名南将棋大会ブログ 名古屋

名南将棋大会告知や結果のほか、
将棋が強くなるための記事を書きます。
まずは将棋上達法則を見てください。

大山将棋研究(324); 四間飛車に中央位取り

2016-10-31 | 大山将棋研究
昭和51年12月、米長邦雄先生と第29期棋聖戦第1局です。


大山先生の四間飛車に米長先生は中央位取りです。

6筋の歩が交換できれば先手のポイントです。

46歩と突かないで銀が出られるようにするというのは(大山先生はやらないのですが)現代的(というか近代的か)ですがここでは79角がないので方向違い。

結局銀を戻ることになりました。単なる手損だと思うのですが。米長先生は序盤があらいとはいえ、こういうところ勢い重視して右から手を作るかとも思ったのですが、何もなくてごめんなさい、というところ。

左に戻して7筋の歩を交換し

銀を1手で立て直せるので、影響はなかったようです。

米長先生の左翼は部分的にはよい形です。6,7筋に歩がないので手厚くはないのですが、2歩持って攻めやすいです。(相手から75や65に打たれるので受けるにはよくない形)

ここで大山先生の25桂が悪手。意地を張ったのですかね。65同歩と取ってやってこいのほうが良かったです。2筋から動くにしても、24歩からゆっくりしかなかったでしょう。

このタイミングで89飛が絶好。36歩には45銀があるので

大山先生は24飛から17桂不成と捨てて飛車を成りますが

85歩を取れなくて52歩と謝るようではつぶれそうです。金銀4枚で固めているのですが

55桂からくさびが入り

84歩の取り込みも取れません。

それでもこの歩は悩ましいのです。攻めるには飛車で取るのですが、19竜はかなり嫌味です。

米長先生、踏み込みました。

そのあと62成桂で詰めろ。75歩は詰めろ逃れ(74玉を用意)ですが85銀で変わらず

投了図。

大山先生の指し手がおとなしくて、組み上がりは米長先生の作戦勝ちです。金銀4枚に角で固めていても、飛角桂桂で歩が利いては受けきれませんでした。飛車を見切ったのが鮮やかな寄せです。位取りから飛車の転回と、居飛車の理想的な将棋でした。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.23 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:米長邦雄8段
後手:大山棋聖
手数----指手--
1 2六歩(27)
2 3四歩(33)
3 7六歩(77)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 6八玉(59)
8 4二飛(82)
9 7八玉(68)
10 6二玉(51)
11 9六歩(97)
12 9四歩(93)
13 5六歩(57)
14 7二銀(71)
15 5七銀(48)
16 7一玉(62)
17 6八銀(79)
18 5二金(41)
19 5五歩(56)
20 4三銀(32)
21 2五歩(26)
22 3三角(22)
23 5六銀(57)
24 6四歩(63)
25 6六歩(67)
26 6三金(52)
27 6五歩(66)
28 同 歩(64)
29 同 銀(56)
30 6四歩打
31 5六銀(65)
32 7四歩(73)
33 5八金(49)
34 3五歩(34)
35 5七銀(68)
36 3二飛(42)
37 1六歩(17)
38 1四歩(13)
39 6八金(69)
40 8二玉(71)
41 6七金(58)
42 8四歩(83)
43 4六銀(57)
44 5一角(33)
45 2六飛(28)
46 1三香(11)
47 5七銀(46)
48 3四飛(32)
49 6六銀(57)
50 3三桂(21)
51 7五歩(76)
52 同 歩(74)
53 同 銀(66)
54 7四歩打
55 6六銀(75)
56 5二銀(43)
57 6五歩打
58 同 歩(64)
59 同 銀(66)
60 6四歩打
61 7六銀(65)
62 4五歩(44)
63 8六歩(87)
64 6二角(51)
65 2八飛(26)
66 7三角(62)
67 2六飛(28)
68 6二角(73)
69 2八飛(26)
70 7三金(63)
71 6六角(88)
72 6三銀(52)
73 7七桂(89)
74 8三銀(72)
75 3八飛(28)
76 7二金(61)
77 3九飛(38)
78 5四歩(53)
79 同 歩(55)
80 同 銀(63)
81 5五歩打
82 6三銀(54)
83 6五歩打
84 2五桂(33)
85 8九飛(39)
86 2四飛(34)
87 5四歩(55)
88 1七桂(25)
89 同 桂(29)
90 2八飛成(24)
91 8五歩(86)
92 5二歩打
93 5五桂打
94 5四銀(63)
95 6四歩(65)
96 同 金(73)
97 6三歩打
98 5三角(62)
99 8四歩(85)
100 9二銀(83)
101 6五桂(77)
102 8八歩打
103 5三桂成(65)
104 8九歩成(88)
105 6二成桂(53)
106 7五歩(74)
107 8五銀(76)
108 7九と(89)
109 7七玉(78)
110 7八飛打
111 8六玉(77)
112 6二金(72)
113 同 歩成(63)
114 7四桂打
115 9七玉(86)
116 投了
まで115手で先手の勝ち
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20161031今日の一手<その409>; 4枚で攻める

2016-10-31 | 今日の一手
20161031今日の一手

10月8日の名南将棋大会から、IさんとFさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。



一昨日の一手の回答
序盤から見ておきます。

角換わり相早繰り銀の先後同型です。これは先手有利とされています。後手は64銀ではなく73銀のまま95歩などで待つべきなのです。
35歩同歩同銀に86歩同歩85歩

はよくある反撃の手筋ですが、24歩同歩同銀同銀同飛23歩28飛86歩83歩同飛84歩同飛66角

長いけれど一本道で両取りが決まります。(この筋を避けるために73銀で待つ。また42玉の形で55角の返し技があるけれど、33歩を入れて飛車の取り合いがクロスカウンターという定跡も。)82飛11角成87歩成同金同飛成88香

