「種市」

2013-04-29 | rocoの日々
行ってきました「種市」。

wamerwamerの高橋さんが、吉祥寺にあるオーガニックベースで催されたイベントです。

ここ40年くらいのうちに日本の種事情はがらりと変わり、
私なんかが子供の頃に食べていた野菜なんてほとんどないんじゃないかしら?

昔の農家は自分のところで育てた野菜の種を取って、栽培するのが当たり前だったのに、
今では一代限りのF1種がほとんどで、つまり毎年種会社から種を買っているのです。
ってまでは知っておりましたが、有機栽培や無農薬栽培する人たちまで買っているとは全然知らなかった
(そう言う方々は当然種を自分のところでとっているのだとい思ってた)ので、ちょっと衝撃でした。

そういえば昔知り合いの方が、機織をしてたりしたい人たちはたくさんいるけど、
肝心の糸を作る人たちがいなくなっているのよね~と言っていたことを思い出しました。
どこの世界でも、今は一番の根本にになるものが(そして一番大切なことが)
忘れ去られようとしている気がする。

何世代にも渡りその土地で根付いてきた固定種は、
その土地々で独自の進化をとげ食べられてきたものの、
私たち消費者があまりにも規格にそったきれいな野菜を求めた結果、
害虫にも強く、個性豊かで生命力にあふれた貴重な野菜が消えようとしています。


日本がTPPに参加してしまったら、アメリカの遺伝子組み換えの種などがどっと押し寄せ、
あっという間に遺伝子組み換えだらけの野菜が売られていくのかと思うと
本当にぞっとします。
そんなところから日本の固定種にとても興味を抱いていたところ
このイベントを知って早速出かけてみました。

終わりのほうに行ったけど、人がひっきりなしでいっぱいで、
お目当ての種はほとんど売り切れており、たった一袋残っていた赤とうがらしをゲット。
ちょっとまき時には遅い感もするけど、、、育てるのがたのしみ!!

お話を伺っても今種を取り巻く実情はきびしく、
一人でも多くの方に知ってもらいたいという思いが良く伝わってきました。
個々にやってらっしゃる方はたくさんいらっしゃると思いますが、
高橋さんのように大きな取り組みをして知ってもらう試みは、本当に貴重だと思います。

これがはじめてのイベントだそうで、これからも長く、
大きくなっていくといいなぁ。。








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