名南将棋大会ブログ 名古屋

名南将棋大会告知や結果のほか、
将棋が強くなるための記事を書きます。
まずは将棋上達法則を見てください。

大山将棋研究(470);四間飛車に居飛車穴熊

2017-03-26 | 大山将棋研究
☆ 昨日の復習

先手番加藤先生の次の手は?


☆ 昨日の復習
昭和54年6月、田中寅彦先生と第27回王座戦です。田中寅彦先生は初登場。プロ入りして猛烈に勝っていたころです。勝率1位が何度もありました。


対振り飛車に居飛車穴熊はかなり前からあったのですが、この年あたりから急激に増えているのは田中先生の影響です。

すでに指し慣れている感じがします。75歩から角で歩を交換するのでは軽すぎ。飛車で交換するほうが良いです。

飛車をぶつけるわけにはいかないので振り飛車が謝ることになり

65歩を待って73桂と使うのが調子です。

大山先生は66銀から75歩で左辺を抑え

37角から

55歩同歩45歩と角をさばきます。

田中先生は3筋を突き捨てて78歩。

55角54飛78飛に65桂ですが、これが失敗した手。55飛同銀67角で十分でしょう。

大山先生に37角から我慢されて攻めあぐねました。

84飛にも77桂がぴったり。

歩切れなので角をぶつけます。大山先生は55歩で完封できると思うのですが

76桂はもったいない。角も飛も逃げられてしまいます。

55角に田中先生は64歩同角63飛。こういうのが居飛穴らしいですね。

49角から飛車を切って

55桂は勢い。79銀が遊んでいる間に寄せの体制を作れるか。

この角打ちは微妙。36飛に48角成同金47金は46飛同金55竜でまずそうです。どう指したものか。

68歩なら48角成同金47金で受けにくそうに見えたのですが。99馬ではぬるそうです。

大山先生は窮地を脱して、56飛から36歩で角を追います。

角を封じて寄せに行きます。

89馬には76か59に飛車を逃げそうなものですが

銀を捨てて46飛から42歩。

42同銀には56歩が心憎い手です。馬筋を止めて、79馬としてきなさい、というのです。

田中先生は45香で勝負。

桂を剥がし、角を攻防に使います。

大山先生は手筋の寄せ。

で、あっさり寄せるのかと思ったら78香で惑わせます。でも48角成から79馬で失敗なのですが

44歩だったので喜んで角飛の取り合い。

あっさり31竜から寄せてしまいました。

まだ互いに居飛穴の戦いになれていないのかなあ、という棋譜でしたが、面白い攻防が含まれています。でも大山先生は居飛穴は苦にしていませんね。普通に組んで勝ってしまいます。寄せかたもうまいです。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.30 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:大山十五世名人
後手:田中寅彦4段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 8四歩(83)
3 7八銀(79)
4 3四歩(33)
5 6六歩(67)
6 6二銀(71)
7 6八飛(28)
8 4二玉(51)
9 4八玉(59)
10 3二玉(42)
11 3八玉(48)
12 5四歩(53)
13 2八玉(38)
14 5三銀(62)
15 5八金(69)
16 3三角(22)
17 3八銀(39)
18 2二玉(32)
19 6七銀(78)
20 1二香(11)
21 4六歩(47)
22 1一玉(22)
23 3六歩(37)
24 2二銀(31)
25 1六歩(17)
26 3一金(41)
27 1五歩(16)
28 5一金(61)
29 4七金(58)
30 8五歩(84)
31 7七角(88)
32 4四銀(53)
33 2六歩(27)
34 4二角(33)
35 8八飛(68)
36 4一金(51)
37 2七銀(38)
38 9四歩(93)
39 9六歩(97)
40 7四歩(73)
41 3八金(49)
42 7二飛(82)
43 5九角(77)
44 7五歩(74)
45 同 歩(76)
46 同 飛(72)
47 7六歩打
48 7四飛(75)
49 2五歩(26)
50 8四飛(74)
51 5六歩(57)
52 3二金(41)
53 6五歩(66)
54 7三桂(81)
55 6六銀(67)
56 7四飛(84)
57 7五歩(76)
58 8四飛(74)
59 3七角(59)
60 3三銀(44)
61 5五歩(56)
62 同 歩(54)
63 4五歩(46)
64 3五歩(34)
65 同 歩(36)
66 7八歩打
67 5五角(37)
68 5四飛(84)
69 7八飛(88)
70 6五桂(73)
71 3七角(55)
72 8六歩(85)
73 同 歩(87)
74 7七歩打
75 8八飛(78)
76 8七歩打
77 6八飛(88)
78 8四飛(54)
79 7七桂(89)
80 同 桂成(65)
81 同 銀(66)
82 6四角(42)
83 7六桂打
84 3七角成(64)
85 同 桂(29)
86 8三飛(84)
87 5五角打
88 8八歩成(87)
89 同 飛(68)
90 6四歩(63)
91 同 角(55)
92 6三飛(83)
93 5八飛(88)
94 4九角打
95 5二飛成(58)
96 6四飛(63)
97 同 桂(76)
98 6七角成(49)
99 8八銀(77)
100 6六馬(67)
101 7九銀(88)
102 5五桂打
103 4八金(47)
104 4六角打
105 6八歩打
106 9九馬(66)
107 5六飛打
108 3五角(46)
109 3六歩打
110 7一角(35)
111 7二龍(52)
112 9三角(71)
113 5二桂成(64)
114 5四歩打
115 4四歩(45)
116 8九馬(99)
117 4六飛(56)
118 4四歩(43)
119 4二歩打
120 同 銀(33)
121 5六歩打
122 7一歩打
123 6一龍(72)
124 4五香打
125 同 桂(37)
126 同 歩(44)
127 4二成桂(52)
128 同 金(32)
129 4五飛(46)
130 7五角(93)
131 1四歩(15)
132 同 歩(13)
133 1三歩打
134 同 香(12)
135 2四歩(25)
136 3二金(42)
137 2三歩成(24)
138 同 銀(22)
139 2四歩打
140 同 銀(23)
141 7八香打
142 4四歩打
143 7五香(78)
144 4五歩(44)
145 3一龍(61)
146 同 金(32)
147 2三銀打
148 2二金(31)
149 3四角打
150 投了
まで149手で先手の勝ち




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大山将棋研究(469);四間飛車に引き角棒銀

2017-03-25 | 大山将棋研究
☆ 昨日の復習

先手番大山先生の次の手は?


