名南将棋大会ブログ 名古屋

名南将棋大会告知や結果のほか、
将棋が強くなるための記事を書きます。
まずは将棋上達法則を見てください。

大山将棋研究(559);四間飛車に左美濃(田丸昇)

2017-06-23 | 大山将棋研究
☆ 昨日の復習

先手番大山先生の次の手は?


☆ 今日の棋譜20170623
昭和55年10月、田丸昇先生と第4回オールスター勝ち抜き戦です。


大山先生の四間飛車に田丸先生は左美濃。88玉の形のほうを好みます。

田丸先生は攻め将棋なので四手角ではまだるっこい、と飛銀で攻めるほうを選びました。

一度2筋に飛を戻って

銀を出てからまた戻る。手の損得はないのですが何をやっているのかわかりにくいでしょう。後手からの45歩を警戒した手順なのです。45歩同銀65歩あるいは45歩同銀85桂86角65歩というのをまともに食らいたくないので、この形にできるように工夫しました。

これも22角の利き筋を止めたという意味もあり、また左美濃なので58飛から攻めるという意味もあります。反撃を警戒しつつ、とりあえずは飛銀だけで攻めを考えなくてはなりません。

45歩には33歩というのも手筋。33同飛55銀なら中央を抑えているのでまあまあ指せます。

33同角35銀に43銀は微妙です。35で銀交換すると45の歩が浮いているというのを嫌ったわけですが

85桂に44銀というのは定跡に似ています。(角を逃げると66角で飛を素抜く筋がある。)

違いは54の拠点があることで、52銀と受けるようでは居飛車もちです。

55桂には44角。32飛成は55角で、打ったばかりの銀桂を取られるのではばからしいです。ということは桂馬を35から打てば良かったのかも。

ということで角の方を取りました。(こういう変化があるので、かなり前に35で銀交換していると話が違います。)

飛を抑えて桂を成れば、田丸先生がうまくやったようですが

26角から飛を逃げられるので

ここでは駒の損得も無く、互角のわかれです。

大山先生が先に食らいつきました。

田丸先生としては、振り飛車の守りの桂がないのがつけ目。73の地点を狙っています。85桂51歩23飛成43歩まではよいとして、39歩ではなくて86桂ならば詰めろ。63金43竜で金を狙えば勝ち筋でした。39歩は68竜同金同銀成で後手玉がまだ詰まないでしょう。怪しかったと思います。

大山先生は68竜と逃げ(ここでも86桂があった)57銀と打たせて39竜。これは銀を使わせてわからなくなりました。大山先生がうまくごまかした感じです。

田丸先生の86角が攻防(詰めろで自陣を強化)で、銀を取って43竜は厳しそうです。63竜または64角から73銀が狙い。

84銀は玉を上に逃げ出そうという感じで大山先生らしい受けですが(62銀のほうが両方の受けになる)、55桂が追撃で、田丸先生が優勢です。

桂角を取られても、銀を取り返してまだ先手玉は詰まず。

後手玉に詰みがありました。

88玉型の左美濃で作戦負けにならないように指すのは難しいのですが、田丸先生がうまく指した序盤でした。中盤もうまくいったようなのですが、大山先生もうまく受けて飛を成りあったところは互角です。大山先生の55桂~67銀は確実ですがやや速度が遅い攻めで、銀を渡す形なので桂馬のいない美濃囲いは薄かったです。
オールスターだと持ち時間は短めなので、終盤の読みあいということになれば、若い田丸先生の方に分がありました。
田丸先生の快勝です。こういうのを見ると88玉の左美濃を指したくなるのですが、なかなかうまく指せないのですよね。(私が若いころ、これでよく負けていました。天守閣美濃は好きではなかったです。)

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.31 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:田丸昇6段
後手:大山王将
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 5六歩(57)
8 4二飛(82)
9 6八玉(59)
10 6二玉(51)
11 7八玉(68)
12 7二玉(62)
13 5八金(49)
14 4三銀(32)
15 9六歩(97)
16 9四歩(93)
17 7七角(88)
18 8二玉(72)
19 8八玉(78)
20 7二銀(71)
21 7八銀(79)
22 5二金(41)
23 5七銀(48)
24 6四歩(63)
25 2五歩(26)
26 3三角(22)
27 3六歩(37)
28 7四歩(73)
29 6六歩(67)
30 6三金(52)
31 6七金(58)
32 7三桂(81)
33 1六歩(17)
34 1四歩(13)
35 3八飛(28)
36 3二飛(42)
37 3五歩(36)
38 2二角(33)
39 2八飛(38)
40 3三角(22)
41 4六銀(57)
42 5四歩(53)
43 3八飛(28)
44 2二角(33)
45 3四歩(35)
46 同 銀(43)
47 5五歩(56)
48 3五歩打
49 5四歩(55)
50 4五歩(44)
51 3三歩打
52 同 角(22)
53 3五銀(46)
54 4三銀(34)
55 3四銀(35)
56 同 銀(43)
57 同 飛(38)
58 8五桂(73)
59 4四銀打
60 7七桂成(85)
61 同 桂(89)
62 5二銀打
63 5五桂打
64 4四角(33)
65 同 飛(34)
66 6二金(63)
67 3三歩打
68 同 飛(32)
69 3四歩打
70 3二飛(33)
71 4三桂成(55)
72 2六角打
73 4五飛(44)
74 3四飛(32)
75 5二成桂(43)
76 同 金(62)
77 4一飛成(45)
78 3八飛成(34)
79 2一龍(41)
80 5五桂打
81 6八金(67)
82 6七銀打
83 8五桂(77)
84 5一歩打
85 2三龍(21)
86 4三歩打
87 3九歩打
88 4八龍(38)
89 5七銀打
90 3九龍(48)
91 8六角打
92 6三金(52)
93 6七銀(78)
94 同 桂成(55)
95 4三龍(23)
96 8四銀打
97 5五桂打
98 8五銀(84)
99 6三桂成(55)
100 8六銀(85)
101 同 歩(87)
102 6九龍(39)
103 7三銀打
104 9二玉(82)
105 8二金打
106 9三玉(92)
107 8三金(82)
108 同 銀(72)
109 8二銀(73)
110 投了
まで109手で先手の勝ち
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大山将棋研究(558);三間飛車に天守閣美濃引き角棒銀(勝浦修)

2017-06-22 | 大山将棋研究
☆ 昨日の復習

先手番大山先生の次の手は?


