どんまい

いろいろあるけれど、それでいい。

ドロップキック

2006年10月28日 | little story
「今年も、あいつがやってきたか・・・。寝太郎め。」

日本シリーズの3回途中だったか記憶も曖昧。
起きて、頭もすっきりしないまま、
テレビを観ると、試合は終了。

ここ近年、この季節になると、なにせ眠くて仕方がない。
なぜか、持病の背中や首も痛みだす。

こうなると、何をやるにしても、めんどくさくて仕方がない。

眠けりゃ、寝れば良い。
気の向くまま、おもむくまま。

いや、いや、こうも毎日続けば、
1年の半分を、無駄に使うじゃないかと、
10月から3月まで、何ヶ月あるかと、指を折っている最中、
寝太郎にドロップキックを炸裂させる。

しかし、寝太郎。
なかなかの強者。
倒れても、倒れても、顔を出し、
俺に眠気を誘う。

今年の俺は、負けるわけにはいかない。
そうそう連敗もしてられない。
何度も、何度も、ドロップキックの応酬を浴びせようと思っている。


俺は寝太郎と、死闘を繰り広げながら、
情熱について、考える。

あんなに熱していた心が、
いつのまにやら、冷めている。
今までも、何度か経験してきた。

情熱について、考えていたら、
親の顔がよぎる。

それにしても、俺が進もうとした道に、
まず立ちはだかったのが、親だったなあ。

18歳の時、北海道を出ようと思った。
親に反対された。

教師を目指した。
親に反対された。

いつからか、親が俺の気持ちを試しているのかなと思うようになった。
親には、そんな作戦があるかどうかはわからないけれど、
「反対されて、やめるくらいなら、続かないよ」と言われている気がした。
なんだかんだ言って、最終的には、
応援してくれているわけだから、ありがたい。


やりたいことを、やっているから、続くんだ。
やりたいことを、やっているから、幸せを感じられる。
辛いことや苦しいことなんて、ハッピーエンドを迎えるまでの、
たんなる演出に過ぎない。
俺の物語は、ハッピーエンドで終わると決まっている。


それにしても、北海道日本ハム。
登り詰めた頂点。
日本一。

北海道の友達から、喜びのメールが届く。
良かったね、北海道の友達。
嬉しいね、北海道の友達。
北海道から離れていようが、
俺も北海道を愛する一人として、嬉しいよ。



ロックと自由

2006年10月23日 | little story
「犬が自由に走るなら
 どうして僕たちにそれが出来ない」

一度観たDVD、「アイデン&ティティ」をもう一度観た。
早送りでね。

好きなフレーズだけを、もう一度観たくて借りてきた。
この映画は、好きなフレーズが多い。


電車に揺られている時に、
ふと一人のサラリーマンが目に止まった。
そのサラリーマンとは関係がないけれど、
ふと頭をよぎる。

良い大学に入るために、高校生活を費やし、
良い会社に入るために、大学生活を費やす。
社会人になり、幸せは手に入っただろうか?

まあ、人の幸せは、それぞれで、その人の価値観だから、
その人が、幸せかどうかはわからん。
一流企業と呼ばれる会社を経験していない俺が、どうこう言えるもんでもない。

自分が否定する言葉には、
時として、嫉妬が見え隠れするから、
注意を要する。


自分で、金を稼ぐようになって、
結構、自由だよなと思う。
自分次第で、いかようにでも、金は使える。

明日、仕事に行かなくても良いわけだ。
ただ、それは責任がないだろうと思ったり、
これからの生活はどうしようかと思ったりするわけで、
結局、明日も仕事はするだろう。

生活をしていくには、金が必要だから、
自由じゃないといえば、自由じゃないのかもしれない。

だけれでも、俺は自分で決めることができる。

ただ、そこには、不安が隣合わせにある。
だだっ広い、荒野にいるような感覚。

そのだだっ広い荒野が、不安でどうしようもないから、
周りに合わせている部分があるのか?


「おれって、いつしか上手くやっていくために
無理して人に合わせるようになったのかな」

「人を基準に生きるってことは・・・・
その人生は自分のものじゃないっていってたっけ」

「生きることと死ぬことを真剣に考えるなら、
まともじゃないのは、こっちの方かもしれない」

上の3つは、BECKという漫画の言葉。
この言葉も心に響いた。


ロックと自由は関係があるんだな。






余裕綽々

2006年10月20日 | little story
「頭、すっきりしたね」と言われたから、
俺は「秋ですからね」と答えた。

「意味がわからないね」とクスクス笑ってくれる。
笑ってくれれば、それで良いんだ。

俺は小学校3年生の頃。
担任の先生が女だった。
そして、その先生をみつけたら、ここぞとばかりに階段でこけまくった。

それはね。
先生をびっくりさせたかったんだ。
先生が笑うかと思ったんだ。

だけどね。
通知票には、
「階段で良く転んでいます。もっと注意して生活してください」
って書いてあった。

先生。
あれは、俺からのちょっとしたプレゼントだったんだ。
通じていなかったみたいだけどね。
いや、俺が悪かった。
わかりやすいと思ったんだけれど、センスがなかった。
今なら、あの頃より、少しは笑わせられると思うよ。


