どんまい

いろいろあるけれど、それでいい。

第2回一人WBC選考委員会

2008年10月28日 | baseball
第2回WBC(ワールドベースボールクラシック)にむけて、
監督を誰にするかって、もめていたところですが、

俺は俺で、早く選手を考えておかないとならないなってことで、
本日、考えに考えたメンバーを発表することにします。



1番 イチロー(右)
2番 川崎  (遊)
3番 小笠原 (一)
4番 松井秀 (DH) 
5番 村田  (三)
6番 福留  (左)
7番 阿部  (捕)
8番 西岡  (二)
9番 青木  (中)

投手
先発:松坂、ダルビッシュ、岩隈、涌井、杉内
中継ぎ:岡島、黒田、斎藤隆、田中(将)
抑え:藤川、岩瀬、上原

控え
城島(捕)、里崎(捕)
新井(内)、岩村(内)、松井稼(内)、荒木(内・外)、中島(内)、内川(内)
稲葉(外)、赤星(外)、福地(外)



ちなみに第1回WBC一人選考委員会の時のメンバーはこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/rakuunanzyuku/e/31348782d2d0f4f316fcec0ac143f0ac


第1回WBCの時に印象深かったのは、川崎と西岡のコンビ。
あまりにも印象深かったので、第2回にも選考しております。

攻撃だけではなく、守備、走力も含めて考えた布陣。

国際試合を、ここ近年、テレビ観戦しているけれども、
なかなかホームランを期待するのは難しいし、
つなげる野球、足やバントを絡めた攻撃が、
やはり日本の生命線になっていくだろうね。

攻撃もさることながら、やっぱり守備。
投手を中心とした守備。

先発陣で、左投手が少ないから、
ここら辺は、さらに検討していく必要があるけれども、
投手陣は、投手陣で相当レベルが高いメンバーを選んでいけると思う。


第1回WBCは、本当に興奮した。
テレビ観戦で、あそこまで緊張感を持って観戦したのは初めてだったなぁ。


第2回WBCも、応援してます。



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ホッカイドウマガジン[カイ]

2008年10月27日 | hokkaido
その地域でしか出回っていない雑誌ってのは、
時たま、おもしろいのがあるね。

北海道にも、そんな雑誌がないかなって、
本屋に行っては、眺めているんだけど、
おもしろい雑誌を見つけた。

”ホッカイドウマガジン[カイ]”。

俺が手にしたのは、創刊第1号。

創刊特集、”北海道を探しに行こう”。
ってな特集があって、ぱらぱらめくっていたら、
もっと読みたくなって、買って帰ってきた。


北海道でよく目にする”星”のことも書いてあってね。
サッポロビールも星がついてるでしょ。
あの星。

あの星は、開拓使のシンボルマークで、
北極星をかたどったものなんだって。

航海する上で、北極星をみつけることは、
進むべき方角と自分の船の位置がわかったらしい。

その他にも、北海道の名付け親である
”松浦武四郎”のことが書かれていたりする。


おもろいよ、この雑誌。




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メッセージ付き楽雲庵塾ポストカード

2008年10月26日 | rakuunanzyuku
新作の楽雲庵塾ポストカードの入れ替え作業を行っているところなんだけど、

ぽっつら、ぽっつら、本当に、ぽっつらだけど、
手に取ってくれている人がいるのを知るのが嬉しい。

ポストカードを手にとってくれた人が、
この楽雲庵塾にメッセージを残していってくれるのが、
楽しみの一つなんだけど、
今のところはない。

早く来ないかなぁって、
いつかくる手紙を待って、
ポストを開いているみたいな心境。

ポストカードの裏には、
この楽雲庵塾のホームページのURLを書いているんだけど、
ちょっと待てよ、俺が、密かに、メッセージを待っているのは、
これじゃあ、伝わらんな、何か良い作戦がないものかと、
考えたのが、上の写真。