☆ 今日の棋譜
昭和54年6月、加藤一二三先生と第34期棋聖戦です。この前は棋王でしたが、今度は王将のタイトルをもっています。充実期ですね。


大山先生の四間飛車に加藤先生はもちろん急戦。

なんですが、引き角です。少し流行おくれではありますが、実は大山先生はこれを苦手にしているのです。

加藤先生はもちろん棒銀。矢倉よりは銀冠のほうが横には堅いだろうと思ってしまうのですが、加藤先生の好みは矢倉の方なんです。

大山先生はまだうまい対策を出せていないです。73角46歩の交換は振り飛車の得。

54銀で35歩を誘い

飛車をさばいて十分、と言いたいのですが、加藤先生は気にせず銀の立て直しを図ります。

45歩にも銀を出て

飛車先を抑えます。

さらに44歩と抑えてしまえば、大山先生は角銀だけで何とかしないといけません。

37歩から65歩

36銀から47銀成。調子の良さそうな攻めで

角交換から馬を作りに行きます。

加藤先生も反撃。ここでは普通に51飛のほうが良かったのかも。

51金だったので、加藤先生は と金で攻めていく準備です。大山先生は右桂を攻めに使うのですが、64歩の支えや

37歩まで必要なので、かなり足が遅いです。と金の攻めが速くて

金銀で迫っていくのは重いです。

さて、ここで先手玉は詰まないので(渡す駒を考えて)後手玉に詰めろ以上で迫れば勝ち。

質駒を取った、ということは詰み筋ありです。読めますか?

投了図。

大山先生は引き角棒銀を苦手にしていますね。久しぶりに負けました。
54銀~45銀~36銀~47銀成と使っていったのですが、角銀だけでは攻め駒が足りません。飛は角と交換になったとはいえ、左桂がさばけないというのが力を出しにくいのです。この戦型はさばき合いを目指さずに、じっくり手を封じる、無理に動いてもらう、という指し方しかなさそうです。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.30 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:加藤一二三王将
後手:大山十五世名人
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 2五歩(26)
6 3三角(22)
7 4八銀(39)
8 3二銀(31)
9 6八玉(59)
10 4二飛(82)
11 7八玉(68)
12 6二玉(51)
13 5六歩(57)
14 7二玉(62)
15 5八金(49)
16 8二玉(72)
17 3六歩(37)
18 7二銀(71)
19 6八銀(79)
20 4三銀(32)
21 7七銀(68)
22 6四歩(63)
23 7九角(88)
24 2二飛(42)
25 3七銀(48)
26 5一角(33)
27 6六歩(67)
28 5二金(41)
29 8八玉(78)
30 6三金(52)
31 7八金(69)
32 7四歩(73)
33 6七金(58)
34 9四歩(93)
35 9六歩(97)
36 8四歩(83)
37 2六銀(37)
38 7三角(51)
39 4六歩(47)
40 1四歩(13)
41 1六歩(17)
42 5四銀(43)
43 3五歩(36)
44 3二飛(22)
45 3七銀(26)
46 5一角(73)
47 3四歩(35)
48 同 飛(32)
49 3八飛(28)
50 4五歩(44)
51 3六銀(37)
52 4六歩(45)
53 同 角(79)
54 7三角(51)
55 3五銀(36)
56 3一飛(34)
57 3四歩打
58 4一飛(31)
59 4四歩打
60 4五銀(54)
61 2八角(46)
62 3七歩打
63 同 飛(38)
64 6五歩(64)
65 同 歩(66)
66 3六銀(45)
67 3八飛(37)
68 4七銀成(36)
69 7三角成(28)
70 同 桂(81)
71 2八飛(38)
72 3九角打
73 2七飛(28)
74 4八角成(39)
75 3二角打
76 5一金(61)
77 4三歩成(44)
78 6五桂(73)
79 6六銀(77)
80 6四歩打
81 4四銀(35)
82 3七歩打
83 4一角成(32)
84 同 金(51)
85 5三と(43)
86 7三金(63)
87 6三歩打
88 5七桂成(65)
89 同 銀(66)
90 同 成銀(47)
91 7七金(67)
92 6八銀打
93 6二歩成(63)
94 7七銀成(68)
95 同 桂(89)
96 6七金打
97 7一銀打
98 9三玉(82)
99 7二と(62)
100 同 金(73)
101 6七金(78)
102 同 成銀(57)
103 8二銀打
104 同 金(72)
105 同 銀(71)
106 同 玉(93)
107 7三金打
108 投了
まで107手で先手の勝ち
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大山将棋研究(468);石田流に持久戦

2017-03-24 | 大山将棋研究
☆ 昨日の復習

後手番大山先生の次の手は?


☆ 今日の棋譜
昭和54年5月、大内延介先生と第20期王位戦です。


大内先生が三間飛車なので、大山先生は居飛車。

36歩を受けないのが大山先生好みですが。大内先生の早い動きです。

行きがかり上仕方ないとはいえ、大山先生は右金を前面に出していきます。

46金戦法、というわけではありませんが、近いです。抑え込もうとしています。

角を転回して35の地点に増援。

飛車はとりあえず押し込みました。

少し駒組みで

桂を交換しに行き

その一方で、48の銀を47~58と立て直します。緩急自在の指し回し。

大内先生が動きだしました。

大山先生はその動きを抑えつつ、銀を盛り上げていきます。

この両取りは微妙なところですが(56銀右が普通かも)

