どんまい

いろいろあるけれど、それでいい。

楽雲庵塾の使者

2007年05月31日 | rakuunanzyuku
「田中幸雄の2000本安打について、何で記事を書かねぇんだ。しかも、日記の更新も少ないしよ」

「いや、俺は、松井秀喜の2000本安打の方が書きたいくらいなんだよ」

子どもが生まれたら、「ブラックス」と命名するんじゃないかと噂されている、
横浜ベイスターズファンであり、北海道日本ハムファイターズファンの、
北海道の友達から、電話がかかってきた。

「それは、そうと、この前、会った時に話した、お前に会わせたい人が、
今、家にいるんだ。お前のポストカードを見てる」

「ちょっと待ってな。今、代わるから」

「もしもし、はじめまして」と電話口に出る、
その人の声は、怯えていた。

「あいつは、いつもこうなんだよ」

悪戯をした子どものような顔をしている、友達の顔が浮かぶ。
「まあ、予想されていたことです。心配しないでください」と、
俺は、心の中で、つぶやく。

「旅が好きだって聞いたけど、どこに行ったんですか?」

「アジアです」

「ふ~ん。俺は、インドに行って死にそうになって以来、
外国に行くのはやめました。今は、日本を旅しています。
もし、ポストカードで、気に入ったのがあれば、持っててください。」

「良いんですか?」

「良いんです。ホームページにインドの旅の話も書いてあるので、
もし良かったら、読んでください」

「はい、わかりました」

「夏に帰るかは、定かではありませんが、もし、帰ったら、会いましょう」


楽雲庵塾の使者であるポストカードが、
ここのところ、俺に幸せを運んでくれる。


ちなみに、今日。
その友達に、「ポストカードを持ってたっか?」と、
メールをしたけれど返信がない。
この野郎。




九州男児

2007年05月30日 | little story
この出逢いに感謝します。


デザインフェスタを見終わった後、
MIZKさんと2人、東京、新橋にある焼き鳥屋に入った。

その日は、もう一人、会う約束をしていて、
俺は、その人が来るのを、めっちゃ楽しみにしていた。
そこは、やっぱり緊張しながらね。


「どうも、はじめまして、誠一朗です」。

「今日は、時間を作っていただき、ありがとうございます」。


心待ちにしていたもう一人とは、九州男児で、EASY-GOINGの誠一朗さん。
誠一朗さんは、FREESTYLE LIFEのメンバーの一人でもある。

EASY-GOINGを見つけたのは、
この楽雲庵塾、開塾当初で、
それ以来、更新を楽しみにしているサイトの一つとなっている。

その挑戦し続ける姿勢や言葉には、本当に勇気をもらえる。
そこにある写真や言葉も、かっこいい。
真の男を目指している男ならば、その格好良さは、絶対に伝わる。

その生き方が、顔にも出ていて、「良い顔つきをしてるな」
と九州男児という男を感じた。

今は、ラッキーなことに、インターネットを通して、
いろんな人の言葉を読むことができる。

FREESTYLE LIFEや、EASY-GOINGを見つけることができたのも、
本当にラッキーだったし、
インターネットには、感謝している。

ただ、やっぱり、今回のように、
五感で感じる雰囲気、空気は、
直接、会うことでしかわからないし、
その雰囲気や空気が最高だったりする。

MIZKさんと誠一朗さんと過ごすひとときは、
めっちゃ楽しくて、最高で、
時に、でかい声で笑い、
時に、真剣な顔になり、
その贅沢な時を満喫した。

誠一朗さんと俺は、ずっとコーラでね。

もっと、この時間を味わっていたいと思っていたところに、
「それじゃあ、もう1軒いこうか」と言ってくれて、
2人は、明日、仕事だろうにと、申し訳なさもあったけれど、
嬉しさが、遙かに突き抜けた。