☆ 今日の棋譜20170622
昭和55年10月、勝浦修先生と第39期名人挑戦者リーグです。


大山先生の先手三間飛車に勝浦先生は天守閣美濃です。

4枚美濃の流行はまだ先です。引き角棒銀になりました。

三間飛車スタートだったので56歩を突いているわけですが、それでも大山先生は4筋からの攻めを狙っています。

銀を使うことを優先しました。4筋を攻められたら

桂を捨てて応急処置。77角の利き筋をそらしに行きます。

大山先生は3筋を突き捨てて控えの桂ですが、今日は強気ですね。

勝浦先生も力強く応接し

飛角をそらして

桂馬を取り返したところで、角をぶつけられて困りました。逃げても66角の味が良いので交換するのですが

87銀が取り残されています。玉頭(桂頭)を攻めるのは勝負手。

大山先生は25歩は相手にせず、角の打ちあいから

飛をさばいて好調です。87銀と54銀の差が大きいです。

勝浦先生はなんとか銀を使って、互角に持ち込めるか。

飛を切られ、角をかわされてがっかり。それでも52飛は良い返し方で、質駒ができました。

玉頭を攻めて桂を取りに行きます。

36玉を期待したのですが、あっさり収められて、角に逃げられました。これで逆転はなく

飛を追われて切るしかなくなって

投了図。清算すると33角成の詰み筋です。

まだ天守閣美濃から米長玉経由で銀冠にするのは広まっていなかったのでしょうが、角筋を避けておくほうが安心です。互いに美濃囲いだと小さな差が大きくなるのですよね。攻めの銀の位置の違いが大きかったです。だからこの戦型は流行らなくなりました。その昔羽生の頭脳に後手番ならこれで千日手ねらいだ、と書いてあったのですが、4筋攻めは気をつけなければいけません。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.31 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:大山王将
後手:勝浦修8段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 8四歩(83)
3 7八飛(28)
4 8五歩(84)
5 7七角(88)
6 3四歩(33)
7 6六歩(67)
8 6二銀(71)
9 6八銀(79)
10 4二玉(51)
11 4八玉(59)
12 3二玉(42)
13 3八玉(48)
14 5二金(61)
15 5八金(69)
16 5四歩(53)
17 2八玉(38)
18 1四歩(13)
19 1六歩(17)
20 7四歩(73)
21 3八銀(39)
22 2四歩(23)
23 4六歩(47)
24 2三玉(32)
25 5六歩(57)
26 3二銀(31)
27 3六歩(37)
28 4四歩(43)
29 4七金(58)
30 4三金(52)
31 2六歩(27)
32 3一角(22)
33 8八飛(78)
34 7三銀(62)
35 6七銀(68)
36 3三桂(21)
37 3七桂(29)
38 9四歩(93)
39 9六歩(97)
40 2二玉(23)
41 6五歩(66)
42 6四歩(63)
43 同 歩(65)
44 同 銀(73)
45 4五歩(46)
46 同 桂(33)
47 同 桂(37)
48 7五歩(74)
49 3五歩(36)
50 6五銀(64)
51 6八飛(88)
52 3五歩(34)
53 2七桂打
54 6四角(31)
55 3七歩打
56 3四金(43)
57 7五歩(76)
58 6六歩打
59 同 銀(67)
60 7六銀(65)
61 8八角(77)
62 6七歩打
63 4八飛(68)
64 8七銀(76)
65 6五銀(66)
66 7五角(64)
67 7九角(88)
68 4五歩(44)
69 5七角(79)
70 同 角成(75)
71 同 金(47)
72 2五歩(24)
73 5四銀(65)
74 7三角打
75 6六角打
76 3三金(34)
77 6四歩打
78 同 角(73)
79 4五飛(48)
80 4四歩打
81 6五飛(45)
82 5二桂打
83 4五歩打
84 7六銀成(87)
85 6四飛(65)
86 同 桂(52)
87 5五角(66)
88 5二飛(82)
89 5三角打
90 2六歩(25)
91 3五桂(27)
92 2七歩成(26)
93 同 玉(28)
94 2五飛打
95 2六歩打
96 3五飛(25)
97 6四角成(53)
98 3四飛(35)
99 3六歩(37)
100 2五歩打
101 3七銀(38)
102 6八歩成(67)
103 3五歩(36)
104 同 飛(34)
105 4六金(57)
106 3七飛成(35)
107 同 玉(27)
108 2六歩(25)
109 4四歩(45)
110 2五桂打
111 3六玉(37)
112 3五歩打
113 同 金(46)
114 3四銀打
115 4三歩成(44)
116 投了
まで115手で先手の勝ち

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大山将棋研究(557); 四間飛車に棒銀(加藤一二三)

2017-06-21 | 大山将棋研究
☆ 昨日の復習

後手番大山先生の次の手は?