として先手優勢。(先手が68玉の形は78金があるけれど)というのが昔流行った定跡です。大ベテランMさんはご存知でしょうが、なにかうっかりしたのでしょう。

途中で気が付いて87歩成ではなく55角

として、55同角同銀88歩

歩2枚と香の交換でこれならまだいい勝負です。

88歩はおとなしい指し方ですが歩切れなので、86銀同飛88香76飛77歩

として、75飛には84角、36飛には45角でよさを求めたかった気がします。88香は後で81香成とできます。

さて、問題図は終盤です。

☆ 形勢判断をします。
先手の香得です。終盤ですから重視しません。
玉の堅さは左金の位置の違いでやや先手のほうが堅いです。
先手の攻め駒は28飛53銀35香と持ち駒角で4枚。十分です。
後手の攻め駒は82飛と24角は(今は)数えにくく、45桂と持ち駒銀で2枚。

総合すれば先手有利あるいは優勢です。

☆ 大局観として

小さな差ですが、3つの要素すべてで上回っています。ですから受けるよりは攻めるほうが良いでしょう。攻め駒を減らさないように注意して後手玉に迫ります。
後手に角を打たれたところで、受けとしてはなかなか良さそうな手ですね。半面質駒になりますし、悪い手にできそうな感じです。

寄せのセオリーとしては小さな駒を使うのですが、53銀や35香を移動してもつまらない、この位置のまま働いています。持ち駒の歩、角、あとは28飛を使うという順番です。


× 持ち歩を攻めに使うところがなさそうなので持ち駒の角をつかうところから考えてみます。実戦は33角でした。

一番厳しい手、王手です。33同角同香成同金34歩32金33角

香を失って攻め駒が減りました。金で取ってもらえば と金ができるのでよいのですが、41玉15角成24角同馬同歩33角35角24角成同角同飛23香

とややこしい手順ですが飛車を出て殺されました。以下は33歩成から取り合いですが、後手玉を逃がしているので寄せにくく、先手の負けになりました。
どこかで33角を金で取ってもらえればよいのですが、強制できませんでした。であれば攻め駒が3枚ですから戦力不足に陥ります。


△ 15角

と打つことはできますが、15同角同歩24角で状況はほぼ変わりません。後手は24角と打たないかもしれません。


× 34角は

少し急所からずれています。35角に23角成も53角

とされて、22馬はあるものの飛車先を止められます。後手玉が安定したので先手の敗勢。

35角に43角成は48歩

が味の良い手です。後手の攻めが速くなりますし、先手の攻め駒3枚で、やはり負けそうです。


× 31角は53銀にひもを付けています。

35角36歩57角成52歩

57の歩を取らせて歩を打てるようになりました。でも52同金同銀成同玉53金61玉

では戦力不足。

53金ではなく22馬としても56香

くらいで負けそうです。


○ ということで、35の香を取られては攻め駒が減るのでいけないのです。香を逃げるよりは36歩

のほうが良さそうですね。57桂成にも31角が厳しく、41銀と受けても25歩

で角が殺せます。42角に同銀成同飛(22金を守る)同角成同銀84角

寄せは遠のきましたが、駒得でゆっくり指せます。

後手は57桂成では届かないので、42銀(または52銀)

と受けるのが粘りのある手です。25歩がありますが、35角42銀成同玉35歩57桂成


あるいは25歩に53銀24歩同歩31角44銀上

どちらも先手が良さそうですが、まだ難しいです。


○ もっと厳しい手は24飛で

大きな駒を渡すのですが、24同歩31角57桂不成(69飛のねらい)に84角

が見えていればよいでしょう。57桂不成以外の手には33角や42角打が厳しいです。

では84角ではなく攻め合ったらどうか。42角打41玉22角成です。

角を渡せば先手玉は詰みそうですが、42飛には31馬なので無効、69飛から追いかけられても先手玉は詰まず、どうやら先手の勝ちのようです。



先手は4枚の攻め駒ですが、35香を失うと攻めが切れてしまいそうです。なので角打ちはいろいろありますが、どれもうまくいきません。

一度36歩と我慢して、57桂成に31角なら厳しい寄せになります。
36歩に42銀または52銀と受けられると、まだまだ難しいです。

先手の攻め駒は4枚ですが、28飛は23飛成と成れるくらいでないと(後手玉は51ですから)寄せに働いたということにはなりません。であれば角を取って攻めるというのが最強の手順です。35香を守ったことにもなります。
飛車を渡すと57桂不成が怖いのですが、王手で抜く手順か、駒を渡さないで詰めろをかけられれば勝ちです。それが31角から84角あるいは42角打という順です。

せっかく攻め駒4枚だったのですから、4枚をキープして攻めたいのです。香1本でも失うと攻めが切れてしまいます。激しい手を考えているとついやりがちなミスです。気をつけましょう。

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大山将棋研究(323); 中飛車穴熊に棒銀

2016-10-30 | 大山将棋研究
昭和51年12月、加藤一二三先生と第26期王将戦千日手の指し直しです。


大山先生の中飛車穴熊。急戦を見せられているのですが気にしませんね。

46歩に22飛と備えたので(大山先生ならいつもは32金なのですが、加藤流袖飛車を警戒したか)

