名南将棋大会ブログ 名古屋

名南将棋大会告知や結果のほか、
将棋が強くなるための記事を書きます。
まずは将棋上達法則を見てください。

20170628今日の一手(その531);中央を厚く構える

2017-06-28 | 今日の一手
20170628今日の一手

6月10日の名南将棋大会から、IさんとIさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。


一昨日の一手の回答

☆ 形勢判断をします。
銀と金の交換で、わずかに先手の駒得です。
玉の堅さは後手のほうが少し堅いです。
先手の攻め駒は36飛97角と持ち駒金で3枚。
後手の攻め駒は55角と持ち駒銀で2枚。52飛もすぐに働きそうです。

総合すれば互角です。

☆ 大局観として
先手のわずかな駒得ですが、持久戦にしてよし、と言えるほどの差ではないです。もう少し戦果が欲しいです。
先手の鳥刺しで、直前に79の角を端に使って、後手に持ち駒の銀を打たせました。また、3筋の歩を切って33に歩を打たせていること、右桂を跳ねたことは先手の得です。
後手は56の垂れ歩が主張、中央からの攻めを狙っています。今すぐ57銀と打たれるのならまだ対応できますが、何かの拍子に中央から攻められて受けがない、ということも考えられます。中央を何とかしておきたいです。
なお、95歩同歩同香は、64角同角95香で2枚換えなので、怖くはないです。


× 56飛がうまそうですが、77角成

で飛角交換ではまずいです。


△ 57歩と合わせるのが第一感です。

57同歩成同銀に56歩

先手を持ったら、この歩をうっかりしそうで、56同銀には37角成同飛56飛

で、歩を入れたら駒損でもないですが、後手に飛をさばかれていますから、やや苦しいです。

56歩には同飛と取って

37角成52飛成同金22飛61銀打21飛成

でどうにか互角。後手玉は堅いですが、76桂から銀を取って53歩の筋で寄せを狙います。

後手は56歩と打つ以外にも95歩同歩96歩と角を追っておくのもありますし、何か待っていても互角です。


× 攻めるなら24歩同歩26飛

が軽い攻め方なのですが、57歩成同金37角成

で2枚換えで竜を作られたら悪いです。36飛は3筋から動かしにくいのです。

飛を動かせないなら22歩

として、22同飛なら54金

でまあまあ指せそうです。

22歩には13桂21歩成25桂

として、25同桂に19角成で後手が指しやすいでしょう。56歩が光っています。


× 実戦は53歩と叩いて

53同飛に気持ちよく45桂と跳ねましたが、54飛に46歩と手が戻ります。

ここで57銀同銀同歩成同金77角成

飛の横利きがあれば他の受け方もできたのですが、この順は避けにくいです。77同桂57飛成79角27竜39飛76銀

先手玉がかなり薄くなったので後手有利。ただし寄せを少し間違え、先手玉が上部脱出してかなり紛れましたが、どうにか勝ち切りました。


× 54歩のほうが難しくて

54同飛に57歩同歩成同銀

ならば、飛が浮いているので、56歩には同飛と取れます。後手は歩をもらったので端を攻めて角を追っておく

のもあるのですが、美濃囲いなのでリスクもあります。

後手はあえて56歩を打って同飛65銀打36飛56歩48銀

と抑え込んでしまうのが良さそうです。34歩68金上33桂

で遊んでいる駒が減っていきます。74歩~75歩~76歩とゆっくり攻めることができますね。


× 中央を守るなら79角と戻りますが、65銀

と使われるのがしゃくで、後手が指しやすいです。


○ ということで、じっと68金上が本筋。

65銀打ならば35飛

54銀36飛65銀左35飛・・・というのは千日手ですが、互いに動きにくいので仕方ないでしょう。

後手は千日手がつまらないと思えば、54飛と浮くくらい。

34飛とぶつけるねらいもあります。半面、57歩同歩成同銀56歩同飛

の時に、37角成とはできません。

互いに手が難しくて、全くの互角です。


× 後は持ち駒の金を打つ手ですが、35金は

45の歩を取ろうという狙いです。でも27銀26飛57歩成同金37角成

と強攻されて怖いです。竜を作られても銀を取れるので駒得にはなるのですが、かなり味が悪いです。
また、強攻せずに27銀26飛に38銀成というのも嫌な感じです。


× 66金は悪手で、66同角57銀

でまるでだめです。


△ 43金も空振りになるとひどいのですが

51飛なら53歩でまあまあ。54飛とさせると飛にひもが切れるので、57歩同歩成同銀に56歩が利かず、34飛

とぶつけるのでしょう。ここでは飛交換はできず、35歩に27銀(これも34歩とできない)56飛35飛

これで後手よしにも見えるのですが、27銀よりは43金のほうが使えます。55飛同銀53角成37飛成52金

これは後手玉が危ないです。先手優勢か。26角と打つこともできますね。


☆ まとめ
後手が中央を狙っているので、中央を手厚くするのが本筋でしょう。

57歩と合わせて、56の歩を消去するのが第一感なのですが、57同歩成同銀56歩と打つ手があり、かなり難しいです。
とすれば68金上が本筋。一つ上がると中央が手厚くなります。ただし形勢は互角で、千日手かもしれません。

56飛や79角も中央に向かっていますが、悪手でした。
実戦の53歩や控えて打つ54歩も、後手に歩を渡すのが難点で、あまりうまくいきません。

24歩から攻めるのは歩しか渡さないのでリスクは小さいはず、でも36の飛を動かしにくい事情があり、反撃がきついです。

持ち駒の金を使うなら43金が一番のようなのですが、ここに金駒を打つのは(後続がないから)通常は疑問手です。後手が甘く見ていると実は難しい、という勝負手みたいな感じです。


もとは鳥刺しの将棋なので、厚みで指す戦型ではないのですが、歩を使う軽い攻めはうまくいきませんでした。中央から攻められているので、その弱点をカバーするのが最優先でした。

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20170626今日の一手(その530);疑問手を重ねない

2017-06-26 | 今日の一手
20170626今日の一手

6月10日の名南将棋大会から、TさんとHさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。


一昨日の一手の回答
仕掛けから見てみます。

後手の右四間飛車で、73桂を待って桂頭を攻めました。(77角としていないのに桂を跳ねたのがまずかったようです。後手はもっと早く65歩の仕掛けができなかったか。)
75同歩78飛65歩75飛72歩74歩

一度85桂と逃げるほうが良かったのだと思うのですが、66歩73歩成同歩同飛成67歩成22角成同銀

というのは振り飛車が良いでしょう。64歩、64桂などありそうですが、71竜61歩74桂65飛で問題図。

☆ 形勢判断をします。
歩と桂馬の交換で、竜と と金を作りあっています。持ち歩があるので歩を数えなければ、実質は89桂74桂+竜 VS67と の対抗です。67とが金銀1枚と交換になれば後手の駒得、現状は先手が駒得です。駒得と言っても74桂89桂ですから働きが悪いです。ですから細かいことを考えれば先手がわずかに駒得ですが、主張はできないです。
玉の堅さは先手のほうが堅いです。ただし61歩の存在で、後手玉も横からの攻めには強くなっています。
先手の攻め駒は71竜74桂と持ち駒角で3枚。61歩を相手にしているので、71竜と74桂の働きが悪いです。1枚と数えるべきか。
後手の攻め駒は67と 持ち駒角で2枚。66飛も働きそうです。

