名南将棋大会ブログ 名古屋

名南将棋大会告知や結果のほか、
将棋が強くなるための記事を書きます。
まずは将棋上達法則を見てください。

第222回名南将棋大会(壱)結果速報

2021-10-31 | 名南将棋大会

本日は第222回名南将棋大会(壱)を開催しました。結果速報です。今日も6クラス36人で大入り、ありがたいことですが、これで10回連続偶数の参加人数で、私は出場できず。ひどい確率です。

A級優勝

村山周平さん

B級優勝

渡邊俊幸さん

C級優勝

小林亘さん

安本興生さん

D級優勝

瀧本洋満さん

荒島栄一さん

櫻井秀哉さん

E級優勝

村瀬昭彦さん

F級優勝

坪田和政さん

髙木弘志さん

過去12回分の優勝記録です。

半分にして拡大

昨日今日と大入りだったので(昨日の級の名前を付け直して)M級まで。最多の参加者となったはずです。

参加していただいた皆様ありがとうございました。

優勝された方々はおめでとうございます。

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大山将棋問題集20211031

2021-10-31 | 大山将棋研究

後手番大山先生の手を考えます。

第1問

 

形勢が悪いので正解はないのですが、勝負になるのはこれくらいでしょうか。

A 45桂  B 49銀  C 46歩

 

第2問

これでやっと逆転確定です。

A 48歩  B 95歩  C 88角引成

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大山将棋研究(2156);四間飛車に棒銀(加藤一二三)

2021-10-31 | 大山将棋研究

今日の棋譜20211031

昭和37年1月、加藤一二三先生と第11期王将戦第2局です。

大山先生の四間飛車です。

中央位取りを嫌って54歩を早く突いているので、早囲いのほうが良いのでしょう。

金美濃にして待ちます。加藤先生のほうは57銀左で急戦の構え。

棒銀を選びます。

32金に46歩、先に26銀と出ると45歩から角交換の将棋になるところです。

中飛車にされたら48飛が大切な手です。これを省いて35歩と仕掛けると、45歩や55歩からさばかれてしまいます。

大山先生は右銀を繰り出します。後年のように袖飛車で玉頭をねらう指し方はできませんから仕方ないのでしょうが、薄い玉で攻められているのですから作戦負けでしょう。

加藤先生は34歩同銀38飛43銀を決めてから66銀、中央を受けておきます。

74歩35銀34歩、これで大山先生は1歩損になる(攻められているのに駒損)のでかなり悪いはず。

銀交換して15歩とはねらいがわかりませんが。加藤先生は15同歩でも十分すぎます。

45歩も突いておきたいところでしょうか。45同歩は44銀がありました。41飛の受けに

44歩(これはどちらでも取れない)45銀

35飛44飛65銀、大技で仕留めに行きます。65同銀44角同角32飛成は先手の勝ちでしょう。

42飛33角成同桂64銀同歩と清算してどうするか。後手からは44角があります。43歩同飛44歩と打つのが軽いですが、

53銀43飛44銀打は重い攻め方です。重い攻めは確実ではあるのですが。44銀打で52銀不成としておけば中間くらいだったでしょうか。

34歩38飛41飛43歩、さらに確実な攻め方を選びます。52角を打ちたくなりますけどね。71飛74角成でも十分です。

56銀に52角71飛42歩成、ずいぶん重いけれど確実です。あれ?74角成が銀取りでしたね。馬を作るほうが良かったかも。

46歩32と、この辺りから雲行きが怪しくなってきます。駒得なので48歩と受けたかったですが、49銀の割打ちがあったのか。37飛の受けもあったようななかったような。