そのもう1軒は、誠一朗さんの小さい頃からの友達が働いているという、
ホテルの16階にある、レストランバー。

俺の記憶を辿らなくても、間違いなく、
そんな店に入ったことがないという雰囲気。

「おい、おい、カップルが、部屋のようなソファーで、
横になって、飲んでるぞ」

「若いうちから、こういう場を経験しておいたほうが良いんだ。常々、そう思ってきたじゃないか」と自分に言い聞かせる。

それ程、高級感漂う店。
その一日を、最後に過ごすには、最高な店だった。



その一日は、すごい贅沢な時間で、最高な一日だった。



※MIZKさんと一緒に行ったデザインフェスタの記事が、
 FREESTYLE LIFEに載っています。
 





デザインフェスタ

2007年05月28日 | art
その一日は、すごい贅沢な時間で、最高な一日だった。


今年ほど、新たな出逢い、刺激的な出逢いが多い年もない。
5月にして、そこは、もう確定した。

その源流である2月の出逢い。

この楽雲庵塾でも、何度となく紹介しているFREESTYLELIFE、編集長のMIZKさんと2月以来の再会を果たした。

再会の場所は、東京ビッグサイト。

人生ゲームだったかは忘れたけれど、
ボードゲームで、その名を知った東京ビッグサイト。

その東京ビッグサイトで開催されていた「デザインフェスタ」に行ってきた。

「いつかデザインフェスタに、行ってみたいなぁ」と思っていた。
今回、俺が東京を訪れた日と、
たまたま開催時期が同じというラッキー加減。

東京ビッグサイトに足を踏み入れ、
目に入ったのは、長蛇の列。
チケットを買う人達の長蛇の列。
まずもって、驚かされたのが、
デザインフェスタの注目度。

次に驚かされたのが、作品の多さ。
観る人も多ければ、作品を並べている人も多い。
写真、ポストカード、絵、Tシャツ、陶芸、書道・・・。
何度か休憩しながら、観ること、ざっと4時間。

ここ最近、個展に行ったり、人が作っている作品を観る機会が多いんだけど、
人の作っている作品を観るのは、なかなか良い。
時に、刺激になったり、
時に、アイディアが浮かぶ。

今回も、そう。
こういう作品の見せ方があるのかと知ったり、
人を惹きつけるものを作るには、どうすれば良いのかを考えたり、
やべぇ、俺の名刺が必要だなと思ったり、
いろいろ頭の中に浮かぶ。


その一日は、すごい贅沢な時間で、最高な一日。
今日、書いた話は、まだ半分に過ぎない。





天下無双

2007年05月24日 | rakuunanzyuku
江田島平八をご存知だろうか?
男塾塾長こと、江田島平八。

男塾を意識して、この楽雲庵塾も名付けられた説もあるけれど、
しっかり男塾を読んだことはない。

ここらへんで、読んでおこうかと、
「天下無双 江田島平八伝」を、
ここ最近、読んでいる。

江田島平八、11歳。
まだ、アゴは出ていない。


俺の友達に、アゴが出ている友達がいる。

アゴが出ているといっても、
顔のバランスからいって、ちょうど良い。
俺は、かっこいいと思っているけれど、
その友達は、ネタとして使っている。
最近は、聞かないけれども。

その友達から、「こうこう、こういうTシャツが欲しいんだけど、作ってくれないか」と頼まれて、先日、完成した。
そのTシャツが、上の写真。
2007年、初モノ。



もうすぐ、夏がやってくるね。





PAY IT FOWARD

2007年05月17日 | movie
「世の中はクソだから」


そう感じた一人の少年は、
社会科の授業で出だされた課題に対して、
一つのアイディアを考える。

一人の人が、三人に何かでかい善いことをする。
本人にはできないけれど、自分には、その人にできる、何かでかいこと。
善いことをしてもらった人は、さらに三人に何かでかいことをする。
それが決まり。
そんなアイディアを考え、実際に行動に移す。


「ペイ・フォワード」というDVDを観た。
この楽雲庵塾にメッセージを残してくれた方が紹介してくれて、
普段、まったくといっていいほど、映画を観ないにもかかわらず、
ちょっと観てみようかと思って、借りてきた。

