どんまい

いろいろあるけれど、それでいい。

風邪をひこうが関係ない。俺の予定は変わらない。

2006年03月31日 | little story
おひさしぶりです。
来塾者のみなさんお元気ですか?
俺はここ数日、風邪をひき、寝込んでいました。
のどが痛いと思っていたら、鼻水が決壊したダムのように流れ、今日も鼻はつまったままです。

不思議なもんです。
どうして、鼻がつまっている時は、味を感じなくなるんでしょうか?
味覚は舌で感じるものなのに、なんで鼻が関係してくるのでしょうか?
鼻がつまって改めて気づきます。

いつもはコーヒーばかりを飲んでいるけど、
どうせ味覚も感じないんなら、牛乳でも良いなってことになりました。
どうせなら、栄養でもとるかと買ってきた3.6牛乳は半分を残し、机に置いてあります。
やっぱり、かすかだけど味覚は残っているみたいです。

タバコはあいかわらず吸います。
タバコを吸わない人は不思議そうに俺を眺めますが、
風邪とタバコになんら関係はありません。
年中無休です。
いや寝ている時にはさすがに吸いません。
寝タバコだけはするなと母にも言われています。
そんなわけで、あいかわらずタバコを吸いながら、この日記を書いています。

しまいには、頭もぼーっとしてきます。
楽雲庵塾の更新も滞っています。
書きたい時に、書きたいことをつらつら書こうと思っていますが、
さすがに3日もあくと、見に来てくれている人に申し訳なくなってきます。
頭がぼーっとしているのか、はたまた過去日記をベースにしてきたから、
書きたい過去もなくなってきたのかは定かではありませんが、頭に浮かんできません。
ごめんなさい。


明日から4月。
待ちに待った4月。
なぜ、ここで風邪をひくのか?
アホか。
体よ。だるかろうが、俺は桜を観に行くよ。
風邪をひこうが関係ない。
俺の予定は変わらない。


3月最後になりましたが、おかげさまで楽雲庵塾も2,0000ヒットを超えることができました。
お礼も申し遅れました。
本当にありがとうございました。


それでは、春に会いましょう。



アイデンティティ

2006年03月27日 | little story
「協調性が自分らしさだって思っていたけど、それは自分がないんじゃないかって思うんだ」

「いや、お前らしいよ。俺から見ると十分、お前らしさはあるよ」


なかなか深い話をするなあって思いながら、その友達の話を聞いていた。


それで改めて考えてみた。
アイデンティティ。

エリクソンの言葉。
エリクソンは自分は何者で、その存在はどこに根があるのかということを思いながら生きていた。
アイデンティティという言葉は、生涯、自らのアイデンティティに悩んだことから生み出されたとされている。
青年期に直面するとされている。


自分とは何者か?


自分らしさとは何か?


俺は子どもの頃、髪の毛を切るのが嫌だった。
人と違うことをするのが嫌だった。
だけれど、小学生から中学生にかけて、
人と同じことをしているのが嫌になった。
何がきかっけかはわからないけれども、考え方が逆になった。
みんながビックリマンシールに夢中になっている時、
俺は一人、ドキドキ学園のシールを集めていた。
小さな行動と小さな自己表現。


俺が自分は何者かを考えたのは20代前半。
哲学書を読んでいて、わけがわからなくなった。


存在するって何だ?


考えれば、考えるほどわけがわからなくなってくる。
答えなき問いかけ。

今は考えていない。
仕事におけるアイデンティティは考えまくったけど、
自分は何者かは考えるのをやめた。
今は考えても答えがでない一つということに落ち着いている。


「あなたらしさって何ですか?」と聞かれれば、これまた、すぐには答えられない。
「あなたが思っているイメージで良いよ」と答えるだろう。


人のイメージは考えないようにしている。


何がしたいんだ?


何に熱くなるんだ?


何に心動くんだ?