47歩成61金、重い攻めが続きます。将棋は一度選択してしまうとその流れから出られなくなることも多いのです。38と71金同金ならば先手の寄せ合い勝ちのようですが、

58と同飛47銀打

18飛57金、大山先生は歩切れなので攻めが重くなるのは仕方のないところでしょうか。でも先手も受ける駒がないので寄せ合いしか選べません。

57同金同銀成71金同金、加藤先生は駒得なのですが、44銀32と は遊んでいます。

41飛56銀成88玉67成銀上、どちらの寄せ合い勝ちでしょうか。後手玉は3手すき、先手玉も3手すきくらいです。手番があるからまだ先手有利でしょうか。

74角成73金63金というのが加藤先生が苦心して見つけた攻め方でしょう。これでも72金打と受けられたら千日手が見えるところなのですが。

66角97玉74金、大山先生は角を手に入れて勝負に出ます。

71飛成93玉74竜、まだどちらの玉も詰めろになっていません。後手の手番なので後手有利でしょうか。玉頭の駒の配置も関係しているので何とも言えないのですが。

84金72竜79角の王手。後手玉は角を渡さなければ詰まない形ですから、後手優勢でしょう。戻って

AIによると、この84金の時に64銀成で先手優勢だと。言われてみればその通りで、後手玉に詰めろがかかりやすいですし、遊んでいた金銀が少し使えます。飛を渡しても大きな影響はありません。

さて72竜としたので79角88金95歩、95同歩には同金で詰めろ。

86金に48歩、もう加藤先生に受けはありません。

詰まされるまで指して終わりです。

 

後年加藤先生は重戦車とも呼ばれる攻めの棋風なのですが、少し重くても確実な攻め方をするからでしょうか。本譜の攻めは重すぎました。棒銀自体はかなりの成功なので、愛用することになります。

 

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.46 棋譜ファイル ----
開始日時:1962/01/26
手合割:平手  
先手:加藤一二三8段
後手:大山王将
手数----指手--
   1 7六歩(77)  
   2 3四歩(33)  
   3 2六歩(27)  
   4 4四歩(43)  
   5 4八銀(39)  
   6 3二銀(31)  
   7 5六歩(57)  
   8 5四歩(53)  
   9 3六歩(37)  
  10 4二飛(82)  
  11 6八玉(59)  
  12 6二玉(51)  
  13 7八玉(68)  
  14 7二玉(62)  
  15 5八金(49)  
  16 6二銀(71)  
  17 6八銀(79)  
  18 3三角(22)  
  19 2五歩(26)  
  20 8二玉(72)  
  21 5七銀(68)  
  22 7二金(61)  
  23 6八金(69)  
  24 1四歩(13)  
  25 9六歩(97)  
  26 9四歩(93)  
  27 1六歩(17)  
  28 4三銀(32)  
  29 3七銀(48)  
  30 3二金(41)  
  31 4六歩(47)  
  32 4一飛(42)  
  33 2六銀(37)  
  34 5一飛(41)  
  35 4八飛(28)  
  36 5三銀(62)  
  37 3五歩(36)  
  38 6四銀(53)  
  39 3四歩(35)  
  40 同 銀(43)  
  41 3八飛(48)  
  42 4三銀(34)  
  43 6六銀(57)  
  44 7四歩(73)  
  45 3五銀(26)  
  46 3四歩打    
  47 同 銀(35)  
  48 同 銀(43)  
  49 同 飛(38)  
  50 1五歩(14)  
  51 4五歩(46)  
  52 4一飛(51)  
  53 4四歩(45)  
  54 4五銀打    
  55 3五飛(34)  
  56 4四飛(41)  
  57 6五銀(66)  
  58 4二飛(44)  
  59 3三角成(88)
  60 同 桂(21)  
  61 6四銀(65)  
  62 同 歩(63)  
  63 5三銀打    
  64 4三飛(42)  
  65 4四銀打    
  66 3四歩打    
  67 3八飛(35)  
  68 4一飛(43)  
  69 4三歩打    
  70 5六銀(45)  
  71 5二角打    
  72 7一飛(41)  
  73 4二歩成(43)
  74 4六歩打    
  75 3二と(42)  
  76 4七歩成(46)
  77 6一金打    
  78 5八と(47)  
  79 同 飛(38)  
  80 4七銀打    
  81 1八飛(58)  
  82 5七金打    
  83 同 金(68)  
  84 同 銀成(56)
  85 7一金(61)  
  86 同 金(72)  
  87 4一飛打    
  88 5六銀成(47)
  89 8八玉(78)  
  90 6七成銀(56)
  91 7四角成(52)
  92 7三金打    
  93 6三金打    
  94 6六角打    
  95 9七玉(88)  
  96 7四金(73)  
  97 7一飛成(41)
  98 9三玉(82)  
  99 7四龍(71)  
 100 8四金打    
 101 7二龍(74)  
 102 7九角打    
 103 8八金打    
 104 9五歩(94)  
 105 8六金打    
 106 4八歩打    
 107 9五歩(96)  
 108 8八角成(66)
 109 9六玉(97)  
 110 6八角成(79)
 111 8一龍(72)  
 112 8六馬(68)  
 113 同 歩(87)  
 114 9五金(84)  
 115 投了        
まで114手で後手の勝ち