総合すれば互角です。

☆ 大局観として
形勢判断を細かく見ると、74桂というのがうまくなかった、というのがわかります。持ち駒の桂をここに使いたくはなかったです。ひとつ前の図で、どうせ戦力不足ですから、73角~91角成と香を拾っておくほうが良かったでしょう。
疑問手を一つ指してしまった、という問題図です。疑問手を重ねないというのが大事です。
後手からの攻めとしては、58と同金68飛成で金銀両取り。これをどう受けるか、あるいは寄せ合いで勝てるか、という判断をします。


× 実戦は62歩で

74桂66飛62歩まで3手一組で考えていたのでしょう。継続手です。けれど、58と39金69飛成

と金が好位置に移動し、竜を作られました。銀取りでもあるので88角と受けたのですが、75角
で金取りを受けられず、ここで投了になりました。


○ 受けるなら68歩が普通の手

と言っても1手パスのようですが、68同と に77角

から と金を取ってしまおうというわけです。

後手は68同と とは取りにくく、76飛で銀取り。これに88角

と受けておきます。68とには61竜

で22角成を狙い、51金寄に68竜74竜

は駒の損得が消えて、互角です。玉の堅さでは優っているので悪くはないはず。ゆっくり左の駒を使っていきます。

戻って78と ならば

22角成同玉67銀75飛78銀引

で二枚換えの図です。(88角には同銀78竜62桂成か、76歩同飛77銀か。)


○ 82桂成はそっぽのようですが

79銀にひもを付けています。これなら58とは怖くないです。78歩に同銀同と同竜

で案外にすっきりしていて、歩成桂と銀の交換です。後手は歩切れなのでやや攻めにくく、67角くらいから攻めるのですが、そんなに怖くはないです。

あるいは78歩に88銀と逃げて

58と同金69飛成48金寄89竜77銀99竜

でもほぼ互角です。


△ 91竜と香を取っておくのもあり

58と に68香がぎりぎりの受けです。やはり68同と には77角で受けようという意味。(香を取られるのですが。)後手は76飛77歩

を入れるかどうかの選択はありますが、49と76歩の取り合いから、39角37玉48金

と寄せに行きたくなります。(39角37玉を入れないで48金もある。)

受けにくそうなのですが、49銀同金58飛

で一応は受かっています。形勢は互角、とはいえ選びにくい変化です。(76飛77歩を入れなければ66香の形なので、66角成で後手有利か。)


○ 88角は攻防で

77歩には68歩

として、68同と77角というのは何度も出てきますが先手よし。78と は同銀と取れます。

88角には65飛でしょう。

これは角を先手で打てた、ということになりますから、62歩58と39金69飛成61歩成78歩62桂成

で寄せ合いです。これは先手玉の堅さが生きそうです。(途中で実戦のように後手が75角と打つのは、61歩成の後なので66歩で受けられます。)

また、58と を同金と取ることもできます。

69飛成68金39角37玉

美濃囲いは崩れても、懐が広いので玉をかわして受けが利きます。これは先手よし。


○ 48角とこちらから角を打って受けるのもあり

76飛には77歩同と61竜

74飛には75歩~77桂です。

あるいは48角に65飛かもしれません。この時には82桂成

で79銀にひもを付けておきます。33角66歩同と91成桂

というくらいで互角。


☆ まとめ
問題図の少し前から、74桂66飛62歩というのが3手一組の悪手、あるいは、先手の連続疑問手でいっぺんに負けにしたのですが、74桂64飛のところで区切って問題図にしたら、2つ目の疑問手を回避できたか、という問題でした。(後手としたら65に飛を逃げておいたほうが変化が少なかったです。68歩など利かないので82桂成しかなかったわけです。)

実戦なら悔しくて指せないでしょうが、82桂成と軌道修正したら案外に大変で、まだ互角を保てたのだろうと思います。74桂がひどい、というのを緩和しています。

振り飛車の受けによく出てくるのですが、玉の堅さで優る時には、両取りの位置に誘っておいて、両取りに角や銀を打って取り返す、という受けの手筋があります。それが68歩です。ひねると91竜~68香というのもあります。

あるいは88角や48角を打って、飛を逃げるしかないなら(多分そうなりそう、というのは読むしかないですが)打った分だけ受けやすくなります。「攻めとは駒を剥がすものなり」と言われますが、裏を書けば、「受けとは駒を埋めるものなり」で、持ち駒は盤面、特に自玉のまわりに打っておくのが手堅いです。
48角は受けに利きますし、将来は84角から攻めに使うとか、84角~93角成から馬を引いて受けに使うとか。
88角は攻防になるので(22角成の攻め筋)、先手で入れば寄せ合いを考えることもできます。
これらは先手有利まで持って行ける可能性があります。

どれも振り飛車の粘りを考える問題でした。
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20170624今日の一手(その529);作戦負けの時には玉を移動する

2017-06-24 | 今日の一手
20170624今日の一手

6月10日の名南将棋大会から、KさんとNさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。


一昨日の一手の回答
少し前からみてみます。

角交換四間飛車でよくある形のようですが、49玉83銀58玉72金66銀54歩75歩65歩

中住まいにしたのが面白い構想でした。さらに左銀を繰り出して1歩交換を狙います。反発されても、77銀に75歩は31角の傷があります。77銀に62飛74歩同銀76歩55歩で問題図。

☆ 形勢判断をします。
駒の損得はありません。
玉の堅さは後手のほうが堅いです。
先手の攻め駒は持ち駒角1枚。
後手の攻め駒は持ち駒角1枚。

総合すれば後手が指しやすいです。

☆ 大局観として
先手玉が薄い分だけ作戦負けなのか、というところなのですが、角を持ちあってあるので、位を取っている後手陣のほうが制約が多いです。先手陣は低いので角の打ち込みには強いのです。
ここでの方針は、先手玉を固めるか
軽く攻めて駒得(馬作りなど)を目指すか
どちらかです。攻め駒を4枚にする、というのはかなり遠いので、強く戦わないほうが良いです。玉も薄いのですから。


△ 実戦は86銀と出て、85歩に75銀とぶつけました。

これは悪手です。83銀と引かれて銀ばさみ。助ける手段がありません。
実戦では後手のMさんは振り飛車党、75同銀同歩66歩同歩76角

で馬作りです。これも悪くないです。飛車の応援も利きそうなので、振り飛車党ならこっちを選ぶのかもしれません。ただ、67金87角成に76銀78馬68金88馬77角
と粘る順は考えられました。

実戦ではあくまで強気に74銀と上から打って

76銀に84歩と攻撃続行です。でも67銀成同玉74金同歩に66飛

豪快な決め技があり、先手玉は詰みです。(以下、実戦は詰まさずに必至をかけたようですが。)