☆ 今日の棋譜20170621
昭和55年10月、加藤一二三先生と第13回連盟杯争奪戦です。


大山先生の四間飛車に加藤先生は急戦です。穴熊よりこっちを見たいですよね。

大山先生は袖飛車をみせます。加藤先生の44歩は手堅いですが、もう1手待ってもよかったのです。

木村美濃にされて、得をしたのかどうか。なにか攻める形にしたいのですが、棒銀は加藤先生らしいです。

角筋が止まっているので、大山先生は6筋から先攻します。

加藤先生は6筋を謝ってから7筋を攻めます。

自然な75銀では55歩が厳しいです。いきなり飛を切りました。

棒銀がさばけていないので無理な感じですが、先手玉も薄いです。飛は取り返して

銀も使って桂を取り、好調に見えます。

あれ?これは受けにくい。62銀54銀77歩成43歩というのは負けそう。飛を打って受けるのも効果がないです。62金34角成も気持ち悪い、と思ったら62金に54銀もありますね。

43金右に、大山先生は角を切って

2枚換え。底歩の受けには

香を取って打つのが厳しく、優勢です。

44桂には45歩がぴったり。

金を打ち込めば簡単そうです。

清算して(ここで93竜が正しかったか)

角を打てば寄りです。

だけど王手竜取り。これは承知の上だったのかなあ?どの時点で読んでいたのでしょう。

竜を取られても再びの香が痛くて

馬を使って下に落としていき

銀を取りました。少しぬるいですが攻防です。

投了図。

加藤先生は作戦失敗だとは思いますが、飛切からは案外にうまくいったのかと思いました。でも82飛~61角の時に持ち駒が飛だけ、うまい受けがありませんでした。棒銀が残ったさばき合い、角を渡すことになる飛交換では、やはりうまくいかないものですね。
大山先生は王手竜をどこで読んで打たせたのか、気になります。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.31 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:大山王将
後手:加藤一二三9段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 8四歩(83)
3 7八銀(79)
4 3四歩(33)
5 6六歩(67)
6 6二銀(71)
7 6八飛(28)
8 4二玉(51)
9 4八玉(59)
10 3二玉(42)
11 3八玉(48)
12 5四歩(53)
13 6七銀(78)
14 5二金(61)
15 2八玉(38)
16 4二銀(31)
17 3八銀(39)
18 7四歩(73)
19 4六歩(47)
20 5三銀(42)
21 3六歩(37)
22 4二金(41)
23 4七銀(38)
24 8五歩(84)
25 7七角(88)
26 4四歩(43)
27 3八金(49)
28 6四歩(63)
29 1六歩(17)
30 1四歩(13)
31 5八金(69)
32 7三銀(62)
33 5六銀(67)
34 8四銀(73)
35 6五歩(66)
36 同 歩(64)
37 同 銀(56)
38 7五歩(74)
39 6四歩打
40 6二歩打
41 5六歩(57)
42 7六歩(75)
43 同 銀(65)
44 7二飛(82)
45 6五銀(76)
46 7七飛成(72)
47 同 桂(89)
48 4五歩(44)
49 7八歩打
50 4六歩(45)
51 同 銀(47)
52 7九角打
53 8二飛打
54 7五銀(84)
55 3七銀(46)
56 6八角成(79)
57 同 金(58)
58 7六歩打
59 6三歩成(64)
60 同 歩(62)
61 6一角打
62 4三金(52)
63 同 角成(61)
64 同 玉(32)
65 8一飛成(82)
66 4一歩打
67 9一龍(81)
68 7七歩成(76)
69 4六香打
70 4四桂打
71 4五歩打
72 3六桂(44)
73 同 銀(37)
74 6八と(77)
75 4四金打
76 同 銀(53)
77 同 歩(45)
78 同 角(22)
79 同 香(46)
80 同 玉(43)
81 2二角打
82 4三玉(44)
83 1一角成(22)
84 4六角打
85 3七桂打
86 9一角(46)
87 4五香打
88 5二玉(43)
89 4二香成(45)
90 同 歩(41)
91 4四馬(11)
92 5三金打
93 6一銀打
94 同 玉(52)
95 5三馬(44)
96 5二金打
97 7五馬(53)
98 4九銀打
99 3九金(38)
100 3五歩(34)
101 5三桂打
102 6二玉(61)
103 6一金打
104 投了
まで103手で先手の勝ち
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大山将棋研究(556);四間飛車に右46銀急戦(土佐浩司)

2017-06-20 | 大山将棋研究
☆ 昨日の復習

先手番大山先生の次の手は?


☆ 今日の棋譜20170620
昭和55年10月、土佐浩司先生と第4回オールスター勝ち抜き戦です。


大山先生の四間飛車に土佐先生は46右銀での急戦です。でも大山先生相手ですから、38飛を先にしたほうが良かったのかも。

32金の受けが見えているのですよね。攻めるなら37桂~26飛~35歩なんですが、66歩と止めて

35歩は指しにくい手です。銀ばさみの筋があって

歩損しないで銀は引けるのですが、位を取らせるのはどうなんでしょう。

さすがは才能派、隙ありとみて仕掛けました。

64歩同銀63角はまあまあ良さそう。64歩72銀に63角でもまあまあ。というところですが、28角は64角と合わせさせて1歩節約か。73角で受けて

73同桂なら攻めやすくなりますね。玉で取らせたのが得だったかどうか、ということなんですが、

77桂と使えたのでよしと見たのでしょう。72玉にはどんどん歩を突き捨てます。

大山先生は51飛~55歩で受けます。24歩も手抜き。

土佐先生は飛を走って歩を合わせて、好調に見えます。銀を出ていけば指せそうです。

さらに66歩と合わせてよい感じですが、大山先生の13角は好打。先手の飛を追って

自分だけ飛をさばきます。

土佐先生も馬を作れてまずまずなのですが

13の角は引いて使われました。5,6筋の歩を取ってもらえないので銀が前に出にくいのですよね。馬を追われて

竜を引かれ、

じっと受けられてみると攻撃続行は難しいです。左側はよい形なのですけど。

馬を殺された、というのがうっかりでしょうか。

馬を切れば、ゆっくりだけど攻めは続くのですが

大山先生の玉移動が出ました。

これは入玉合戦になりそうです。

互いに捕まらない玉です。でも馬を殺されたので土佐先生は点数が足らないんですよね。

こういうのを延々粘るタイプでもないので、ちょっと攻めて投了しました。


土佐先生らしい将棋で、角交換でうまくチャンスをつかんだのです。1歩しかないから、64歩が打ちにくくて、左桂や銀を使う将棋にしたくなったのです。本筋に見えますよね。13角あたりから大山先生がペースをつかみました。相手の力をださせないように、じっくり粘っていたら、馬を殺せてちょっと有利になり、玉移動して有利が拡大しました。