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第222回名南将棋大会(弐)結果速報

2021-10-30 | 名南将棋大会

本日は第222回名南将棋大会(弐)を開催しました。結果速報です。7クラス41人で大入りです。

E級優勝

八木正行さん

F級優勝

村瀬昭彦さん

伊藤裕史さん   (2人とも初優勝)

G級優勝

若原達也さん

H級優勝

長谷川智也さん

原田一さん

柿田昌美さん

I級優勝

足立勇司さん

J級優勝

長谷川武志さん

河合孝一さん

木戸博康さん

K級優勝

市川淳さん

木村克司さん

 

優勝された方々、おめでとうございます。

参加された皆様ありがとうございました。

 

明日は壱のほうを開催します。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大山将棋問題集20211030

2021-10-30 | 大山将棋研究

先手番大山先生の手を考えます。

第1問

 

矢倉ではたまに出てくる指し方です。

A  25銀  B 33歩  C 56金

 

第2問

 

両取りに打たれてまずいようですが。

A 72飛  B 63金  C 49香

 

第3問

 

詰めろをかけられましたが、これでしのいでいます。

A 62飛  B 53銀  C 31銀

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大山将棋研究(2155);相矢倉(加藤一二三)

2021-10-30 | 大山将棋研究

今日の棋譜20211030

昭和37年1月、加藤一二三先生と第11期王将戦第1局です。時系列では升田先生との2回目の千日手局の後です。

大山先生の先手で矢倉です。

46歩を突く矢倉にこだわります。

銀矢倉はあきらめて金矢倉にしています。(ならば56歩を突く方がいいのにと思いますが。)加藤先生は73銀、これで先制できるか。

大山先生は中飛車にして

後手の早繰り銀を誘って57角。これで後手からは攻めにくいというわけです。昭和の終わりごろ、灘流の46銀37桂が流行り出して、後手が64歩63銀の形で対抗していた時代を思い出します。

互いに矢倉に入り、大山先生が38飛としたところで加藤先生は53銀。これだと手損なので(先手も1手損ですが)面白くないです。75歩65歩同銀75歩は銀ばさみで後手が悪いから仕方ないのでしょう。と思ってAIに聞いてみると、75歩は成立したと。そこから73桂66歩75角65歩57角成同金65桂は後手十分だそうです。桂損だけれど角銀を持って攻めが続きます。後手玉が堅くて先手の攻める体制ができていないのが大きいのですね。最初の75歩に同歩同銀84銀は73桂~86歩同歩85歩のような攻め筋があるので後手としては十分でしょう。

加藤先生は4手掛けての73角ですし、銀の動きも2手損ですから作戦負けでしょう。

62飛を先にするのは、角筋をなるべく通しておきたいから。現代ではあまり見なくなりましたが、ここから64歩~65歩と1歩交換して待ちます。場合によっては65歩同歩84角~73桂で攻めることもあります。大山先生のほうは36銀型が好形なので、攻める形を選べます。37桂から25桂か45歩と動きたい気がするのですが、