86銀自体は悪い手ではなく、77銀と戻っておいても

後手陣もここからの進展性はなく、手を作ることは難しいですから、手損は構わないです。

少しひねると97に引いて

83銀75歩22飛79飛

と7筋を狙う指し方もあります。ちょっと無理をしている感じはありますが。


× 66歩は悪手で

持ち歩を得ると攻めやすくはなりますが、先手玉のこびんです。54金65歩同銀

はやぶ蛇ですね。


○ 自然なのは25歩で

先手がずっとこの歩を伸ばさなかったのですが、このタイミングが一番良いです。というのは22飛に31角
で馬を作れるのです。前に7筋から動いてみせたのが利いています。

後手が飛を移動するなら52飛くらいですが、45桂22銀41角

42飛63角成同金53金

と強攻して、53桂成が実現しそうなので先手よしです。角桂と金銀の交換くらいになりそう。後手玉が薄くなるので少し得です。

後手は75歩と合わせて

銀を64に繰り替えて待機するのが最善ですが、75同歩同銀に45桂76歩88銀

右桂を跳ねて攻めてしまいます。42銀は22角、44銀には24歩同歩同飛、で先手よし。22銀に24歩同歩51角
として馬を作って2筋を突破します。これでやや先手よし。


○ 他には49玉から

右玉にしてしまうのもよい手です。75歩同歩同銀76歩64銀38玉22飛25歩

これは75歩(取れば31角)~74歩というのもあるし、後手から動きにくいです。


○ 45歩と位を取って

結局は右玉に構える

こともできます。45の位は2枚でしか支えられないのですが、やはり角打ちの隙ができるので後手もこの位を狙いにくいです。位を取る、取らないはお好みですが、先手を持ちたい気がします。


☆ まとめ
作戦負けの時には玉を移動すると景色が変わります。実戦の中住まいの構想もなかなかでした。
ただし、左翼から動くのは、後手陣の厚いところを攻めている感じがあり、悪い構想です。後手がとりあえず移動していた62飛が働きだしたらいっぺんに負けになりました。

もっと右に玉を移動してみると、こちらは先手陣のほうが厚いのです。後手は飛が自由に動かせない、ということが関係しています。右玉にするというのが良い構想です。

問題図は25歩~45桂を狙うチャンスで、後手陣は(後手から見て)右に偏っているので、左翼が手薄でした。


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20170622今日の一手(その528); 詰めろの選択

2017-06-22 | 今日の一手
20170622今日の一手

6月10日の名南将棋大会から、TさんとMさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。


昨日の一手の回答

難しくないので、と書きましたがいかがでしたか?手はいろいろあります。
☆ 形勢判断をします。
歩歩と飛銀の交換で、竜 と金の作り合いです。先手の大きな駒得ですが、終盤の寄せ合いなので重視しません。
玉の堅さは(相手の駒がないとして)同程度。
先手の攻め駒は66竜を数えなくても、持ち駒に飛角金銀銀と5枚あります。
後手の攻め駒は48金39と 持ち駒角で3枚。

総合すれば先手が有利です。

終盤の寄せ合いでは何手で詰めろがかかるかを数えたほうが正確です。先手玉はまだ詰まなくて、38と18玉39角で詰めろ。1手分ですから2手すきです。
後手玉は、後で書きますが、1手で詰めろがかかります。現状は2手すき。
互いに2手すきで先手番ですから、先手が有利です。

☆ 大局観として
先を読むだけですが、要するに後手玉にどうやって詰めろをかけるか、という問題です。
後手の攻め駒は3枚ですが、38銀を助けにくいので4枚で攻められているようなもので、受けは難しいです。2手すきの玉を1手受けて3手すき以上にする、というのでもよいのですが、持ち駒を使うと後手玉への詰めろが難しくなります。攻める手を考えるほうが簡明です。
なお、先手玉はもう一枚渡すと詰んでしまいます。(38と18玉17銀同玉39角26玉のところで何か1枚あれば詰み。)駒を渡さないで詰めろをかける、という条件です。


× 実戦は47銀打でしたが38と

と銀を取られて、38同銀39角18玉38金

これは17銀と打っても同角成で詰むので必至です。(実戦は38同銀と取らずに18玉47金以下の負け。)


△ 83角なら38との時に角成で取り返せるので受けになるのですが、74角

と合わせられて無効です。(同角成同歩で他の手を探すことになる。)


× 受けの手筋は49銀

なんですが、38と18玉39角17銀49金

と詰めろが続いて負けです。手は稼げませんでした。


○ 詰めろをかけようと思えば、そんなに難しくはなくて61竜

と潜れば詰めろです。これが詰めろだと読み切るのは秒読みだと難しいですが、83角(竜取り詰めろ)に21銀22玉31角

と追っていくのはわかりそう。持ち駒が多いので32金と打っても詰みます。

後手が受けるとしたら、38金18玉51銀とかですが、66角

で詰めろ。44角同歩63飛53角65角22玉51竜

という感じで、後手に持ち駒を使わせると、先手玉に詰めろがかかりにくくなるので、それらしい手(王手で合駒を請求するとか、詰めろとか)を指していけば勝ちです。


○ 61飛と打っても

詰めろなので勝ち筋。これは似たような変化になります。


× 71飛だと

(2枚飛車もできるので)ついここから打つ方が良いのかと思ってしまいますが、38金18玉17銀同玉44角
で飛を取られると詰めろになるので負けです。


× 55角でも詰めろですが

これは38金18玉44銀

と受けられると角に当たります。でも44同角同歩61飛が詰めろ。51角63竜

とやっていけば先手が勝ちそうです。

でも44銀ではなく22銀

と下から受けられると難しそう。それでも61飛は詰めろのようなのですが、29と

と桂馬を手に入れられると先手玉は詰めろ。42金同玉64角に53桂の合駒で詰みがないようです。


△ 他には13銀と捨てて

銀を渡すと先手玉が詰めろになりますが、13同香12飛22銀11銀で銀を使わせて詰めろ。でも38金18玉21銀

で千日手で引きわけです。


☆ まとめ
比較的易しい問題でしたが、それでも実戦で秒読みだと間違えそうです。受けもあるようなところだと余計に間違えるのですよね。

受けに目が行くと負けそうです。49銀などいかにも間違えそう。

後手玉に手掛かりがないので、大駒を打って詰めろにならないか、と考えます。
詰めろをかければよいのだ、と気が付いたら61竜を考えそうですが、
竜で上部を抑えているような気もするし、71飛と打ってしまいそうです。これは王手飛車の筋で負け。落とし穴があります。
55角も打ち得な気がするのですが、22銀と受けられると負け。

落とし穴にはまりませんでしたか?


