名南将棋大会ブログ 名古屋

名南将棋大会告知や結果のほか、
将棋が強くなるための記事を書きます。
まずは将棋上達法則を見てください。

大山将棋問題集 20180930

2018-09-30 | 大山将棋研究
後手番大内先生の手を考えます。

第1問


ちょっと苦しそうですが、とりあえずこれしかないです。
A 35同角 B 35同飛 C 44飛

第2問


うまくさばきたいのですが。
A 57歩成 B 45桂 C 45歩

第3問


馬を使いたいのです。
A 46歩 B 66銀 C 25馬

第4問


ピンチのようなのですが、攻防手があります。
A 79馬 B 66銀 C 62銀

第5問


先手玉を逃がしてはいけません。
A 75香 B 65銀 C 64銀
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大山将棋研究(1024);石田流穴熊に銀冠(大内延介)

2018-09-30 | 大山将棋研究

今日の棋譜20180930
平成2年3月、大内延介先生と第6回天王戦です。

大内先生の石田流三間飛車で、大山先生は居飛車です。

左美濃にしました。

大内先生は端を受けてから穴熊へ。端を受けるほうが良いと書いてある著書があったはず。

大山先生は銀冠に移行して、位を取ったところで大内先生が反発して戦いが始まりました。

金銀が左翼に移動したところで3筋の歩を交換します。

大山先生は歩交換を逆用します。

歩を突き出して、35同角は36飛、54飛は33角成ですから44飛の一手。

58歩31角のところで飛車を取って

51飛から角をいじめます。

大内先生は軽く45歩。35角や44角と返せるのでさばきやすいです。

銀交換から飛角を成り合うことになりました。

形勢は互角でしょう。大内先生は7筋に手を付けます。74同歩75歩73香ならば激しいですが、

大山先生は14竜から角取りで追いかけます。53馬にも41竜。

角を切って勝負するのは穴熊らしい戦い方です。

大山先生はここでどう指すのかが難しいです。後のことを思えば67歩と受けておくものか。

51竜35馬で4枚目の攻め駒にさせてしまいました。

馬筋は止まらず、受けがなくなっていきます。

なので84歩から44角で反撃に移りました。

大内先生は77で清算して67桂。異筋ですが先手は79の地点を受けることができません。75香に66銀が攻防で

早逃げにも75銀がぴったりです。

追われるままに84歩を払って竜取り。磐石になりました。

ゆっくり包囲網を狭めていき

圧力をかけ

金を打ちこんで仕上げです。

銀をはがして打ち込み

上部脱出を防げば

ここまで。

終盤まで形勢不明でしたが、87手目51竜で大山先生が悪くしました。対穴熊で4枚目の攻め駒を作らせたら受けはなくなります。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.40 棋譜ファイル ----
開始日時:1990/03/02
手合割:平手  
先手:大山十五世名人
後手:大内延介9段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 6六歩(67)
4 3五歩(34)
5 5六歩(57)
6 3二飛(82)
7 4八銀(39)
8 4二銀(31)
9 6八玉(59)
10 3四飛(32)
11 5八金(49)
12 6二玉(51)
13 7八玉(68)
14 7二玉(62)
15 7七角(88)
16 8二玉(72)
17 8八玉(78)
18 1四歩(13)
19 7八銀(79)
20 5二金(41)
21 9六歩(97)
22 9四歩(93)
23 8六歩(87)
24 9二香(91)
25 8七銀(78)
26 9一玉(82)
27 7八金(69)
28 8二銀(71)
29 6七金(58)
30 7一金(61)
31 8五歩(86)
32 3三桂(21)
33 7五歩(76)
34 5四歩(53)
35 1六歩(17)
36 5三銀(42)
37 2六歩(27)
38 6二金(52)
39 2五歩(26)
40 7二金(62)
41 6五歩(66)
42 6四歩(63)
43 同 歩(65)
44 同 銀(53)
45 7六金(67)
46 6五歩打
47 5七銀(48)
48 3六歩(35)
49 同 歩(37)
50 同 飛(34)
51 3七歩打
52 3四飛(36)
53 4六銀(57)
54 1三角(22)
55 2六飛(28)
56 5五歩(54)
57 3六歩(37)
58 5六歩(55)
59 3五歩(36)
60 4四飛(34)
61 5八歩打
62 3一角(13)
63 4四角(77)
64 同 歩(43)
65 5一飛打
66 5三角(31)
67 5五銀(46)
68 4五歩(44)
69 6四銀(55)
70 同 角(53)
71 5六飛(26)
72 1九角成(64)
73 5二飛成(56)
74 4四角打
75 7七銀打
76 6四馬(19)
77 1一飛成(51)
78 7四歩(73)
79 1四龍(11)
80 5三馬(64)
81 4一龍(52)
82 7五歩(74)
83 8六金(76)
84 7七角成(44)
85 同 桂(89)
86 7六香打
87 5一龍(41)
88 3五馬(53)
89 5七歩(58)
90 6六銀打
91 7九香打
92 5六歩打
93 8四歩(85)
94 5七馬(35)
95 4四角打
96 7七香成(76)
97 同 金(78)
98 同 銀(66)
99 同 香(79)
100 6七桂打
101 7五香(77)
102 6六銀打
103 9七玉(88)
104 7五銀(66)
105 同 金(86)
106 同 馬(57)
107 8六銀打
108 8四馬(75)
109 7三歩打
110 同 馬(84)
111 5六龍(51)
112 6六金打
113 5八龍(56)
114 9五歩(94)
115 8八玉(97)
116 7六歩打
117 7八歩打
118 7四香打
119 9五歩(96)
120 8四歩(83)
121 9六銀打
122 7七金打
123 9八玉(88)
124 8七金(77)
125 同 玉(98)
126 8五銀打
127 6六角(44)
128 同 歩(65)
129 7五香打
130 8六銀(85)
131 同 玉(87)
132 6四銀打
133 7四香(75)
134 同 馬(73)
135 9七玉(86)
136 9六馬(74)
137 投了
まで136手で後手の勝ち