今回の新作の入れ替えとともに、
メッセージとプロフィールを書いた紙を入れることにした。

待っているよりも、先に、
俺の方から、メッセージを書くってな作戦。


ポストカードを見ました!ってメッセージは、
いつ来るのかなぁ。




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繋がる物語、繋げたい物語

2008年10月24日 | pandachan
【楽雲庵塾ニュース】

現在、楽雲庵塾ポストカード取扱店舗18店舗。
”札幌攻め”に失敗し、20店舗を目前に足踏み。

※楽雲庵塾ポストカード取扱店舗
http://www15.ocn.ne.jp/~rakuunan/rakuunanzyukupostcard.html



風穴を自分の拳で開けたい。
そう思って始めたポストカード営業。

楽雲庵塾名物100本ノックを経て、
さらに、その先に繋げたい物語がある。

その物語のタイトルは決まっていないが、
テーマは決まっている。

”故郷”。

故郷をテーマとしたものづくり。
そのものづくりは、二人で行う。

”パンダちゃん”というコンビ名をつけて、
子どもの頃、よく遊んでいた友達と行う。

夏に思い立ち、妄想は膨らみ、
膨らんだ妄想は、衝動に変わり、

やりてぇ、どうせやるなら、おもいっきり、ぶちかましてぇと、

抑えきれなくなった衝動を、行動に変えるべく、
日々、邁進している。

そんなわけで、今、ポストカードの営業と並行して、
故郷へ贈るものづくりのため、よく出かける。

撮った写真は、メールで、その友達に送っている。

俺達は、距離を時間でいうと、
車で3時間半離れた町と町に住んでいて、
なかなか会えない。
だから、今のところは、こんな具合で進んでいる。


この前も、俺は、作品づくりのインスピレーションを求め、
ある場所へと出かけた。

その場所は、小学生の時に、
修学旅行か何かで行ったことがある場所で、

その場所の思い出といったら、
あまりにも、集中して、見学していたもんだから、
気づいたら、みんなとはぐれ、
迷子になったという記憶。

迷子になったという記憶ばかりが残り、
何をそんなに集中していたのかは、
全くと言って良いほど覚えていない。

マンモスがいたかなぁってことくらいしか、
覚えていないけれど、
その施設名から言っても、
今の俺には、くすぐられるものがあった。


その場所の名は、”北海道開拓記念館”。


その場所に行ったのは、
あまりにも久々の二度目。
小学生の頃、迷子になった時以来。

作品づくりをするにあたって、
どうせなら、北海道のことをもっと知りたい、
その方が、おもろいだろうなってことになり、

図書館で本を読んだり、
こうして、歴史を学べる場所へと足を運ぶ。


予想通り、おもろいんだわ。
おもろくて、見学料以上に、
めっちゃ集中して見学した。


特に、
アイヌ文化のこと、
北海道が、蝦夷と呼ばれていた時のこと、
開拓のこと。

昔から今に繋がる物語を、
トンネルの中で、
タイムスリップしながら、
見ている感覚に陥った。


小学生の時のように、集中した。
小学生の時とは違って、時間に制約はない。
迷子になる心配もない。

2時間くらい、その施設の中にいた。
見終わった後、集中しすぎて、ぐったりした。

脳内タイムスリップは、体力を消耗する。






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カメムシへ

2008年10月21日 | little story
カメムシをご存知か?

カメムシっていうのは、俺の友達の名前。
名前って言っても、もちろん、本名ではなく、
俺等が、バンドをしていた時の、そいつの活動名。

それぞれが、活動名を考えている時に、
たまたま部屋に入ってきたのが”カメムシ”だった。
ただ、それだけ。

「あ、俺、カメムシでいいや」って。
気が知れない。

楽雲庵塾の掲示板を見ている人は、
その書き込みの少なさからも、
たぶん、いないだろうが、
そのカメムシは、楽雲庵塾で更新している話は読まず、
一時期、掲示板に直行していたと聞く。

その時のカメムシと俺の内容を読んだ人はいるだろうか?