18飛~45歩でした。

45同歩に15歩同歩を入れるのは微妙なところです。まずは45歩を取り返して十分な形。

加藤先生は65歩同歩86歩

86同歩に87歩同玉85歩、形勢が少し思わしくないと思っているのでしょう、指し過ぎな感じでも動いてきます。

十字飛車の動きで

6筋と8筋の歩を切ったのですが、先手が4歩持っていますから後手よしにはなっていません。

大山先生は13歩同香55歩

55同角に56金73角65金、左金を使って後手の攻めをけん制していきます。

加藤先生は85歩同歩16歩、端から逆襲です。

55歩を打たれると17歩成同桂16歩25桂では藪蛇ですから93桂。

大山先生の33歩同金寄25歩は怖いのではないでしょうか。この25歩は桂馬を跳ねて使いたい場所ですし。

67歩同金35銀

同銀同歩同角44金。この場合は44銀よりも44金のほうが良いか。

79角に86歩同銀84歩

84同歩85歩77銀84飛、加藤先生も反撃の形が作れました。

38飛35歩63銀、でも歩切れですし、74銀成も防ぎにくいですから、まだ先手が良さそうです。

17歩成48飛18と。ここも歩切れがたたっています。18歩と打つ歩が無くて、この と金は取られそう。

74銀成同飛同金55角

97角64歩18香、後手の駒損、さらに歩切れが痛いです。

先手に19香をさばかせた(攻め駒に加えさせた)だけです。

14歩に86銀、この攻めも持ち歩があれば厳しいのですが。

86同銀同歩同角85金、両取りを打てて

63金86銀同玉、ちょっと持ち直してはいますが、まだ駒損です。先手の入玉もちらつくので攻めにくいでしょう。

45角68飛65歩、攻めとしてはこれくらいでしょうか。

56歩66歩同金46角、これは持ち歩もできたし、怪しくなったかな。66歩に大山先生は57金と頑張るのでしたか。

98飛57角成67歩、加藤先生の駒損は消えたのですが、53銀を逃げている場合ではないです。

66馬同歩56角

85歩84歩65角、先手の入玉をめぐる争いになりました。

85歩75玉83銀

83同角成同角74銀。微妙なところですが、後で74銀は取られるので74香のほうが良かったのかも。

64金同金同銀同玉46角、加藤先生は1枚損していますからここが勝負です。

55歩同角75玉に74角同玉はあっさりし過ぎたようです。64金84玉74角で1枚取り返しておけば、先手の入玉も怪しかったのですが。ここでは攻め駒が3枚で、

73金65玉67銀の詰めろ、でも薄い詰めろです。

62飛に64歩75玉74歩は打ち歩詰めになるところです。この42歩では63歩の詰めろ継続にしておきたいのですが、後手玉が詰まされそう。先手の持ち駒が豊富なので13銀から詰んでいるのでした。

33歩同玉34歩同玉は大山先生の時間稼ぎだったでしょうか。この銀取りで間に合うかどうかの確認でした。加藤先生は打ち歩詰めを回避できず、駒の補充もありません。

56銀成77銀

65歩74香19角成37歩、これで先手がしのいでいて

29桂は取られましたが、73金を取れば入玉は確実です。

後手の入玉は難しいですし、点数も足りていませんからここまで。

 

作戦勝ちになった大山先生が終始押しているのですが、形勢が近づいたところが何か所かあります。後手の打ち歩詰めで逃れているところが大山先生らしくはあるのですが、どれくらい冷や冷やしていたのでしょうね。見切っていたとも思えませんが。

 