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第190回名南将棋大会(壱)速報

2018-09-30 | 名南将棋大会
今日は第190回名南将棋大会(壱)を行いました。

台風が来る前に無事終了できました。ありがとうございました。

結果速報です。



A級優勝
青木一さん


B級優勝
山口修生さん

櫻井皓太さん

加藤友真さん


優勝おめでとうございます。
参加いただいた皆様ありがとうございました。
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大山将棋問題集 20180929

2018-09-29 | 大山将棋研究
先手番大山先生の手を考えます。

第1問


これで指しやすい感じです。
A 86歩 B 75歩 C 77桂

第2問


後手のねらいを封じておきましょう。
A 74歩 B 75銀 C 55歩


ここからは後手番南先生の手を考えます。
第3問


どうにか暴れなくてはなりません。
A 67歩成 B 74歩 C 62飛

第4問


四枚美濃にはこういう手が出てきます。
A 64角 B 53金 C 87歩成

第5問


こんな利かしがありました。
A 84角 B 57歩 C 47歩

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大山将棋研究(1023);三間飛車に四枚美濃(南芳一)

2018-09-29 | 大山将棋研究
今日の棋譜20180929
平成2年2月、南芳一棋王と第15期棋王戦第2局です。

大山先生の先手三間飛車に南先生は天守閣美濃です。

四枚美濃には45の位を取るのが急所で

この場合は31角に88飛を怠ってはいけません。86歩同歩同角88飛87歩同飛64角で王手飛車の筋があります。まあ37桂を跳ねておくなどでも良いですが。

結局は右桂を跳ねることになり(跳ねないほうが堅い)、ここまではよく見かける形です。

68角72飛に65歩。46銀型を作るのではなく

66銀型のほうで戦おうということでした。

飛車を使えば大山先生のほうが指しやすそうです。

南先生は46角同角86飛ねらい。

大山先生は抑え込む感じです。

66歩に58金と離れて行くのは痛いのですが

後手から87歩成とできないのですから先手有利のはず。66銀、66飛、84歩などありそうですが

大山先生は73歩成同角83歩。飛車を8筋からどかして

64歩。うまそうな手に見えたのですが

飛車をまわられて64の地点が争点になりました。

金も動員されたら強引でもさばかれそうです。

大山先生が少し苦しくなっているのでしょう。

47歩に49金を打つのでは、いつでも48金がありますし

飛車を切って65同銀48歩成というのも嫌ですね。

75歩と我慢して香を取ったのですが

馬を封じ込まれて48金が来ました。

南先生は角取りも無視して46桂

銀を取って49銀、これで受ける形がないです。

ここまで。

南先生が堅い玉型を生かして食いついてしまいました。大山先生はきれいに指しすぎました。抑え込むのは難しいですね。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.40 棋譜ファイル ----
開始日時:1990/02/26
手合割:平手  
先手:大山十五世名人
後手:南芳一棋王
後手省略名:南
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 8四歩(83)
3 7八飛(28)
4 8五歩(84)
5 7七角(88)
6 3四歩(33)
7 6六歩(67)
8 6二銀(71)
9 6八銀(79)
10 4二玉(51)
11 4八玉(59)
12 3二玉(42)
13 3八玉(48)
14 1四歩(13)
15 1六歩(17)
16 5二金(61)
17 5八金(69)
18 5四歩(53)
19 5六歩(57)
20 2四歩(23)
21 2八玉(38)
22 2三玉(32)
23 3八銀(39)