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20170621今日の一手(その527);形勢が良い時

2017-06-21 | 今日の一手
20170621今日の一手

6月10日の名南将棋大会から、一昨日の問題の続きです。形勢判断と次の一手を考えてください。
(これは難しくはないので明日回答します。)


一昨日の一手の回答

☆ 形勢判断をします。
駒の損得はありません。
玉の堅さは先手のほうが堅いです。
先手の攻め駒は77角1枚。
後手の攻め駒は54銀1枚。

総合すればやや先手もちです。

☆ 大局観として
後手の中央位取りなのですが、少し駒組みが立ち遅れていて、中央の位が不安定だと、先手が反発しました。後手はその反発を抑え込もうと飛も中央に持ってきて、厚みを主張しています。抑え込みを回避して、飛角銀をさばければ理想です。


× 実戦は45歩と突きだしました。

45同銀右55歩同銀

これは中央を制圧された感じです。後手の飛角銀銀が威張っていますね。64歩に(同歩なら困っていた)同銀だったので、33角成同桂83角

後手の61金が浮いているので馬を作れてややよしになりました。少し進んで(51金右47角成79角77桂56歩)

これは困っています。57歩成同馬同飛成同金68角成という筋が受けにくいです。77桂の前に46歩と銀を追っておくべきでした。69歩55銀に56銀が勝負手でしたが、68角成同金56銀直48馬に57銀打

先手が悪いものの、57銀打は危険、53歩同飛75角

でわからなくなりました。

というように実戦では好手や疑問手が混じりつつの良い勝負でした、この将棋の終盤は明日。45歩自体は指し過ぎです。


○ 一番自然なのは55歩を取る手です。

55同銀左47金65銀

これも中央を制圧されたようなのですが、65の銀は68飛の目の前にあります。とりあえず56歩を打てば44銀に45歩

で角交換から83角が金銀両取りです。

ということは56歩に64銀しかないです。

33角成同桂77桂54銀66銀

歩切れですが、角をさばき、飛銀桂を使えそうです。少し陣形を整えて75銀

を狙えば先手よし。


○ 47金を先にすると

65銀55歩同銀なら前の変化に合流します。
56歩同銀55歩

がどうか。銀を引くしかないのなら後手よしですが、64歩同歩同飛(金取り)63歩84飛

飛車がさばけました。後手は56歩81飛成ではまずいので、71金67銀

という図は、中央を抑えられたものの、飛がさばけています。83飛成を防ぎにくいので(82金には62歩)先手よしです。


△ 47銀でもよいですが

中央が厚くなったものの、やや玉が薄くなります。

こうなれば悪くはないですが、銀を渡すと49銀もあるので、高美濃のほうが良いのだと思います。


△ 66銀は力強い進出です。

56歩47金に65銀

という手があり、65同銀57歩成同金同飛成58飛同竜同金

は互角ですが先手玉が薄くなったから選びにくいです。

65銀には55銀と返します。

55同銀65飛74銀67飛64歩45銀

と進むのはまあまあ。

55銀に74銀だと

66銀65銀55銀74銀・・・では千日手。44銀同角同角同歩

は歩切れで57歩成が受けにくいです。


△ 他には98香など待っていても

56歩同銀55歩には64歩

で飛をさばいてしまえばよいです(47金の変化と同じようなもの)。

65銀の方も

55歩同銀56歩64銀33角成同桂77桂54銀

は79角があるので47金が必要か。1手遅れますがこれでも悪くないです。


☆ まとめ
形勢が少し良い時は自然な手から考えるのが良いです。

55歩同銀左に47金というのは一番自然。歩を持てば65の歩を取られても何とかなりそう。46歩よりは65歩のほうが取らせやすいです。飛車先を突き捨てたと思えばよいのです。
その後の56歩は打ちたくはない(歩切れになる)ので、ここは読まないといけません。角交換で指しやすくなる、ということを確認してから打ちます。

先に47金だと、後手には65銀(55歩同銀で合流)以外に56歩同銀55歩という変化があります。これには64歩以下飛車をさばいて指せる、まで読んでおけば正解です。

実戦の45歩は、後手が銀2枚を並んでいる形では突きにくいのですが、55に利いている駒が減るので、場合によっては良い手になります。ただしこの場合は飛車先も通るし、まずい展開です。

そのほかの手、47銀は独特の感覚の振り飛車党なら。

98香と待っておいても、後手が動いてくるなら同じようなことになります。後手は62金、74歩、72金など1手だけ待つのが有効ではないので(72金~51飛まで指せれば有効かも)そこまで考えればよい手なのかもしれません。



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20170619今日の一手(その526);相手の立場で考える

2017-06-19 | 今日の一手
20170619今日の一手

6月10日の名南将棋大会から、SさんとTさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。


一昨日の一手の回答
序盤から見てみます。

後手の角交換四間飛車に、私は右の金銀桂を使い、さらに玉頭の位も取ったのですが、これはやや指しすぎかもしれません。後手のMさんは自陣角を打ちました。

金で角頭を攻めるのですが

ここに歩を打たないで23角~34角成のほうが良かったです。

角を転回されて44歩に同歩ではなく36歩なら私が悪かったと思います。これを取ってもらえたので

飛車先を突破しやすくなりました。桂頭を攻められて、取れないのですが、45桂と逃げるほうが良かったです。23歩成37歩成24飛52飛33と22歩で問題図。

22に歩を打たれて、こんなことなら32と が正しかった、と後悔していました。

☆ 形勢判断をします。
先手の桂損です。
玉の堅さは後手のほうが堅いです。
先手の攻め駒は24飛33と 持ち駒角で3枚。
後手の攻め駒は37と 持ち駒桂で2枚。

総合すれば後手有利です。

☆ 大局観として
32に と金を入っていれば、21の桂を取ってほぼ駒の損得なし(先手が竜を作ってわずかに駒得になる)はずだったのですが、当てが外れました。
玉頭位取りも8筋の歩を突いていないので、玉頭で戦う展開にはならなさそうです。(玉を上にかわして粘ることはできるかも。)
先手の主張は攻め駒が多い、つまり飛角の働きが良いということですね。駒損でも後手の飛角を抑え込んでいます。

後手からは46歩~47歩成のゆっくりですが確実な攻めがあります。玉の堅さがあるので、先手の攻めが遅ければ次第に有利になっていきます。

つまり抑え込みで完封、とはいかないわけです。と金を消去することができればよかったのですが。
駒損を回復しつつ、寄せ合いに持っていけるようにしたいです。


△ 22同と は考えにくいですが

46歩11と47歩成21飛成

駒損は一応回復して、後手の飛角も抑えています。桂香も使って後手の と金攻めを受けつつ、33歩成からの反撃を間に合わせられるかどうか。形勢は互角です。


× 22同飛成では後手の飛をさばかせます。

24同飛同と47と

次の38飛が厳しすぎます。


× 自然なのは43歩成ですが

35の金を取られます。35角52と24角61と同銀

美濃囲いは崩れたものの、後手の飛角をさばかせてしまいました。まだ駒損ですし、寄せ合いで負けそうです。


○ 43と ならば

43同銀しかなく、同歩成35角

やはり金を取られますが、52と24角61と同銀

これは前の43歩成の変化と比べると、33にいた と金と54銀が交換になっています。駒損は消えて、玉の堅さも逆転しています。飛角をさばかれた、というのは同じですが、寄せ合いで有利なはず。31飛に62金か71金と打つか、後手の受けの形もあまり良くないです。
この手は次の日位に気が付きました。