笑っている人を見るのはいいもんだ。


笑顔で生活したいけれど、俺はどうもそんなタイプじゃないらしい。
せめて、余裕はかましてたい。




俺は勝手に応援しています

2006年10月18日 | little story
ポストに入っていた「オープンしました」というショップのカード。
今年の春のこと。

家の近くに女性の服を扱っている店がオープンした。
たまあに、その店の前を通るんだけど、
同い年くらいの人が、その店を経営しているみたいだ。

「すげぇな、がんばって欲しいな」と、
その店の前を通る時には、
お客さんの入り具合が気になる。
俺は勝手に応援している。


話は変わりまして、
「この人は、不器用なのかな」と、
あまり話したことは無いんだけど、
様子を見ていて、なんとなく、そう思う人に出逢った。

なんか親近感がわいて、
またしても、勝手に、応援したい気持ちがわいたから、
俺は勝手に応援している。


話はまたまた変わりまして、
大人しいから、もっと声をだせって言われたって?
暗いから、もっと明るくなれって言われたって?
そんなもの勝手に言わせとけ。

あなたが変わりたいなら別だけど、
俺は、そのままで良いと思うよ。

俺は、勝手に応援しているからさ。
大きなお世話だってな。



郵便

2006年10月17日 | baseball
チラシや請求書がお決まりの俺の郵便受け。
その郵便受けに、大きい封筒が届いていた。

一日の締めくくりとしては、ちょっとしたご褒美にも感じる。

送り主は、北海道の友達。
CDケースみたいなのが入っている感触が手に伝わる。
はて?なんだろうか。

この友達が、贈り物をしてくれたのは、
今回が初めてじゃあない。
以前、北海道限定のカップラーメン、カップやきそばとでも言った方が良いのか、
やきそば弁当を1箱送ってくれたことがある。

そんなことを振り返り、
その封筒を無造作に開ける。
やっぱりCDケースだ。

その他には何も入っていない。
それも、あいつらしいなと、そのCDを手にとる。


「~北の勇者達~第88回全国高等学校野球選手権大会2006年8月6日~21日」


それは、CDではなくDVD。
今年の夏の甲子園のDVD。

俺は早速、プレステに、そのDVDを入れ、画面を見る。
あの熱すぎるくらいの夏が一気に戻ってくる。
駒大苫小牧の全試合のハイライトが、
音楽とともに流れる。

その映像を見ながら、
そういえば、今年は、WBCから始まり、
駒大苫小牧が準優勝、
そして、最後は、北海道日本ハムが、日本シリーズを戦うことになっている。
俺にとって、今年の野球は最高の一年になっている。

今年の夏の甲子園は、何回観ても、やっぱりすごい。
あきらめてないもんな。
あきらめないもんな。

アルプススタンドで応援している人達、
たぶん甲子園に行けなくて、北海道で応援している人達が、
お祭り騒ぎのように喜び、
負けた決勝では、すすり泣いていた。
俺の目にもうっすら涙。

そういえば、中学校で野球をしていた時のこと。
2年生の時の最後の大会は、全校応援だった。
いつもは、初球からガンガン打つ俺が、
初球から打ったら、自分のテーマソングがすぐ終わっちゃうということで、
初球から打つのをやめた。
せめて、「かっ飛ばせ~」とみんなが言ってくれるのを聞きたかった。

そんなわけで、野球のことを書き始めると、
こんなことになってしまいました。
こんな長い文章を最後まで、読んでくれた人に感謝します。
DVDを贈ってくれた友達に感謝します。









苦悩

2006年10月16日 | little story
「これから先も、どうすればいいんだろうって悩んで、生きていくんだろうな」って思う。

悩みが常にあるわけでもないけれど、
やっぱり悩みがなくなることもない。
悩みの内容が若干変わっていくだけだと思う。

年齢を重ねて、経験を重ねても、
今までぶち当たったことのない悩みにぶち当たる。
そりゃあ、わからんし、悩むよ。

今まで歩んだことのない道だから、
時には、堂々巡りもするし、袋小路にだって入っちゃうよ。

先を進んでいる大人達が、
ああした方が良い、こうした方が良いと教えてくれるかもしれない。
時には、その助言は、道標ともなるだろう。

だけれどもだ。
そんなもんは、やっぱり自分が経験してみてから気づくことの方が多い。
ああした方が良いと言われて、やったけれど、やっぱり違ったってことだってある。
俺には違ったなって。

