一僧侶の日常の思いを語る
沙門の法話
自省
私には都合よく逃げる癖があります。これを克服できたらどんなに前進できるのかと思えるのですがなかなか。
正面から正々堂々を避ける癖。それは嫌です。自分の弱いところをさらけ出すのも、相手に痛いところを突かれるのも。
また自分にとって都合の悪いことはなんとか隠しておきたいのです。
もし自分がこれを克服できたら。
どんなに素晴らしい景色が広がるでしょう。どうも周りに対しても気づかいが欠けるのもこの都合主義のせいかもしれません。
自分は悪くない。
正しいことをしていればどんなにどん底に落とされようが上がってくるものなのです。
正しくなければどんなに努力しても落ちていく。
今の私に照らし合わせてよくよく自省していかなくてはなりません。
正面から正々堂々を避ける癖。それは嫌です。自分の弱いところをさらけ出すのも、相手に痛いところを突かれるのも。
また自分にとって都合の悪いことはなんとか隠しておきたいのです。
もし自分がこれを克服できたら。
どんなに素晴らしい景色が広がるでしょう。どうも周りに対しても気づかいが欠けるのもこの都合主義のせいかもしれません。
自分は悪くない。
正しいことをしていればどんなにどん底に落とされようが上がってくるものなのです。
正しくなければどんなに努力しても落ちていく。
今の私に照らし合わせてよくよく自省していかなくてはなりません。
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取り戻す
なんだか忙しすぎてなかなか心を込めた仕事ができなくて。もちろん心は込めているのですがなにせ時間に追われてしまっていて。
本当ならもっと一つ一つを丁寧にしたいのに。でもそんなこと世の中の社会人は皆思いながら仕事をしているのかもしれません。
お寺にいたときはもっと時間のスピードが遅かった気がします。なんだか空間が他と違うというか。
仏様の前で瞑想すると自然と自分の感覚が研ぎ澄まされていくような気がしました。
今はそんなゆとりのある時間はなく、ずっと追われるように生活しています。
ゆっくりできるのは寝る時は移動中の車の中くらいです。
まだ仕事場です。お腹がすきました。はやく帰ります。
自分が一般社会人になりすぎていると最近妻から指摘をうけました。
なんだかお坊さんならではのオーラがなくなっていると。
悲しいですがそうかもしれません。わかってはいるのですが。
この生活の中でお坊さんらしさを取り戻したいと思います。
本当ならもっと一つ一つを丁寧にしたいのに。でもそんなこと世の中の社会人は皆思いながら仕事をしているのかもしれません。
お寺にいたときはもっと時間のスピードが遅かった気がします。なんだか空間が他と違うというか。
仏様の前で瞑想すると自然と自分の感覚が研ぎ澄まされていくような気がしました。
今はそんなゆとりのある時間はなく、ずっと追われるように生活しています。
ゆっくりできるのは寝る時は移動中の車の中くらいです。
まだ仕事場です。お腹がすきました。はやく帰ります。
自分が一般社会人になりすぎていると最近妻から指摘をうけました。
なんだかお坊さんならではのオーラがなくなっていると。
悲しいですがそうかもしれません。わかってはいるのですが。
この生活の中でお坊さんらしさを取り戻したいと思います。
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スッキリ
昨日、あることで夫婦で大喧嘩になって。とにかくヒートアップして私も顔を真っ赤にして大きな声を出して自分の正当性を主張しました。
なかなか終わらずに娘もなかばあきれていました。もう来世は絶対に一緒にならないそうです。娘に来世は嫁さんになってくれると聞いたら断られました。
でも不思議なんですがこれだけ言い合いになってもある一定まですると急に仲直りするのです。なんだか笑えてくる。お互いに。
バカらしいというか、もう諦めというか。
結局、ふたたび私がおれて決着しました。
でもです。意外に妻の言っていることが正しかったりするのです。でもやはり私もプライドがあるから。
最後になんでうんこをしてスッキリしたような顔をしているんだと笑われました。
でも自分が大人だからそうなったのだと、仲直りしたのだと思っています。
なかなか終わらずに娘もなかばあきれていました。もう来世は絶対に一緒にならないそうです。娘に来世は嫁さんになってくれると聞いたら断られました。
でも不思議なんですがこれだけ言い合いになってもある一定まですると急に仲直りするのです。なんだか笑えてくる。お互いに。
バカらしいというか、もう諦めというか。
結局、ふたたび私がおれて決着しました。
でもです。意外に妻の言っていることが正しかったりするのです。でもやはり私もプライドがあるから。
最後になんでうんこをしてスッキリしたような顔をしているんだと笑われました。
でも自分が大人だからそうなったのだと、仲直りしたのだと思っています。
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自分に勝つ
人は怖いです。状況によって豹変するから。でも本当に怖いのは自分の弱き心だと思います。
たとえどんな状況でも自分がそこから逃げなかったら多分、本当の恐怖に打ち勝ったことになります。
簡単なことではないのです。皆、逃げたい。この場から離れたい。嫌な思いをしたくないのです。
でもそこを腹をくくってぐっと我慢したら多分それである程度勝ったことになります。
これ、どんな大男でも逃げてしまう人もいます。またか弱い華奢な女性でも打ち勝つ人がいるのです。
だから本当に怖いのは他人ではありません。自分です。
私は今回、自分にギリギリ勝ちました。
たとえどんな状況でも自分がそこから逃げなかったら多分、本当の恐怖に打ち勝ったことになります。
簡単なことではないのです。皆、逃げたい。この場から離れたい。嫌な思いをしたくないのです。
でもそこを腹をくくってぐっと我慢したら多分それである程度勝ったことになります。
これ、どんな大男でも逃げてしまう人もいます。またか弱い華奢な女性でも打ち勝つ人がいるのです。
だから本当に怖いのは他人ではありません。自分です。
私は今回、自分にギリギリ勝ちました。
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一歩前進
私の生き方はいつもそう。落ちる寸前までいってふっと神風がふいてぎりぎりのところで助かる。
私はいつもこんな感じで困難を乗り越えてきました。
まさかの坂も何度も。
どうしてかと思うのだけどいつもそうなのです。
なんたか遠回りするけれどどうにかこうにか道を違わす進んでいる。
私はただ今を一生懸命生きたいだけなのにどうしてだかすんなりとは進みません。
でも今日も一歩前進したことに喜びを感じています。
まるで小さな一歩ですが自分にとっては大きな大きな一歩。
金魚が卵を産みました。あいつはメスであいつがオスだったのか。
一歩はこのことではないですけど。
私はいつもこんな感じで困難を乗り越えてきました。
まさかの坂も何度も。
どうしてかと思うのだけどいつもそうなのです。
なんたか遠回りするけれどどうにかこうにか道を違わす進んでいる。
私はただ今を一生懸命生きたいだけなのにどうしてだかすんなりとは進みません。
でも今日も一歩前進したことに喜びを感じています。
まるで小さな一歩ですが自分にとっては大きな大きな一歩。
金魚が卵を産みました。あいつはメスであいつがオスだったのか。
一歩はこのことではないですけど。
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