桂銀交換になれば一応成功。ただし後手の攻め駒が増えていきます。

大山先生は馬が好きです。

74桂で銀を取り返されますが、手厚く銀を打って

馬を引く。かなりうまくいった感じですが、大内先生の57銀が好打です。飛車を取ると56角の王手飛車の筋があります。

11馬に47角があり

飛車の取り合い。銀取りには銀取りで返し、とても良い勝負です。

この王手には歩ではなく香を合駒するのが好手で

大山先生が手番を得たわけです。

先ほどの62歩は手堅いのですが、壁ができてしまいました。端攻めが厳しいです。大内先生は46歩から92歩で謝るのでは気合が悪い、と角を打ち

66角成が攻防に見えるのですが、端攻めはかなり厳しく

シンプルに清算して迫っていけばよいようです。

攻め駒は十分あるので馬を逃げればまた剥がしていくだけ。

王手飛車がかかってしまうのが大内先生の泣き所です。

82飛まで決めて飛車を取ればよく

投了図。

臨機の対応策でしたが、大山先生の面白い指し方でした。こういう将棋は並べていて楽しいです。存分に指していますが、大内先生もうまくさばいて見ごたえのある応酬でした。
大内先生が39飛と打った位置、63歩と低く受けたところ、その二つを逆用する大山先生の端攻めがかなり厳しく、あっという間の終局でした。歩を入手して謝ったらまだまだでしょうね。そういうことをしないのが大内先生らしいところでもありますが。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.30 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:大山十五世名人
後手:大内延介8段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 6六歩(67)
4 3五歩(34)
5 5六歩(57)
6 3二飛(82)
7 4八銀(39)
8 4二銀(31)
9 6八玉(59)
10 6二玉(51)
11 7八玉(68)
12 7二玉(62)
13 5八金(49)
14 8二玉(72)
15 9六歩(97)
16 9四歩(93)
17 2六歩(27)
18 3六歩(35)
19 同 歩(37)
20 同 飛(32)
21 5七金(58)
22 3四飛(36)
23 6八銀(79)
24 1四歩(13)
25 4六金(57)
26 1三角(22)
27 6五歩(66)
28 3三桂(21)
29 6六角(88)
30 1五歩(14)
31 5七角(66)
32 4四歩(43)
33 3五歩打
34 1四飛(34)
35 3八飛(28)
36 4三銀(42)
37 7七桂(89)
38 5二金(41)
39 3六金(46)
40 3四歩打
41 6六角(57)
42 7二銀(71)
43 3四歩(35)
44 同 飛(14)
45 3五歩打
46 1四飛(34)
47 4六歩(47)
48 5四歩(53)
49 3七桂(29)
50 3一角(13)
51 2五桂(37)
52 3二歩打
53 4七銀(48)
54 5三角(31)
55 5八銀(47)
56 6四歩(63)
57 同 歩(65)
58 4五歩(44)
59 3三桂成(25)
60 同 歩(32)
61 5七銀(58)
62 5五歩(54)
63 同 歩(56)
64 6四角(53)
65 6七銀(68)
66 4四銀(43)
67 5六桂打
68 5五角(64)
69 4四桂(56)
70 6六角(55)
71 同 銀(57)
72 4四飛(14)
73 5五角打
74 5四飛(44)
75 3三角成(55)
76 7四桂打
77 6五銀打
78 6六桂(74)
79 同 馬(33)
80 5七銀打
81 1一馬(66)
82 4七角打
83 5四銀(65)
84 3八角成(47)
85 5八歩打
86 6六歩打
87 同 銀(67)
88 5六馬(38)
89 6七香打
90 6六銀成(57)
91 同 馬(11)
92 同 馬(56)
93 同 香(67)
94 3九飛打
95 5九桂打
96 6二歩打
97 9五歩(96)
98 4八角打
99 9四歩(95)
100 6六角成(48)
101 6七歩打
102 4八馬(66)
103 9三銀打
104 同 桂(81)
105 同 歩成(94)
106 同 香(91)
107 同 香成(99)
108 同 馬(48)
109 8五桂打
110 8四馬(93)
111 9三角打
112 同 馬(84)
113 同 桂成(85)
114 同 玉(82)
115 9九香打
116 9四歩打
117 8五桂(77)
118 8二玉(93)
119 9三角打
120 8一玉(82)
121 8二飛打
122 9一玉(81)
123 3九角成(93)
124 7七銀打
125 同 玉(78)
126 3三角打
127 6六馬(39)
128 投了
まで127手で先手の勝ち

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大山将棋研究(467);四間飛車に急戦

2017-03-23 | 大山将棋研究
☆ 昨日の復習

後手番大山先生の次の手は?


☆ 今日の棋譜
昭和54年5月、米長邦雄先生と第18期十段戦です。このときは米長先生が棋王のタイトルをもっています。


大山先生の四間飛車に米長先生は急戦のようですが、46歩は早いです。大山先生は様子見でもよいのですが、手堅く32金として受けるいつもの形へ。

これは中飛車に対する加藤流急戦に似ていますが

四間飛車に46歩と突いているわけですから、4筋からさばかれそう。

先手玉のほうが堅いので、これなら居飛車も戦えそうです。33角成とすべきかは悩みますが、37桂から飛車交換が普通でしょう。

米長先生はありきたりではつまらない、と55角を打っての飛車交換になりました。

ここで一段落。64角が働くかどうかです。

59金右と固めて37桂ですか。19飛成には45桂が好調子。

その筋を避けての46歩に48飛と合わせます。

19竜に46角。45桂の筋と73角成の筋があります。両方受けられそうなのは43香ですが、大山先生はもったいないと見たか、

17竜で73角成としてきなさい、という大胆さです。さてどちらが読み勝っているか。

桂も取り合って、大山先生は金と角香の交換で駒得。米長先生は攻め駒3枚ですが、うまく迫れるかどうか。

端攻めでなければ、55桂から攻めるのが自然な指し手です。

大山先生はあっさり清算して底歩を打ち、金銀だけなら攻めにくいでしょう、と主張します。

米長先生の44歩は、と金作りというより、角打ちの筋(44角や43角)を消す意味のほうが強そう。今度は大山先生が攻める番です。持ち歩がないのですが、飛び道具だけいっぱいあります。まずは84香。