加藤先生は棒銀に。これで後手の飛車は22経由で32にくるので1手損です。

1手得したのでどんどん攻めます。33歩同飛44角なんてゆっくりした手は指しません。

飛車交換したら銀を使い

角と交換できます。これで十分指せているようですが

銀桂香と角の3枚換えですから駒損です。

大山先生は84香が先手で入ったのが大きく(95桂があるので96歩が必要)

銀を入れて守ります。これで後手玉が堅くなったので後手十分なのですが、加藤先生は52角成で勝負だったか。

加藤先生は44角で34金を誘って52角成。

角2枚と金銀の交換ですが、43角が攻防になり

87の地点に殺到されます。ここは88香と守るべきか。

軽く86歩は手筋でも角を打ちこまれて危ないです。

後手の攻め駒が4枚はあるので切れません。詰めろが消えれば勝負になりますが

ここは先手玉は詰めろではないはず。でも72角には71銀か金で、角を渡したら危ないのでしょう。

投了図。


振り飛車穴熊に急戦というのは評価が分かれるところで、私は急戦でも十分させると思っています。本局では後手が手損していることもあり、居飛車が十分指せるはずですが、3枚換えのところでは振り飛車やや有利です。ほかの手段のほうが良かったということにはなるのですが、結論を出すのは難しいです。
加藤先生としては44角34金の交換は、遊んでいる金を相手にするので失敗です。すぐに52角成で指せそうに見えます。
そのあと86歩が危なかったのだと思います。

検討しがいのある将棋です。好きなほうをもって検討してみましょう。寄せの力がつきそうです。


#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.23 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:加藤一二三9段
後手:大山棋聖
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 5六歩(57)
8 4三銀(32)
9 6八玉(59)
10 5二飛(82)
11 7八玉(68)
12 6二玉(51)
13 5八金(49)
14 7二玉(62)
15 3六歩(37)
16 8二玉(72)
17 6八銀(79)
18 9二香(91)
19 2五歩(26)
20 3三角(22)
21 4六歩(47)
22 2二飛(52)
23 3七銀(48)
24 9一玉(82)
25 2六銀(37)
26 8二銀(71)
27 3五歩(36)
28 3二飛(22)
29 3四歩(35)
30 同 銀(43)
31 3八飛(28)
32 2二角(33)
33 4五歩(46)
34 同 銀(34)
35 3二飛成(38)
36 同 金(41)
37 2四歩(25)
38 同 歩(23)
39 3五銀(26)
40 3九飛打
41 2三歩打
42 同 金(32)
43 4三飛打
44 3三角(22)
45 4四銀(35)
46 4二歩打
47 5三飛成(43)
48 2九飛成(39)
49 3三銀成(44)
50 同 桂(21)
51 4二龍(53)
52 1九龍(29)
53 4九歩打
54 8四香打
55 9六歩(97)
56 4六歩打
57 4三角打
58 5二歩打
59 4一龍(42)
60 7二銀打
61 4四角(88)
62 4七歩成(46)
63 5九金(58)
64 3四金(23)
65 5二角成(43)
66 4四金(34)
67 6一馬(52)
68 同 銀(72)
69 同 龍(41)
70 4三角打
71 1一龍(61)
72 7五桂打
73 7七金打
74 7六角(43)
75 8六歩(87)
76 8七角打
77 7九玉(78)
78 6九角成(87)
79 同 金(59)
80 4九龍(19)
81 5九香打
82 8七角成(76)
83 7八金(69)
84 5八と(47)
85 8七金(77)
86 6八と(58)
87 同 玉(79)
88 4八龍(49)
89 5八銀打
90 5七銀打
91 7七玉(68)
92 5八銀成(57)
93 同 香(59)
94 同 龍(48)
95 7六銀打
96 6九銀打
97 8八金(87)
98 7八銀成(69)
99 同 金(88)
100 8七金打
101 投了
まで100手で後手の勝ち
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第167回名南将棋大会(壱) 結果速報

2016-10-29 | 名南将棋大会
今日は第167回名南将棋大会(壱)を行いました。結果速報です。

A級優勝
青木一さん


B級優勝
野村櫂さん


優勝おめでとうございます。
参加いただいた皆様ありがとうございました。


前回までの優勝者12か月分のまとめです。(クリックで大きくなります。)
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大山将棋研究(322); 四間飛車に棒銀

2016-10-29 | 大山将棋研究
昭和51年12月、加藤一二三先生と第26期王将戦です。


大山先生の四間飛車に加藤先生は急戦です。

大山先生が袖飛車を見せたので加藤先生は早めに備えました。

角筋を止めたのでゆっくりになりましたが、それでも加藤先生は棒銀です。先手玉が美濃囲いではないので言い分はあります。

戦いが始まり

角を使わないと攻めにはなりませんから45歩と突き捨てて

65歩では自信がないでしょう。端角から桂を使います。

この筋は85歩同銀88飛がカウンターでうまくいかないというのが今では常識ですが、85歩同銀88飛76銀81飛成では後手が失敗。そうなれば加藤先生は85歩89歩成84歩88と83歩成78と72と と取り合うつもりだったのでしょう。大山先生は長考を見てひねったのではないかという気がします。