24 3二銀(31)
25 4六歩(47)
26 5三銀(62)
27 3六歩(37)
28 4四銀(53)
29 5七銀(68)
30 3三銀(44)
31 4五歩(46)
32 3一角(22)
33 8八飛(78)
34 4四歩(43)
35 同 歩(45)
36 同 銀(33)
37 3七桂(29)
38 4三金(52)
39 4五歩打
40 3三銀(44)
41 4七金(58)
42 7四歩(73)
43 6八角(77)
44 7二飛(82)
45 6五歩(66)
46 6四歩(63)
47 同 歩(65)
48 6二飛(72)
49 6六銀(57)
50 6四角(31)
51 6五歩打
52 7三角(64)
53 7五歩(76)
54 同 歩(74)
55 7八飛(88)
56 8六歩(85)
57 同 歩(87)
58 4六歩打
59 同 金(47)
60 8二飛(62)
61 5五歩(56)
62 同 歩(54)
63 7四歩打
64 9五角(73)
65 7五銀(66)
66 6六歩打
67 5八金(49)
68 8五歩打
69 7六飛(78)
70 8六歩(85)
71 7三歩成(74)
72 同 角(95)
73 8三歩打
74 4二飛(82)
75 6四歩(65)
76 6七歩成(66)
77 同 金(58)
78 6二飛(42)
79 5五金(46)
80 7四歩打
81 6六銀(75)
82 5三金(43)
83 7七桂(89)
84 6四金(53)
85 同 金(55)
86 同 飛(62)
87 6五桂(77)
88 4七歩打
89 4九金打
90 8四角(73)
91 4六角(68)
92 6五飛(64)
93 7五歩打
94 6一飛(65)
95 9一角成(46)
96 7三角(84)
97 8二歩成(83)
98 4八金打
99 7四歩(75)
100 4六桂打
101 7三歩成(74)
102 3八桂成(46)
103 同 金(49)
104 4九銀打
105 4八金(38)
106 同 歩成(47)
107 6三歩打
108 3八銀成(49)
109 1七玉(28)
110 3七成銀(38)
111 投了
まで110手で後手の勝ち
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台風接近でも開催します

2018-09-29 | 名南将棋大会
明日は名南将棋大会(壱)を開催しますが、台風が接近しています。
会場の生涯学習センターに聞いたら(運営が名古屋市から教育スポーツ協会へ変わっています)、警報が出ていれば自主判断してください、閉館することはありません、ということでした。

ということで予定通り開催します。夕方遅くなるほどに雨が強くなるようですから、持ち時間短縮(30分→25分)にするかもしれません。
安全には気を付けてお越しくださいませ。
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20180929今日の一手(その761);飛車をさばく

2018-09-29 | 今日の一手

20180929今日の一手

6月30日の名南将棋大会から、MさんとAさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。


一昨日の一手の回答

☆ 形勢判断をします。
先手だけ馬を作っていますから駒得です。
玉の堅さは先手のほうが堅いです。
先手の攻め駒は44馬と持ち駒銀桂で3枚。
後手の攻め駒は56飛と持ち駒銀桂で3枚。

総合すれば先手が少し有利です。

☆ 大局観として
先手は攻め駒の数が足りません。29飛が攻めには使えていないからですね。
後手に飛車をさばかれたところは結構難しくなっています。後手は37角が使えれば攻め駒4枚なのです。でも32金が守備に働いていない駒なので、先手有利は間違いないでしょう。
少し駒得でも後手も馬を作ることができるのでゆっくりしたくはないです。ここからは飛車を使う順に持ち込むか、何か駒を取って4枚目の攻め駒にするか。後手玉が薄いので寄せを考えながら指したいです。