○ 他には、35の金にひもを付ける手で、17角

が一番良さそう。46歩43歩成同銀同と51飛22飛成

で52銀を見れば寄せ合い勝ちです。

後手は51桂

と我慢します。歩切れなので43歩成同桂44金くらい。44同角

と切ってしまい、44同角46歩43と同銀22角成47歩成21馬

は少し先手が良さそうです。


× 42と と捨てるのは筋のようですが、42同飛

の時に歩切れです。31角~22角成や、33歩成同桂34金などでは厳しくないです。1歩持っていれば33歩成同桂34歩でまあまあなのですが。


△ これはゆっくりしていますが、31角と打って

46歩42と53飛22角成47歩成11馬

というのはまあまあか。最初に22同と としてしまうのと似ています。

途中43歩成とやってしまうと

43同銀同と同飛

銀を取っても飛角をさばかれてしまいますから注意。


× 実戦は41角と打って

飛は逃げるのかなあと思っていた、というのは、47と52角成同金22飛成

が気持ちよいからなのですが、51金21竜46角36金57と

角で飛をとるというのは、後手の飛をさばかせたということなのです。と金を使って攻められました。46金68と同玉46歩52歩61金31飛47歩成

61歩成を受けてもらえるものだと思っていました。2回手抜かれてまずかったようです。61飛成同銀同竜38飛77玉71金

攻め駒5枚なので、なんとかなりそうに思えたのですが、詰めろを続けられずに敗勢です。(71同竜同角61桂が詰めろですが、72桂と受けられて詰めろが続かない。)


× 32角と打って

43歩成とか22飛成とか狙うのも、32同飛同と46角

喜んで飛を切られてだめです。25飛に13桂がぴったり。


☆ まとめ
対局中は33と を悔やんでいましたが、こういう疑問手(後の手がわかっていれば疑問ではなかったわけですが)を指した後が大切です。疑問手悪手を重ねないことです。こういう時はしっかり形勢判断を行って、今後の方針を決めるのが良いです。

43歩成あるいは43と というのは駒の取り合いになります。35金24飛を取られる間に、52飛61金を取るだけでは悪そうです。43と ならば54銀も取れるので話が違いました。

35金をかわすとかひもを付けるのも有力でした。(これはなかなか見えなかった。)17角が一番良さそうで、駒得での寄せ合いになります。寄せ合いなら駒得の効果は小さいのですが、攻め駒が多いし、受けにも使えるという意味です。


後手の飛角を抑えたままにしておこう、と思えば、22同と や31角が候補です。これは少し悪いのかもしれませんが、桂香を拾って受けに使えるので頑張れます。

実戦の41角あるいは32角も同じことですが、持ち駒の角を使って52飛を動かそう(取ろう)というのはだめでした。後手玉が堅いので、少々損だとしても、52飛が角と交換できるなら構わなかった、ということなのです。桂を取り返して2枚飛車で攻める、というのもやりたくなるのですけどね。

どういう展開なら勝てるか、というのを互いの立場で考えてみる、というのは有効です。こういうのは大局観の応用ですが、盤面をひっくり返して(ひふみんアイと呼ばれます)

後手(下側)を持ったら、飛角をさばきたいなあ、と思いますよね。69角に逃げるわけもなかったです。59飛とかわされても難しいと思っていたのですが。
嫌なのは と金で駒を取られることです。でも43歩成なら35角なので歓迎でしょう。だから43とで裏をかくとか、35金にひもを付けるとか、が有効です。
88同と などならどうにかなりそう、時間を稼いだので、と金を使って悪くないと思うでしょう。ただやってみれば大変でした。


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20170617今日の一手(その525);端攻めの怖さ

2017-06-17 | 今日の一手
20170617今日の一手

5月13日の名南将棋大会から、私の将棋です。形勢判断と次の一手を考えてください。


一昨日の一手の回答

☆ 形勢判断をします。
駒の損得はありません。
玉の堅さを比較するのは難しいのですが、後手の美濃囲いは横からなら堅いです。上から攻められそうなので堅いとは言えません。先手玉は薄いけれども、上部には厚いです。とりあえずは少し後手のほうが堅いとしておきます。
先手の攻め駒は89飛68角で2枚。
後手の攻め駒は34飛44角で2枚。

総合すれば互角か後手もちか。

☆ 大局観として
何回か出てきましたが私は左玉です。後手は最初から三間飛車、私は57の銀を引いてけん制したので少し後手の手が進んでいる感じです。
じっと待っていると1筋を攻められるかもしれませんし、そろそろどこかから動きたいところです。何か攻める手を探しましょう。


△ 1筋から順番に見てみます。詰められている端ですが、16歩同歩12歩同香13歩

素直に応接してもらえば香を取れます。17歩成同香25桂15香14歩12歩成15歩

と進めば角を成れますからまあまあでしょう。

詰められている端ですから、後手は手を抜いて36歩が普通の応手です。

36同歩同飛37歩26飛27歩25飛15歩16歩

というのは端攻めを逆用された感じ。16同香には26歩ですね。あまりうまくいっている感じではないです。

途中26飛に27歩と謝るのがしゃくなので、37銀で反発します。

34飛35歩24飛(角交換もある)15歩

で互角の戦いです。


△ 2筋から動くなら24歩

22歩と受けてもらえるなら得だと見ます。36歩(同歩同飛27歩26飛のねらい)23歩成37歩成同桂36歩24と

はどうでしょうか。35飛同角同角に34飛

で角を取れそう。でも37歩成同金44角打

で案外に難しいです。飛と角2枚の交換くらいにはできるのですが、58飛で返されます。

飛を打たないで34と

から角を追って21飛くらいでややよしでしょうか。

ではやはり後手は22歩が正着か。

22歩を打たせたのは得ですが、持ち歩が減ったからつまらないような感じもあります。


△ 22歩と打てば

この と金作り(香取りにいく)は受けがないです。35歩21歩成24飛11と28歩でも27香

がぴったり。(27歩は39銀で受かる。)

後手は36歩しかないです。

手順に2筋に回られてはいけないので、21歩成37歩成同銀25桂(36同歩同飛37銀34飛21歩成25桂でも同じ局面)

11と37歩成同金28歩

桂を取られて銀香交換ではぱっとしないです。ただし桂香歩で8筋を攻めることはできるのでそんなに悪いこともなし。


× 3,4筋は手がないですが、55歩は手筋。

55同銀56歩66銀同金同角55銀

はやりたい手順ではないですが、駒得にはなります。これが怖ければ55歩同銀に57銀から56歩を狙います。

55同角が本筋で

57銀36歩56銀37歩成55銀

と取り合うと、38と54銀同飛

これは後手よしです。

あるいは56銀に44角と引いて

36歩に55銀同銀同角

というのも後手よし。


△ 常識的には57銀で

(一度飛いた銀ですが)36歩同歩同飛37歩26飛27歩16歩同歩17歩に55歩

から56銀を狙うことはできます。まあ後手が21まで飛を引いておけばよい話ですが。
この端は28金で受けられる(43銀65歩16香66銀21飛28金18歩成同香17歩同桂)