だから、助言を聞いても、やっぱり悩む。
自分で選んでいかなきゃだめだってわかっているから悩む。




『砂漠』伊坂幸太郎:実業之日本社

2006年10月14日 | book
「人間にとって最大の贅沢とは、人間関係における贅沢のことである」


「確かに」と思いながら、俺は本を読み終えた。

この言葉は、サン=テグジュペリという人の言葉の引用らしい。
サン=テグジュペリは、星の王子様を書いた人。
その他にも、坂口安吾の引用もあったりして、その2人の言葉が、なかなか格好いい。
今度、この2人の本も読んでみようかな。

最近は、伊坂幸太郎フェアと言わんばかりに、
伊坂幸太郎の本ばかりを読んでいる。
この本の前は、『アヒルと鴨のコインロッカー』を読んだ。
伊坂幸太郎の本の中に出てくるセリフが好き。

『砂漠』は、特に好きなメッセージが多かった。
大学生5人の物語。

岐路

2006年10月14日 | little story
「俺は、まず捨てることを考えるよ」


友達の中でも、1位、2位を争うほど、決断が早い友達の言葉。
最近、どのように決断するか、友達に聞いてる。

その友達、電話をするたびに、生活が変わっている。
仕事が変わった。結婚したっていうふうに。
俺にとっては、相当、悩むだろうなという物事を、
本当に早いスピードで決めていく。

その友達曰く。
「何を捨てて、捨てられないものは何か考える。
これは、捨てられんと思うものがあるほうを選ぶ。
全てを手にいれようとするのは難しい」って言ってた。


俺は、これを捨てようという考えをしたことはない。
ある意味、捨てるのには勇気がいる。



ただ、本当に大切なものは、少ない気がする。





あの夏をとり戻せ

2006年10月10日 | little story
みなさん3連休は、いかが過ごしましたか?
俺は、ゴリラーマンを読破して終わりました。

3連休に、一つ、嬉しいことがあってね。
捜索願を出していた、高校の野球部員。
黄ばんだユニホームで、練習に汗を流した、
2番セカンドと連絡がとれたこと。

そりゃあ、ひさしぶり。
10年ぶりくらいか。


「俺は東京で、携帯のゲームを作ってるよ」

「東京にいるなら、遊びに行った時には泊めさせてくれ」

「こっちに来るとき連絡くれや」


と短いやりとりだったけれど、
これで、いつでも連絡がとれると思うと嬉しくて。

そういえば、「よく喧嘩するね」って、
周りの奴等には言われてたっけと、
あの夏を思い出す。

ミスしても、「ドンマイ、ドンマイ」と相手を許すのが野球。
俺達、マウンドで文句を言い合っていたからね。
マウンドで、文句の言い合いなんて、後にも先にも、そいつとだけ。

2年の時は、同じポジションで、
背番号「5」を争ったライバルでもある。


そもそも連絡先もわからないような状態からの捜索願。
他の野球部員も、マネージャーも連絡先がわからないと言う。

その状況を救ったのは、野球部とは関係のない高校の同級生。
ちなみに、5番レフトとの連絡を復活させてくれたのも、この高校の同級生。

この場を借りて、感謝の気持ちを伝えたい。
ありがとう。


俺の、あの頃の夏が帰ってきました。




北斗七星

2006年10月08日 | little story
「昼と夜、どっちが好き?」

「夜だね」

そう答えるのが、何かロマンティックに感じて、
俺は子どもの頃、そう答えていた。

好きな果物は、「リンゴ」。
これもテリーマンに影響を受けて、
そんなに好きでもないのに、
格好いいとか、そんな理由で答えていた一つ。


夜が好きだとか言っておきながら、
幽霊が怖くて、家の近くになったら、
ダッシュをして帰っていた。

ただ、夜空を見るのは、ちょっと好きだった。
北斗七星、オリオン座、カシオペア座。
俺は、知っている星座を探して、夜空を見上げた。


「ひさしぶりに、夜空を見上げるなあ」と思いながら見た夜空は、
満天の星空で、三等星だっけか、すごい細かいものまで見える。

子どもの頃に覚えた星座は、曖昧になっていて、
夜空の英語の「M」を見て、カシオペアだったけと思う。


それにしても綺麗だ。
しばらくの間、俺は夜空を見上げた。