今は、たまあに、この日記も読んでくれているらしいが、
最初の頃は、掲示板に直行し、
楽雲庵塾とは、まったく関係ない、
ある意味、メールでよこすか、
会った時にでも話せやって内容を、
ここぞとばかりに書いていた。

俺は、俺で、律儀に、そのメッセージを削除もせず、返していた。


今日、インターネットを開いた時に、
”<カメムシ>平年の100倍 異臭にコンビニも困った 三重”
という記事を読んだ。

その記事を読み、カメムシに電話をした。

「おっ、お前、今、三重県にいるのか?」

「早速、意味わからねぇな」

「いや、インターネットの記事にカメムシが大量発生したって書いてあったからよ」

「あぁ、そうそう」
いつものように、俺のくだらない冗談にのってくるところは変わらない。

「そういえば、俺、おととい、子ども生まれたぞ」

「あぁ、今日は、お祝いを言おうと思って電話した。今日な、お前の奥さんから、”生まれました”って、同じメールが立て続けに3回も入ってきたぞ。
余程、嬉しかったんだな。そんで、名前は、”カメムシ”か?」

「いや、お前の名前をもらった」

「そうか、俺も、奥さんに”俺の名前を使っても良いからね”とメールしておいたよ」


ちょっと話はそれるが、
カメムシの奥さんは、
俺の髪を切ってくれていた美容師。

俺が、日本47都道府県の旅の完結、
九州一周をする直前に、
金髪にしてくれたのも、
カメムシの奥さん。


そのカメムシとカメムシの奥さんに、
男の子が生まれた。

幸せそうにしている、
カメムシとカメムシの奥さんの顔が浮かぶ。
男の子に寄り添っている2人の顔が浮かぶ。

良かったなぁ、カメムシ。
おめでとう、カメムシ。


楽雲庵塾の掲示板に、子どもの成長の記録は書くなよ。




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狸小路7丁目

2008年10月20日 | rakuunanzyuku
北海道の中心都市、”札幌”。

まもなく雪が降るし、ここらへんで”札幌攻め”をしておこうかと、
ポストカードが入った鞄を持って、てくてく札幌の街を歩く。

あらかじめ、調べた店の住所に辿り着くが、
どこにあるか、わからず、
はたまた、もうなくなったのか、
見つけることすらできなかった。

”狸小路”にでも行くか。
俺は、大通り公園付近から狸小路に向かって歩いた。

今年の夏、札幌に住む、同い年のいとこに、
楽雲庵塾の話、ポストカードの話をした。
その時、「狸小路には、結構、おもしろい店があるから、置いてくれるところがあるかもしれないよ」と教えてくれた。

狸小路は、大通り公園とススキノの間にある、アーケード街。
イメージでは、廃れた感じがするアーケード街だったが、
いとこの話を聞くと、夜には、ストリートミュージシャンもいて、
個性的で、おもしろい店も結構あるって聞いた。

札幌は、1年住んでいたし、その後も、何度となく訪れた街。
ただ、狸小路は、そのイメージから、全然、足を踏み入れていなかった。
いとこの話を聞いた後、
もしかしたら、俺のイメージは間違っていたかも知れない。
行って、確かめてみようって、狸小路5丁目あたりに辿り着いた。

4丁目の方向に向かうか、6丁目の方向に向かうか、しばし考える。
新潟のアーケードも、端に行く方が、おもろい店があったから、
端の方に行きたいな、たぶん、6丁目の方が端だなって、
半ば、勘で、狸小路5丁目から、狸小路6丁目、
そして、狸小路の終わりのような雰囲気が漂う7丁目まで歩いた。

狸小路7丁目は、それまでの5丁目、6丁目とは、
明らかに雰囲気が違っていた。

5丁目、6丁目は、綺麗な感じなんだけど、
7丁目は、狸小路ができた頃のまま残っている、
そんな感じがした。

一目見て、俺の好きそうな店がある気がした。
わくわくしながら、俺は歩いた。

いつからあるんだ?という食堂があり、
狭い屋台のような飲み屋があり、
古い八百屋がある。

道外の友達が来たら連れてこようって考えながら、
7丁目を一通り歩いた。

その中でも、気になる店があった。

そこは、飲み屋やBARが何軒か入っている古い建物で、
外から見た感じでも、独特の空気を放ち、
お香の匂いが、外まで、漂っていた。

俺は、その一軒に入り、カウンターに座った。

カウンターには、先客の中年のおじさんが、
カウンターの中にいる女性の店員、二人と話しをしていた。

俺の母親よりも、すこし若い女性と、
20代と思われる女性。

奥には、3つか4つ、テーブルがあり、
その一つには、女性客がいた。

メニューを見て、ここは飲み屋だったのかと気づく。
飲み屋のカウンターに一人、酒を注文しないのもなぁと考えながら、

「すみません、コーラを一つ」と注文をする。

コーラなのに、お通しが出てきたのには、
少し、申し訳ない気持ちにはなったが、
何せ、酒が飲めない。

そんなことを考えながら、店内を眺めた。
外から見た感じの通り、その店は、雰囲気が良い。

まばらに白で塗られたコンクリート、
歴史を感じる、古い木の柱、
壁には、アート関係の雑誌、
その隣には、名刺やらイベントの告知のポスターが詰まっている透明なビニールの入れ物、
奥のテーブルの白い壁には、いくつもの絵が飾られていた。

