬(56)
100 2六飛打
101 1八玉(28)
102 1五歩(14)
103 2八馬(46)
104 5七と(66)
105 3七金(47)
106 6六飛(26)
107 7四馬(83)
108 3六歩打
109 2七金(37)
110 2六歩(25)
111 同 金(27)
112 2二歩打
113 3二銀成(23)
114 同 金(41)
115 5四歩(55)
116 1六歩(15)
117 1五歩打
118 4八と(57)
119 同 金(49)
120 1七銀打
121 同 桂(29)
122 同 歩成(16)
123 同 馬(28)
124 同 龍(77)
125 同 玉(18)
126 3九角打
127 2八銀打
128 4八角成(39)
129 2七銀打
130 1五香(11)
131 1六歩打
132 3七金打
133 4九歩打
134 3八金(37)
135 同 馬(74)
136 同 馬(48)
137 同 銀(27)
138 3七銀打
139 同 銀(38)
140 同 歩成(36)
141 同 銀(28)
142 2五桂打
143 同 金(26)
144 1六飛(66)
145 2七玉(17)
146 1九飛成(16)
147 3三桂打
148 1七龍(19)
149 3六玉(27)
150 5八角打
151 4六玉(36)
152 4五銀打
153 投了
まで152手で後手の勝ち
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大山将棋研究(196); 石田流穴熊に位取り

2016-06-25 | 大山将棋研究
昭和49年11月、有吉道夫先生と第5回早指し選手権です。


どっちが振るかという出だしは有吉先生が?と驚くのですが、まあ飛車を振ることはなく居飛車を選択。

大山先生は三間飛車から穴熊

さらに石田本組まで組めました。有吉先生は4筋の位取りです。これは振り飛車党の理想なんですか?私にはわからない分野です。

さらに4枚穴熊に。ここで有吉先生は35歩とすべきだと思うのですが

64銀として65歩を突かせようというのはわかるのですが、36歩とされて少し損です。固めにくくなりました。

行きがかり上55銀ですが、この瞬間は角の働きが落ちて動かれてしまいました。

大山先生は単純な飛車交換の筋。これはほとんどうまくいかない筋ですが

89飛82飛の打ちあいは31角成の素抜き筋がありますね。ですから85歩は工夫ですが

大山先生は軽く桂馬をさばき


角取りには

切って打ち込みます。

こういう俗筋は良くないことも多いのですが、後手に攻め駒が増えても問題ない時は構いません。香を取れば駒の損得なしです。

有吉先生は馬を作って頑張るのですが、先手は序盤で玉を固め、後手は中盤で玉を固めるということですから、速度は負けています。

互いに と金を作ることになりました。

その途中で44の銀を動かせば53に と金を移動できるという計算です。

互いに銀をはがして、あれ?金が取れますね。42同金同竜32銀は41金で、金の持ち駒がないから受けられません。

端をこじ開けて

あっという間に寄ってしまいました。


先手三間飛車でそのまま石田本組に組めたので、振り飛車が得をしているんですね。4枚の穴熊に組んで、大山先生がやや指しやすいのですが、有吉先生が銀を53~64~55~64と手数をかけたのに切られて、手数計算でかなり得になっています。大山先生は俗手で攻め、これは相手に駒を渡すだけで普通は得にならないのですが、そのあと固めるしかないのではさらに手得している感じです。もっと長い終盤戦かと思ったらあっという間に寄せてしまいました。
早指しとはいえこういう勝ち方はしてみたいものです。でもあまり並べる価値はないという気もします。仕掛けのあたりだけやり取りを確認しておけばいいでしょう。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.23 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:大山十段
後手:有吉道夫8段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 6六歩(67)
4 5四歩(53)
5 7八銀(79)
6 4二銀(31)
7 6七銀(78)
8 4四歩(43)
9 7五歩(76)
10 4三銀(42)
11 9六歩(97)
12 4二玉(51)
13 7八飛(28)
14 3二玉(42)
15 4八玉(59)
16 6二銀(71)
17 3八玉(48)
18 4五歩(44)
19 2八玉(38)
20 4四角(22)
21 1八香(19)
22 3三桂(21)
23 1九玉(28)
24 8四歩(83)
25 2八銀(39)
26 8五歩(84)
27 7六飛(78)
28 2二玉(32)
29 3九金(49)
30 3二金(41)
31 5九金(69)
32 5二金(61)
33 4九金(59)
34 8四飛(82)
35 9七角(88)
36 1四歩(13)
37 7七桂(89)
38 9四歩(93)
39 5八銀(67)
40 1五歩(14)
41 3八金(49)
42 2四歩(23)
43 4九銀(58)
44 5三銀(62)
45 4八銀(49)
46 6四銀(53)
47 3六歩(37)
48 5五銀(64)
49 7四歩(75)
50 同 歩(73)
51 8六歩(87)
52 同 歩(85)
53 同 飛(76)
54 同 飛(84)
55 同 角(97)
56 8五歩打
57 9七角(86)
58 8九飛打
59 6五桂(77)
60 6四銀(55)
61 8三飛打
62 9九飛成(89)
63 6四角(97)
64 同 歩(63)
65 5三銀打
66 6五歩(64)
67 4四銀成(53)
68 同 銀(43)
69 8一飛成(83)
70 9七角打
71 9一龍(81)
72 5三角成(97)
73 6一龍(91)
74 3一香打
75 8四角打
76 6九龍(99)
77 7三角成(84)
78 4二金(52)
79 7四馬(73)
80 6六歩(65)
81 6四歩打
82 4三馬(53)
83 5一龍(61)
84 7三歩打
85 8五馬(74)
86 8四歩打
87 8六馬(85)
88 6七歩成(66)
89 5六桂打
90 5八と(67)
91 4四桂(56)
92 同 馬(43)
93 6三歩成(64)
94 4八と(58)
95 同 金(39)
96 6三龍(69)
97 4二馬(86)
98 2三銀打
99 1四香打
100 同 銀(23)
101 3二馬(42)
102 同 香(31)
103 1三金打
104 投了
まで103手で先手の勝ち