75銀は攻防ですが、54角と据えて、87の地点を狙っています。

84の香を取って75香は反撃の筋。大山先生は構わず銀を打って76銀を狙い

実現させました。攻め駒が多いので、米長先生はかなり受けにくいです。

86金は唯一の受けですが、角を足されて困ります。

早逃げから桂を取ればうまく受けたか、という感じですが、

77銀と打たれるので角を取り返せません。

投了図。

この二人が指すと、意地を張り合うので、戦いが始まれば妥協しないことになりやすく、スリリングで面白い将棋が多すぎます。
米長先生が駒損ですが、玉が堅いので終盤まで互角です。大山先生があっさり受けて66手目の71歩なら、何かありそうだ、と思うでしょう。ところがそれで手がない、と知っているのが大山先生なのです。先手からの攻めが止まれば、攻め駒の多い(使いにくそうでも6枚ある)大山先生が有利になっていきます。
その66手目まで、67手目以降、二通りの視点で楽しめると思います。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.30 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:米長邦雄棋王
後手:大山十五世名人
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 6八玉(59)
8 4二飛(82)
9 7八玉(68)
10 6二玉(51)
11 5八金(49)
12 7二玉(62)
13 5六歩(57)
14 8二玉(72)
15 9六歩(97)
16 9四歩(93)
17 3六歩(37)
18 4三銀(32)
19 4六歩(47)
20 3二金(41)
21 6八銀(79)
22 7二銀(71)
23 2五歩(26)
24 3三角(22)
25 5七銀(48)
26 6四歩(63)
27 3八飛(28)
28 4五歩(44)
29 同 歩(46)
30 5四銀(43)
31 4八飛(38)
32 4五銀(54)
33 3三角成(88)
34 同 桂(21)
35 5五角打
36 5四銀(45)
37 6四角(55)
38 4八飛成(42)
39 同 銀(57)
40 4二金(32)
41 5九銀(48)
42 4九飛打
43 3七桂(29)
44 4六歩打
45 4八飛打
46 1九飛成(49)
47 4六角(64)
48 1七龍(19)
49 7三角成(46)
50 同 銀(72)
51 4二飛成(48)
52 7二金(61)
53 5三龍(42)
54 6三銀(54)
55 3三龍(53)
56 3七龍(17)
57 5五桂打
58 5四銀(63)
59 6三金打
60 同 銀(54)
61 同 桂成(55)
62 同 金(72)
63 同 龍(33)
64 7二金打
65 6一龍(63)
66 7一歩打
67 4四歩打
68 8四香打
69 7五銀打
70 5四角打
71 8四銀(75)
72 同 歩(83)
73 7五香打
74 8五銀打
75 7七銀(68)
76 6五桂打
77 6六銀(77)
78 7六銀(85)
79 8六金打
80 8五角打
81 8八玉(78)
82 6七銀成(76)
83 6五銀(66)
84 同 角(54)
85 7七歩打
86 7六桂打
87 同 金(86)
88 同 角(85)
89 7九桂打
90 8六銀打
91 投了
まで90手で後手の勝ち


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大山将棋研究(466);四間飛車に玉頭位取り

2017-03-22 | 大山将棋研究
☆ 昨日の復習

先手番大山先生の次の手は?


☆ 今日の棋譜
昭和54年5月、土佐浩司先生と第20期王位戦です。


大山先生の四間飛車、土佐先生は引き角にも見えますが

大山先生が早く45歩~44銀とするのは、引き角棒銀を苦手にしているからかも。

土佐先生は48飛と受けて(55歩から棒銀の攻め筋)指すのは

75歩が遅いので違和感がありましたが、玉頭位取りの定跡化された手順です。

44銀から石田流を目指すのはあまり見ませんが、こうなれば3筋の歩交換を許すしかありません。

土佐先生が少し間違ったようです。(86歩は後回しで、25歩から28飛を見せておくべきだった。)

5筋の歩も交換して石田流完成。土佐先生は普通は65歩から交換しておくくらい。

86角~77角と手待ちをして

さらに16歩と待って、74歩に65歩。これが狙いでした。

と言ってもわかりにくいです。55角と出る狙いなのですが、73歩と受けられたら無効。

なのでさらに待って、74歩に55角です。73桂に64歩~74銀が予定。64歩に54金74銀64銀でどうするのかな、と考えていたら

92玉から73金で受けてしまいました。95歩同歩が入っていれば、という局面ですが。

銀が退却するようでは失敗です。角を追われて歩切れ。

攻めるのが1筋では後手玉から遠いです。

大山先生は銀をさばいたのですが、本来はよい手ではないはず。76銀~65銀ならまだ長いです。

土佐先生は失敗を認めてしまったら粘るタイプではないです。どうやって形を作るかだけ。76歩から5筋の歩を伸ばし

12と。大山先生はそろそろだと桂を跳ね

飛車を成ります。土佐先生は55馬から

75歩の形作り。大山先生は86桂から56歩で寄せています。

投了図。

土佐先生らしさが見られた将棋でした。攻めが決まる筋にほれ込んでしまい、無理なことをしてでもやり遂げたかったのです。残念ながら不発。
大山先生の無理のない指し方(75銀は勧めませんが)をなぞっておきましょう。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.30 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:土佐浩司4段
後手:大山十五世名人
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 5六歩(57)
8 4二飛(82)
9 6八玉(59)
10 6二玉(51)
11 7八玉(68)
12 7二玉(62)
13 9六歩(97)
14 9四歩(93)
15 6八銀(79)
16 4三銀(32)
17 7七銀(68)
18 4五歩(44)
19 5七銀(48)
20 4四銀(43)
21 5八金(49)
22 5四歩(53)
23 4八飛(28)
24 5二金(41)
25 6六歩(67)
26 6四歩(63)
27 7五歩(76)
28 8二玉(72)
29 7六銀(77)
30 6三金(52)
31 6七金(58)
32 7二銀(71)
33 8六歩(87)
34 3五歩(34)
35 2五歩(26)
36 3二飛(42)
37 2八飛(48)
38 3六歩(35)
39 同 歩(37)
40 同 飛(32)
41 3七歩打
42 3四飛(36)
43 8五歩(86)
44 5五歩(54)
45 同 歩(56)
46 同 銀(44)
47 5六歩打
48 4四銀(55)
49 7七角(88)
50 1四歩(13)
51 8八玉(78)
52 1三角(22)
53 7八金(69)
54 3三桂(21)
55 8六角(77)
56 5三銀(44)
57 7七角(86)
58 3五飛(34)
59 1六歩(17)
60 7四歩(73)
61 6五歩(66)
62 7五歩(74)
63 同 銀(76)
64 6五歩(64)
65 2四歩(25)
66 同 歩(23)
67 1五歩(16)
68 7四歩打
69 5五角(77)
70 9二玉(82)
71 6四歩打
72 7三金(63)
73 8六銀(75)
74 6四銀(53)
75 7七角(55)
76 3四飛(35)
77 9五歩(96)
78 同 歩(94)
79 1四歩(15)
80 3一角(13)
81 1三歩成(14)
82 7五銀(64)
83 同 銀(86)
84 同 角(31)
85 7六歩打
86 5三角(75)
87 5五歩(56)
88 8二玉(92)
89 5四歩(55)
90 7一角(53)
91 1二と(13)
92 2五桂(33)
93 1一角成(77)
94 3七桂成(25)
95 同 桂(29)
96 同 飛成(34)
97 5五馬(11)
98 2八龍(37)
99 同 馬(55)
100 8六桂打
101 6八金(78)
102 5六歩打
103 7五歩(76)
104 5七歩成(56)
105 7四歩(75)
106 6七と(57)
107 7三歩成(74)
108 同 桂(81)
109 投了
まで108手で後手の勝ち


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大山将棋研究(465);四間飛車に4枚美濃から穴熊

2017-03-21 | 大山将棋研究
☆ 昨日の復習

後手番大山先生の次の手は?