△か× 実戦は11馬で

駒得を拡大したわけですが、馬は攻めに使えない位置なので攻め駒は3枚です。後手からは66桂がありますね。強気に57歩58桂成56歩とすると、28歩成58金29と

金と桂香の交換で駒得ですが、先手玉が薄くなっているのであまり自信のある局面ではありません。

実戦は84桂で

85銀76桂同銀同飛

68桂から46飛55馬54歩74桂と寄せに行った(どこかで持ち駒金銀が入れ替わっているのですがわかりません)のですが

これなら寄せきれるはずですが、どこかでミスがあって残念ながら先手Aさんの寄せ合い負けになりました。


○ 強く47金とすれば両取りです。

金が離れて行くので読まずに指せる手ではないのですが、55角成の返し技には71銀がクロスカウンターです。

この銀は取るしかなく、71同金同馬同玉56金

56同馬には51飛が両取りなので先手優勢です。

とすれば後手は28歩成くらい。

56金29と41飛

飛車の取り合いに成功して(さばいたことになる)4枚の攻め駒で片美濃を寄せるのですから簡単でしょう。


○ 今の順を工夫することができます。62銀から入って

62同金同馬61銀打層馬同銀47金

後手玉を薄くしてから両取りをかけてみます。28歩成56金は歓迎(29と53桂で後手玉を寄せられる)なので、84桂85銀76桂同銀同飛37金66銀

大きな駒得ですが、後手の4枚の攻めをしのげるかどうか。後手玉も薄いので、どこかで44角が攻防になるから先手有利なのでしょう。


△か× 67金のほうが普通の手で

66桂を避け、84桂~76桂の筋に備えて飛車取りです。36飛には39飛26角成

26馬39飛成62銀35銀61銀成同銀17馬

19竜には55角が詰めろなので38竜39歩47竜55角(詰めろ)~11角成で駒得です。

後手が46飛(馬取り)ならば55馬

48飛成74桂92玉37馬同竜95歩

74歩94歩82玉55角

73角37角同角成

派手な応酬ですが結局は先手の駒損で少し悪いです。端を攻めても反動がありそうです。


△ 67銀打は手堅い受けで

今度は46飛~48飛成がないのです。36飛47金26角成

74桂同歩55馬73桂打36金同馬

王手で馬を逃げても金桂と飛車の二枚換えです。でも41飛~11飛成でまあまあでしょうか。

後手はおとなしく51飛として

先手玉は堅いけれど戦力不足で難しいです。


△ では67銀で

持ち駒を温存したらどうか。36飛39飛26角成・・・というのは69金が浮いているのでやりにくいですが、38歩から

26角成同馬同飛37角25飛74桂92玉62銀

3枚の攻めなのでちょっと心細いですが、受け方によっては95歩もあるので何とかなっているのかも。

後手は51飛のほうが無難ですが、銀桂を持っているので62銀41飛53桂

と攻めることができます。44飛61桂成55角71銀不成92玉62成桂85桂

自玉を見ないで攻めた図は後手が勝ちそうですが、何か先に(71銀不成のところで)受けておけば(78金とか56歩とか)先手が勝ちやすいような微妙なところです。


○ 駒損になるのですが27飛19角成57飛とすれば

直接に飛車をさばくことができます。76飛67金46飛55馬49飛成74桂

92玉19馬同竜62銀

ちょっと強引ですが、飛車を成り込んだり55角が取りになったりするので攻めはつながりそうです。


△ 49飛と使うと

66桂57歩58桂成同金48歩

69飛に76飛か36飛か、駒損でも後に86桂~74桂打もありそうですから形勢互角です。


☆ まとめ

飛車をさばく順を見つけられたでしょうか。飛車をさばく=飛車を攻め駒にする ということです。後手の飛だけではなく、ほかの駒と交換しても(駒損ですが)攻め駒は増えます。直接に後手陣に成り込んで使うのもさばけたということになります。

47金は両取りですがすっきり駒を取れるわけではありません。でも飛車の取り合いならばさばいたことになります。55角成の時に対応策を考えておかねばなりませんが、それが見つかれば優勢になります。
62銀から馬を切って47金だと(55角成の対応策でもある)もう少しすっきりしています(が駒を渡しているので怖いです)。

27飛は考えてみても19角成があるので打ち切ってしまいそうですが、飛車をぶつけて相当です。交換でもかわされても、飛車をさばいたことになります。

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大山将棋問題集 20180928

2018-09-28 | 大山将棋研究
後手番塚田先生の手を考えます。

第1問


これが後手のねらいの手です。
A 76歩 B 65銀 C 55銀

第2問


こんな手がありました。
A 47角 B 59角 C 55銀

第3問


平凡ですがこれで良しとみました。
A 35歩 B 55歩 C 57角

第4問


これで投了となりました。
A 57銀 B 73飛 C 36歩

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大山将棋研究(1022);四間飛車に右64銀急戦(塚田泰明)