その心の声に耳を傾け、動いている。
自分らしさは、その集合体で出てくるって思っている。
だから俺は自分らしさを考えない。


俺は俺。


これがアイデンティティということか?
よくわからないから考えるのはやめる。



公平について考える

2006年03月26日 | little story
「楽雲庵塾の日記を見てパクった。ごめんなさい。親が旅行に行くって聞いたので、私も現金書留で送った」という連絡を先日いただいた。

「ありがとう。パクってくれてありがとう。どんどんやってくれ。なんなら自伝も書いてくれ」と返事をした。

2月9日に日記で書いた「馬鹿ムスコからの1万円」を読んで、行動にうつしたらしい。


連絡をくれたその話を聞いていて、また家族のことを思い出した。
俺はいちよう、兄であり、何かと「お兄ちゃんだから」という理由で、親に怒られてきた。
「公平に怒れよ」みたいなことを言いいながら怒られていた。
ある時、兄弟喧嘩でもしていたのだろうか、覚えていないんだけど、
妹が親に怒られ、半端じゃなく泣いていた。
その姿を見て、「いいや。今度から俺が怒られていいや」って気分になった。


別に兄弟喧嘩があってから考えたわけじゃないんだけど、
この公平という意味については結構、長いこと考えている。

公平とはどういうことなのだろう?


言葉には、同じような意味でも、表現が違うものがある。
例えば、怒ると叱る。
やっぱり、同じような言葉でも、二つの表現方法があるのなら、
微妙にそのニュアンスも変わってくるんだろうなあと考えていた。


それで改めて考えたのが、「公平と平等の違い」。


辞書で調べてみることにした。


【公平】かたよることなく、すべてを同等に扱う・こと。主観をまじえないこと。

【平等】差別なく、みなひとしなみである・こと。


なんとなくだけど、わかったような気がした。
平等っていうのは、時間とかに使うこと。誰でも1日、24時間。

一方、公平っていうのは、がんばった人にはがんばっただけ、そこそこがんばった人にはそこそこがんばっただけというように、その状況、その状況で与えられるものは違えど、同じく、その人、その人に、与えられるもの。



時々、クダラナイコトを考える。
時々、答えもないようなことを考える。
いくつかは、時間がたってからわかってくるようなこともある。

『夜回り先生 こころの授業』:水谷修:日本評論社

2006年03月25日 | book
夜回り先生の本を読むのは、これで2冊目。

本を読みながら、この人を突き動かしているものは何なのかと考える。
どうして、ここまでできるのだろうと考える。
本当にすごい人だ。

そして、苦しんでいる人がいっぱいいるという現実。
すべて実際に起こっている出来事。


この本でしきりに出てきた言葉は、「人にやさしさを配る。人のために何かする」ということ。
自分に目をむけすぎ、苦しんでいる人へ贈る言葉。
人にやさしさを配ることによって、自分の存在価値を見いだす。
新しい価値観だった。

FOR THE FLAG FOR JAPAN

2006年03月22日 | baseball
両手を天に掲げ、立ち上がった。

3月21日。
ワールドベースボールクラシック決勝。

キューバを下した瞬間。
無意識に両手を天に掲げ、俺は立ち上がった。
それは、優勝投手がマウンドでするかのように。


それは、夢の中にいるかのようだった。


子どもの頃、ノートに描いた野球日本代表は、
ワールドベースボールクラシックで実現し、
第1回大会の今回、日本は世界一という偉業を成し遂げた。

その瞬間を観ていられた幸せ。
一野球ファンとして、この上ない喜び。
忘れられない1日。


もう何も言うことはない。


俺は一つのやりたいことを行動にうつすことにした。
今日ほど、最適な日はない。


それは、ビールかけをすること。


一度、味わってみたかった。
ペナントレースを制覇したチームがするかのように。


1本298円のビール瓶を買い、風呂場でやっちまった。


あっという間。
本当にあっという間。
しかも、ほとんど目を閉じていたから、
よくわからないまま終了。
1本じゃ足りない。
もっと、豪快にかけあわないと雰囲気がでないということはわかった。
とりあえず、やりたいことはした。


俺にとって、やりたいことの大小は関係ない。
やりたいと思ったことは、かたっぱしからやっていく。

そもそも、やりたいことっていうのは、
人に賞賛してもらうために用意するものではない。
人に賞賛してもらうことは、嬉しいことだけれども、
そこが第一じゃない。
自分にとって、やりたいことかどうかということ。

今度は子どもの頃、ヤクルトをコップ一杯にして飲みたいっていう夢でも叶えようか。



王監督、ありがとう。
日本代表の30人、ありがとう。

頂で飲む酒の味は最高ですか?
頂からみる景色は最高ですか?