☆ 今日の棋譜
昭和54年5月、勝浦修先生と第34期棋聖戦です。

大山先生の四間飛車に勝浦先生は天守閣美濃です。

急戦ではなく4枚美濃を目指しました。これも少し後にブームになります。

前にも出ましたが、45の位を取るのが良い対策で

後手は4筋の歩を交換するのですが、金で取りに行くのはこの戦型特有かも。銀で取り返しても手数は同じですが。

大山先生は腰掛銀で位を保ちます。(この場合は)右桂を跳ねないのが優秀なのです。

59角~37角がわかっているので、勝浦先生は74歩を突かず、後手番だからと待機します。

まだ当時はまだ米長玉から銀冠にするのはわかっていなかったのかも。すごい形で穴熊に組み替えです。

互いに玉を固め

勝浦先生から動きました。23銀右からもう少し固めるのもありそうですが。

6筋を突くのが狙い。大山先生が誘ったところではあります。

大山先生のさばきは、6筋は取り込ませ、石田流にして5筋を突く、きれいな手順です。75歩には56飛ですから

54歩を利かせ、桂を跳ねます。

75歩には54の歩を成り捨てて桂を跳ねます。42角には53歩、64角には54歩。

飛車の取り合いは最善でしょう。ここは手番があり、左桂を使えている分だけやや振り飛車が良さそう。きれいなさばきの順でした。

でも相手は穴熊、48馬を食らわないように一度自陣飛車を打って

馬の位置を変えてから、角を引くのが好位置。穴熊が薄く見えます。

底歩が利くので穴熊はまだ堅いのですが

と金で削れるので長くはもちません。

勝浦先生は馬を切って端攻め。

かなり厳しいです。

大山先生は銀を捨てて受けるのが唯一のしのぎで

金を引いて銀を捨てさせ

桂を跳ねて脱出路を確保。逃げられれば勝勢です。

投了図。

大山先生の快勝譜。うまいさばき方がありました。端攻めされてかなり危なく見えたのですが、受かるものだとわかっているのでしょうね。勝浦先生の方から見ると、31の金が22銀1枚しか利きがないのでもろい穴熊なんです。もう少し違えば結果も変わるところなんですが、わずかな差が大差になりました。
先手をもって、振り飛車のさばき、しのぎを堪能しましょう。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.30 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:大山十五世名人
後手:勝浦修8段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 8四歩(83)
3 7八銀(79)
4 3四歩(33)
5 6六歩(67)
6 6二銀(71)
7 6八飛(28)
8 4二玉(51)
9 4八玉(59)
10 3二玉(42)
11 3八玉(48)
12 5二金(61)
13 2八玉(38)
14 1四歩(13)
15 1六歩(17)
16 5四歩(53)
17 3八銀(39)
18 2四歩(23)
19 6七銀(78)
20 2三玉(32)
21 5八金(69)
22 3二銀(31)
23 4六歩(47)
24 5三銀(62)
25 3六歩(37)
26 4四銀(53)
27 4七金(58)
28 8五歩(84)
29 7七角(88)
30 3一角(22)
31 8八飛(68)
32 3三銀(44)
33 4五歩(46)
34 4四歩(43)
35 同 歩(45)
36 5三金(52)
37 5六銀(67)
38 4四金(53)
39 4五歩打
40 4三金(44)
41 2六歩(27)
42 5三角(31)
43 2七銀(38)
44 8四飛(82)
45 3八金(49)
46 7四飛(84)
47 6七銀(56)
48 2二玉(23)
49 6五歩(66)
50 4二金(41)
51 3七桂(29)
52 1二香(11)
53 6六角(77)
54 1一玉(22)
55 7八飛(88)
56 2二銀(33)
57 5六銀(67)
58 3三金(43)
59 9六歩(97)
60 9四歩(93)
61 4八金(47)
62 4一金(42)
63 4七銀(56)
64 3一金(41)
65 5六歩(57)
66 8六歩(85)
67 同 歩(87)
68 6四歩(63)
69 7五歩(76)
70 8四飛(74)
71 7六飛(78)
72 6五歩(64)
73 5七角(66)
74 7四歩(73)
75 5五歩(56)
76 同 歩(54)
77 5四歩打
78 4二角(53)
79 7七桂(89)
80 7五歩(74)
81 5三歩成(54)
82 同 角(42)
83 6五桂(77)
84 7六歩(75)
85 8四角(57)
86 8六角(53)
87 4四歩(45)
88 5九角成(86)
89 8九飛打
90 6九飛打
91 同 飛(89)
92 同 馬(59)
93 7五角(84)
94 8九飛打
95 6一飛打
96 6四歩打
97 同 角(75)
98 4一歩打
99 5三桂成(65)
100 1五歩(14)
101 4三歩成(44)
102 4七馬(69)
103 同 金(48)
104 1六歩(15)
105 1八歩打
106 1七銀打
107 同 歩(18)
108 同 歩成(16)
109 同 香(19)
110 同 香成(12)
111 同 玉(28)
112 1九飛成(89)
113 1八香打
114 1六歩打
115 同 銀(27)
116 1五歩打
117 2七玉(17)
118 1六歩(15)
119 2八銀打
120 2九龍(19)
121 3九金(38)
122 3八銀打
123 同 金(39)
124 1二香打
125 1五歩打
126 同 香(12)
127 4五桂(37)
128 1七歩成(16)
129 3七玉(27)
130 1八と(17)
131 1三歩打
132 投了
まで131手で先手の勝ち

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大山将棋研究(464);四間飛車に居飛車穴熊

2017-03-20 | 大山将棋研究
☆ 昨日の復習

先手番大山先生の次の手は?


☆ 今日の棋譜
昭和54年5月、森安秀光先生と第34期棋聖戦です。


大山先生の四間飛車に森安先生は居飛穴です。もうブームが到来しているのでしょうか、連続で居飛穴を相手にします。田中寅彦先生のせいですよね。昭和51年プロ入りみたいですから、勝ちまくってまわりに影響が出てきたころかもしれません。
それは別にして、森安先生は大山先生相手に居飛穴でうまくいったので、もう一回ということでしょう。

この辺りまでは何局もみました。大山先生の対応は極めてオーソドックスです。

森安先生は7筋の歩を交換して76銀と立ちました。

これで77角の筋で攻めることができます。

76の銀は87に引いて、かなり堅く、先手十分な駒組みです。

大山先生は55歩同歩42角と変わった指し方。

75角と出るのが狙いでした。歩損は気にしないで馬を作るのが好きです。

馬を引き付けるのが間に合って、一応成功のようですが

森安先生は持ち歩が多いので

歩の手筋で桂馬が取れます。

以下は仕方ない進行ですが、これで大山先生は指せると思っていたのでしょうか?森安先生は桂香の取り合いですが、22と が攻めの筋です。それで33銀が取れそうなので先手有利のはず。