2018-09-28 | 大山将棋研究
今日の棋譜20180928
平成2年2月、塚田泰明先生と第56期棋聖戦です。

大山先生の四間飛車に塚田先生は急戦です。

右64銀の急戦になりました。後手番なのでうまくいかなさそうにも思えますが

角交換になり

55銀~46銀と出られるから居飛車よしになる場合があります。形次第なのですが。

銀ばさみで困ったようですが

55銀と捨てるのが46角の王手飛車ねらいの手です。大山先生は銀を取らずに角を打って

銀交換から92香。91角成73角ではつまらないので

76金55歩64歩同歩55角という進行です。角をさばいて大山先生が指しやすいようにも見えるのですが

44銀から角頭を攻められたら難しそうです。

馬を作られて

飛車を逃げたついでに後手の飛車を追いかけていくのですが

攻めているところが違うので後手もちかも。角を逃げて37歩というのは後手に持ち歩が多いので嫌な感じです。

37歩に45銀。なるほど38歩成同飛が王手になるという仕組みですか。

37歩から連打されて

飛車をかわします。このやり取りは銀桂交換で駒損ですね。塚田先生が指しやすくなり

33銀上44銀同銀に83金がおかしかったといえるのですが、もうだめなのかもしれません。57銀で投了です。飛車を捕獲されていますね。

右64銀急戦の良さは玉の堅さです。美濃囲いにはやや劣るとはいえ、舟囲いは結構堅いのです。本譜は馬付きで金銀3枚なので後手玉が堅いです。玉頭から攻めたら、大山先生の銀桂交換もまずかったのですが、簡単に終わってしまいました。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.40 棋譜ファイル ----
開始日時:1990/02/24
手合割:平手  
先手:大山十五世名人
後手:塚田泰明8段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 6六歩(67)
4 6二銀(71)
5 7八銀(79)
6 5四歩(53)
7 6八飛(28)
8 4二玉(51)
9 4八玉(59)
10 3二玉(42)
11 3八玉(48)
12 8四歩(83)
13 2八玉(38)
14 5二金(61)
15 3八銀(39)
16 1四歩(13)
17 1六歩(17)
18 8五歩(84)
19 7七角(88)
20 7四歩(73)
21 6七銀(78)
22 5三銀(62)
23 4六歩(47)
24 4二銀(31)
25 3六歩(37)
26 6四銀(53)
27 7八金(69)
28 7五歩(74)
29 6五歩(66)
30 7七角成(22)
31 同 金(78)
32 5五銀(64)
33 7五歩(76)
34 4六銀(55)
35 6六銀(67)
36 8四飛(82)
37 5六歩(57)
38 5五銀(46)
39 3七角打
40 6六銀(55)
41 同 金(77)
42 9二香(91)
43 7六金(66)
44 5五歩(54)
45 6四歩(65)
46 同 歩(63)
47 5五角(37)
48 4四銀打
49 3七角(55)
50 3五歩(34)
51 4七銀打
52 3六歩(35)
53 同 銀(47)
54 5七角打
55 7八飛(68)
56 2四角成(57)
57 7四歩(75)
58 同 飛(84)
59 7五金(76)
60 7一飛(74)
61 7四金(75)
62 3三桂(21)
63 7三歩打
64 4五桂(33)
65 2六角(37)
66 3七歩打
67 4五銀(36)
68 3八歩成(37)
69 同 飛(78)
70 3七歩打
71 同 飛(38)
72 3六歩打
73 同 飛(37)
74 3五歩打
75 4六飛(36)
76 3三銀(42)
77 4四銀(45)
78 同 歩(43)
79 8三金(74)
80 5七銀打
81 投了
まで80手で後手の勝ち


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大山将棋問題集 20180927

2018-09-27 | 大山将棋研究
後手番大山先生の手を考えます。

第1問


センスの良い手だと思います。
A 54銀 B 62飛 C 88角成

第2問


筋の良い手は?
A 76香 B 83玉 C 56歩

ここからは先手番南先生の手を考えます。

第3問


攻防手です。
A 99香 B 66香 C 57香

第4問


俗手ですが三手一組です。
A 64香 B 66香 C 53金

第5問

わかりやすい指し方は?

A 76同飛 B 62竜 C 93歩

第6問


これを打っておくと間違いが少なくなります。
A 73銀 B 51角 C 31角





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