長嶋さん良かったね。
日本のみなさん良かったね。



俺は本当にしあわせです。




雨の日に舞う日の丸という名の不死鳥

2006年03月19日 | baseball
三度あい交えることになった国、韓国。


何だこの緊張感。
今までの野球観戦ではないような緊張感。
手からは汗が流れてくる。
1イニング、1プレーを緊張感とともに見守る。


ゼロが並ぶ投手戦。


そして、7回表。
代打、福留孝介(中日)。
俺と同い年の福留孝介。

俺の高校野球生活が終わった夏。
福留孝介がPL学園の選手として甲子園に出場し、
北海道代表と一回戦で対戦した。
二打席連続のホームラン。
鮮烈な記憶とともに蘇る。

カウント1-1の三球目。
打った打球はライトスタンドに飛び込む。

俺は両手をあげ、声を張り上げる。
とうとう入った2点。


その後、7回に5点、8回に1点と、
二度の屈辱を、これでもか、これでもかと返していく。
俺はその度、拍手喝采。


とうとうやってくれた日本代表。
本当に最高な一日。
至福。

五輪で夢が散った時、
何が起きたかわからず、
ただ呆然とテレビを観ていた俺。
五輪では果たせなかった夢。

とうとうこの時がきた。
あと一つ。
あと一つで世界一という座を掴む。


その日は3月21日。



イチロー。俺等の歓喜の雄叫びが聞こえたかい?

2006年03月18日 | baseball
ワールドベースボールクラシックの日本代表の試合は、
毎回、ビデオに撮って、観戦している楽雲庵塾塾長の楽雲庵です。

韓国戦は、敗北の結果を知った後に、
いつもの録画をしたビデオは観なかった。
ビデオを観て、二度も屈辱を味わいたくなかった。
傷心。

そして、昨日。
厳しいのはわかっているけれど、わずかな可能性があるのなら、それに賭けるしかない。
周りの人達は「もうだめだよ」という雰囲気の中、

「あきらめた時に試合終了です。と安西先生が言っていました。スラムダンクのね。だからあきらめたらだめなんです」ってな叱咤激励をし、メキシコ対アメリカ戦を見守る。


やってくれたメキシコ。


歓喜。歓喜。歓喜。


イチロー。俺等の歓喜の雄叫びが聞こえましたか?


野球に興味がない人でさえ、歓喜しているのを見ると嬉しくなる。
昨日の俺は本当にうかれていた。
祭りだった。

三度目の対決。決戦。
韓国代表。俺等は二度負けようが、勝てないなんて思っていない。
二度負けようが、三度目に勝てば良い。
ただそれだけの話。

歓喜の雄叫びをあと二回あげるんだ。
日本代表が世界一になるところを観るんだ。

明日も21日も俺の予定はあけている。
テレビの前で、何度も歓喜の雄叫びをあげるためにあけている。

負けられない戦い

2006年03月16日 | baseball
今日もワールドベースボールクラシックをビデオに撮って、
夜にゆっくり一回表から観る。

メキシコ戦。

今日のピッチャーは松坂。
俺が初めて甲子園球場に訪れたのは、
後に松坂世代と呼ばれる猛者達を観るためだった。
あのPL学園との延長17回の激戦。
これからも語り次がれるであろう試合。
その前の日に甲子園球場で観ていた。
自慢にならないような自慢話。

印象に残っている試合を思い出していたら、
なぜか、巨人の最強の助っ人、クロマティーが敬遠のボールを打った試合を思い出す。
ここでは関係ないクロマティーの打撃。

今日の試合は負けられない。
負ければ、日本のワールドベースボールクラシックは終了。
そんな土壇場の試合だった今日のメキシコ戦。
土壇場の松坂は頼りになる。
松坂世代と松坂の名前が使われるだけある。