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20160625今日の一手<その345>; 飛車の位置を変える

2016-06-25 | 今日の一手
20160623今日の一手

東海団体リーグから、私とYさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。




一昨日の一手の回答

☆ 形勢判断をします。
金歩3と銀の交換でやや駒損ですが、終盤なのでこれくらいなら考慮しなくてよいです。
玉の堅さは、一応先手玉は金銀2枚で後手玉は1枚、でも飛車も守りに働いていますから、同じくらいとしておきます。
先手の攻め駒は45飛と持ち駒角銀銀桂で5枚。持ち歩がないので攻めにくいのですが、数は足りています。
後手の攻め駒は持ち駒金銀桂で3枚。現状は少し足りません。

総合すればやや先手よしです。

最終盤なので、何手で詰めろになるかを計算するほうが確実です。
51角~44飛なら詰めろで、現状は3手すきです。
先手玉は86歩~67歩成で詰めろ。これも3手すきです。
手番は先手なので、先手有利です。

大局観として

最終盤なので、寄せの速度計算ができればいいだけなので、大局観は必要ありません。ただ、形として、先手玉は後手の飛角に睨まれているので受けが利きそうになく(3手すきを5手すき以上にする)、寄せきるか攻防の手を指すかしかないでしょう。
後手玉は金は1枚でも飛車の横利きがあるし、持ち駒に金銀があるので、先手からの手がかりの少ない現状では受けが利きそうです。先手の持ち歩がないので小細工が利きにくいというのも利点です。
そういうことまで考えると先手がよさそうでも難しい局面です。


× 実戦で私は56桂としました。

寄せのセオリーで考えて、王手は無効、33の金に迫るのが次だったのですが、うまい手がみえず、角を攻めたということです。先手玉をにらんでいる角なので攻防の意味もあるかと思いました。後手は86歩もあるかもしれませんが、86桂のほうがわかりやすいでしょうか、44桂78桂成同玉67金79銀97玉と進んで

大分進めましたが、要するに先手玉は詰みません。(86桂は詰めろではない。)後手玉が詰みだと互いに思い込んでいました。
ここで77金とすれば先手玉は必至。後手玉は32銀同金同桂成同飛

までは必然で、愛知県(三河?)の方言では「めっそう」(というそうですが)で詰みです。一目詰みなのですが、実は詰みません。42銀と打って、取ってもらえば詰みですが21玉で詰みはなく、42金か42角とすれば同飛同飛成同玉33桂・・・と手は続きますが、少し足りません。

実戦はMさんも詰みだと思ったので43歩と受けて

35飛34歩32歩41玉(取るほうが難しい)52銀

これで詰みです。もっとも私は52同飛に31歩成同玉52桂成のつもりでしたが、31歩成に51玉だったので詰みです。


× 51角と打って、86桂に44飛

とすれば詰めろです。(44飛が先では取りかえされそうです。)しかし78桂成同玉44金が詰めろ逃れの詰めろ。

これは負けでしょう。

78桂成に97玉でも44金で

これも詰めろ逃れの詰めろ。86金から詰みます。


○ 他にうまい寄せの筋がなさそうなのですが、71銀という好手がありました。

相矢倉でたまに出てきます。飛車が攻防に働いているのでどちらか片方にしてくれ、という意味です。
縦に逃げるなら両取りを避けるのは84飛しかないですが、そこで実戦と同じように56桂86桂44桂

と進めば後手玉は詰めろです。これは勝ちでしょう。

後手は56桂に54金と使ってどうか。

44飛同金右同桂

として、桂馬をもらえば(86桂同歩)詰むようです。48飛でも43銀以下詰めろが続きます。なので多分勝ち。

後手は71銀を無視して86桂と迫れば

86同歩同歩82銀不成67歩成79桂

ぎりぎりですが、しのいでいます。

ということで、71銀には横に逃げるしかないということになりますが、一番受けに利きそうな42飛は51銀

を打てるので損でしょう。

他にどこに逃げるかいろいろあるので難しいのですが、92飛は81角

で、54金にも同角成同歩44飛同金53角

と強く迫って勝てそうです。

12飛が最善かもしれません。まだ長くなりそうですが、1回飛車を引いて45桂や56桂を狙うのでしょう、少しよさそうです。


× 83銀でもよさそうですが

堂々と83同飛72角の時に86桂

86同歩同歩83角成に87銀

銀を1枚余計に渡しているので強く攻められます。87同金同歩成67歩成で詰めろなので73馬

で入玉できるかどうか。73同金71飛41角(好手)73飛成78銀86玉84歩

かなり難しいですが、後手の勝ちになりそうです。


△ 後は79桂と受ける手ですが

86桂同歩同歩には71銀しかないのでしょう。

受けきりにできないのです。87銀同桂同歩成同金に78金と捨てて

78同玉67歩成同玉87飛成

まだいろいろありそうですが、攻められている分だけ悪いのでしょう。


66の歩を取り込まれて問題図、ありがたいと思ったのですが、実は難解です。

56桂から44桂が詰めろで無いなんて驚きます。まあしっかり詰ます自信はないのですが、詰まないとは思いませんよね。

持ち歩がないので他の手段が難しいです。歩は攻め駒に数えませんが、持っていないと上から攻めにくいのです。自分の歩が自陣にある(切れていない)ときも同様で、攻めに使える筋は突き捨てたり交換しておくと攻めの効果が高いのです。

それで負けかと思ったら71銀がありました。この筋、中盤では指したことがあるのですが、終盤で指したことがありません。プロの棋譜を見ても、ピンと来なかったのですが、寄せ合いの速度が変わるんですね。ぜひ習得したいです。
理屈としては、一番働いている駒を攻めるわけです。位置を変えれば攻めか守りに働かなくなります。飛車の頭に歩を打つのは頻出しますね。角や銀を71に打って、72飛から取られても手を稼げるから有効、という上級手筋です。
この問題の場合は角打があるので取られませんが、遊びそうで打ちにくいですね。選択候補に入れておきましょう。



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大山将棋研究(195); 四間飛車穴熊に位取り

2016-06-24 | 大山将棋研究
昭和49年11月、二上達也先生と第29期A級順位戦です。


大山先生の四間飛車穴熊に
二上先生は4筋の位取りです。

後手の陣形がきれいですね。ここからは22玉から32金か、玉頭位取り(凸矢倉)や銀冠に組みなおすのがよいです。

大山先生が悠々と9筋を詰めるので、銀を出て75の歩を取りたくなるのはわかります。

でも大山先生はこういう歩損を気にしないんです。角をさばきます。

この歩は一つには71角から26角成の時に35角と合わせるのを防ぐ意味。もう一つは37角ですね。自然な応手は86歩の交換から84飛です。歩切れなので37角には55か73に角を合わせればよいでしょう。