「すみません、コーラをください」

酒のつまみにコーラ。
俺を見た店長の女性は、「コーラは甘いでしょ」と、
酒を注文しないのが不思議だったのか、声をかけてきた。
「すみません、俺、酒、飲めないんですよ」と返した。

店長の女性は、忙しそうに、料理を作りながら、
もう一人、カウンターにいた中年の男性と映画の話をしていた。

俺は、透明なビニールの入れ物に入ってる名刺やらイベントの告知を、
持ってきて眺めながら、やっぱり、こういう店には、
他のおもしろい店の情報が手に入るなぁって思いながら、
二杯目のコーラを飲んだ。

ここの店に、ポストカードを置いてもらえないかなぁ。
ちょっと話してみよっかな。

「すみません、コーラをもう一杯ください」

3杯目のコーラを飲んでいる時、
店長の女性が、再び、俺に話しかけてきた。

「旅をされているんですか?」

「ちょっと、ここら辺をぶらぶら歩いていたら、なんか、良い雰囲気だなぁって入りました」

「ありがとうございます。それにしても、コーラばかり、よく飲みますね。歯、溶けますよ」

「よく、言いますよね。いつも、こうです」

店長の学生の頃の友達が、コーラばかりを飲んでいて、
本当に、溶けたって話を聞いて、俺は、少しびびって聞いた。

「あっちにある絵を見せてもらっていいですか?」

「どうぞ」

奥にいたお客さんの邪魔にならないよう、
絵を観て、トイレに行き、再び、カウンターに座った。

「絵を描いていらっしゃるんですか?」

「写真のポストカードを作っています。今日も、置いてくれる店を探して歩いていました」

「良かったら、見せてもらえませんか?」

俺は、心の中で、良しと呟きながら、
ポストカードとプロフィールを店長に渡した。

「自己主張が強いなぁ、せっかく良い写真なのに・・・。言葉がないとダメなんですか?」

あちゃあと思いながらも、「はい、言葉が入って初めて俺の作品なんですよ」と答えた。

アドバイスを聞き、
ちょっと変えようかなぁって、
時には、試す時はある。

ただ、自分で変えようかなと思わなければ、
当然、変えない。

もっと、かっこいいものを、
もっと、多くの人に届くものを、
作りたいとは思うけれど、
自分が納得したものじなきゃ、
自分の作りたいものじゃなきゃ、
作る意味がない。

以前、数店舗の支店を持つ雑貨屋さんへ営業に行った時も、
置いてくれそうだったけれど、
「字を入れないのは作ってもらえますか?」と言われ、
「いや、それは自分の作りたいものと違うからできません」と断った。


結局、なかなか、良い流れで、ここまで話が進んだと思ったけれど、
店に置いてもらうまでには至らなかった。
ただ、おもしろそうな店を教えてもらった。


帰り道、たぶん、札幌には、俺の好きな店があるだろうなぁって思いながら、
出逢いたいなぁって、てくてく歩いた。





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小樽運河の路上

2008年10月19日 | rakuunanzyuku
体内を駆けめぐる血管のように、張り巡らされた道路を、
右へ左へと進み、辿り着いた町は、”小樽”。

タウンページで調べたところによると、
ここ小樽には、ポストカードを置いてくれそうな店があった。
ひさびさの営業。

その店は、小樽運河の近くにあって、
思いのほか、行き交う人々が多かった。
観光客が、わんさかいる。

そんな観光地の、ど真ん中に、その店はあった。
俺は、その店に入り、アイスコーヒーを注文し、テーブルに腰掛けた。

ちょうど、誰かが、作品展をしていて、その数々の作品を観たり、
これくらいの広さだと、いくつくらい作品があったら良いなとか考えながら、
アイスコーヒーを飲み干し、席を立ち、若い女性の店員に話しかけた。