加藤先生は銀を捨てます。

それではさすがに無理、と思うのですが、結構手が続きます。

96歩同香46歩は後手が十分指せるように思うのですが、1筋も突き捨てるのはもう少し得をしようということでしょう。

大山先生は気が付いて46歩を受けました。

竜取りで、69竜68金79竜58金69竜・・・と千日手で終わりました。

不思議な将棋なのですが
加藤先生の28手目44歩では42金左かと思いますが、まあいいとして
48手目 13角が好手なのか、65歩の仕掛けはあったのか (13角が好手だという気がする)
54手目88歩に85歩で振り飛車よしか (振り飛車が指せる気がする)
58手目66銀は成立しているのか (難しいが成立している)
68手目15歩で96歩は後手が指せるのか (後手が良さそう)
詳しく見ないとわからないことだらけです。カッコにぱっとみた印象で書いておきます。ご意見をどうぞ。

大山先生としては(ここまで加藤先生が長考しているでしょうから残り時間はかなりの差があり)、少しミスがあったから先手番の千日手でも悪くはないと思ったのでしょう。昔の棋士は千日手は避けることが多かったのですけれど。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.23 棋譜ファイル ---
手合割:平手  
先手:大山棋聖
後手:加藤一二三9段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 8四歩(83)
3 7八銀(79)
4 3四歩(33)
5 6六歩(67)
6 6二銀(71)
7 6八飛(28)
8 4二玉(51)
9 4八玉(59)
10 3二玉(42)
11 3八玉(48)
12 5四歩(53)
13 2八玉(38)
14 5二金(61)
15 3八銀(39)
16 4二銀(31)
17 4六歩(47)
18 7四歩(73)
19 6七銀(78)
20 8五歩(84)
21 7七角(88)
22 1四歩(13)
23 1六歩(17)
24 9四歩(93)
25 3六歩(37)
26 5三銀(42)
27 4七銀(38)
28 4四歩(43)
29 3八金(49)
30 4二金(41)
31 9六歩(97)
32 4三金(52)
33 5八金(69)
34 7三銀(62)
35 7八飛(68)
36 6四歩(63)
37 9七香(99)
38 8四銀(73)
39 5六歩(57)
40 7五歩(74)
41 5九角(77)
42 7二飛(82)
43 4八角(59)
44 7六歩(75)
45 同 銀(67)
46 4五歩(44)
47 同 歩(46)
48 1三角(22)
49 5七金(58)
50 3三桂(21)
51 3七桂(29)
52 8六歩(85)
53 同 歩(87)
54 8八歩打
55 6七銀(76)
56 7五銀(84)
57 8八飛(78)
58 6六銀(75)
59 同 銀(67)
60 7九飛成(72)
61 8七飛(88)
62 7六歩打
63 8五歩(86)
64 7三桂(81)
65 5八金(57)
66 9五歩(94)
67 8六飛(87)
68 1五歩(14)
69 4四歩(45)
70 同 銀(53)
71 4六歩打
72 4五歩打
73 5七角(48)
74 6九龍(79)
75 6八金(58)
76 7九龍(69)
77 5八金(68)
78 6九龍(79)
79 6八金(58)
80 7九龍(69)
81 5八金(68)
82 6九龍(79)
83 6八金(58)
84 7九龍(69)
85 5八金(68)
86 千日手
まで85手で千日手

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20161029今日の一手<その408>; 自玉が薄い時には受けることから

2016-10-29 | 今日の一手
20161029今日の一手

10月1日の名南将棋大会から、AさんとMさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。



一昨日の一手の回答

升田式石田流から互いに角を打って飛車交換になったところです。
☆ 形勢判断をします。
先手の1歩得です。後手に持ち歩がないので先手の駒得ですが、3筋で歩がぶつかって後手に持ち歩が入りそうです。なので損得なしとみておきます。
玉の堅さは後手のほうが堅いです。
先手の攻め駒は76角と持ち駒飛で2枚。
後手の攻め駒は64角と持ち駒飛で2枚。

総合すれば互角か後手が少し指せるかどうか、という局面です。

☆ 大局観として

先手は79金と引いて飛車の打ち込みを消して、飛車の交換なら先手よしという作戦でした。後手は飛車の打ち込む場所を作りたいのです。36歩と突きだして、もちろん同歩とは取れません。放置して37歩成がどれだけ厳しいか、厳しいとしたら受ける手段はあるのか、ということを考えます。
後手の攻め駒は2枚しかないので、攻められてもたいしたことはないとも思うのですが、どこかに飛車を打ち込まれたら先手陣は離れ駒ばかりなので悪くなりそうです。
この後の方針をどうするか、かなり難しいところです。少々駒得になっても先手玉の薄さをつかれることだけは避けましょう。


△ 実戦は82飛でした。

37歩成同銀同角成同玉58銀

格好いい手が出ました。ただし後手がこの変化を選ぶなら53銀81飛成としていればかなり得でした。
どう応じても飛車を打たれるので、58同金39飛38銀79飛成62飛成39竜

までは最善でしょう。ここで49銀打と受けたのですが、28金54角38金同銀28銀46角成38飛成

これが58の金に当たるのが痛く、後手が有利です。金を取られては入玉できませんでした。

先手は48銀ではなく54角28金48金

とするのがぎりぎりの受けで、38金同金48銀46玉38飛成53銀

実戦と比べて58の金を(銀に替わっていますが)手持ちにしている計算です。これなら先手有利。

といっても53銀81飛成としてからなら、少し後手が良いでしょう。

こういう図です。でも36歩とじっと受けておけばまだ互角に近いです。(実戦でも62飛成ではなく36歩はあるけれど、後手に71金と打たれるので微妙)