ちょっと紛れてしまいました。

それでも飛車を使って26桂を打たせ(あれ?46香同馬26飛が良さそう。)

たのはよいのですが、と金で金をはがされるのは痛いです。形勢逆転か。

ここで33と同銀13飛成とあわてて攻めたのですが、と金を捨てるのはもったいないです。32と か44歩か、まだなんとかなりそうでしたが。

と金を捨てて角筋を止められては戦力不足です。

こじ開けに行っても

開きません。

大山先生はよくなったと思えば強気に出るのです。飛車交換になり

玉頭を抑えられても平気です。

受けるところはしっかり受けて

千日手狙いのような竜引きには

馬と刺し違えさせて

寄せに行きます。

64香も無視。

62香成も無視。

これで詰みがないとわかっているのです。

86金にも角を取ればよく

投了図。

この間は森安先生がうまく穴熊再構築で勝ったのですが、攻める筋はあまり見えないのでしょうか、粘りの振り飛車党ですから。
大山先生の指し方、堂々と指されたら疑心暗鬼で間違ってしまいそうですが、と金を使うことだけを考えていけば攻め切れるはず。
有利になった後の大山先生の受け方、攻め方を学びましょう。


#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.30 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:森安秀光7段
後手:大山十五世名人
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 5六歩(57)
8 4二飛(82)
9 6八玉(59)
10 6二玉(51)
11 7八玉(68)
12 7二玉(62)
13 5七銀(48)
14 4三銀(32)
15 7七角(88)
16 8二玉(72)
17 8八玉(78)
18 5二金(41)
19 9八香(99)
20 7二銀(71)
21 9九玉(88)
22 6四歩(63)
23 8八銀(79)
24 7四歩(73)
25 7九金(69)
26 9四歩(93)
27 5九金(49)
28 9五歩(94)
29 6九金(59)
30 6三金(52)
31 7八金(69)
32 8四歩(83)
33 2五歩(26)
34 3三角(22)
35 6六銀(57)
36 5四歩(53)
37 6八角(77)
38 2二飛(42)
39 3六歩(37)
40 5一角(33)
41 7五歩(76)
42 同 歩(74)
43 同 銀(66)
44 7四歩打
45 6六銀(75)
46 8三銀(72)
47 7七銀(66)
48 7二金(61)
49 7六銀(77)
50 5二銀(43)
51 7七角(68)
52 4三銀(52)
53 4六歩(47)
54 3三角(51)
55 1六歩(17)
56 7三桂(81)
57 8六歩(87)
58 6五歩(64)
59 8七銀(76)
60 5五歩(54)
61 同 歩(56)
62 4二角(33)
63 5八飛(28)
64 7五角(42)
65 4五歩(46)
66 4二飛(22)
67 3七桂(29)
68 3九角成(75)
69 5四歩(55)
70 7五馬(39)
71 4四歩(45)
72 同 銀(43)
73 4三歩打
74 同 飛(42)
75 4五歩打
76 3三銀(44)
77 2四歩(25)
78 同 歩(23)
79 2二歩打
80 5七歩打
81 1八飛(58)
82 5四金(63)
83 2一歩成(22)
84 6四馬(75)
85 1一と(21)
86 3七馬(64)
87 4九香打
88 4六歩打
89 1五歩(16)
90 3六馬(37)
91 1六飛(18)
92 2六桂打
93 1四歩(15)
94 5八歩成(57)
95 1三歩成(14)
96 6九と(58)
97 2三と(13)
98 7九と(69)
99 同 金(78)
100 4二銀(33)
101 3三と(23)
102 同 銀(42)
103 1三飛成(16)
104 5五歩打
105 8五歩(86)
106 同 歩(84)
107 5六歩打
108 4五馬(36)
109 5五歩(56)
110 4四金(54)
111 5四歩(55)
112 5五歩打
113 1二龍(13)
114 5四馬(45)
115 2一と(11)
116 3八桂成(26)
117 4六香(49)
118 4五歩打
119 3一と(21)
120 4二飛(43)
121 同 龍(12)
122 同 銀(33)
123 8四歩打
124 同 銀(83)
125 8三歩打
126 同 玉(82)
127 7六桂打
128 7五銀(84)
129 8四歩打
130 8二玉(83)
131 4一と(31)
132 5三銀(42)
133 5一と(41)
134 4三馬(54)
135 1二飛打
136 6二金打
137 4五香(46)
138 同 金(44)
139 1三飛成(12)
140 5四銀(53)
141 4三龍(13)
142 同 銀(54)
143 3一角打
144 4九飛打
145 4二角成(31)
146 8六香打
147 同 銀(87)
148 同 歩(85)
149 6四香打
150 7六銀(75)
151 6二香成(64)
152 8七桂打
153 同 銀(88)
154 同 歩成(86)
155 7二成香(62)
156 9三玉(82)
157 8六金打
158 7七銀成(76)
159 8三歩成(84)
160 同 玉(93)
161 7三成香(72)
162 同 玉(83)
163 8五桂打
164 8三玉(73)
165 投了
まで164手で後手の勝ち



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大山将棋研究(463);四間飛車に居飛車穴熊

2017-03-19 | 大山将棋研究
☆ 昨日の復習

後手番大山先生の次の手は?


☆ 今日の棋譜

昭和54年4月、木村義徳先生と第20期王位戦です。木村先生は木村義雄十四世名人の息子さん。

また大山先生の四間飛車に木村先生は居飛車穴熊。もうブームが始まったのかもしれません。

大山先生は普通に組んで、先手番なのでなにかやってきなさい、と65歩を突きます。

木村先生は銀を戻して64歩の交換。

26角と覗かれて、72飛では元気がないか。角をぶつけます。

じっと66歩と守られて難しそうです。

角を打たせて

金で圧迫するのは苦肉の策。

73銀とは指したくないですが

桂香を取らせている間に4筋の歩を伸ばし

6筋を破って勝負、なんですが、先に金をはがされるのは痛いです。

穴熊はかなり崩れて、反撃を狙います。

これで勝負にはなったか。

また香車を打って端を狙います。

ところが18には馬が利いていて(18香成の前に53歩だったか)