「やばい。ストライクだ」
時々、涙目になりながら、画面に食い入る。
そこに出てくるメッセージが、またかっこいい。


俺は数年前まで、「やられたら、やり返す。恩を受けたら、恩を返す」をポリシーの一つとしてきた。

しかし、それも、ちょっと違うなと、
幾人の人との出逢いから気づく。

恩を受けたら、恩で返す。
もちろん、それはそうだけれど、
それじゃあ、何か物足りない。

だけれども、先に、優しさを配るという気持ちも、なかなか、わかない。
そんな日々を送る。

今年に入り、新しい出逢いが、立て続けに、良い出逢いで、
そのためには、まず、準備だけはしておこうということになった。
どこに、そのラッキーが転がっているかわからない。

自分から優しさを配っていこう。
できることなら、笑顔でいよう。
できないなら、無理はしないでおこうと。

俺が優しさをもらった時に、温かい気持ちになったから、
俺も人に、そんな気持ちを味わってもらいたいと思う。
それが、結局のところ、俺にとって良い出逢いとなって帰ってくる。

その少年ではないけれど、
俺はある数式が頭の中に浮かぶ。

優しさを配る≒優しさをもらう
悪口を言う≒悪口を言われる



俺は、余すところなく、良い出逢いをしていきたい。




『一番前のまえならえ』ありなゆん:新風舎

2007年05月10日 | book
この本の中の1ページに、笑顔に関する詩があって、
その隣には、4人の笑顔の写真がある。

エイジアエンジニアというHIP-HOPユニットの4人。

著者は、エイジアエンジニアが好きで、
「本に載せるために、写真を撮らせてください」とお願いをしたらしい。
そして、見事に夢が実現した。
嬉しくて、嬉しくて、たまらなかったのは、容易に想像がつく。

この話を聞いた時、本当にびびった。
俺は好きなアーティストにお願いをするなんて、
想像すらしたことがなかった。

最近、つくづく思う。
ダメもとで「会ってください」と言う大切さ。

ダメもとだから、そのほとんどがダメで当然なんだけど、
実現した時に、この上ない喜びを感じる。
ダメもとの向こう側を見ることができる。
生きていて、良かったと思う瞬間。

俺は、やっと最近、そのことに気づいて、
少しばかり行動を起こすようになったばかりだ。

著者は、好きなアーティストにお願いをしたばかりではなく、
本屋さんにも、「本を置いてください」とお願いをし、
数社に、本を置かせてもらっている。


辛かった時期があったから、
苦しい時期があったから、
今、同じような想いをしている人に伝えたい。
この本には、そんな言葉が詰まっている。

楽雲庵塾塾長推薦

先を越されちゃったね

2007年05月08日 | little story
前の席に座っていた、大切なあなたに贈る。



「先生、先を越されちゃったね」
「うん、いきなり先を越された。びびったよ」
「今回も、本当にありがとう」

また、一人、教育実習の頃に出逢った生徒と連絡がとれることになり、
俺の話をしてくれた生徒にお礼を伝えた。


次の日、その生徒から電話がかかってくる。
それだけで、その日は、良い1日。

「おお、元気だったか。それにしても、今回はびびったよ本を出したんだってな」

何がびびったかって、何が先を越されたかって、本を出したということ。
「金がねぇ、金がねぇ」と、その弾丸が、なかなか補充されないまま、
足踏みをしている間に、すでに本を出している生徒が1人。

「いつ出したんだ?」、「どこの出版社から出したんだ?」、「本を出したかったのか?」と質問を連発する。
まあ、後に俺の話も連発することになるんだけどね。

「高校の時は、自分が嫌いでどうしようもなかった。自分1人くらい、いなくても良いんじゃないかって思ってた」
「働くようになって、好きな人達のライブに行って勇気づけられたんだ」
「本を出して、本当に良かったと思うよ。本を出していなかったら、先生がしている話を聞いても、ふ~ん、そうなんだ程度だったと思う」
「今、すごい楽しい」