一番打者は日本最強のリードオフマン、イチロー。
アメリカ戦での先頭打者ホームラン。
何度、観ても良い。
あのホームランがあの試合の雰囲気を作ったと言っても、過言ではないようなホームランだった。

イチローといえば、
昔、ペプシコーラのペットボトルに、
イチローのボトルキャップがついていて、
来る日も来る日もペプシを飲みまくった。
全種類を集めるためにね。
イチローがメジャーに挑戦した年。
俺はペプシを飲みまくった結果、太った。
まあ、ここでは関係ないペプシと俺の体重の関係。

最後に、今回、なんか一番応援しているのは、西岡。
昨年、ひさびさに買ったプロ野球チップのカードは、
なぜか西岡ばかりが出てきた。

プロ野球チップと言えば、
大学の頃、俺達仲間内で、はやった。
いい年こいて、プロ野球チップを買いまくっていた。
大学の近くにあったコンビニは、ほとんど売り切れ状態。
店員は勘違いしたと思う。
「今、プロ野球チップがはやっているのか」って勘違いしたと思う。
ちなみに、あまりにも買いまくったため、
来る日も来る日も、うすしおのポテトチップを食っていた。
のりしおも発売してくれないかなあと思っていた俺。
まあ、ここでは関係ないプロ野球チップの味。


やばい。
野球の話で熱くなると日記まで長くなってしまった。
読んでくれた人ありがとう。
ちなみに、ビデオに撮っていたメキシコ戦は8回途中で終了していました。
延長したんだな試合。



明日は、韓国戦。
これまた大切な試合。
頼みます。
決勝トーナメントが観たい。



杜の都と牛タン

2006年03月14日 | little story
もうちょいで春かと思えば、一気に冬。
すごろくで言えば、ふりだしに戻ったような今日の天気。
みなさんの住んでいる街はどうですか?
俺が住んでいた仙台の街はどうですか?

俺は杜の都、仙台に住んでいたことがある。
仙台といえば、七夕、松島、そして牛タン。

仙台と言えば、牛タンだなってことになり、
まかないが出るだろうという安易な考えもあり、
牛タン屋でバイトをしていた。

今日の日記は、その牛タン屋でバイトをしていた話。

牛タン屋であるにもかかわらず、制服はまさしくコック。
俺はずっとプロ野球選手に憧れて、少年時代を過ごしていたんだけど、
コックにも少しだけ憧れたことがある。
あの長いコック帽はかっこいい。
思いもしなかったコック帽をかぶり、まさしくコックの格好をして、バイトをすることになった。

来る日も、来る日も皿洗いと米とぎから始まったこのバイト。
俺は友達に「俺がバイトをしている店に来いよ」ってな話をした。
そして、友達は食いに来てくれた。
皿洗い、米とぎくらいしかさせてもらえないペーペー。
せっかく友達が食べにきてくれたからということで、サービス精神が働く。
だけど、俺はペーペー。
ご飯を大盛りで出すしかできなかった。
盛っては、固め、盛っては固める。
日本昔話に出てくるような大盛り。

少し、ステップアップすると、今度は皮むき。
じゃがいも、にんじんの皮をむく。
その後、履歴書の欄の俺の特技は皮むきになる。

さらに、ステップアップをし、最終段階にさしかかると、
とうとう牛タンを焼くまでに至る。
まさしく花形。
肉は7割を焼き、裏返して3割焼く。
それが一番旨い状態。
ここで、俺の眼鏡は炭火の光熱により使えなくなる。
1ヶ月のバイト代がすべて眼鏡に変わる。


俺がバイトを辞めて、数年後、牛タン屋は狂牛病の打撃をうけた。
狂牛病の打撃はうけたけれども、いまだに、バイトの仲間とは連絡をとっている。
仙台を訪れた際には、牛タンを食ってみてください。
うまいです。