2枚角を打って攻防で頑張ります。

仕切り直し。

35桂から44角が急所なので大山先生が簡単のようですが

後手玉をうまく捕まえる筋が見えません。

かなりの混戦です。

それでも王手飛車から飛車を取れば寄り、と見えたんですが

44角に43桂成では怖かったか、36金打ちの安全策です。

安全策の後は遠巻きに網を絞っていき

この飛車打ちにもあわてずに

金を捨てて飛車を取る順なら悪くはないです。

投了図。

かなりの熱戦でした。大山先生にはもう少しわかりやすい寄せがあったように思うのですが、木村先生はうまく粘りました。自分ならどう寄せるか、考えながら並べましょう。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.30 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:大山十五世名人
後手:木村義徳7段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 8四歩(83)
3 7八銀(79)
4 3四歩(33)
5 6六歩(67)
6 6二銀(71)
7 6八飛(28)
8 4二玉(51)
9 4八玉(59)
10 3二玉(42)
11 3八玉(48)
12 5四歩(53)
13 2八玉(38)
14 5三銀(62)
15 6七銀(78)
16 3三角(22)
17 5八金(69)
18 8五歩(84)
19 7七角(88)
20 2二玉(32)
21 3八銀(39)
22 1二香(11)
23 4六歩(47)
24 1一玉(22)
25 1六歩(17)
26 2二銀(31)
27 1五歩(16)
28 3一金(41)
29 3六歩(37)
30 5一金(61)
31 4七金(58)
32 4一金(51)
33 2六歩(27)
34 4二角(33)
35 2七銀(38)
36 4四銀(53)
37 8八飛(68)
38 3二金(41)
39 3八金(49)
40 7四歩(73)
41 5六歩(57)
42 9四歩(93)
43 5九角(77)
44 6四角(42)
45 6五歩(66)
46 7三角(64)
47 3七角(59)
48 5三銀(44)
49 9六歩(97)
50 6四歩(63)
51 同 歩(65)
52 同 銀(53)
53 2五歩(26)
54 5一角(73)
55 2六角(37)
56 6二角(51)
57 同 角成(26)
58 同 飛(82)
59 6六歩打
60 8二飛(62)
61 6三角打
62 4二金(32)
63 5四角成(63)
64 5三金(42)
65 4五馬(54)
66 5四歩打
67 3五歩(36)
68 4四金(53)
69 3六馬(45)
70 3五歩(34)
71 3七馬(36)
72 3四金(44)
73 4五歩(46)
74 6二飛(82)
75 4四歩(45)
76 同 歩(43)
77 6五歩(66)
78 同 銀(64)
79 9一馬(37)
80 6六歩打
81 5八銀(67)
82 4五歩(44)
83 8一馬(91)
84 4六歩(45)
85 3七金(47)
86 5六銀(65)
87 2六桂打
88 3三金(34)
89 3四香打
90 6七歩成(66)
91 3三香成(34)
92 同 銀(22)
93 1四歩(15)
94 同 歩(13)
95 2四歩(25)
96 同 歩(23)
97 3四歩打
98 2二銀(33)
99 1四桂(26)
100 1三香打
101 2二桂成(14)
102 同 金(31)
103 2三歩打
104 同 金(22)
105 5四馬(81)
106 1九香成(13)
107 3一金打
108 3二桂打
109 4三銀打
110 1四香打
111 4二歩打
112 1八香成(14)
113 同 銀(27)
114 同 香成(12)
115 同 馬(54)
116 同 成香(19)
117 同 玉(28)
118 6五角打
119 1七香打
120 1四歩打
121 3二銀成(43)
122 5四角打
123 2七桂打
124 1二玉(11)
125 3三歩成(34)
126 同 桂(21)
127 1六香打
128 3二角(54)
129 同 金(31)
130 同 角(65)
131 3五桂(27)
132 2五桂(33)
133 4四角打
134 1七桂成(25)
135 同 桂(29)
136 6三飛(62)
137 2三桂成(35)
138 同 玉(12)
139 3四歩打
140 同 玉(23)
141 2二角成(44)
142 3三金打
143 3二馬(22)
144 同 金(33)
145 5二角打
146 4三飛(63)
147 5五桂打
148 4四角打
149 3六金打
150 5五角(44)
151 3五香打
152 4四玉(34)
153 3二香成(35)
154 5三飛(43)
155 7四角成(52)
156 8八角成(55)
157 6四馬(74)
158 6三飛打
159 5四金打
160 同 飛(53)
161 3五金(36)
162 4三玉(44)
163 6三馬(64)
164 2六桂打
165 同 金(37)
166 4七歩成(46)
167 同 銀(58)
168 同 銀成(56)
169 4五飛打
170 4四香打
171 3四金(35)
172 3二玉(43)
173 5四馬(63)
174 投了
まで173手で先手の勝ち


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大山将棋研究(462); 四間飛車に居飛車穴熊

2017-03-18 | 大山将棋研究
☆ 昨日の復習

先手番大山先生の次の手は?