先手をもって、どう攻めるか考えるのもよいですし、後手をもって急がない指し方を学ぶのもよいでしょう。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.31 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:土佐浩司4段
後手:大山王将
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 6八玉(59)
8 4二飛(82)
9 7八玉(68)
10 6二玉(51)
11 5八金(49)
12 7二玉(62)
13 5六歩(57)
14 8二玉(72)
15 6八銀(79)
16 7二銀(71)
17 5七銀(48)
18 4三銀(32)
19 2五歩(26)
20 3三角(22)
21 3六歩(37)
22 5四歩(53)
23 9六歩(97)
24 9四歩(93)
25 4六銀(57)
26 3二金(41)
27 6六歩(67)
28 6四歩(63)
29 6七銀(68)
30 4一飛(42)
31 7七角(88)
32 7四歩(73)
33 3五歩(36)
34 4五歩(44)
35 3四歩(35)
36 同 銀(43)
37 5七銀(46)
38 1四歩(13)
39 3八飛(28)
40 3五歩打
41 6八金(69)
42 6三銀(72)
43 6五歩(66)
44 同 歩(64)
45 3三角成(77)
46 同 桂(21)
47 2八角打
48 7三角打
49 同 角成(28)
50 同 玉(82)
51 7七桂(89)
52 7二玉(73)
53 5五歩(56)
54 5一飛(41)
55 2四歩(25)
56 5五歩(54)
57 2三歩成(24)
58 同 銀(34)
59 3五飛(38)
60 5四飛(51)
61 5六歩打
62 6四銀(63)
63 6六歩打
64 1三角打
65 3六飛(35)
66 2四飛(54)
67 2六歩打
68 3五歩打
69 3九飛(36)
70 2六飛(24)
71 5四角打
72 7一玉(72)
73 6三角成(54)
74 3一角(13)
75 6五歩(66)
76 7三銀(64)
77 7五歩(76)
78 6二金(61)
79 5四馬(63)
80 2八飛成(26)
81 7九飛(39)
82 2四龍(28)
83 5五馬(54)
84 7五歩(74)
85 6六銀(57)
86 6三歩打
87 8六歩(87)
88 3六歩(35)
89 7四歩打
90 8二銀(73)
91 8七玉(78)
92 5四歩打
93 8二馬(55)
94 同 玉(71)
95 6四歩(65)
96 同 歩(63)
97 7五銀(66)
98 7八歩打
99 6九飛(79)
100 7二玉(82)
101 6五歩打
102 6一玉(72)
103 6四歩(65)
104 5二玉(61)
105 6五桂(77)
106 4三玉(52)
107 8二銀打
108 2八歩打
109 8一銀成(82)
110 2九歩成(28)
111 7三歩成(74)
112 6一金(62)
113 7六玉(87)
114 3七歩成(36)
115 6三歩成(64)
116 3四玉(43)
117 5三桂成(65)
118 2八龍(24)
119 9一成銀(81)
120 1九と(29)
121 6二歩打
122 5一金(61)
123 4三桂打
124 同 金(32)
125 3五歩打
126 4四玉(34)
127 4三成桂(53)
128 同 玉(44)
129 投了
まで128手で後手の勝ち

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大山将棋研究(555); 向い飛車乱戦(丸田祐三)

2017-06-19 | 大山将棋研究
☆ 昨日の復習

先手番大山先生の次の手は?


☆ 今日の棋譜20170619
昭和55年10月、丸田祐三先生と第6期棋王戦です。


どちらが振るか、という序盤ですが、丸田先生は居飛車党のはず。居飛車で位取りのつもりだったのかもしれません。

大山先生から角を交換して角を打ちあい、居飛車選択です。

でも77角成には同玉しかない(88角がある)ので、また角を打ちあって中央を狙われる、というのはまずそうに見えます。

中央は丸田先生の勢力圏内。金を繰り出すのは力強いですが、

一気に決めてしまおうというのは、ちょっと指し過ぎです。

大山先生は陣形がバラバラなのですが、56銀直から角と銀を交換していくのが好判断。後手から案外に手がないですし、71の銀を働かせにくいです。

馬を作れたら大山先生のペースになります。

丸田先生はなるべくしっかり受けるのですが

角を追われて

切って と金作りが間に合うか。大山先生は自陣角、馬の横に打つので気が付きにくいですが、これで2枚換えの筋+71銀取りを避けにくいです。

52歩には53角成から43馬でもよいですが、54歩から71角成もあります。

丸田先生は取られそうな銀を捨てて71角成のほうを受けるのですが

角損で馬と と金の作り合いですから、かなり分が悪いです。この桂取りも銀を打ちたくないし

飛車を捨てて

形を作って投了です。


丸田先生は軽い攻めの得意な「小太刀の名手」と呼ばれた居飛車党です。行きがかり上の乱戦ですが、振り飛車党のほうが慣れているような形になりました。
大山先生の馬作りから自陣角のあたりを覚えておきましょう。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.31 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:大山王将
後手:丸田祐三9段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 6六歩(67)
4 4二銀(31)
5 7八銀(79)
6 5四歩(53)
7 6七銀(78)
8 4四歩(43)
9 5六歩(57)
10 4三銀(42)
11 6五歩(66)
12 4五歩(44)
13 2二角成(88)
14 同 飛(82)
15 7七角打
16 3三角打
17 6八玉(59)
18 7七角成(33)
19 同 玉(68)
20 3三角打
21 6六角打
22 4四銀(43)
23 4八銀(39)
24 5五歩(54)
25 5七銀(48)
26 5二金(61)
27 8八玉(77)
28 5三金(52)
29 5五歩(56)
30 同 銀(44)
31 7七角(66)
32 6四歩(63)
33 5六銀(57)
34 同 銀(55)
35 3三角成(77)
36 同 桂(21)
37 5六銀(67)
38 6五歩(64)
39 5四歩打
40 同 金(53)
41 4三角打
42 4四角打
43 9八玉(88)
44 5三金(54)
45 3四角成(43)
46 4三銀打
47 1六馬(34)
48 6六歩(65)
49 5五銀打
50 同 角(44)
51 同 銀(56)
52 6七歩成(66)
53 2六角打
54 5二歩打
55 5四歩打
56 同 銀(43)
57 同 銀(55)
58 6二銀打
59 5三銀成(54)
60 同 銀(62)
61 3四馬(16)
62 4二金(41)
63 3一銀打
64 6八歩打
65 2二銀(31)
66 6九歩成(68)
67 3三銀成(22)
68 投了
まで67手で先手の勝ち

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大山将棋研究(554); 三間飛車に天守閣美濃(中原誠)

2017-06-18 | 大山将棋研究
☆ 昨日の復習

先手番大山先生の次の手は?