そんな想いで過ごしていたのかと初めて知り、
今、現在、笑って、過ごしていることを知り、
喜びを感じた。


「よし。俺も、応援するよ」


平凡であろうが、笑って過ごしていれば、それだけで嬉しい。
そこに夢があって、目がギラギラしているのも、また嬉しい。


「サインをした本を、先生に贈るよ」
「いや、本を買うから、今度、会った時に、サインをしてくれ。ちなみに、俺もサインを持っている」



俺は、今、その本が、家に届くことを楽しみに待っている。



楽雲庵塾は、ありなゆんを応援します。
『一番前のまえならえ』:ありなゆん著












北信越BCリーグと野球小僧

2007年05月07日 | baseball
そっか、そっか、マイルドセブンは、俺と同い年か。
何年も吸っている煙草が、今更、同い年だと知り、妙に親近感が沸く。

今日は、マイルドセブンと俺の話ではない。
ただ、ちょっと書いてみたかったものだから、書いてみただけの話。
気にしないでくれ。

今日は、北信越BCリーグについて話をしたい。
野球の話。

北信越BCリーグとは、今年から始まった野球の独立リーグ。
北信越ベースボール・チャレンジリーグ。
四国アイランドリーグに続き、北信越の地にもできた。

選手は、プロ野球選手を目指す。

野球馬鹿としては、野球が盛り上がりを見せるのは嬉しい限り。
この楽雲庵塾で、野球の話を楽しみにしている人がいるかは、
かなり微妙なところではあるが、やっぱり書いておきたい話。

そんなわけで、早速、観に行ってきた。
新潟アルビレックスBC VS 石川ミリオンスターズ。

いや~、こんなに早くに実現するなんて、思わなかった。
やっぱり、チーム名はアルビレックスか。

俺も新潟で野球チームができたらと思って、
あらかじめ考えといたのになぁ。
(参考:楽雲庵日記『交流戦』

新潟ライスターズは、なかなか良い名前だと思うんだけどなぁ。
石川県も「スターズ」と、つくとかぶっちゃってるな。
石川県は、金箔が有名だから、「ゴールデン」が、チーム名につくのが良いと思う。

そんなクダラナイようなことを考えながら、野球観戦。

新潟県で、スポーツといったら、アルビレックスと言うほど知名度がある。
サッカーに、バスケット、そして野球。
致し方ない。

この人も、サッカーのアルビレックスを応援しているのかという程、新潟県のファン層は広い。
なんか、楽しみが一つ増えたんだなと思うと、俺まで嬉しくなってくる。

話は野球に戻すけど、この北信越BCリーグの嬉しいところは、
この球場でもやるのかという程、いろんな地域の球場でやる。
イメージとしては、市民球場みたいな感じの球場でもやる。
しかも、毎週、土日。

現在、新潟アルビレックスBCを率いているのは、
元ジャイアンツの、代打の切り札、後藤監督。

先日は、寒いのと、予定があったので、
途中で帰ってきたんだけど、
また、観戦に行きたい。


北信越BCリーグが盛り上がりを見せてくれるのを、
楽雲庵塾でも応援しています。





ヒッチハイカーと日本代表の話

2007年05月03日 | little story
この話は、イギリス人とアメリカ人2人のヒッチハイカーと日本代表との話。


俺は、第2の故郷、仙台で、友達2人と久々の再会を果たし、
楽しい休日だったと、自宅に帰るところだった。

そんな晴れた日の休日の朝、
国道4号線に、1人の外国人が、ヒッチハイクをしているのが、目に止まった。

今まで、ヒッチハイクの人を乗せたことはないんだけど、
ちょうど、俺が行く方向とまったく同じだし、
なんか、楽しそうだと思ったから、
車をUターンさせて、その外国人の脇に車を止めた。

俺は時々、勝手に代表を気取る。
その外国人にとって、俺との出逢いは、
少ないかもしれないけれど、日本の印象に影響を与える。
だから、この場限りの日本代表。
日本が良い国だと思ってもらいたいという気持ちがわいてくる。