形ですから、角の利きが止まっても大丈夫ではないかと思います。歩や桂香をもらって玉頭で反撃するのが楽しみです。


△ 先に65歩でも

同じような意味です。57銀~66銀とする予定。36歩同歩同飛37歩26飛27歩21飛

これは持ち歩が1枚になるので玉頭から攻めにくくなります。1筋を攻めてもらえばありがたいですが。


× 8筋を狙うと言っても、持ち歩が2枚しかないので、歩の手筋は利かず。85銀では

2歩持っていれば84歩同歩83歩同銀84銀で銀交換できる(得だとも思えませんが)とはいえ、前と同じように1歩使わされると空振りです。


○ 実戦は95歩とこちらの端攻めです。

95同歩93歩に同玉

と妥協せずに受けられました。端を詰めて謝るなら先手の得です。ここで強攻します。95香94歩同香同玉99飛95歩82歩

93桂81歩成同銀85桂

感想戦で気が付きましたが、65に跳ねれば詰めろですから簡単でした。でも96香に(飛取りを受けてしまったのですが)同飛同香73桂成

これは感想戦で触れたけど気がつかず。74成桂と引けるから詰めろなんですね。飛1本では受けにくいです。

それを逃して97歩

からは難しく、84歩96歩85桂86歩64桂

以下後手玉はどんどん逃げ出してしまい

反撃が厳しくなりました。最後にチャンスがあったのですが

32金(42金同金同玉34桂から追っていく)の詰めろで勝ち筋。39金が66桂で受けになっていなくて負けました。


☆ まとめ
盤面の右から動くのは、桂香をもって(特に香と歩)87香~84歩同歩85歩と玉頭から反撃して勝つのが理想です。

16歩は取ってもらえそうにないですが、68角の利きでけん制しているのでなんとかなります。48に銀を引いた手を生かす展開です。

24歩は受けられたらどうしようか、と思うのですが、受けなければ34飛を取る展開が期待できます。

22歩は香を取りに行って後手の攻めをせかせます。


55歩とか65歩とか57銀とか、中央から動くのは前に銀を引いた手を生かしていない(問題図だけではわからないですが)のであまりうまくいきません。55歩は自分から動いて無理をしている感じが強く、65歩や57銀が本筋ではあります。

左からすぐに動く手がありました。8筋は持ち歩が足りませんが、95歩から端を攻めれば、89飛68角77桂99香で4枚の攻め駒になります。端攻めは攻め駒を増やしやすいのです。香が攻め駒になるのは当然で、桂も働くことが多く、飛角あるいは銀の応援があればあっという間につぶせるかもしれません。持ち駒も利用しやすいでしょう。

デメリットは反撃を食らうこと。先手玉からも近いですから、反動はあります。ただ後手玉は82ですからより厳しいわけです。
また、端を攻めても逃げ出されて効果なし、ということはあるわけですが、これは早い段階で端を攻めることが解決策です。問題図では中盤ですから、玉を逃げ出すとか手を抜くとか謝るとか、はやりにくいのです。あるいは詰めろになる時に(相手玉が端に逃げたら)攻めるのもよい手です。
この中間の時に端を攻めると効果がなかった、ということがあります。





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20170615今日の一手(その524);寄せは駒の損得ではない

2017-06-15 | 今日の一手
20170615今日の一手

これも5月のR選手権から、私の将棋です。形勢判断と次の一手を考えてください。


一昨日の一手の回答
仕掛けのところから見てみると、実際は先後逆ですが

後手は73角と打ってから82に引いて桂を跳ねました。85には跳ねられないけれど、65歩同歩同銀同銀同桂、という狙いなのでしょう。受けるのもありますが、45歩65歩で攻め合いです。44歩に86歩同歩(手抜きもあった)85桂

とこちらに跳ねるのは読みぬけていました。25桂77桂成同金寄

というのは、後手の66歩から金をかわしているので先手が悪くはありません。37角成33桂成同桂49飛58銀で問題図。

☆ 形勢判断をします。
先手の2歩得(後手に持ち歩がないのでカウントする)で馬を作られています。ほぼ損得なしです。
玉の堅さは先手のほうが堅いです。先手玉は上から攻められるのではなく、横から攻められそうなので、88に入っている方が良いですし、金2枚が並んでいる形は詰めろがかかりにくいのです。後手玉は33桂と跳ねているのがマイナスで、2筋を攻められていないので31よりも22玉のほうが良いですね。
先手の攻め駒は持ち駒角銀桂で3枚。
後手の攻め駒は持ち駒桂1枚。場合によっては58銀は働きます。37馬は先手玉に向かっていないので数えません。

総合すれば先手有利です。

☆ 大局観として
攻め合いを考えれば先手の条件が良いです。玉が堅くて攻め駒3枚。もう1枚あれば寄せが見えてきます。44歩の拠点もありますし、何かありそう。
後手から見れば、37馬の存在が頼りで、49飛を追って少し粘れないかなあ、というところです。
要するに飛を逃げないで攻めの手段を探したいのです。


× 39飛と逃げれば馬取りですが、48馬29飛57馬

56の銀を取られてはいけません。


△ 飛を逃げるなら79飛でしょう。

29飛よりは守りに働いています。これが実戦で指した手です。飛を逃げるのでは自信がないなあ、と思っていました。66歩43銀に65桂が悪手。


65桂としないで、43同銀同歩成同金左55桂同馬同銀67歩成63歩

という攻め合いなら互角です。途中55桂は同馬と取ってしまうのが良いです。駒の損得ではありません。

戻って、65桂が悪手というのは同銀と取られてしまうからで、65同飛

で手番が渡ります。先手の攻め駒は4枚になったのですから、先手が有利。この後は32銀成同玉43金同銀同歩成同金44歩同金56桂

と快調に攻めて優勢、といいたいところですが、45飛なら攻防で後手もちなのかもしれません。飛を追う攻めしかなくて、48飛成~67歩成で寄せ合い負けかも。
幸い見逃してもらって、55馬44桂同馬56桂26馬に43銀

1枚捨てますが、43同玉21角32銀44歩

で寄り筋です。44同馬32角成同玉44桂43玉21角

で間接王手飛車。44玉65角成が必至で、45玉には49飛

と格好良く飛車を活用して詰ましました。

途中45飛の攻防手があるので56角

と打って45飛を防ぎ、62飛32銀成同玉34角43歩35桂

と少し曲線的に攻めるのが正しかったです。

後手の悪手に助けられただけで、飛を逃げるのは最善ではありません。


△ よくあるのは46角と打つ手。

この場合38馬と逃げられても、そこで79飛と逃げて、角を打っているのは得だというわけです。(だから気が付きにくい。)
49銀不成37角

というのも先手が得です。後手は銀を使って(遊んで)飛角交換ではよくないのです。

とすれば一度は36馬

とかわすのが正しく、先手は37歩くらい。46馬同飛35角73角64桂

というのはいろいろ駒がぶつかっていますが、互角の展開です。以下は62角成同飛43歩成同銀同飛成同金55桂48飛

でしょうか。

37歩に27馬もあり

48飛59銀不成58飛49馬18飛75歩

これは後手よしか。


○ 何か攻めたいのです。35歩は飛車を捨てる手で

49銀不成34歩45桂33角

これは飛の丸損ですが、寄せ合いにはならないので攻めるだけでよいです。11角成~33歩成とできれば楽勝です。42金右には51銀ですし、43桂や43銀の打ち込みもあり、実は先手優勢に近いのです。攻め駒3枚でも34歩44歩の拠点が大きいのですね。