☆ 今日の棋譜20170618
昭和55年9月、中原誠王座と第28回王座戦第1局です。(この時はまだタイトル戦ではないのですが、挑戦制で3番勝負です。)

なお、第28回王座戦第2局はかなり前に記事にしたのですが、見直して加筆しました。



大山先生の先手三間飛車です。

中原先生は天守閣美濃に。

それから急戦ですが、桂を使うのは珍しい組み合わせです。

44角に27銀なら65歩同歩同桂44角同歩66歩、までは見えますね。86歩同歩87歩同飛78角の筋か、96歩同歩67歩同銀79角の筋か。ともかくこういう急戦を研究していたのでしょう。大山先生は26の歩を取らせます。

手順に46銀で形は良いです。

5筋を攻める調子は良さそうです。

35歩から攻められば好調子が続きます。

86歩に同角でした。歩で取って35歩ねらいでも相当だと思いますが。中原先生は端を攻めます。

歩切れですが、16香には86飛同歩17角打で攻めようということです。厳しそうですね。(26歩同角と呼んで16香という怖い受け方もありました。)

35歩にも同角で

この攻めは受けにくいです。

大山先生の受けは78角から。87歩を支えておいて

金取りに引いて

催促します。

中原先生は角の質駒が消えたので、金を繰り出しました。

攻防に香を打てば優勢に見えました。

大山先生は桂を逃げて(これが香取りになる)金を呼びこんで受けます。37同金33桂成同銀37銀47歩成が普通です。つぶれているように見えます。27金左36歩28成銀から清算して47銀もありますね。それはだめなので金銀を捨てて逃げ出すのも自信なし。

26金右はひるんだ感じで、玉を逃げ出せば

先手玉が捕まりにくくなりました。投了です。

中原先生が急戦を研究してきたのですが、大山先生がうまく外し、有利だったと思います。86歩に同角は大山先生らしい気もしますが、同歩から3筋を攻めても勝ちだとも思うのですが。
中原先生の端攻めが厳しくて、角の質駒をとがめられたことになっては逆転です。質駒を解消しつつ、強く受けたら中原先生が間違って再逆転、という面白い展開でした。
端攻めの応接がまずかったということになりますが、振り飛車をもって並べるほうがおもしろいです。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.31 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:大山王将
後手:中原誠王座
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 8四歩(83)
3 7八飛(28)
4 3四歩(33)
5 6六歩(67)
6 8五歩(84)
7 7七角(88)
8 6二銀(71)
9 6八銀(79)
10 4二玉(51)
11 4八玉(59)
12 3二玉(42)
13 3八玉(48)
14 5二金(61)
15 5八金(69)
16 1四歩(13)
17 1六歩(17)
18 5四歩(53)
19 2八玉(38)
20 2四歩(23)
21 3八銀(39)
22 2三玉(32)
23 4六歩(47)
24 3二銀(31)
25 5六歩(57)
26 7四歩(73)
27 3六歩(37)
28 9四歩(93)
29 4七金(58)
30 6四歩(63)
31 2六歩(27)
32 7三桂(81)
33 8八飛(78)
34 4四角(22)
35 4五歩(46)
36 2六角(44)
37 5七銀(68)
38 6三銀(62)
39 4六銀(57)
40 5三角(26)
41 5八飛(88)
42 4二金(41)
43 5五歩(56)
44 同 歩(54)
45 同 銀(46)
46 8一飛(82)
47 5四歩打
48 6二角(53)
49 6八角(77)
50 3三桂(21)
51 4六金(47)
52 8六歩(85)
53 同 角(68)
54 1五歩(14)
55 同 歩(16)
56 1八歩打
57 同 香(19)
58 1七歩打
59 同 香(18)
60 2五桂(33)
61 3五歩(36)
62 同 角(62)
63 同 金(46)
64 同 歩(34)
65 1六香(17)
66 2六金打
67 4四歩(45)
68 3六歩(35)
69 7八角打
70 2二玉(23)
71 5九角(86)
72 1六金(26)
73 4三歩成(44)
74 同 金(42)
75 4四歩打
76 3三金(43)
77 3四歩打
78 2三金(33)
79 2六歩打
80 3七歩成(36)
81 同 桂(29)
82 1七桂成(25)
83 3九玉(28)
84 5六歩打
85 同 飛(58)
86 3四金(23)
87 3五歩打
88 同 金(34)
89 6八角(59)
90 3三香打
91 3六歩打
92 同 金(35)
93 4五桂(37)
94 4六歩打
95 3七歩打
96 2六金(36)
97 4八玉(39)
98 2七成桂(17)
99 4六銀(55)
100 4七歩打
101 5七玉(48)
102 3八成桂(27)
103 同 金(49)
104 8八銀打
105 8六歩(87)
106 2七金(16)
107 同 金(38)
108 同 金(26)
109 5三歩成(54)
110 投了
まで109手で先手の勝ち
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大山将棋研究(553); 四間飛車に天守閣美濃引き角棒銀(真部一男)

2017-06-17 | 大山将棋研究
☆ 昨日の復習

先手番中原先生の次の手は?