△ つまり37歩成以下を受けなければ結構危ないのです。88飛と打って

飛車の打ち込みを防ぐのは、先手の当初の作戦と異なるのですが、37歩成同銀に同角成は指しすぎ、36歩28銀

としてこれからです。先手の楽しみは85歩~84歩~83歩成~72と です。

この飛車はどこから打ってもよく、59飛でも

よいです。これは陣形整備をして5筋を狙います。


× 56歩も受けになりそうですが

どこかで55歩と止める意味です。37歩成同銀同角成同玉58銀の時にも(受けていてこの筋は読めないと思うのですが)39金59飛57角

と受けられます。これで大丈夫かと思ったのですが、55歩同銀67銀成

がありました。残念。


△ 受けの手筋としては46歩です。

37歩成同銀36歩同銀46角37歩

ならば受かります。

後手は46歩に同角47銀でどうか。

角を逃げれば36銀です。37歩成同桂同角成同玉29飛39飛

飛車を取って59飛49飛は千日手コース。どちらも避けにくいです。

先手としては46歩同角に54角としたいのですが

37歩成同桂34飛45角(36歩もある)35飛

と角を狙われます。36歩45飛同桂19角成

という図は後手が良いでしょう。これはいろいろ変化があるのですが、多分どれも後手が指せそうです。


△ 54角も危険ですが

37歩成同桂34飛45角35飛(36歩もある)

に(61飛もありそう)36歩45飛同桂19角成33桂成同桂28銀29角39玉

は難しそう。

37歩成に同銀

(この時に37角成は同桂)34飛45角35飛36銀45飛同銀19角成82飛

ならまあまあでしょうか。

54角と出る変化では、その前に46歩同角と1歩渡さないほうが良さそうです。


形勢互角に近い局面でしたから、悪手を指さなければどれもそれなりに戦えるのですが

82飛は寄せ合いまで進むかもしれません。欲張ると危険が伴います。間違えなければ先手も指せるのですが、陣形の差を考えると間違えて敗勢になる可能性のほうが高いでしょう。

46歩と受けるのが手筋。これは千日手になりそうです。

54角と取るのは受けにも利くのですが、後手に34飛の筋が生じるので難しいです。これも間違えると危ないのですが、どちらも戦えそうです。

88飛や59飛など、自陣飛車を打つのも十分あって、受けるのが難しそうだと思えばゆっくりした流れにできます。

後手の攻め駒は飛角だけなので、受けなくてもよいと思うかもしれません。でも自玉が薄い時は大変なのです。受けておいたほうが良いでしょう。(攻めるなら82飛ですが、53銀81飛成となったとして、桂馬が受けに使いやすい局面ならよいのですが、問題図では桂馬より飛車のほうが受けにつかえそう、だから本筋ではないと思います。)
受けるなら堅実な方が良く、54角は欲張っているので危険な意味があります。46歩が本筋で、読んでみて千日手でつまらないなら、88飛とか59飛を考えます。
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大山将棋研究(321); 四間飛車で位取り拒否

2016-10-28 | 大山将棋研究
昭和51年12月、二上達也先生と第9回連盟杯争奪戦です。


大山先生の四間飛車に二上先生は玉頭位取りにしようとしましたが、位取りを阻止されて

引き角に。二上先生としては位取りよりも引き角のほうが好きなので、これは歓迎です。

中央で小競り合いが始まりました。こういうのは54同歩同銀54歩なんて謝ってはいけません。

意地の張り合いで、二上先生は銀をぶつけます。銀交換は43銀のほうが47銀より痛いというわけです。

45歩同歩から飛車を回って、銀は何かと交換できそうです。

大山先生の56歩は手筋、44歩から銀交換で歩を払います。

先に43銀と打てて少し二上先生がリードしたか。

大山先生は65銀から7筋をへこませます。

二上先生は34銀成ねらい。

大山先生は角桂を逃げましたが

歩切れで飛車成りが受かりません。

46歩にも香を取れば13角成ができて、二上先生好調です。

端攻めも歩切れを突いて厳しいのですが、大山先生は中央を制圧。

まだまだ互角に近いです。

と金攻めは厳しそうですが

二上先生は飛車を殺して

角を捨てて と金攻めを回避しました。このタイミングで飛車を取れば同金でしょう、うまくバランスを取ります。

攻防に角を打って、大山先生がやや駒得。(銀と香歩3の交換で成桂と金を作られている)