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.46 棋譜ファイル ----
開始日時:1962/01/15
手合割:平手  
先手:大山王将
後手:加藤一二三8段
手数----指手--
   1 7六歩(77)  
   2 8四歩(83)  
   3 6八銀(79)  
   4 3四歩(33)  
   5 7七銀(68)  
   6 6二銀(71)  
   7 4八銀(39)  
   8 4二銀(31)  
   9 2六歩(27)  
  10 3二金(41)  
  11 3六歩(37)  
  12 5四歩(53)  
  13 7八金(69)  
  14 4一玉(51)  
  15 6九玉(59)  
  16 7四歩(73)  
  17 5八金(49)  
  18 3三銀(42)  
  19 4六歩(47)  
  20 3一角(22)  
  21 4七銀(48)  
  22 5二金(61)  
  23 6六歩(67)  
  24 8五歩(84)  
  25 6七金(58)  
  26 7三銀(62)  
  27 5六歩(57)  
  28 4四歩(43)  
  29 5八飛(28)  
  30 6四銀(73)  
  31 7九角(88)  
  32 4三金(52)  
  33 5七角(79)  
  34 4二角(31)  
  35 7九玉(69)  
  36 3一玉(41)  
  37 8八玉(79)  
  38 2二玉(31)  
  39 3八飛(58)  
  40 5三銀(64)  
  41 1六歩(17)  
  42 1四歩(13)  
  43 3五歩(36)  
  44 同 歩(34)  
  45 同 飛(38)  
  46 5一角(42)  
  47 3八飛(35)  
  48 3四歩打    
  49 3六銀(47)  
  50 7三角(51)  
  51 6八角(57)  
  52 9四歩(93)  
  53 9六歩(97)  
  54 6二飛(82)  
  55 1八飛(38)  
  56 6四歩(63)  
  57 4五歩(46)  
  58 同 歩(44)  
  59 1五歩(16)  
  60 同 歩(14)  
  61 4五銀(36)  
  62 6五歩(64)  
  63 同 歩(66)  
  64 8六歩(85)  
  65 同 歩(87)  
  66 8七歩打    
  67 同 玉(88)  
  68 8五歩打    
  69 同 歩(86)  
  70 6五飛(62)  
  71 3六銀(45)  
  72 2四銀(33)  
  73 6六歩打    
  74 8五飛(65)  
  75 8六歩打    
  76 8二飛(85)  
  77 1三歩打    
  78 同 香(11)  
  79 5五歩(56)  
  80 同 角(73)  
  81 5六金(67)  
  82 7三角(55)  
  83 6五金(56)  
  84 8五歩打    
  85 同 歩(86)  
  86 1六歩(15)  
  87 5五歩打    
  88 9三桂(81)  
  89 3三歩打    
  90 同 金(43)  
  91 2五歩(26)  
  92 6七歩打    
  93 同 金(78)  
  94 3五銀(24)  
  95 同 銀(36)  
  96 同 歩(34)  
  97 同 角(68)  
  98 4四金(33)  
  99 7九角(35)  
 100 8六歩打    
 101 同 銀(77)  
 102 8四歩打    
 103 同 歩(85)  
 104 8五歩打    
 105 7七銀(86)  
 106 8四飛(82)  
 107 3八飛(18)  
 108 3五歩打    
 109 6三銀打    
 110 1七歩成(16)
 111 4八飛(38)  
 112 1八と(17)  
 113 7四銀成(63)
 114 同 飛(84)  
 115 同 金(65)  
 116 5五角(73)  
 117 9七角(79)  
 118 6四歩打    
 119 1八香(19)  
 120 同 香成(13)
 121 同 飛(48)  
 122 1一香打    
 123 1四歩打    
 124 8六銀打    
 125 同 銀(77)  
 126 同 歩(85)  
 127 同 角(97)  
 128 8五銀打    
 129 6三金(74)  
 130 8六銀(85)  
 131 同 玉(87)  
 132 4五角打    
 133 6八飛(18)  
 134 6五歩(64)  
 135 5六歩打    
 136 6六歩(65)  
 137 同 金(67)  
 138 4六角(55)  
 139 9八飛(68)  
 140 5七角成(46)
 141 6七歩打    
 142 6六馬(57)  
 143 同 歩(67)  
 144 5六角(45)  
 145 8五歩打    
 146 8四歩打    
 147 6五角打    
 148 8五歩(84)  
 149 7五玉(86)  
 150 8三銀打    
 151 同 角成(65)
 152 同 角(56)  
 153 7四銀打    
 154 6四金打    
 155 同 金(63)  
 156 同 銀(53)  
 157 同 玉(75)  
 158 4六角打    
 159 5五歩打    
 160 同 角(46)  
 161 7五玉(64)  
 162 7四角(83)  
 163 同 玉(75)  
 164 7三金打    
 165 6五玉(74)  
 166 6七銀打    
 167 6二飛打    
 168 4二歩打    
 169 3三歩打    
 170 同 玉(22)  
 171 3四歩打    
 172 同 玉(33)  
 173 4九角打    
 174 6四歩打    
 175 7五玉(65)  
 176 5六銀成(67)
 177 7七銀打    
 178 6五歩(64)  
 179 7四香打    
 180 1九角成(55)
 181 3七歩打    
 182 2九馬(19)  
 183 7三香成(74)
 184 3九馬(29)  
 185 2七角(49)  
 186 6六歩(65)  
 187 7四玉(75)  
 188 6七歩成(66)
 189 5三銀打    
 190 投了        
まで189手で先手の勝ち