☆ 今日の棋譜20160717
昭和55年9月、真部一男先生と第36期棋聖戦です。


大山先生の四間飛車に真部先生は74歩を突いてから天守閣美濃。

引き角棒銀になりました。

大山先生は4筋を狙っています。真部先生は7筋の歩を交換して

53角~62銀と少しでも強化するのですが

46金から35歩と、一気に攻めつぶそうとしています。

44歩と取り込みが利いて

飛車をまわり

57角成をみせられても構わずに3筋をこじ開けます。35同歩には34歩。34同玉は45銀で終わりで、構わず36歩には33歩成同金35桂で一気に寄せようということでしょう。

真部先生は飛車の素抜き筋を消して、77飛成から35歩で対応します。これで34歩はちょっとやりにくい。

大山先生は金で取り返して、57角成に銀を引いて引き締めます。

34歩には43歩成で早い投了図です。43同銀(同金でも)に24金同玉43飛成同金21飛で寄りです。

しばらく大山先生は引き角棒銀を苦手にしていましたが、このところはしっかり対策ができたみたいですね。先手番だということもあり、3,4筋から攻めつぶしてしまいました。後手は組上がりで作戦負けなので、工夫できるかどうか。左美濃の引き角棒銀が指しにくくなりました。
先手をもって並べておくと良い棋譜です。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.31 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:大山王将
後手:真部一男7段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 6六歩(67)
4 8四歩(83)
5 7八銀(79)
6 6二銀(71)
7 6八飛(28)
8 4二玉(51)
9 4八玉(59)
10 3二玉(42)
11 3八銀(39)
12 5二金(61)
13 3九玉(48)
14 1四歩(13)
15 1六歩(17)
16 5四歩(53)
17 6七銀(78)
18 7四歩(73)
19 2八玉(39)
20 2四歩(23)
21 5八金(69)
22 2三玉(32)
23 4六歩(47)
24 3二銀(31)
25 4七金(58)
26 4四歩(43)
27 3六歩(37)
28 4三金(52)
29 2六歩(27)
30 8五歩(84)
31 7七角(88)
32 3一角(22)
33 8八飛(68)
34 7三銀(62)
35 6五歩(66)
36 3三桂(21)
37 3七桂(29)
38 9四歩(93)
39 5六銀(67)
40 7五歩(74)
41 同 歩(76)
42 同 角(31)
43 7六歩打
44 5三角(75)
45 4五歩(46)
46 6二銀(73)
47 4六金(47)
48 7二飛(82)
49 3五歩(36)
50 同 歩(34)
51 同 金(46)
52 3四歩打
53 4四歩(45)
54 4二金(43)
55 3六金(35)
56 7六飛(72)
57 4八飛(88)
58 7三桂(81)
59 4六飛(48)
60 7五角(53)
61 3五歩打
62 7七飛成(76)
63 同 桂(89)
64 3五歩(34)
65 同 金(36)
66 5七角成(75)
67 4七銀(56)
68 4八歩打
69 3九金(49)
70 3四歩打
71 4三歩成(44)
72 投了
まで71手で先手の勝ち


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大山将棋研究(552); 四間飛車に中央位取り(中原誠)

2017-06-16 | 大山将棋研究
☆ 昨日の復習

後手番大山先生の次の手は?


☆ 今日の棋譜20170616
昭和55年9月、中原誠先生と第7回名将戦です。


大山先生の四間飛車に中原先生は中央位取りです。

大山先生は石田流への組み替えを狙います。対して中原先生は46歩。持久戦なら着かないほうが良いと思いますが

どんどん攻めようという意図でした。45同歩54歩33桂なども難しそうですが

大山先生は少し軽く飛で取り返すほうを選びました。対して中原先生は57銀。49飛成は構わないと。大山先生は「最初のチャンスは見送る」と公言していたのですが

気合いよく飛車成りでした。でも竜は殺されます。

金を打てば攻めは続きます。これで指せると見たのでしょう。

結構うるさい攻めなんですが、先手から見ると負担になる駒が少ないです。

角も参加すれば

と金作りもあって、切れることはなさそう。ただ27銀が働くのかなあ?

中原先生は攻め合いに出ました。71玉の位置なので横からの攻めはかなり速いです。

大山先生は45の銀を取りましたが、57金と入れば1手違います。

銀を打ってもすぐに飛を取れない(68銀成同玉38飛77玉)で と金を引くのではかなり遅い攻めです。駒得にはなりますが

明白な速度負けでした。


大山先生は中原先生相手だと何か指し方が違っている感じがします。変な意識があるのでしょうね。飛を成らなければそんなに忙しくなかったのですが。もちろん飛を切って十分だということもよくあるのですが、先手の飛をうまく追えなかったので、攻めの速度が遅くなりました。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.31 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:中原誠名人
後手:大山王将
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 5六歩(57)
8 4二飛(82)
9 6八玉(59)
10 6二玉(51)
11 7八玉(68)
12 7二銀(71)
13 9六歩(97)
14 9四歩(93)
15 5八金(49)
16 7一玉(62)
17 5七銀(48)
18 5二金(41)
19 5五歩(56)
20 4三銀(32)
21 5六銀(57)
22 3五歩(34)
23 2五歩(26)
24 3三角(22)
25 6八銀(79)
26 3二飛(42)
27 4六歩(47)
28 4二角(33)
29 2六飛(28)
30 3四飛(32)
31 4五歩(46)
32 3三桂(21)
33 4四歩(45)
34 同 飛(34)
35 5七銀(68)
36 4九飛成(44)
37 4八銀(57)
38 3六歩(35)
39 5九金(69)
40 同 龍(49)
41 同 金(58)
42 3七歩成(36)
43 同 銀(48)
44 3五金打
45 2七飛(26)
46 4五桂(33)
47 4八銀(37)
48 3六金(35)
49 2八飛(27)
50 4七歩打
51 4五銀(56)
52 4八歩成(47)
53 同 飛(28)
54 4七歩打
55 3八飛(48)
56 1五角(42)
57 6九金(59)
58 2七銀打
59 6八飛(38)
60 4六金(36)
61 4四歩打
62 3二銀(43)
63 3一飛打
64 4二金(52)
65 5四歩(55)
66 4八歩成(47)
67 5三歩成(54)
68 4一金(42)
69 1一飛成(31)
70 5九と(48)
71 7九金(69)
72 4五金(46)
73 4三歩成(44)
74 5七銀打
75 3二と(43)
76 5八と(59)
77 同 飛(68)
78 同 銀成(57)
79 4一龍(11)
80 5九角成(15)
81 7七角(88)
82 投了
まで81手で先手の勝ち

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大山将棋研究(551);四間飛車に玉頭位取り(勝浦修)

2017-06-15 | 大山将棋研究
☆ 昨日の復習

先手番桐山先生の次の手は?