43飛で53銀と使わせて2枚竜、これで駒を取り返せます。

大山先生は受けきれないので空中要塞、入玉できれば勝ちですが

二上先生に41竜を生かす手がありました。

ここで竜を切ったのが好判断。55金と打って入玉を阻止します。

気持ちの良い手が続きます。

大山先生は反撃を見せますが

竜を逃げたのが59馬に当たり

75の銀を取れば二上先生が勝勢です。

詰め将棋の名手ですから寄せも格好良いです。

あとは上から追っていけばよく

これで受けなし。

投了図。

二上先生の好局です。位取りよりも引き角にして低い陣形のほうが力が出るのです。うまく読んで形勢を保ち、終盤に好手連発で勝ちました。
大山先生に悪手らしいものもないのですが、歩損を気にしないので、気が付けば飛車なりが防げないということになり、少し悪くして、中央を制圧して盛り返しましたが、逆転まではありませんでした。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.23 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:二上達也9段
後手:大山棋聖
手数----指手--
1 2六歩(27)
2 3四歩(33)
3 7六歩(77)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 5六歩(57)
8 4二飛(82)
9 6八玉(59)
10 6二玉(51)
11 7八玉(68)
12 7二玉(62)
13 5八金(49)
14 8二玉(72)
15 9六歩(97)
16 9四歩(93)
17 6八銀(79)
18 7二銀(71)
19 7七銀(68)
20 4三銀(32)
21 5七銀(48)
22 7四歩(73)
23 2五歩(26)
24 3三角(22)
25 6六銀(57)
26 7三銀(72)
27 7九角(88)
28 2二飛(42)
29 3六歩(37)
30 7二金(61)
31 1六歩(17)
32 5四歩(53)
33 4六角(79)
34 4二角(33)
35 3七角(46)
36 5二金(41)
37 5五歩(56)
38 6四歩(63)
39 6八金(58)
40 6三金(52)
41 5四歩(55)
42 同 銀(43)
43 5五銀(66)
44 4三銀(54)
45 4六歩(47)
46 3三角(42)
47 4五歩(46)
48 同 歩(44)
49 5八飛(28)
50 5六歩打
51 4四歩打
52 同 銀(43)
53 同 銀(55)
54 同 角(33)
55 5六飛(58)
56 5四歩打
57 4三銀打
58 6五銀打
59 5九飛(56)
60 7五歩(74)
61 同 歩(76)
62 7六歩打
63 8八銀(77)
64 3三桂(21)
65 1七桂(29)
66 4六歩(45)
67 同 角(37)
68 2六角(44)
69 4九飛(59)
70 4五桂(33)
71 3四銀(43)
72 3七桂成(45)
73 5七角(46)
74 3六成桂(37)
75 4一飛成(49)
76 4六歩打
77 1一龍(41)
78 6二飛(22)
79 4三銀成(34)
80 5五歩(54)
81 9五歩(96)
82 5六歩(55)
83 3九角(57)
84 4七歩成(46)
85 9四歩(95)
86 8四銀(73)
87 5八歩打
88 5七歩成(56)
89 同 歩(58)
90 7五銀(84)
91 5一龍(11)
92 5八歩打
93 5六歩(57)
94 4八と(47)
95 5二成銀(43)
96 5九歩成(58)
97 同 金(69)
98 3九と(48)
99 6二成銀(52)
100 同 金(63)
101 6九金(59)
102 3五角打
103 8六香打
104 8四歩(83)
105 4三飛打
106 5三銀打
107 4一飛成(43)
108 7三玉(82)
109 8一龍(51)
110 5六銀(65)
111 9三歩成(94)
112 6五歩(64)
113 7九銀(88)
114 6四玉(73)
115 4八桂打
116 4六成桂(36)
117 5六桂(48)
118 同 成桂(46)
119 5七歩打
120 同 成桂(56)
121 4六銀打
122 6八成桂(57)
123 同 金(69)
124 5六歩打
125 7二龍(81)
126 同 金(62)
127 5五金打
128 7四玉(64)
129 4五龍(41)
130 4六角(35)
131 6五金(55)
132 6三玉(74)
133 4六龍(45)
134 7七歩成(76)
135 同 金(68)
136 2八飛打
137 6八桂打
138 5九角成(26)
139 3六角打
140 4五歩打
141 5六龍(46)
142 4八飛成(28)
143 5四歩打
144 4四銀(53)
145 7五金(65)
146 5五銀打
147 5三銀打
148 5四玉(63)
149 6五金(75)
150 5三玉(54)
151 5五金(65)
152 同 銀(44)
153 同 龍(56)
154 5四歩打
155 4四銀打
156 6二玉(53)
157 6四龍(55)
158 6三桂打
159 5三銀成(44)
160 7一玉(62)
161 8四龍(64)
162 6八馬(59)
163 同 銀(79)
164 8八金打
165 同 玉(78)
166 6八龍(48)
167 7八歩打
168 投了
まで167手で先手の勝ち

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大山将棋研究(320); 四間飛車に中央位取り

2016-10-27 | 大山将棋研究
昭和51年12月、中原誠先生と東京12チャンネル新春対局です。今はテレビ東京、正月の放送でしょうが記録上も12/7対局で、放送日を基準にしていませんね。


大山先生の四間飛車に中原先生は中央位取りです。

今ではここで46歩とはしません。今ではといいつつこの戦型は滅多に見ませんが。

ここから小競り合い。大山先生は1歩持って

2筋の逆襲です。

中原先生は謝りました。

次は中央での動き。

中原先生は2筋で損をした分取り返さなければいけません。ですから激しく駒をぶつけます。

大山先生は手に乗って左桂を活用して

飛車をさばこうとします。

中原先生は銀を打って桂を取りに行きますが、銀を打たれるのではうまくないです。まあ仕方ないところでしょうか。

大山先生は角もさばけました。

飛車までさばけさせてはいけないので、中原先生は銀を使うしかなく、3枚の銀は効率が悪いです。

それでも55の角を生かし金を使わせて

これで寄せ合いか?