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大山将棋問題集20211029

2021-10-29 | 大山将棋研究

後手番大山先生の手を考えます。

第1問

 

機敏に動きます。

A 64銀  B 75歩  C 72飛

 

第2問

 

このまま収めては面白くないです。

A 85歩  B 74銀  C 45歩

 

第3問

 

形勢が良いので、有力な筋が多いです。

A 36角  B 39角  C 47歩成

 

第4問

 

大山先生は指しませんでしたが、先手玉に即詰みがあります。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大山将棋研究(2154);雁木(加藤博二)

2021-10-29 | 大山将棋研究

今日の棋譜 その2

昭和37年1月、加藤博二先生と東京新聞杯、千日手の指し直し局です。翌日指し直しは良いのですが、加藤先生は先手のままです。この棋戦ではまだ名人は後手番だと決まっていて、ならば千日手でも構わないと思ったのでしょうね。

大山先生の振り飛車模様でしたが、先手の68玉が早いからと84歩を突きます。

加藤先生は46歩を突いて

腰掛銀から右四間飛車にするのだと思ったのですが、(飛落ちの右四間飛車定跡はあるので一般的かとおもいますが)

25歩を突いてしまいました。それでも37桂~45歩と攻めるのもある(今でも指される)のですが、78玉の形が弱いか。

66歩を突いて持久戦です。こう指すならば36歩や25歩は保留しておく方が良かったでしょう。

大山先生は雁木から居玉のままに75歩同歩64銀と動きます。

早繰り銀の攻めが決まったかのようでしたが、先手は88銀で耐えているのでしょうか。

飛銀だけですからこれ以上の攻めはなく

銀を引いていくしかないですが、8筋の傷を消されては失敗です。

でも銀冠に組まれる前に45歩が利きます。45同歩77角成は取りかえす駒に困るので、

86歩46歩、これで後手ペースです。1歩得で3歩手持ちにしています。

48飛に42飛、これで陽動四間飛車と言っても良いのですが、作戦勝ち以上です。

加藤先生は46飛とは取りにくいです。33角成同桂35歩、35同歩には53角ということでしょう。でも52飛35角成55歩はまずそうな。

44角だったので34歩同銀は良いとして、66角は変な手です。77桂は55歩でだめ、77金55歩67銀26角もだめそう、なので角を合わせるしかないとしても77角が普通です。同角成同桂55歩同銀47歩成43歩同飛44歩・・・はまだ戦えそうですが。

66同角同金としたのは形が悪いけれど、55歩を同金と取れるからでしたか?でも88歩から

88同玉に36角、やはり4筋は受けきれません。

38飛69角成34飛は勝負手でしょう。先手が良い理屈もないのですが、

47歩成に43歩同飛44歩

42飛に53銀や43銀とは銀を渡すから攻めにくいのです。一度78銀と引いたら87歩を打たれて

79馬88銀

57馬67金引46馬、後手からは57と や35金がありますから、やはり形勢は(玉が堅くなったけれど)先手不利です。

64歩同銀77桂、これがわからなかったのですが、57と には84角があるのですね。でも35金のほうは防げていないです。

大山先生は筋よく85歩同歩86歩同玉84歩、持ち歩が5枚もありましたから、先手玉を直接攻めます。

65歩に構わず85歩同桂84歩、

銀桂を取り合うと64馬もあるので、先手玉は下に逃げていくしかないでしょう。

86歩98玉79金、これはちょっと不安な攻め方で、78金としても詰めろになっていません。だから加藤先生は43銀を打つのが勝負手だったようです。

95角を選んで、41玉63歩成

78金86角の時に、大山先生の64歩は安全策です。

53と ならば82飛が思い通り。単に82飛としているよりも後手玉は安全です。角を取れば詰めろなので

85歩同飛77金、これは88金同玉86飛から即詰みだったようです。詰まさなくても構わないので

89銀87玉56馬の詰めろ。ここで投了です。

 