☆ 今日の棋譜20170615
昭和55年9月、勝浦修先生と第28回王座戦です。


大山先生の四間飛車に勝浦先生は玉頭位取りです。

大山先生は石田流に組み替える対抗策でした。

端角、当時の評価は両方あったと思いますが、今は居飛車が避けることがほとんどです。

勝浦先生は55歩~56飛くらいなら穏やかですが、銀を出るのは何でしょうか?

55角~74歩は珍しい構想です。大山先生は端桂から1歩得ています。

1歩得対玉の堅さという比較です。

大山先生は玉を固めませんね。

かなり薄いのですが、攻撃力を重視しています。

25桂を跳ねているので、3筋の歩交換の効果が大きく

銀を戻らせて

38歩。交換したら定番の手筋です。

銀を出て、45歩57銀39歩成、あるいは39歩成同角45歩57銀35銀(43銀)の方か、手は続きます。

勝浦先生は3筋を守るために銀桂交換を受け入れ

少し苦しいのですが、角をぶつけると

打ち込まれるだけなので損ですよね。

馬を引かれて困っています。

空間に銀を打たれては位がなくなりそう。

角を打ち込んで飛と交換しても

大山先生は4枚の攻めです。

これは一方的に終わるのかと思ったら、さすがは勝浦先生、鋭い寄せがありました。銀を捨てて

竜を切って飛を成り込みました。詰めろです。

詰めろが続いてうっちゃりが決まったかというところですが

詰みがありました。まあ危なければ83銀を取らないわけでしょうから、大山先生も承知の形作りですか。

端角は嫌な手で、大山先生のうまい序盤でした。薄い玉でもじっくり優位を広げていく、というのは現代ではまれな指し方ですから、是非後手をもって並べていただきたい将棋です。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.31 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:勝浦修8段
後手:大山王将
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 5六歩(57)
8 4三銀(32)
9 6八玉(59)
10 4二飛(82)
11 7八玉(68)
12 6二玉(51)
13 5八金(49)
14 7二銀(71)
15 9六歩(97)
16 9四歩(93)
17 6八銀(79)
18 7一玉(62)
19 5七銀(48)
20 5二金(41)
21 7五歩(76)
22 3五歩(34)
23 2五歩(26)
24 3三角(22)
25 7七銀(68)
26 3二飛(42)
27 7六銀(77)
28 4二角(33)
29 2六飛(28)
30 1五角(42)
31 1六飛(26)
32 1四歩(13)
33 4六銀(57)
34 1三桂(21)
35 5五角(88)
36 2五桂(13)
37 7四歩(75)
38 5一角(15)
39 2六飛(16)
40 2四歩(23)
41 7三歩成(74)
42 同 銀(72)
43 7五歩打
44 5四歩(53)
45 6六角(55)
46 6二角(51)
47 2七飛(26)
48 6四銀(73)
49 8六歩(87)
50 7三歩打
51 8五歩(86)
52 7二玉(71)
53 5七銀(46)
54 3六歩(35)
55 同 歩(37)
56 同 飛(32)
57 3七歩打
58 3五飛(36)
59 4六銀(57)
60 3二飛(35)
61 6八金(58)
62 1三香(11)
63 7七桂(89)
64 3八歩打
65 8八玉(78)
66 3四銀(43)
67 3六歩(37)
68 3九歩成(38)
69 同 角(66)
70 4五歩(44)
71 3七銀(46)
72 同 桂成(25)
73 同 飛(27)
74 4四角(62)
75 7八金(69)
76 4三銀(34)
77 6六角(39)
78 同 角(44)
79 同 歩(67)
80 4八角打
81 3五桂打
82 3四銀(43)
83 2七飛(37)
84 6六角成(48)
85 6七金(68)
86 3三馬(66)
87 2三歩打
88 2五歩(24)
89 2八飛(27)
90 8六銀打
91 8四歩(85)
92 同 歩(83)
93 2二角打
94 同 飛(32)
95 同 歩成(23)
96 同 馬(33)
97 3七桂(29)
98 3九角打
99 6八飛(28)
100 7五銀(64)
101 2四飛打
102 4四馬(22)
103 2一飛成(24)
104 5一金(61)
105 5五歩(56)
106 7六銀(75)
107 同 金(67)
108 7五銀打
109 8六金(76)
110 同 銀(75)
111 8三銀打
112 同 玉(72)
113 5一龍(21)
114 同 金(52)
115 6三飛成(68)
116 6二金(51)
117 7四銀打
118 8二玉(83)
119 8三歩打
120 9三玉(82)
121 9五歩(96)
122 8七銀打
123 同 金(78)
124 同 銀成(86)
125 同 玉(88)
126 8九飛打
127 投了
まで126手で後手の勝ち


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大山将棋研究(550);四間飛車に中央位取り(桐山清澄)

2017-06-14 | 大山将棋研究
☆ 昨日の復習

後手番大山先生の次の手は?


☆ 今日の棋譜20170614
昭和55年9月、桐山清澄先生と第39期名人挑戦者リーグです。


大山先生の四間飛車に桐山先生は中央位取りで

急戦でいく方を選びました。この後手陣が最善とされていて

45桂と行くのはだめ(42角54歩同銀22角成45銀同銀33角でさばかれる)だとされています。12香~41飛が形なのです。

銀で取ったのですから44歩としておいても不満はないのですが、大山先生は角を引いて54歩を突かせました。

これは中央の位を失った、とみるのではなくて、急戦で2つの筋の歩を切って居飛車まずまずのわかれ、と見るべきでしょう。

大山先生は桂頭に手がある、と飛をさばきに行ったのですが

桂を捨てて角を成る、というさわやかな手順がありました。

目標になっていた桂をさばいた(12香と交換になった)のですから桐山先生が指しやすいです。

だからと言っても両取りを食らってよいのか?と思いますが

これで桂を取れました。

桐山先生が駒得になって、でも自分から決めに行くのは難しいのです。少しもたれて指し、端からいくよ、と催促します。

銀を打たせ

34の歩は払われても端を破り(破ったというほど効果はないのですが、手には困らなくなった)

飛を追われたら玉頭に移動します。

ここで大山先生は65歩でしたが、75歩として少しでも手厚い方が良かったのでしょう。

俗に桂を打ち込まれ

持ち駒香の潜在能力で嫌味がつきました。

大山先生は得意の玉移動ですが、この桂打ちが好打。44角もさすがの対応ですが

なかなか55歩を取らせてもらえません。

55の歩をめぐる争いは続き

大山先生が取り切った、と思ったらこの歩は痛いです。桐山先生の有利がはっきりしてきました。

馬は金銀と二枚換えになり

桂を取られても銀を剥がして

大山先生の55銀打がまずかった、ということになるかもしれません。持ち駒が悪くて7,8筋をうまく受けられないです。

7,8筋は明け渡して寄せ合いを目指しました。

先手玉にも嫌味がついて勝負になりました。

桐山先生は難しくなったとはいえ、桂を打ち

この香で右翼脱出を防ぎました。

大山先生はどこまで先手玉に迫れるか。

桐山先生は攻防の角を打ち

銀、桂と使わせてちょっとわかりやすくなりました。

やや心細く見えますが、銀を打ってしばり

後手玉を詰ませば勝ちです。

嫌な追い方で見えにくいのですが

銀を補充できて

詰みました。

桐山先生らしい、(指された意味はわかりますが)理解しにくい将棋です。スパッと切るのではなくて、そういう指し方もあるのかという手を重ねていく、という感じなのです。この期はリーグを勝ち抜き、名人挑戦者になりました。
大山先生らしさも多く、並べ甲斐のある将棋です。どちらの将棋も真似をしにくいのですけど。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.31 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:桐山清澄9段
後手:大山王将
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 5六歩(57)
8 4二飛(82)
9 6八玉(59)
10 6二玉(51)
11 7八玉(68)
12 7二銀(71)
13 5八金(49)
14 7一玉(62)
15 6八銀(79)
16 6四歩(63)
17 3六歩(37)
18 8二玉(71)
19 9六歩(97)
20 9四歩(93)
21 5七銀(48)
22 4三銀(32)
23 5五歩(56)
24 5二金(41)
25 5六銀(57)
26 6三金(52)
27 2五歩(26)
28 3三角(22)
29 4六歩(47)
30 7四歩(73)
31 1六歩(17)
32 4一飛(42)
33 3七桂(29)
34 1二香(11)
35 1五歩(16)
36 8四歩(83)
37 4五歩(46)
38 同 歩(44)
39 2四歩(25)
40 同 歩(23)
41 4五銀(56)
42 5一角(33)
43 5四歩(55)
44 4四歩打
45 5三歩成(54)
46 同 金(63)
47 5六銀(45)
48 3五歩(34)
49 2六飛(28)
50 3一飛(41)
51 4五桂(37)
52 同 歩(44)
53 2二角成(88)
54 4一飛(31)
55 1二馬(22)
56 3三角(51)
57 5五歩打
58 3六歩(35)
59 3四歩打
60 4二角(33)
61 2三馬(12)
62 5一飛(41)
63 3六飛(26)
64 4四桂打
65 1六飛(36)
66 5六桂(44)
67 同 飛(16)
68 4四金(53)
69 5四桂打
70 5三角(42)
71 3三歩成(34)
72 同 桂(21)
73 同 馬(23)
74 3一飛(51)
75 3四歩打
76 5二金(61)
77 1四歩(15)
78 同 歩(13)
79 1六飛(56)
80 2五銀打
81 5六飛(16)
82 3四銀(25)
83 2二馬(33)
84 6一飛(31)
85 1四香(19)
86 4六歩(45)
87 7五歩(76)
88 4五金(44)
89 8六飛(56)
90 8三銀(72)
91 7四歩(75)
92 6五歩(64)
93 7三桂打
94 同 桂(81)
95 同 歩成(74)
96 同 玉(82)
97 7五歩打
98 6三玉(73)
99 5七桂打
100 4四角(53)
101 同 馬(22)
102 同 金(45)
103 3三角打
104 3二歩打
105 2四角成(33)
106 2三歩打
107 4六馬(24)
108 8二角打
109 5六馬(46)
110 5五金(44)
111 4四歩打
112 5六金(55)
113 4三歩成(44)
114 同 銀(34)
115 5六飛(86)
116 5四銀(43)
117 7四銀打
118 同 銀(83)
119 同 歩(75)
120 5五銀打
121 8六飛(56)
122 6四角(82)
123 8四飛(86)
124 5三玉(63)
125 7三歩成(74)
126 5六角打
127 7四と(73)
128 6六桂打
129 7七玉(78)
130 5八桂成(66)
131 同 金(69)
132 6六歩(65)
133 4五桂打
134 同 銀(54)
135 同 桂(57)
136 5四玉(53)
137 3九香打
138 6七歩成(66)
139 同 銀(68)
140 6六金打
141 8八玉(77)
142 6七金(66)
143 6四と(74)
144 同 飛(61)
145 7六角打
146 6五銀打
147 8二飛成(84)
148 7八金(67)
149 9八玉(88)
150 6二桂打
151 8五角(76)
152 7四銀(65)
153 3四銀打
154 6九飛成(64)
155 7六角(85)
156 6五歩打
157 5三金打
158 同 金(52)
159 同 桂成(45)
160 同 玉(54)
161 7三龍(82)
162 6三金打
163 5四歩打
164 同 玉(53)
165 4三銀打
166 5三玉(54)
167 5二金打
168 4四玉(53)
169 4五歩打
170 同 角(56)
171 7四龍(73)
172 6四銀(55)
173 4五銀(34)
174 同 玉(44)
175 3四銀(43)
176 投了
まで175手で先手の勝ち



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