歩の手筋で美濃囲いを崩しましたが馬と飛の交換では戦果が小さく

飛車を捨てて入玉を目指すことになりました。これで銀3枚が働くのですが、先手は歩が下にあるので と金は作れず、不安です。

大山先生は入玉阻止をしながら受けます。

結局は入玉できるかどうかが焦点。

飛車を取れば入りやすくなります。

だけどもう一回ふんどしは利かず

成香を取られて危ないです。

33金に24銀と捨てて飛車を打てば

詰んでしまいました。


形勢はほぼ互角ですが、歩を使えないのでは中原自然流らしくない展開でした。桂使いの名手もふんどし2回ではアマチュアレベル。それでもずっと難しい形勢でした。見ている(並べている)分には楽しいのですが、あまり参考になる内容では無いかと思います。面白いもので、将棋は一度筋悪の形になると、そのあとも俗手が続くものなんです。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.23 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:中原誠名人
後手:大山棋聖
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 5六歩(57)
8 4二飛(82)
9 6八玉(59)
10 6二玉(51)
11 7八玉(68)
12 7二玉(62)
13 5八金(49)
14 8二玉(72)
15 9六歩(97)
16 9四歩(93)
17 5五歩(56)
18 4三銀(32)
19 5七銀(48)
20 7二銀(71)
21 5六銀(57)
22 3五歩(34)
23 2五歩(26)
24 3三角(22)
25 6八銀(79)
26 3二飛(42)
27 4六歩(47)
28 5二金(41)
29 5七銀(68)
30 1二香(11)
31 1六歩(17)
32 5一角(33)
33 2六飛(28)
34 3四飛(32)
35 6六歩(67)
36 5四歩(53)
37 6五歩(66)
38 5五歩(54)
39 同 角(88)
40 3三桂(21)
41 6八金(69)
42 2四歩(23)
43 同 歩(25)
44 2五歩打
45 2八飛(26)
46 2四飛(34)
47 2七歩打
48 4二角(51)
49 6七金(58)
50 5四銀(43)
51 7七角(55)
52 6四歩(63)
53 6六銀(57)
54 6五歩(64)
55 同 銀(56)
56 6三銀(54)
57 5五銀(66)
58 6四歩打
59 5六銀(65)
60 5三金(52)
61 4五歩(46)
62 同 桂(33)
63 5四歩打
64 同 金(53)
65 同 銀(55)
66 同 銀(63)
67 5五銀(56)
68 4三銀(54)
69 5四金打
70 同 銀(43)
71 同 銀(55)
72 5六歩打
73 5八歩打
74 6五歩(64)
75 同 銀(54)
76 2六歩(25)
77 同 歩(27)
78 3六歩(35)
79 同 歩(37)
80 3四飛(24)
81 3五銀打
82 3一飛(34)
83 4六歩打
84 3七銀打
85 同 桂(29)
86 同 桂成(45)
87 2九飛(28)
88 5一角(42)
89 6四歩打
90 4七成桂(37)
91 4四角(77)
92 3三角(51)
93 同 角成(44)
94 同 飛(31)
95 5五角打
96 3二飛(33)
97 5四銀(65)
98 6二歩打
99 7五歩(76)
100 5二飛(32)
101 4三銀打
102 5一飛(52)
103 7四歩(75)
104 8四金打
105 3三角成(55)
106 7五桂打
107 6三歩成(64)
108 同 歩(62)
109 6二歩打
110 6七桂成(75)
111 同 玉(78)
112 5二金(61)
113 6一歩成(62)
114 同 銀(72)
115 5一馬(33)
116 同 金(52)
117 5六玉(67)
118 3八角打
119 4五玉(56)
120 2九角成(38)
121 1一飛打
122 4六成桂(47)
123 同 銀(35)
124 3三角打
125 1二飛成(11)
126 2二金打
127 3四銀成(43)
128 9九角成(33)
129 1一龍(12)
130 4四歩打
131 3五玉(45)
132 2一飛打
133 2四香打
134 1一飛(21)
135 2二香成(24)
136 4一飛(11)
137 5三桂打
138 4五歩(44)
139 4一桂成(53)
140 同 金(51)
141 5三桂打
142 3三香打
143 4五銀(54)
144 3四香(33)
145 同 銀(45)
146 2二馬(99)
147 3三金打
148 2四銀打
149 同 玉(35)
150 1四飛打
151 3五玉(24)
152 3三馬(22)
153 同 銀成(34)
154 4四金打
155 投了
まで154手で後手の勝ち


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20161027今日の一手<その407>; 相手の手を考える

2016-10-27 | 今日の一手
20161027今日の一手

10月1日の名南将棋大会から、NさんとSさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。



一昨日の一手の回答

☆ 形勢判断をします。
銀と金歩の交換で、後手は歩切れですから先手がやや駒得です。終盤なので重視しなくてよいです。(ほかのところに反映されるので無視できる、ただし中盤に戻ってしまうなら別ですが。)
玉の堅さは同程度ですが、36歩の存在を考えれば後手のほうがやや堅いのかも。
先手の攻め駒は53金と持ち駒銀桂で3枚。
後手の攻め駒は持ち駒銀銀で2枚。

総合すれば互角です。

☆ 大局観として
後手の36歩が気になりますね。(後手35歩先手37銀の形で36桂同銀同歩と進んだところ)序盤で

37桂と跳ねたのが悪い形です。攻める時は46銀37桂という配置もあるのですが、守りには敵していません。私なら37銀引として固めたいです。
中央で銀交換になって

35歩と強引に攻められて玉頭の嫌味が残ったままの終盤戦です。

もう一度問題図。

後手から37銀と打たれてもまだ大丈夫なのですが、それ以上の手があるかどうかということを考えます。
攻めるなら53の金を移動して角筋を通し、53歩成から飛車も使って、というのが理想ではあるのですが、相手に駒を渡します。すると37銀がより厳しくなる、ということで、大駒を使うのが難しいです。逆に後手から5筋をいじってもたいしたことはなく、質駒とはいえすぐに53金を取るのは反動が厳しいですから焦ることはないのです。
つまりここでは37銀などの対策を施しておくというのが本筋の考え方でしょう。守って長期戦になっても、少しですが駒得ですからよい方に働きます。


× 攻めの筋としては33歩です。

取る手逃げる手ありますが、33同桂に26桂として銀が逃げたら34歩という狙いです。でも26桂の時に37銀

と打たれ、37同金同歩成同玉44金59飛52歩

歩を渡したので金取りに打たれます。62金に86角とさばいて同歩25桂47玉68角

まだ先手が悪くなったというわけではないですが、後手玉のほうが安全ですから実戦的には後手が勝ちやすいです。


△ 35歩として歩を渡さないで攻めるほうが良く

例えば44銀に34歩45銀45桂44銀33銀

と強攻することができます。33同桂同歩成同銀25桂44銀33銀

少し変な攻め方(25桂ではなく34歩が筋ですが同銀で案外難しい)ですが、21玉に44銀成同歩33桂不成あるいは33桂成は先手の勝ちか。

後手は45桂の時に37銀と打ち込んで

37同金同歩成同銀57飛47銀56金

この先手玉は詰めろに近く、後手玉は詰みません。どうも先手が負けみたいです。惜しいです。


△ 玉頭方面から攻めるのは反撃も厳しいです。実戦は62金でしたが

これも怖い感じです。13角(86角同歩64角などで後手よしか)35歩(47銀と受けるべきか)同角同飛同銀51金37銀

激しい展開で、37同銀同歩成同玉67飛に47桂が悪手、36銀打

で詰みです。

47桂では48玉

で詰みはなく、これはまだわかりませんでしたが。

後手は13角ではなくて86角同歩に64角か44角か37銀か
先手は86角に51金同金53歩成と行けるのか
など、変化が多すぎてわからないことだらけです。62金は負けともいえないが危険すぎる、としておきます。


△ 変な感じの手ですが62銀として

駒得に行くのはあります。飛車が逃げれば桂馬を取ります。銀しか渡さないし、飛車を取って72飛には合駒で銀を使うのでしょうから比較的安全です。


○ 怖い筋があるので、その前に自玉に手を入れるのが本筋でしょう。38歩は卑屈に見えますが

一番手堅いです。13角には47金35銀打には58桂

と守っておけば、63金や62金からの攻めが残ります。これは先手有利です。


× 37歩と頑張りたくはあるのですが

37同歩成同金35歩

で傷が残ります。これは後手から36銀と打ちやすくなって少し損か。


× 26銀と打っても

44銀59飛24歩

では26銀を追われそうです。


△ 47銀と打って35銀打38金

とすれば形はよくても、33桂37歩同歩成同金右25桂

で嫌味を消すのは難しいですから銀を投入した意味が弱いです。

○ 26桂は攻めの意味もありますが

44銀59飛35銀左38歩46銀42歩

まで進めばねらい通り。後で38歩と受けておけばよいのです。こればうまくいきすぎですが、無駄にはならないです。


かなり手の広い問題図でしたが(いつもそういうのを選んでいるのですが)、どれを選んでよいのかわからないことも多いでしょう。そういうときは相手の番なら何を指したいか考えるとよいことが多いです。相手の手番なら次の手は?あるいは、数手先にこういうふうに指したい(自分の玉を寄せたい)と思っているのだな、と考えて
先に相手に攻めを受けるのが良いのか
相手より先に攻めるのが良いのか
相手の攻めを受けられないから攻めて勝負の形にするしかないのか
という方針を立てます。

問題図では相手の攻めは37銀からばらす筋が怖く、44銀とか22角13角とか反撃するような攻めの手もあるのだなあ、と認識しておきます。問題図の時点ではどれもたいしたことがないのですが、相手に駒を渡すと厳しい反撃になるのです。
ですから攻めるよりは受ける手を考えておく局面なのです。
得に37銀と打ち込まれるのは王手が続くわけですから、自分がうまく攻めたようでも手抜いて反撃されて危なくなります。

受けといってもぴったりした感じではないのですが(だから悩ましい)、38歩が最善のようです。自玉が狭くなるのですが、しばらくは受けてゆっくりした展開にします。
比較するのは37歩とか38金とか47銀とか26銀と29桂とかです(書かなかったものもあります)が、それよりは良さそうです。


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東海団体リーグ戦 第70回A級2R

2016-10-26 | 東海団体リーグ
東海普及連合会の鈴木さんから了解を得て、東海団体リーグについての記事も不定期に書いていきます。

HPはこちら
左下ブックマークにも追加しておきます。



現在の勝敗は

5人一組の団体戦で、現在32チーム(メンバー資格に制限はないはず)3クラスに分かれて、4か月で3日対局、3チームずつ昇降級があります。
私の所属は尾張同好会Aです。前期はB級で優勝してA級に復帰しました。23日は第2ラウンドですが私のチームにとっては初日で、チームは3連勝でした。メンバーのみなさんありがとうございました。

個人成績



毎回速報をいただいていて



次回は11月20日です。

現在70回で年に3回あるので24年目なんですね。私が参加しているのは多分20年前からです。名南将棋大会を始めた神谷明廣さんから誘われました。当時からはかなりメンバーが入れ代わり、大学の後輩や名南将棋大会のレギュラーに声をかけて参加していただいています。

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