後手は桂を逃げられなくて、何か受けるのですが26馬

ならば33歩成同金34歩

桂を取れれば攻め駒4枚です。34同金46桂は簡単そうですし、ひねって44金33歩成32歩

なんていう受けは、22角41玉32と同玉43銀43玉36桂

がぴったりです。

他の受けは26馬のところで48飛

です。ここしか攻防で打てないのですが位置が悪くて、33歩成同金25桂34金59角

38飛成37角同竜73角

25桂の拠点があって飛を取れれば簡単です。


○ 他には43歩成

これは拠点の歩を捨てるので考えにくいのですが、43同銀同飛成同金左(左のほうが受けやすい)55桂

飛は銀と交換して4枚の攻めです。37馬が利いているので攻めにくいようなのですが、42金引43歩32金73角

92飛42歩成同金右43桂不成同金直37角成

馬を素抜いてしまえば有利です。


☆ まとめ
攻める手があれば優勢になる、ということは対局中もわかっていたのですが、ちょっと考えにくい手が正解でした。

35歩は飛を取らせるのですが銀が全くの遊び駒になります。34歩45桂33角

で寄り、というのは見えにくいですね。でも相矢倉ならよくあるのではないでしょうか。(飛を取らせても端を破るだけで優勢など。)

43歩成から飛を切って銀を取る攻め

というのも、拠点の歩を捨てるので考えにくい順です。でもこれは攻め駒4枚なのです。歩を成り捨ててある図で58銀と打たれたら喜んで飛を切りますよね。

自玉が堅い(攻められる形になっていない)という場合は、四枚で攻められるのならば駒の損得は関係ないのです。攻めが続くかだけ気にかければよいです。

何かありそうに思えても、35歩や43歩成が成立するようには見えず、46角は少し浮かびましたが馬をかわされてなんでもないと思い込んでしまいました。
飛を逃げるようでは形勢はほぼ互角。まあ1つ疑問手でももう一つ続けなければ悪くはならないのですが、やむなく3枚で攻めるのでは自信なしです。後手の悪手に助けられました。

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20170613今日の一手(その523);穴熊の攻略法

2017-06-13 | 今日の一手
20170613今日の一手

5月のR選手権から、私の将棋です。形勢判断と次の一手を考えてください。



一昨日の一手の回答(構想を問う問題でした。)

☆ 形勢判断をします。
駒の損得はありません。
玉の堅さは後手のほうがかなり堅いです。
先手の攻め駒は66角1枚。
後手の攻め駒はありません。

総合すれば後手が指しやすいです。

☆ 大局観として
実際は私が後手番で、三間飛車を右四間飛車で迎え撃つ、というつもりだったのですが、しっかり石田流に組まれてしまいました。仕方なく後手の仕掛けを封じつつ、位を取って大模様です。作戦負けは解消したと思いました。
後手は4枚穴熊でかなり堅くなったのですが、攻めるところがないのです。こういうのは形勢判断の3要素だけではわかりにくいのですが、攻められないなら後手の攻め駒を増やすことができないので、だんだんに先手が良くなりそうなのです。
ただ、この先の構想は悩みます。端から攻めるか、8筋を攻めるか、何もしないで千日手にするのだってあるのです。
長い目で見れば、穴熊を攻略して勝つか、入玉で勝つか、どちらかになります。そこまで意識しておくとよいです。(意識できずに負けてしまいました。)



△ 89飛とまわる構想が普通ですが、8筋は守られます。

7筋の歩交換を狙えますが、1歩渡すので36歩同銀46角とか


45歩同歩75歩同角46歩58銀62銀

3筋4筋から動かれます。
飛を移動すると右翼の守りが薄くなるのです。つぶれるわけではないのですけれど。


△ 85歩~84歩で交換しておく手。

飛で交換するほうが理想ではあるのですが(73銀が間にい合いますし)、移動しにくければ角を使います。

54歩とされたら7筋の歩交換も調子は良いです。
ただし先手玉の守りにも役立っている歩ですから、玉は右に移動しておきます。持ち歩を生かして将来の端攻めを狙います。


○ 98香~99飛で端を狙うなら

後手から36歩とか45歩は1歩もらうだけですから歓迎です。)対局中もこれかなあ、とは思っていましたが。)
後手は銀を移動して端を強化するでしょう。(98香74歩99飛73銀85桂84銀)

このとき後手の飛を取れますね。84同角43銀に61角

後手陣に欠陥があったのです。角を打たれたら駒得というわけでもないですが、34銀成同角93桂成同銀94歩82銀

角桂と飛歩の交換ですが、端に嫌味がありますから損ではないです。42飛13香44飛成から角をいじめておくくらいでしょうか。やや先手が良いのだと思います。なにか駒を手に入れて(竜の横利きもあって)93に打ち込めば勝ちです。


△ 68玉など待機して、54歩なら75角

で馬を作れます。

74歩なら55角で銀を取って43銀ねらいですが、13角

と気がつかれたら手損するだけでしょうか。まあ千日手にするつもりなら構いませんが。

68玉は8,9筋を狙うなら損な手ではありません。58まで移動すると、将来45歩同歩46歩に58銀と引けなくなるのでまずいかも。39か28まで移動してしまうのはあります。
作戦負けなら玉を移動するというのは常套手段ですが、この場合はそこまでの必要はないです。


× 2筋を狙うのは(26歩74歩27金54歩25歩)

25同桂なら26金です。13角に26金73銀15歩

と棒金で攻められれば理想、のはずですが、15同歩同金31角14歩86角89飛53角

ではうまくいったという感じではありません。

途中(28飛の位置ではないので)24歩と返すのもあり、

17桂でさばいていくか、36歩で反撃か、というのもよくわからないです。
後手から見ると、穴熊と遠いところで戦うので無理が利きます。


○ 実戦は55銀に気が付きました。

形は崩れますが歩得になります。51銀44銀42銀

と我慢されると、1歩持てば銀を殺されます。3,4筋から攻めるのは反動が厳しいので、26歩と待って15歩同歩同香16歩43歩
銀を殺させて、33銀成同角同角成同銀15歩

銀と桂香歩の3枚換えです。以下は馬を作って(44銀16角31飛43角成55銀58桂)

駒得になったら自陣に打っておくというのは(持久戦の場合は)大事なことです。34角で馬を消されましたが(34角同馬同飛56歩)

そろそろ良いだろうと銀を追ったのが大失敗です。もう一度どこかに角を打って馬を作る(52角31飛16角成とか)なら有利が拡大していました。危なさそうな予感があったのですが。36歩同歩46銀同桂36飛

強引にさばかれました。36同銀もある(58角39飛36角成47銀同馬同金58銀)けれど、意識は完封だったのです。37歩26飛44角25飛53角成45歩

54桂46歩36銀58銀39飛67銀成同玉47歩成同銀28金

と後手からかなり手が続きます。このあたりで飛を捨てて入玉を目指す(26歩39金25歩38金同銀)ことを考えればよかったのですが、89飛38金26歩48金25歩47金

まで進めて、入玉が難しいことに気が付きました。もう遅いです。

やはり駒得を急がないというのは大事ですね。


☆ まとめ
1手1手の優劣を考えるよりは、もっと先のことを考えるほうが良い場合があります。これが大局観ですね。

駒得というのは中毒性がありまして、後手玉がかなり堅くても、駒得が進むと有利だと思いこんでしまうのです。歩得→銀と桂香歩の三枚換え→馬作りと進行していくと、かなり有利になった気がしてしまいます。
自玉を少しでも固くしておくことや、さらなる駒得を焦らないこと、最終的には駒得よりも入玉することを考えておけばよかったです。