加藤先生の序盤がパッとしないのですが、当時としては一般的な感覚なのでしょう。駒がぶつかってから勝負するほうが普通でした。大山先生のほうは機敏に動いていて、リードを保ったままに寄せ切りました。

 

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.46 棋譜ファイル ----
開始日時:1962/01/10
手合割:平手  
先手:加藤博二8段
後手:大山名人
手数----指手--
   1 7六歩(77)  
   2 3四歩(33)  
   3 2六歩(27)  
   4 4四歩(43)  
   5 4八銀(39)  
   6 3二銀(31)  
   7 6八玉(59)  
   8 8四歩(83)  
   9 7八玉(68)  
  10 8五歩(84)  
  11 7七角(88)  
  12 5四歩(53)  
  13 4六歩(47)  
  14 6二銀(71)  
  15 4七銀(48)  
  16 5三銀(62)  
  17 5六銀(47)  
  18 4三銀(32)  
  19 2五歩(26)  
  20 3三角(22)  
  21 3六歩(37)  
  22 3二金(41)  
  23 5八金(49)  
  24 7四歩(73)  
  25 6六歩(67)  
  26 7五歩(74)  
  27 同 歩(76)  
  28 6四銀(53)  
  29 6七金(58)  
  30 7五銀(64)  
  31 7六歩打    
  32 8六歩(85)  
  33 8八銀(79)  
  34 8七歩成(86)
  35 同 銀(88)  
  36 8六歩打    
  37 9八銀(87)  
  38 6四銀(75)  
  39 6五歩(66)  
  40 7三銀(64)  
  41 8七歩打    
  42 同 歩成(86)
  43 同 銀(98)  
  44 4五歩(44)  
  45 8六歩打    
  46 4六歩(45)  
  47 4八飛(28)  
  48 4二飛(82)  
  49 3三角成(77)
  50 同 桂(21)  
  51 3五歩(36)  
  52 4四角打    
  53 3四歩(35)  
  54 同 銀(43)  
  55 6六角打    
  56 同 角(44)  
  57 同 金(67)  
  58 8八歩打    
  59 同 玉(78)  
  60 3六角打    
  61 3八飛(48)  
  62 6九角成(36)
  63 3四飛(38)  
  64 4七歩成(46)
  65 4三歩打    
  66 同 飛(42)  
  67 4四歩打    
  68 4二飛(43)  
  69 7八銀(87)  
  70 8七歩打    
  71 同 玉(88)  
  72 7九馬(69)  
  73 8八銀打    
  74 5七馬(79)  
  75 6七金(66)  
  76 4六馬(57)  
  77 6四歩(65)  
  78 同 銀(73)  
  79 7七桂(89)  
  80 8五歩打    
  81 同 歩(86)  
  82 8六歩打    
  83 同 玉(87)  
  84 8四歩打    
  85 6五歩打    
  86 8五歩(84)  
  87 同 桂(77)  
  88 8四歩打    
  89 6四歩(65)  
  90 8五歩(84)  
  91 8七玉(86)  
  92 8六歩(85)  
  93 9八玉(87)  
  94 7九金打    
  95 9五角打    
  96 4一玉(51)  
  97 6三歩成(64)
  98 7八金(79)  
  99 8六角(95)  
 100 6四歩打    
 101 5三と(63)  
 102 8二飛(42)  
 103 8五歩打    
 104 同 飛(82)  
 105 7七金(67)  
 106 8九銀打    
 107 8七玉(98)  
 108 5六馬(46)  
 109 投了        
まで108手で後手の勝ち

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大山将棋研究(2153);四間飛車に持久戦(加藤博二)