「ここって作品展をするのに、いくらくらいかかりますか?」

「今までは、個人の方ではやったことがないんですよ。企業の展示ばかりですね。結構、そのような話をいただくので、今、検討しています。必ず連絡しますので、ご連絡先を教えていただけないでしょうか?」

俺は、鞄の中に入れておいた封筒から、プロフィールを取り出し、
一番下に電話番号と名前を書いた。

この店は、ギャラリーがメインで、物販は取り扱っていないみたいだから、
ポストカードの営業はやめることにした。

ただ、来年の作品展には、もってこいの場所。
もってこいの場所だけど、料金も結構、いっちゃうだろうなぁって、
思いながら、店を後にし、小樽運河を歩くことにした。

観光客が、とにかくいる。
修学旅行の生徒も、わんさかいる。

ふと、目にとまった光景。
小樽運河の脇に、路上販売をしている人々。

見た瞬間、よし、俺もやろって、
駐車場まで、路上用のシートを取りに行き、
早速、ポストカードを広げた。

昼間なら、夜よりも足を止めてくれる人がいるかなぁって思ったけれど、
そんなに甘いもんじゃなかった。
ちら見。
ちら見止まり。

早起きで、頭がぼぉっとしている中、
作品のことを考えたり、
ポストカードのディスプレイを考えていた。

ちら見止まりだから、
さっさとシートをたたみ、
いつか、また、小樽にリベンジしに来よう、
ここの路上は、なかなか良いなって、
小樽の町を後にした。





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海の男

2008年10月18日 | little story
ここのところ、写真を撮りに出かけることが多い。

今回、行って来た場所は市場。
魚市場。

なんとなく、いい写真が撮れそうだなって思い、
親戚のおじさんに頼んで、連れて行ってもらった。

おじさんは、毎日のように市場へ行く。
自分の店に並べる魚を選びに市場へ行く。

ちなみに、俺が、一年の半分を、雪駄で過ごすようになったのも、
この城島(マリナーズ)似のおじさんの影響だ。
たぶん。

魚市場へ行く前日、そのおじさんの家に泊まりに行った。
玄関には、いつものように雪駄がある。
ベーシックな雪駄。

家の中では、いとこやら、いとこの子どもが夜も遅いのに待っててくれた。

「ありがとね、ところで今月、誕生日の人っている?」俺は、いとこに聞いた。

「お母さん、今日、誕生日だよ」

俺は、しめしめと、にやけながら、
「おばさん、誕生日だと思って持ってきた。これプレゼント」

花屋さんで置いてもらっている誕生日用の楽雲庵塾ポストカードをおばさんに手渡した。

「調子が良いな」と、女のいとこ、二人は俺の姿を見ながら笑う。

さすがに今回は迷惑だったかなと、俺はおじさんに聞いた。
「おじさん、本当、良いの?」

「ああ、良いよ。昨日、市場の親方に話しておいたから、好きなように写真を撮って大丈夫だ。明日は、あの帽子をかぶって中に入れよ。あと、市場の中は禁煙だからな」

棚においてある黒い帽子には、屋号が入った白いプラスチックでできている長方形のプレートがついていた。
まさしく市場に行くって感じだ。

おじさん、おばさん、いとこや、いとこの子どもと束の間、談笑し、俺は、布団に入った。


早朝5時。
海の男の朝は早い。

おじさんの話では、昔は、3時とか4時に市場に行っていたって言っていた。
今は、船が市場に来るのも遅くなったから、5時半くらいに向かうらしい。
朝が弱い俺には、無理な仕事だ。

おじさんが運転する店のワゴンに乗り、市場へ向かった。
まもなく、東から陽が昇り始める頃だ。

「おじさん、いつも11時くらいに寝て、5時に起きるって辛くない?」

「もう、慣れたからな。昼に1時間くらい昼寝するしな」

半分、寝ぼけた状態で、おじさんと車の中で、話をしながら、
待ちに待った魚市場の中。


おじさんが魚を選んでいるところを写真に撮り、
セリをしているところを写真に撮り、
「取材ですか?」と言われ、
ひたすらシャッターを押す。


この写真は、今度、お礼におじさんにもプレゼントすることにしよう。



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