男の外国人が1人だと思っていたら、
喜んで、小走りに走ってくる女性が、もう1人。

「ありがとう」

「ちょうど、新潟に行くから。ちょっと狭いけど、乗ってよ」


こうして、いつもとは、ちょっとだけ違う1日が始まった。


助手席に乗った男性がイギリス出身のベンさん。
後部座席、運転席の逆側に乗った女性はアメリカ出身のニーナさん。
そして、運転手の俺は日本代表。

2人は、北海道、函館で、英語を教えていると言っていた。
少しばかり長い休日がとれたから、北海道から奈良を目指して、ヒッチハイクをしながら旅をしているらしい。

「なんで、ヒッチハイクなの?外国でヒッチハイクは怖くない?」

「ヒッチハイクは、日本語の勉強になります」

函館から仙台までの、ヒッチハイクの旅の話を聞いた。

「そっか。俺もインドを旅したことがあるんだ」

「私も、インドに行ってみたいです」

俺は、少しばかりインド一人旅について話をし、

「インドに行った時、俺の英語が通じなくて、ホテルがとれないことがあってさ。
その時に、イギリス人かアメリカ人かわからないけれど、
英語を話せる人が、俺を助けてくれた。
だから、今度は、俺が何か恩返しをしたいと思ってね。
だから、2人を乗せた。それに2人を乗せたら、楽しそうだと思ったしね。
どうせ、俺は帰るだけだし」

2人は、柔らかい笑顔で、俺の話を聞いていた。

「この時期に日本に来たんだったら、ぜひ、桜を観ていってよ」

「はい、青森で観ました。たぶん、函館に帰る頃には、函館にも桜が咲いていると思います」

俺は、桜の話や花火の話、
ここは、七夕が有名だとか、牛タンが有名なんだとか、
ここは、野口英世が生まれたところなんだとか、
日本代表として、あますとこなく話をしていった。

何せ、時間はたっぷりある。
順調にいっても4時間。
いろんな話をした。

「そうだ。俺の作ったポストカードがあるから見てみてよ。もし、気に入ったのがあれば、プレゼントする」

俺は、日本代表としてばかりではなく、
楽雲庵塾塾長としても、あますとこなく話をしていった。


「本当に楽しかった」

「俺も本当に、楽しかったよ。ここでお別れだね」


俺達は、その4,5時間の出逢いに、
別れを惜しんだ。



そして、今日。
一通のメールが俺の元に届く。

「昨日奈良に着いた。本当にありがとう!楽しかったね。また会いたいね。もし北
海道に来たら、メールしてください。じゃ、また。ニーナ」


「そっか、そっか、無事に辿りつけたんだね」って、
俺は、2人が元気だったのを喜び、今日1日を始める。







貫け、その信念

2007年05月02日 | little story
「今年も、桜を追いかけるの?」と何人かの人から言われ、
俺の桜好きも、周りの人達に認知されてきたと、喜んでいた今年の春。
喜びも束の間、ぼけっとしている間に、
桜前線は、俺の元を、あっという間に去っていった。

「さようなら。また春に会おう」という無言のメッセージも交わさないままに。

ここの所、桜が咲くのを楽しみに春を待っていたのに、珍しいこともあったもんだ。
心の琴線に触れることなく、桜は、俺の元を去っていった。

桜前線は、どんどん北上していく。

前々から観たいと思っていた桜が、東北の地で、咲いていると知った。
ここで行かなければ、また何年待たなければならないんだと思い立たった先日。
桜を追いかけて、俺は旅立つことにした。

今なら、まだ間に合う。
ここしかないと、山形県、岩手県とぶっとばす。

俺が前々から観たかった桜は、
山形県が誇る1本桜の久保桜と、
岩手県が誇る1本桜の石割桜。
(桜の詳細は、楽雲庵塾の旅のページで、後ほど紹介する予定です。)

岩手県の石割桜とは二度目の出逢い。
一度目は、つぼみで、二度目の今回は、満開。

一度は、満開の状態を観てみたい。
そう思っていた。


でっかい石を貫く、ぶっとい幹。


「貫けよ、その信念」


そんな無言のメッセージが、俺の心に届いた。


ありがとう、桜。
今年も出逢えて、嬉しかったよ。
また、春に逢いましょう。