二上先生の角打ちは攻防のように見えるのですが、打つなら55からでした。

37角に55歩と止めるのでは冴えないでしょう。銀をぶつけられて

これで銀交換に。でもその前に88歩はあったと思います。銀を取られても桂香を拾うほうが大きいです。桂を逃げれば75銀としておきます。

75歩から銀交換で87飛が間に合いました。ここでは35歩です。26角なら46歩同歩56歩と角筋が通ります。

78銀から成銀を作るのではあまり効率が良くないです。

大山先生は角交換を迫り

二上先生は馬を作る。

この歩は緩そうですよね。63には金と馬の利きがあります。

ところが空間に角を打てば92の香が受けにくいです。

香を取れば自陣に駒を埋める。少し有利になった時の穴熊の指し方です。

はがされたらまた埋めて

また銀打から歩を受けて、ちっとも局面が進みません。

とうとう大山先生の攻める番です。桂馬を取るのは大きいです。

この中段に飛車をういて横から攻めるのも大山先生の好きな手です。普通は成香を使ったり飛車を成ったりですが、見ているところが違います。

25歩が厳しい筋ですが、あっさり飛車を切ると取り方に困ります。

空間が空いたので桂打ちが痛打。

二上先生は中段玉で粘ろうとしますが

駒を取りながらの攻めは切れません。

攻防の角も金を打てばよく

あとは銀を捨てて

上下で受けがありません。

大山先生の快勝というか二上先生の不出来な将棋です。もう少し良くなりそうな手がいくつもあります。少し有利になった後での穴熊の指し方としては並べる価値があるのですが、少しつまらないです。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.23 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:大山十段
後手:二上達也9段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 8四歩(83)
3 7八銀(79)
4 3四歩(33)
5 6六歩(67)
6 6二銀(71)
7 6八飛(28)
8 5四歩(53)
9 4八玉(59)
10 4二玉(51)
11 3八玉(48)
12 3二玉(42)
13 2八玉(38)
14 1四歩(13)
15 1八香(19)
16 5二金(61)
17 1九玉(28)
18 5三銀(62)
19 2八銀(39)
20 4四歩(43)
21 6七銀(78)
22 4二銀(31)
23 5八金(69)
24 4五歩(44)
25 7五歩(76)
26 8五歩(84)
27 7七角(88)
28 4三銀(42)
29 3九金(49)
30 1五歩(14)
31 4八金(58)
32 4二金(41)
33 9六歩(97)
34 4四角(22)
35 3八金(48)
36 3三桂(21)
37 9五歩(96)
38 6四銀(53)
39 7八飛(68)
40 7五銀(64)
41 6五歩(66)
42 7七角成(44)
43 同 飛(78)
44 7四歩(73)
45 3六歩(37)
46 8六歩(85)
47 同 歩(87)
48 4四角打
49 3七角打
50 5五歩(54)
51 7六銀(67)
52 8六銀(75)
53 6七飛(77)
54 5三金(52)
55 8七歩打
56 7五歩(74)
57 8六歩(87)
58 7六歩(75)
59 8七飛(67)
60 7八銀打
61 8八飛(87)
62 7七歩成(76)
63 同 桂(89)
64 6七銀成(78)
65 8五桂(77)
66 8四飛(82)
67 8七飛(88)
68 7七歩打
69 2六角(37)
70 同 角(44)
71 同 歩(27)
72 4六歩(45)
73 同 歩(47)
74 6九角打
75 9七飛(87)
76 3六角成(69)
77 9四歩(95)
78 同 歩(93)
79 6四歩(65)
80 4七歩打
81 9二歩打
82 同 香(91)
83 6五角打
84 6四飛(84)
85 9二角成(65)
86 5七成銀(67)
87 3七銀打
88 5四馬(36)
89 6五歩打
90 8四飛(64)
91 7七飛(97)
92 4八歩成(47)
93 同 銀(37)
94 同 成銀(57)
95 同 金(39)
96 7五歩打
97 3六歩打
98 同 馬(54)
99 2七銀打
100 5四馬(36)
101 7五飛(77)
102 7三歩打
103 7四歩打
104 6六銀打
105 7九飛(75)
106 5六歩(55)
107 5八歩打
108 7四歩(73)
109 同 馬(92)
110 8二飛(84)
111 7六飛(79)
112 5五銀(66)
113 9四香(99)
114 7五歩打
115 7七飛(76)
116 4六銀(55)
117 4七歩打
118 3五銀(46)
119 7五馬(74)
120 2四歩(23)
121 3六歩打
122 4四銀(35)
123 9七飛(77)
124 7二飛(82)
125 7四歩打
126 3五歩(34)
127 9一香成(94)
128 3六歩(35)
129 8一成香(91)
130 3五銀(44)
131 7三歩成(74)
132 5二飛(72)
133 9四飛(97)
134 2五歩(24)
135 5四飛(94)
136 同 銀(43)
137 3四桂打
138 4三金(42)
139 6一角打
140 2三玉(32)
141 5二角成(61)
142 同 金(53)
143 2二飛打
144 3四玉(23)
145 5二飛成(22)
146 5五角打
147 4六金打
148 同 銀(35)
149 同 歩(47)
150 7九飛打
151 3六銀(27)
152 3五歩打
153 同 銀(36)
154 同 玉(34)
155 3六歩打
156 3四玉(35)
157 3五銀打
158 2三玉(34)
159 3一馬(75)
160 投了
まで159手で先手の勝ち


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