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ヤングケアラー

ヤングケアラーをご存じですか。

ヤングケアラーとは、通学や仕事のかたわら、障害や病気のある親や祖父母、年下のきょうだいなどの介護や世話をしている18歳未満の子どもを指します。

社会生活をうまくおくれなくなった親に対して子供がケアを行うこともそれに入ります。
つまりまだ子供なのに親のことを心配して家事全般を行い、精神的な支えになるということ。

これは子供にとってはきついことです。甘えたい時期、我儘も言いたい。それに学校生活でもストレスがたまるはず。

唯一の安心できる場所のはずの自宅がまるっきりその機能をはたしていないのです。

死にたいとすぐに口にし自殺未遂を繰り返す親。家事をせずにただ家にこもっていて躁鬱をくりかえす。

その束縛から離れたくても自分が守らなくてはと必死に思う子供は成人してからもなかなかその苦しみから抜け出せない。


精神の病は肉体の病と同じようにそう簡単には治りません。一度罹患してしまうとある意味一生その病気とつきあっていかなくてはいけなくなる可能性もあるのです。

身体の病気を治すのも時間をかけるようにある時ふっと治るものでもないのです。

そんな病気を医師や大人でなく子供がみなくてはいけない状況。

両親が離婚し片親になるとその傾向が多くみうけられるかもしれませんが家族がいたとしても特定の子供に負担をかける状況はいくらでもうまれるものです。

人が人にある立場から一方的に圧力をかける。それも無意識に。

パワハラにも少し似ているのかも。

この世の中は完璧な人間がいない分、波長の強い人の意見が正しさにかけているのにも関わらず通ってしまうことが多々あります。

ヤングケアラーの場合でも一度その関係から離れてみることが互いにとっても重要なのかもしれません。

心配している、愛しているが束縛にならないように親子関係も十分に気をつける必要があるでしょう。
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