穴熊攻略を考えておくのもよくて、最善は98香~99飛だろうと思います。飛角桂香で攻め駒4枚ならよいわけです。それだけで一気につぶせない(これは先手玉が近いので流れ弾に当たるから、攻撃力が鈍る)のですが、玉の移動をしてからなら十分です。問題図の場合は後手陣の欠陥(桂をもって26桂とか、銀をもって43銀とか)があるので、78のままでもうまくいきそうです。

対穴熊全般に言えますが、上から攻めつぶすあるいは横から金銀を剥がして食らいつくという構想と、穴熊には触らないで完封する(攻撃力を奪う)とか入玉する構想にわかれます。
中盤で最後の形を意識しておくというのが良いのです。方針がぶれなくなります。










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20170611今日の一手(その522);構想で勝負

2017-06-11 | 今日の一手
20170611今日の一手

5月のR選手権、翌日のA級本戦から私の将棋です。形勢判断とこの先の構想を考えてください。


一昨日の一手の回答
序盤から見てみます。

76歩34歩77角でスタートしたので手順が変わっていますが、角換わり模様。14歩や72銀がおかしな手に見えて、25歩と突きだしました。

飛車先を換えた時に72銀が飛の横利きを止めているので横歩を取ろうとしたのです。23歩(23銀には同飛成同金32角)34飛33銀36飛28角18香19角成27角

がどうかと思っていたのですが、ひとつ前の図の13角で当てが外れました。こういう欺し合いは、「両取り見えない病」が発症しやすいです。

馬を作られて(34飛33歩36飛57角成)

歩損ではないので指せないことはなかったです。さらには馬を消せて(26飛35馬28飛83銀26角)

互角以上に戻りました。そして問題図(26同馬同飛84銀)

☆ 形勢判断をします。
駒の損得はありません。
玉の堅さは少し先手のほうが堅いか。57歩がないので何とも言えないですが。
先手の攻め駒は26飛と持ち駒角で2枚。
後手の攻め駒は持ち駒角1枚。(将来は95銀から86歩で3枚になります。)

総合すれば互角です。

☆ 大局観として
まだ構想を考えるくらいの段階ではありますが、後手が攻勢を取ろうとしています。棒銀を受けるか、かわすか、攻め合いにするか、という選択肢です。角換わりでは棒銀はかなり足の速い攻め方なのですが、問題図では2筋と5筋の歩が切れているので、どちらからか攻めることができます。
なお、57角から馬を作られるとまずいですが、今は46角か68角で大丈夫です。(後手は84銀ではなくて57角で馬を再度作ることもできました。)


× よほど57歩と打ってしまおうかと思いました。

これでも悪くないかなあ、とは思っていたのですが見送りました。95銀に75歩なら44角

28飛86歩同歩同銀同銀99角成

というのは後手よしです。

95銀に88銀でも

86歩同歩44角28飛87歩

どんどん攻められて負けます。選ばなくてよかったです。


△ おとなしく受けるなら28飛

のほうですが、95銀88銀

で後手も2歩持つことになる、というのは互角です。この図は23歩57歩と打ちあったとしたら手の損得も無いようで、全くの互角になりそう。銀の位置がどうか、ということくらいです。


○ 少しは欲張って96歩と受けると

94歩16歩に95歩から攻めるのは早すぎます。74歩なら15歩同歩12歩同香45角

という攻め筋があるので、

後手はこれに注意してどこかで23歩

と謝っておくのでしょう。45角は2筋もこじ開けて狙うほどの手でもないので、48玉42玉39玉34歩56飛

でひねり飛車のような中飛車を目指します。これが棒銀をかわす構想です。


○ 96歩を受けないで16歩でも

95銀には56飛42玉75角

が結構厳しい狙いです。64角と合わせるしかなくて、同角同歩54歩同歩同飛

というのは気持ちよいです。

56飛に62玉なら26角(感想戦でもこの筋に気が付きませんでしたが)

これも44角と合わせるしかなくて、同角同歩65角

これが受けにくいです。歩得か馬を作るかはできそう。

56飛に52玉なら96歩

で86歩は怖すぎるので、84銀に26飛と戻し(28歩や28角を嫌う)これからです。まあこう進むなら最初に96歩のほうが含みが多いでしょう。


△ ひねり飛車狙いなら最初に48玉

でもよいわけですが、42玉16歩52金96歩94歩66銀34歩39玉

28歩や57角の筋に気をつけつつ組むことになります。


△ 攻めるなら24歩が普通でしょうか。

でも壁銀を相手にするので、34歩23角33金

では指し過ぎです。

23角とは打ち込めなくて、56飛に62玉

24歩を打っていると利かした感じなのですが、玉を右に持っていきにくくなっているので良し悪しがあります。(24歩を取られる、後で26歩など玉頭を狙われやすい。)5筋を狙っても52玉か62玉が可能(26角に35角)なのでこの先は難しくなります。75歩28角17香19角成

なら74歩同歩23歩成同銀55角

という一発狙いはあります。後手は28角を打たないで84銀など備えておいて、難しい展開です。


○ 実戦では1、2筋には触らず、56飛と回りました。

42玉が普通の受けで(75角はない)36歩52金37桂

で5筋を狙いました。74歩(~73銀)なら54歩同歩同飛53歩74飛狙い。よって28角に18香19角成54歩同歩71角

これで72飛には54飛~84飛~82飛成なので手応えありです。83飛53歩51金54飛

18馬45桂31金52歩成同金53桂成

で寄せました。


☆ まとめ
56飛と回るのは中原流の56飛

をイメージしています。これよりは5筋の歩が切れているわけですからかなり攻めやすいです。
私は角換わり愛好家ですが、相掛かりの将棋も知識として知っておくと、応用できるわけです。
後手のMくんはまだ小学生(だったはず)、経験が少ないと知識の引き出しも少ないので、読みの力では劣るベテランでも、構想の勝負になると有利になりやすいです。(13角を食らった時にはやってしまったか、と観念しましたが。)
飛角桂3枚だけでも、後手陣の弱いところを攻めるならうまくいくことがあります。84の銀も目標になったので、きれいに決まりました。(4局目て疲れていて、とても読み切れませんでしたが、何とかなる感覚はありました。)

24歩から2筋を攻める、というのは壁銀を相手にしている感じで、26飛が狙われやすい、57に空間がある、という状況では踏み込みにくいです。

16歩から15歩同歩12歩同香45角、というのは狙える筋で、後手に何か受けさせたら得かどうか、という判断です。34歩、52金、23歩、など受ける手もおかしな手ではないので、おまけ程度。

すこしゆっくりなら、玉をどう囲うか、というのを考えるべきです。左に行くと(すぐには王手飛車ですし)棒銀に近づきます。39に持っていく構想のほうが良いでしょう。それなら棒銀は怖くないです。銀交換でも構わないかもしれません。

96歩は突いておくほうが無難で、ゆっくり戦うならわかりやすいでしょう。ただし玉を左に囲わないことです。





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