☆ 今日の棋譜
昭和54年4月、真部一男先生と第2回オールスター勝ち抜き戦です。


大山先生の四間飛車に真部先生は居飛車穴熊です。

もうこの金の動きは定着したようですね。

真部先生は角を転回し

7筋の歩を交換します。78金右としていなかったら78飛があったのですが。

1歩得て、軽い仕掛けです。

角交換から35歩同歩38飛のつもり。

大山先生は64角46角に42角、変わった受け方です。

34の歩は後で取りに行きます。

こういうところでぱっと成り捨てが見えるのは才能でしょうか。33同角は64歩が入ります。

飛車をぶつけて居飛穴が十分に見えますが

大山先生は1回銀を引いて飛車の打ち込みを防ぎ

34歩に端攻めです。

角も切って

穴熊はかなり弱体化しました。これでよし、とみるのがさすがです。

66銀から49飛と退路封鎖して

真部先生の攻めは93に逃げて(銀冠の小部屋)かわします。ここで76桂が見えているので真部先生はなにか受けるものだと思うのですが

銀を取っても76桂の筋は痛すぎます。

また穴熊に戻るので指せると見たのでしょう。でも71金打が手堅くて

79歩を打ってしまったので香が痛打。

あとは剥がしていくだけです。

でも86桂は勘違いでしょう。67歩成で問題なかったのですが

詰めろでも無いのに銀桂を渡したことになります。

でも波乱はなく投了図。

まだ穴熊の戦い方に慣れていないというか、不必要に自玉を固めるというのが真部先生の美意識に外れるのでしょう。
大山先生の穴熊崩しを堪能できます。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.30 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:真部一男6段
後手:大山十五世名人
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 5六歩(57)
8 4二飛(82)
9 6八玉(59)
10 6二玉(51)
11 7八玉(68)
12 7二玉(62)
13 5七銀(48)
14 4三銀(32)
15 7七角(88)
16 8二玉(72)
17 8八玉(78)
18 5二金(41)
19 9八香(99)
20 7二銀(71)
21 9九玉(88)
22 6四歩(63)
23 8八銀(79)
24 9四歩(93)
25 7九金(69)
26 9五歩(94)
27 5九金(49)
28 7四歩(73)
29 2五歩(26)
30 3三角(22)
31 3六歩(37)
32 6三金(52)
33 1六歩(17)
34 1四歩(13)
35 6九金(59)
36 5四歩(53)
37 7八金(69)
38 8四歩(83)
39 5九角(77)
40 2二飛(42)
41 3七角(59)
42 5一角(33)
43 6六銀(57)
44 7三角(51)
45 7五歩(76)
46 同 歩(74)
47 同 銀(66)
48 7四歩打
49 6六銀(75)
50 8三銀(72)
51 7七銀(66)
52 7二金(61)
53 6六歩(67)
54 5二銀(43)
55 6五歩(66)
56 同 歩(64)
57 7三角成(37)
58 同 桂(81)
59 3五歩(36)
60 6四角打
61 4六角打
62 4二角(64)
63 3四歩(35)
64 4五歩(44)
65 3五角(46)
66 4三銀(52)
67 2四歩(25)
68 同 歩(23)
69 3三歩成(34)
70 同 桂(21)
71 2三歩打
72 同 飛(22)
73 2四飛(28)
74 同 飛(23)
75 同 角(35)
76 3二銀(43)
77 3四歩打
78 9六歩(95)
79 同 歩(97)
80 9七歩打
81 同 香(98)
82 8五桂(73)
83 8六銀(77)
84 9七桂成(85)
85 同 銀(86)
86 9二香打
87 3三歩成(34)
88 9七角成(42)
89 同 銀(88)
90 9六香(92)
91 同 銀(97)
92 9七歩打
93 8八玉(99)
94 9六香(91)
95 9九歩打
96 6六銀打
97 6八金(79)
98 4九飛打
99 6一飛打
100 9八歩成(97)
101 同 歩(99)
102 2九飛成(49)
103 9一角打
104 9三玉(82)
105 3二と(33)
106 7六桂打
107 9九玉(88)
108 6八桂成(76)
109 9五香打
110 9四歩打
111 6八角(24)
112 9五歩(94)
113 7九歩打
114 7一金打
115 1一飛成(61)
116 7六香打
117 7七桂打
118 同 香成(76)
119 同 桂(89)
120 同 銀(66)
121 同 角(68)
122 6六桂打
123 同 角(77)
124 同 歩(65)
125 7七桂打
126 8六桂打
127 同 歩(87)
128 8七銀打
129 同 金(78)
130 7九龍(29)
131 8九香打
132 7八角打
133 8八金(87)
134 6七歩成(66)
135 8五桂打
136 9四玉(93)
137 7六銀打
138 7七と(67)
139 9三桂成(85)
140 同 玉(94)
141 8二銀打
142 同 金(71)
143 同 角成(91)
144 同 玉(93)
145 9三銀打
146 同 玉(82)
147 9一龍(11)
148 9二銀打
149 投了
まで148手で後手の勝ち
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大山将棋研究(461); 四間飛車に棒銀

2017-03-17 | 大山将棋研究
☆ 昨日の復習

後手番大山先生の次の手は?


☆ 今日の棋譜
昭和54年4月、青野照市先生と第27回王座戦です。


大山先生の四間飛車に青野先生は急戦。74歩が先なのは石田流を警戒したものか。

早くに73銀と出て、棒銀です。

大山先生の対策は、78金が多いです。研究されない力戦型を目指します。

角交換から陣形整備で

青野先生が銀を立て直したら大山先生は56角と据えました。とりあえず64歩の狙いですが

青野先生の92角から84飛は守りすぎのような感じです。角の打ちあいは55に近い方が働いています。92角を打っていなくてもつぶれないと思いますが。

大山先生が72歩から と金を作っている間に、青野先生は右桂を跳ねて使います。これが狙いだったということでしょう。

桂を捨ててから角を追えば

桂と銀の交換です。でも35桂と12銀の打ちあいでは12銀の働きが低いので駒得の意味がなく、青野先生苦戦です。

72と とせかされて、54銀引は味が良さそうでしたが、金を出られて、しまった、というところ。86歩同歩の突き捨てが入っていればまだしも、でした。

飛車が死んで

一応反撃はあるのですが

大山先生は香を補充して

右桂を使って寄せます。

投了図。25玉に23桂成で詰めろを受けにくいです。

研究家の青野先生は力戦だと力を出しにくいか。56角に92角なんてずいぶん考えてのことでしょうけれど、その後がうまく使えませんでした。先手をもって気持ちよく並べましょう。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.30 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:大山十五世名人
後手:青野照市6段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 8四歩(83)
3 7八銀(79)
4 3四歩(33)
5 6六歩(67)
6 6二銀(71)
7 6八飛(28)
8 4二玉(51)
9 4八玉(59)
10 3二玉(42)
11 3八玉(48)
12 5二金(61)
13 2八玉(38)
14 7四歩(73)
15 3八銀(39)
16 5四歩(53)
17 6七銀(78)
18 4二銀(31)
19 4六歩(47)
20 7三銀(62)
21 7八金(69)
22 8五歩(84)
23 7七角(88)
24 8四銀(73)
25 9六歩(97)
26 5三銀(42)
27 3六歩(37)
28 7五歩(74)
29 6五歩(66)
30 7七角成(22)
31 同 金(78)
32 4四歩(43)
33 4七銀(38)
34 4二金(41)
35 3八金(49)
36 7六歩(75)
37 同 金(77)
38 7五歩打
39 7七金(76)
40 7三銀(84)
41 1六歩(17)
42 1四歩(13)
43 6六銀(67)
44 7四銀(73)
45 5六角打
46 9二角打
47 9五歩(96)
48 8四飛(82)
49 7二歩打
50 7三桂(81)
51 7一歩成(72)
52 6五桂(73)
53 同 銀(66)
54 5五歩(54)
55 3四角(56)
56 6五銀(74)
57 3五桂打
58 1二銀打
59 7二と(71)
60 5四銀(65)
61 6六金(77)
62 3三玉(32)
63 5二角成(34)
64 同 金(42)
65 7五金(66)
66 5六歩(55)
67 同 歩(57)
68 4五歩(44)
69 8四金(75)
70 5七角打
71 3一飛打
72 3二歩打
73 5八飛(68)
74 8四角成(57)
75 9一飛成(31)
76 6五角(92)
77 3七桂(29)
78 5七金打
79 2五桂(37)
80 3四玉(33)
81 2一龍(91)
82 同 銀(12)
83 2六桂打
84 投了
まで83手で先手の勝ち
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