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コロナ5類移行から1年が経過

2024-05-15 04:25:23 | 暮らし


 コロナが5類に移行されて一年が経過した。この一年、コロナの爆発的な増加はなかった。しかし、無くなったわけではなく、潜在化して一定数の感染はは広げている。年寄には今でもきお付けるべき病気である事は変わりがない。でもまだ有料になったワクチンは打っては居ない。

 7000円がワクチン費用というのだが、驚いたことは以前厚労省が見積もったものは、ワクチン代3260円。接種費用3740円。あわせて、700円だったものが、ワクチン代がいきなり11600円に跳ね上がった。そのため15300円になった。なかなか高価なワクチンになってしまった。

 仕方がないので、政府が補助金を上乗せして、7000円で打てるようにすると言うことになった。なぜ3260円だったものが、11600円になるのだろうか。どこで誰が間違えたのだろうか。円安のためこういうことになったのか。製造数が激減して、製造コストが高くなったのか。

 コロナパンディミックで何が起きたのだろうか。令和4年の男性の平均寿命は 81.05年、女性の平均寿命は87.09年となり前年と比較して男は0.42年、女は0.49年下回った。平均寿命が前年を下回るのは、令和3年に続き2年連続で、下回り幅はR3年よりも拡大している。

 令和5年度も、間違いなく寿命が短くなりそうだ。コロナパンディミックで年寄の死亡が多くなったためであろう。短くなった寿命よりもさらに短くなるのだから、かなり深刻な事態と考えなければ成らない。年寄の残された10年が1年短く9年になってしまったのだ。

 コロナパンディミック四年間で2年近く寿命が減ってしまったのかも知れない。ずいぶんの逆戻りである。2年も生きる年限が短くなると言うことは、あれこれ考えも変える必要もある。福祉的予算は大分助かったはずだ。寿命がまた長くなれば、いよいよコロナが収まったと言うこととに成るのだろう。

 年寄には相変わらず深刻な感染症の流行と言える。友人にも感染した人が数名居るのだが、後遺症に苦しんでいる人が居る。鼻と呼吸器が調子が悪く、倦怠感に悩まされている。老人だから仕方がないと言うこともあるが、直接的にはコロナの影響と言える。

 年寄が早く死ぬようになったと言うことは、国の財政としては良いことなのだろう。保健や医療費の問題がいくらか先延ばしになるのだろう。しかし、それ以上に深刻な問題が、子供の方に起きている。免疫力の低下である。コロナの対応を世界中が間違えたのだ。

 子供が感染症対策をしたために、様々な病原菌を遠ざけた。そして子供時代に得るべき免疫の機会を逸した。その結果今までとは違う病気の流行が起きているのだ。プール熱やインフルエンザの流行はかつてない数になっている。さまざまなウイルスが同時に流行し、以前の流行状況のパターンと変わってきている。

 子供達は大変だが、免疫力を高める以外に対策はない。子供はウイルスが危ないから、マスクをしたり人混みを避けたりしているよりは、免疫を高めることを考える以外に対策はない。よく寝て、良く運動して、何でも食べる。家でゲームなどして居ないで、外に出て活動的な生活をする。

 老人はとことんマスクをする方が良いが、若い人は又別だ。汚いを避けてばかり居れば、一見衛生的だが、病気になりやすくなる。世界は無菌室ではない。そこそこ汚い世界の中で人間は生きるように出来ている。それが免疫力である。免疫力を得るためには菌の力が必要なのだ。

 免疫力を付けるためには体力を付けなければならない。野外を走り回れるような子供の方が免疫力が高まる。子供の体は「自然免疫」と「獲得免疫」によって、ウイルスや細菌などの病原体から守られている。自然免疫とはヒトが生まれながらにして持っている免疫システム。

 獲得免疫とは後天的に形成される免疫システム。子供はこれを獲得していかなければならない成長時代だ。免疫力の弱い子供は様々な方法で、獲得免疫を高めて行かなければならない。ヒトは生後10ヶ月頃~5歳頃までに、約300もの病原体に感染する。病原体に感染するなかで獲得免疫を強化してゆく。

  子供の身体は、抗体を作る際に重要な働きをするT細胞やB細胞などのリンパ球は、大人よりも多いい。とくに1歳~4歳までは大人の3倍もあるといわれている。その間にたくさんの病原体に感染して、抗体を得ることで獲得免疫を強化して免疫力を高めて行く。

 赤ちゃんほど病気にかかりやすいかというと、そこは旨く出来ていて、お母さんから抗体を受け継いでいる。また母乳を飲むことによっても免疫力を高めている。そのために赤ちゃんの内は病気に成りにくくなっている。これは動物一般にそうなっている。

 子供の免疫力を高めるためにはやはり食事である。多様な食事を取り、腸内細菌を増やして行くことだ。特に子供のうちに腸内細菌を増やさなければ、生涯免疫力が高めにくくなる。子供こそ、何でも食べ、腸内細菌を多様に増やして行く必要がある。

 ヨーグルトや納豆や味噌や漬物などの発酵食品、野菜や豆類などの水溶性食物繊維を含む食品、バナナや大豆などのオリゴ糖を含む食品は積極的に食べると良いのは大人と変らない。食べ物から取り入れることが重要で、子供にサプリを飲ませるなどもってのほかのことだ。

 免疫細胞の活性化には、タンパク質やビタミン、ミネラルなどの万遍ない栄養素が必要なので、これらの栄養素を含む食物を、少量多種バランス良く摂取すること。偏食やばっかり食、あるいはジャンクフードを子供時代に食べることは、弱い身体にしてしまう可能性がある。

 よく寝る。よく寝るためには良く運動をする。朝食、昼食を中心に考えて、夕食は軽めにする。体温調整能力は汗腺の数が影響している。感染の数は子供時代の生活で決まる。野外で汗をかいて運動することは、体温調整能力を高めることになる。

 子供もきれいは汚い。汚いはきれいで、泥に触れるような遊びが必要なのだ。泥の中には様々なきんがいて、免疫力を高めてくれるものもある。朝日や夕日を浴びる事は特に良いことだ。早朝、朝日の中を昆虫採集を市に行くような子供は免疫力を高めて行く。

 子供は良く発熱をするが、できる限り薬を使わないほうがいい。特に抗生物質で発熱を下げるようなことは止めた方が良い。、熱を出して免疫力を高めていると言うこともある。抗生物質は良い菌も殺してしまう。折角高まってきた免疫力を下げてしまう可能性がある。

 コロナ時代の子供達は、乳母日傘で育った箱入りの子供だ。免疫力が低く育ってしまった可能性が高い。今からでも、免疫力を高めるための暮らしをさせた方が良い。コロナ対策を世界中が間違ったのだ。老人の外出禁止だけの対策が、良かったのだ。
 
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