2021-10-29 | 大山将棋研究

今日の棋譜20211029

昭和37年1月、加藤博二先生と東京新聞杯です。時系列では昨日並べた升田先生との最初の千日手局の後です。

大山先生の四間飛車です。

加藤先生の57銀が早くて、現代ならば居飛車穴熊ですが、当時ならば中央位取りかと思ったのですが、

36歩を先にしたので中央の位は取れません。ならば右46銀急戦かと思ったのですが、

早囲いにされると46銀32金の形で攻める方法が(当時は)見つかっていなかったでしょう。

なので66歩を突いたら74歩、玉頭位取りにもできないので

(3手で)四手角へ。

22飛におとなしく37角、これで動きにくいです。

大山先生は木村美濃ではなくて高美濃に組み替えて待ちます。

加藤先生のほうも左美濃にできたのですが、47金から68銀、後手のほうが堅いので作戦負けにならないでしょうか。

42飛48飛から22飛28飛42飛48飛という千日手模様になり、

13桂17桂が入って

今度は4筋に飛がにらみ合ったままで手待ちが続きます。

加藤先生も玉を固める気になったようで、

左美濃へ。飛は3筋でにらみ合っています。

ここまで固めたところで

31飛48角32飛59角を繰り返して

千日手に。

 

この年1月は千日手ばかりのようです。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.46 棋譜ファイル ----
開始日時:1962/01/09
手合割:平手  
先手:加藤博二8段
後手:大山名人
手数----指手--
   1 7六歩(77)  
   2 3四歩(33)  
   3 2六歩(27)  
   4 4四歩(43)  
   5 4八銀(39)  
   6 3二銀(31)  
   7 6八玉(59)  
   8 4二飛(82)  
   9 7八玉(68)  
  10 6二玉(51)  
  11 5六歩(57)  
  12 7二玉(62)  
  13 5七銀(48)  
  14 4三銀(32)  
  15 2五歩(26)  
  16 3三角(22)  
  17 3六歩(37)  
  18 5四歩(53)  
  19 5八金(49)  
  20 6二銀(71)  
  21 9六歩(97)  
  22 9四歩(93)  
  23 6八銀(79)  
  24 6四歩(63)  
  25 1六歩(17)  
  26 1四歩(13)  
  27 6六歩(67)  
  28 7四歩(73)  
  29 6七銀(68)  
  30 6三銀(62)  
  31 7七角(88)  
  32 7三桂(81)  
  33 5九角(77)  
  34 5二金(41)  
  35 4六歩(47)  
  36 8四歩(83)  
  37 2六角(59)  
  38 2二飛(42)  
  39 3七角(26)  
  40 8三玉(72)  
  41 8六歩(87)  
  42 7二銀(63)  
  43 7七桂(89)  
  44 6三金(52)  
  45 4七金(58)  
  46 5二銀(43)  
  47 6八銀(57)  
  48 4二飛(22)  
  49 4八飛(28)  
  50 2二飛(42)  
  51 2八飛(48)  
  52 4二飛(22)  
  53 4八飛(28)  
  54 1三桂(21)  
  55 1七桂(29)  
  56 4一飛(42)  
  57 5七金(47)  
  58 5三銀(52)  
  59 4九飛(48)  
  60 5一角(33)  
  61 5九角(37)  
  62 8二玉(83)  
  63 8八玉(78)  
  64 3一飛(41)  
  65 3九飛(49)  
  66 4二銀(53)  
  67 7八銀(67)  
  68 5三銀(42)  
  69 6七銀(68)  
  70 3二飛(31)  
  71 5八金(57)  
  72 3一飛(32)  
  73 4八角(59)  
  74 3二飛(31)  
  75 5九角(48)  
  76 3一飛(32)  
  77 4八角(59)  
  78 3二飛(31)  
  79 5九角(48)  
  80 3一飛(32)  
  81 4八角(59)  
  82 3二飛(31)  
  83 5九角(48)  
  84 千日手      
まで83手で千日手

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大山将棋問題集20211028

2021-10-28 | 大山将棋研究

先手番升田先生の手を考えます。

第1問

 

これが味の良い手で先手が指しやすくなるはずでした。

A 75歩  B 77桂  C 75銀

 

第2問

 

升田先生の苦心の手順です。

A 27桂  B 15桂  C 26香

 

第3問

 

ここからは先手玉が即詰みの手順なのですが難しいです。結果的に後手の詰み逃しで勝ちました。最善の応手は?

A 47同角  B 39玉  C 28玉

 

第4問

 

後手大山先生は55角と間違えました。正しい詰め手順は?

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする