股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

フッド:ザ・ビギニング

2020年03月29日 14時39分57秒 | 映画評論ハ行

製作年:2018年
製作国:アメリカ
日本公開:2019年10月18日
監督:オットー・バサースト
出演:タロン・エガートン,ジェイミー・フォックス,ジェイミー・ドーナン
映画『フッド:ザ・ビギニング』公式サイト 2020年3月6日(金) Blu-ray&DVD発売!

十字軍に召集されていたロビン・ロクスリー(タロン・エジャトン)が、4年ぶりに帰ってくると、すでに戦死届が出され領地と財産は没収、恋人や領民も追い出されていた。しかし、狙撃手のジョン(ジェイミー・フォックス)に導かれてロビンは再び領主となる。彼は、国を操ろうとする長官と教会が領民から搾取しているのを知り、長官らに接近しながら、頭巾姿の義賊フッドとして奪われた領民の金を奪い返す。
レオナルド・ディカプリオが製作に名を連ねた、ロビン・フッドを題材にしたアクションアドベンチャー。領主であるロビンが頭巾で顔を隠したヒーローとなり、巨悪に立ち向かう。オットー・バサーストがメガホンを取り、『キングスマン』シリーズなどのタロン・エガートン、『ジャンゴ 繋がれざる者』などのジェイミー・フォックスらが共演。エガートン演じるロビンが、飛び降りながら次々と弓矢を放つ。

頭巾で顔を隠したヒーロー・ロビンが巨大な悪に立ち向かうアクション映画。そして2019年のラジー賞ノミネートになった本作。ラッセル・クロウ主演の「ロビン・フッド」と比べると、だいぶ若くてイケメンになって現代っぽくなったなという印象。タロン・エガートンのアクションシーンはなかなか迫力があり見応えがありました。弓矢だけを使っているのに銃で撃ってるかのようなスピード感のある戦い方はカッコよすぎです!!しかし展開はよくある勧善懲悪もの。ヒーローが悪を懲らしめる普通のアクション映画で、日本でいう暴れん坊将軍のような内容でした。ロビンは良いんだけどヒロインには全く共感できませんでした。ロビンが死んだと思って新しい男と付き合ってたのは良いけど、ロビンが戻ってきた途端にロビンに方向転換するって…そりゃあ新しい男も腹立って悪の道に走るよ!!(笑)あのヒロインは自分が悪いと思ってないのか???
キャストの豪華さとアクションで最後まで観れたけど、内容は普通。とりあえずタロン・エガートンがカッコいいのです。完全に続編を作る気満々の終わりかたでしたが、ラジー賞にもノミネートされちゃったしどうなるんでしょうか…

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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パリ、嘘つきな恋

2020年03月28日 14時36分56秒 | 映画評論ハ行

製作年:2018年
製作国:フランス
日本公開:2019年5月24日
監督:フランク・デュボスク
出演:フランク・デュボスク,アレクサンドラ・ラミー,エルザ・ジルベルスタイン
映画『パリ、嘘つきな恋』公式サイト| 2020年2月5日(水)DVDリリース

亡き母の車椅子に座っていたジョスラン(フランク・デュボスク)は、偶然やって来たジュリーが介助を申し出たことから、とっさに車椅子で生活しているフリをする。ジュリーは、彼に姉のフロランス(アレクサンドラ・ラミー)を紹介するが、フロランスは車椅子生活を送りながらバイオリニスト、車椅子テニスの選手として活躍していた。ジョスランは、デートを重ねるたびにフロランスに惹(ひ)かれていく。
うそから始まる恋の行方を描いたロマンチックコメディー。車椅子生活のフリをしたプレイボーイが、真実の恋に目覚める。フランスのコメディアン、フランク・デュボスクが監督・脚本・主演を務め、プレイボーイが恋する女性を『グレート デイズ! -夢に挑んだ父と子-』などのアレクサンドラ・ラミーが演じる。

嘘から始まる恋。車椅子生活をしていると、咄嗟の嘘をついてしまった主人公が真実の恋に出会う物語。嘘をつくって、やっぱりダメなこと!嘘に嘘を重ねてしまって引き返せない状況に陥ってしまうプレイボーイのジョスラン。地位やお金だけしか見てなかった彼には見えなかった世界。そんな彼とは対照的に広い心を持った女性フロランス。知らないフリをしながらも、いまの幸せを楽しもうとする大人な女性な彼女がとても素敵でした。あんなに前向きな女性なら他の男性からもモテそうな気がします。障害者の話だと、暗い重い話やお涙頂戴な話になりがちですが、ロマンチックな大人な恋愛話に仕上がっていて、とても明るく爽快で素直に感動しました!「絶対バレてるでしょ…」とツッコミたくなるシーンもたくさんあります(笑)印象的なシーンと言えば、やはりプールのシーンでしょう。あの演出はロマンチックすぎるでしょう!まぁ実際にされたら「いやぁー!服が濡れるー!!」「いやー!スマホ防水じゃないのー!!」ってパニックになりそうだけど(笑)
コミカルでもあり、お洒落でもあり、純愛でもあるフランスらしい素敵な恋愛映画でした。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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彼の見つめる先に

2020年03月24日 00時17分37秒 | 映画評論カ行

製作年:2014年
製作国:ブラジル
日本公開:2018年3月10日
監督:ダニエル・ヒベイロ
出演:ジュレルメ・ロボ,ファビオ・アウディ,テス・アモリン

目の不自由な高校生のレオは、少々過保護気味の両親と優しい祖母、幼なじみのジョヴァンナらに愛されて暮らしていた。心配症な両親を少しうとましく感じるようになったある日、ガブリエルがクラスに転校してくる。レオとジョヴァンナはすぐに彼と親しくなるが……。
ダニエル・ヒベイロ監督が手掛けた短編作を、自身が再びメガホンを取って長編映画にした青春ドラマ。目が見えない若者が恋を知り、少しずつ大人になっていく姿を描写する。主演に抜てきされたのは、舞台やテレビシリーズなどに出演してきたジュレルメ・ロボ。ファビオ・アウディ、テス・アモリン、ルシア・ホマノらが共演している。

目が見えない少年の青春、そして恋模様を描いた本作。10代のなんとも言えない心の変化や、親への反抗期。初めての恋心や友達との関係。思春期だからこそ色んなことを吸収したり感じたり傷ついたりするレオ、ジョヴァンナ、そして転校生のガブリエルの姿が可愛くもあり切なくもありました。目が見えないレオに対して、最低限のことは手伝ってあげるが、それ以外は健常者と同じように接するジョヴァンナやガブリエルの優しさがとても素敵。逆に最後までレオを馬鹿にする同級生たちには腹が立ちました。日常の風景を切り取ったシーンが淡々と進む中で、少しずつ3人の気持ちに変化が生まれていく展開が非常に丁寧に描かれていて、とても良かったです。ガブリエルが転校してきてからのレオの不器用で純粋な恋心が可愛かった。もちろん目が見えないから相手の顔は分からない。それでも一緒に自転車に乗ったり、映画を見たり、星を見に行ったり…一緒にいる時間で相手を知る。相手の中身を好きになっていく恋こそ純愛なのではないか。もちろんレオとガブリエルの距離が縮まったのはジョヴァンナのおかげなのは言うまでもない。ジョヴァンナも本当に良い子なんです!!
甘酸っぱい高校生の恋愛とか、障害者とか、LGBTとか、そんな枠にはハマらない映画だった。人が人を好きになるとは、こういう事かと教えてくれる心温まる素敵な作品でした♪

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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Fukushima 50(フクシマフィフティ)

2020年03月23日 08時22分14秒 | 映画評論ハ行

製作年:2019年
製作国:日本
日本公開:2020年3月6日
監督:若松節朗
出演:佐藤浩市,渡辺謙,吉岡秀隆,緒形直人,萩原聖人,吉岡里帆,佐野史郎
映画「Fukushima 50」公式サイト|大ヒット上映中!

2011年3月11日午後2時46分、マグニチュード9.0の地震が発生し、それに伴う巨大な津波が福島第一原子力発電所を襲う。全ての電源が喪失して原子炉の冷却ができなくなりメルトダウン(炉心溶融)の危機が迫る中、現場の指揮を執る所長の吉田昌郎(渡辺謙)をはじめ発電所内にとどまった約50名の作業員たちは、家族や故郷を守るため未曽有の大事故に立ち向かう。
多くの関係者への取材を基に書かれた門田隆将のノンフィクション「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」を実写映画化。世界を震撼(しんかん)させた東日本大震災による福島第一原子力発電所事故発生以降も現場に残り、日本の危機を救おうとした作業員たちを描く。『64-ロクヨン-』シリーズなどの佐藤浩市、『明日の記憶』などの渡辺謙らが出演。『沈まぬ太陽』などの若松節朗がメガホンを取り、ドラマシリーズ「沈まぬ太陽」などの前川洋一が脚本を務めた。

東日本大震災による福島第一原子力発電所事故発生以降も現場に残り、日本の危機を救おうとした作業員たちの姿を描いた本作。当時ニュースを観ていて、福島第一原子力発電所の事故はもちろん知っていました。東電に対して怒りすら感じていました。しかしニュースの裏では命を懸けて日本を救おうとした作業員たちがいたことを知りました。福島でこんなことが起きていたなんて…。知らなかった自分が情けない。暴走している総理の言動など、フィクションの部分もあるし多少の脚色はされていることは分かります。それでもこの映画のリアルな描写が勝っている。原発賛成とか反対とか、そんなことを伝えたいわけじゃない。この映画が公開されたことに意味があると感じました。観て良かったと思える作品。日本人として観なければいけない作品。当時のニュースでは首相官邸だったり東電本部の映像ばかり流れていた印象だったが、本当に戦っていたのは現場の作業員たち。本作品ではその作業員にスポットが当てられています。
オープニングから原発に襲い掛かる津波のシーンに恐怖を感じました。余震が何度もくる現場の緊迫した空気、不眠不休で疲労困憊の作業員たち、東電本部の苛立ち、水が流れないトイレ…そのリアルな描写に衝撃というか、こんな事があの日の福島で起きていたのかと初めて知り、何度も涙を流してしまいました。もしも自分が作業員の1人だったら、もう二度と会えるか分からないと知った時に愛する家族に何とメッセージを残すのか…とにかく考えさせられることが多かった。
もし2号機が爆発していたら…日本はどうなっていたのかと考えただけでゾッとします。爆発していたら東日本のほとんどに放射能が放出されて最悪の事態になっていた。仲間のために、愛する家族のために、日本のために、危険な原子炉に体一つで向かっていった作業員。今の日本の生活があるのは福島の50人のおかげと言っても過言ではない。吉田所長や伊沢さん、そしてFukushima50の皆様に心から感謝を申し上げます。あの日を忘れてはいけない

この作品の評価・・・・★★★★★★★★☆☆(満点は★10)
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ブライトバーン/恐怖の拡散者

2020年03月22日 15時18分23秒 | 映画評論ハ行

製作年:2019年
製作国:アメリカ
日本公開:2019年11月15日
監督:デヴィッド・ヤロヴェスキー
出演:エリザベス・バンクス,デヴィッド・デンマン,ジャクソン・A・ダン
映画「ブライトバーン/恐怖の拡散者」公式サイト 大ヒット上映中!

子供を待ち望んでいたトリ(エリザベス・バンクス)と夫カイル(デヴィッド・デンマン)は、ある赤ちゃんを自分たちの子供として育てることにする。ブランドンと名付けられた男の子は夫妻にとってかけがえのない存在になるが、12歳になると普通の人にはない恐ろしい力を見せ始める。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズなどの監督であるジェームズ・ガンが製作を務めたホラー。異様な力を持つ12歳の少年が、周囲を恐怖に陥れる。『ハンガー・ゲーム』シリーズなどのエリザベス・バンクス、『シャッター』などのデヴィッド・デンマンらが出演。『インバージョン 転移』などのデヴィッド・ヤロヴェスキーがメガホンを取り、2019年に17歳でデビューアルバムをリリースしたビリー・アイリッシュが主題歌を担当した。

特殊な力を持つ少年が、周囲を恐怖のどん底に陥れるホラー。はるか彼方からカイル夫婦の元に現れたブランドンですが、思春期12歳になったブランドンが自分が愛されていないのではないかと疑心暗鬼になってきたことから始まり、誰も止められない怒りと憎しみが増大していく。このブランドン少年のやり口がまぁエグい!グロい!容赦ない!目にガラス刺したり、アゴをパックリさせたり、目をレーザーで焼いたりと、久しぶりに痛々しい映像を見させられました。かぐや姫だって桃太郎だって良い子に育ったのに、育て方を間違えるとこんなにも危ない子に育ってしまうのかと考えてしまいました(笑)女の子の指をボキボキに折っておいてトリ母さん、相手方にそんな態度取っちゃダメでしょなんて冷静にツッコんだり。ブランドンの心境の変化があまり伝わってこなかったり、そもそもブランドンはどこから来たのかと分からなかったりと90分の上映時間じゃ足りないな説明不足と粗が目立つ内容。ひたすらブランドんの残虐な犯行を見ているだけの映画でした。ブランドンのその後が気になるので続編を作ってほしいところですが、作るのかな…!?

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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贅沢島レモン

2020年03月21日 09時37分07秒 | 国内旅々
世界自然遺産の小笠原諸島に行ってきました!

今年も海外旅行の予定でしたがコロナの影響だったりスケジュールの関係だったりで断念…

国内でどこかないかと考えたところ、小笠原諸島に行くことになりました

とは言ってもずっと行きたかったところ!!海外に行くよりもテンションは高めです

東京から南へ約1000キロ。船で丸一日かかります

それでは6日間の小笠原諸島の旅へ!


【1日目】

東京・竹芝港からおがさわら丸で向かいます!


今回は特2等寝台を予約しました


ベッドにはカーテンがあり2人で使えば個室のように使えます




シャワー室も綺麗です


船内




いよいよ出航です!


レインボーブリッジをくぐります




昼食はラウンジで。海を見ながらのんびり




虹がキレイに見えました!良いことありそう!


その後は部屋でのんびりと過ごしました。海上はスマホの電波が無いのでNetflixで映画三昧

夕日はちょっと雲がかかってました


船内レストランで夜ごはん。味は…まぁ普通です(笑)


オムライスをチョイス



【2日目】


寝て起きたら小笠原諸島まではもうすぐです!




そして父島に到着






ペリーさんも来たのね


今回お世話になる宿・いしぴーさん


宿の近くにはスーパーもあり快適です。商品の価格も思ったほど高くない!


半日レンタカーを借りて島を巡ります


まずはウェザーステーション展望台へ!


地平線に沈む夕陽が絶景のポイント。夕方から雨の予報だったので昼間に来ました


よく見るとクジラがいっぱい!絶景でした!




海を見ながらのお弁当。癒されます


三日月山展望台からの景色も素晴らしい!海きれい!


島の東側・長崎展望台


初寝浦展望台には軍用施設が残されています。今でも太平洋戦争の爪痕が残ってるんですね。






島の中央・中央山展望台からは360°の視界が広がります




頂上には太平洋戦争時の電波探信機儀の台座が残されています


境浦海岸。太平洋戦争中に魚雷攻撃を受けて座礁した濱江丸が残されています


夕飯はCHARAさんで


亀の刺身!馬肉みたいで美味しい!


島寿司は安定の美味しさ


ピザ美味い!!



【3日目】


3日目は日帰りで母島へ向かいます


2時間ほどで母島に到着






ガイドさんの車で島を巡ります。ここは都道最南端!


ヤドカリ注意の道路標識。可愛い!!


希少な昆虫を守るためにグリーンアノールの駆除をしてるそうです


物々しい柵が張られています


その他にも外来植物アカギの駆除をしていたり


小笠原諸島にしか生息していない動植物を守ろうとする活動をしています


母島からの景色もやはり絶景




ハト注意!?


続いて島の北側、大沢海岸




この辺りは昔、集落があったそうで宿や学校もあったそうです


母島にも戦争の跡がありました


鮫ヶ崎展望台


水の透明度が凄い!


サメが群れていました。人を襲わない大人しいサメだそうですよ


母島から父島へ戻ってきました。レンタサイクルを借りて前日も行ったウェザーステーション展望台へ!

地平線に落ちる夕陽を見れるのか期待しましたが残念!雲がかかってしまいました…しかしそれでも絶景!




この日の夕飯は波食波食さんで


島の食材を使ったチャンプルー。美味い!



【4日目】

父島1日トレッキングツアーに参加しました。まずは小港海岸

東京都最南端のバス停なんです!


小港海岸は人もいなくてプライベートビーチのようです。




便座が流れ着いていましたが(笑)


そしてヤドカリが!!こんなに至近距離で見るのは初めてでしたが可愛いです♪


ここからは中山峠に向かいます。なかなかの山登り


ヤドカリが木の実を食べてました。こんなに高い位置まで上ってくるのね


ウッディ!?


中山峠からは父島を一望!天気も良かったので最高のロケーションでした!






麓にはUSK COFFEEというカフェが。父島ではコーヒー栽培に取り組もうとしてるみたいです






桜が咲いてますよー


ガジュマルの木で数十年ぶりに木登りをしてみた。楽しさよりも怖さが勝る歳になってしまった


これはガスマスクのようです


ツアーの最後はガイドさんおススメの傘山


強風でしたがここは絶景!!頑張って崖を登った甲斐がありました


小笠原諸島最後の夕陽は大村海岸から


夕飯は南国酒場こもさん


ウミガメの煮込み。なんか…なんていうか…クセが強すぎて口に合わない…


亀カレー。亀肉は食べれなくはないけど、やっぱり普通のカレーが良いかも(笑)


夜のナイトツアーでは高速で走るカニや再びヤドカリに遭遇しました





【5日目】


15時発のおがさわら丸で帰ります

小笠原諸島に来たならやっぱり海に入りたい!ということでダイビングをしました!

出発でーす


なんとイルカがお出迎えしてくれました!感動!


至近距離でクジラも見れました!感動!


海の綺麗さが伝わらないけどサンゴ礁や熱帯魚がいっぱいいました♪


最後の食事はハートロックカフェで


サメバーガー。美味しいけどサメを感じ取れなかった(笑)


そして東京へ向けて出航です


名物のお見送りセレモニー


ボートが何隻も追いかけてきて見送りダイブもしてくれます。島の人たちの温かさに感動しました♪


そしてあっという間に見慣れた風景が…


また行きたいと思えるほど、最高の旅でした!また絶対行く!

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さらば愛しきアウトロー

2020年03月20日 13時09分33秒 | 映画評論サ行

製作年:2018年
製作国:アメリカ
日本公開:2019年7月12日
監督:デヴィッド・ロウリー
出演:ロバート・レッドフォード,ケイシー・アフレック,ダニー・グローヴァー
映画『さらば愛しきアウトロー』公式サイト

1980年代初頭からアメリカ各地で多発した銀行強盗事件の犯人であるフォレスト・タッカー(ロバート・レッドフォード)は、15歳で初めて投獄されて以来、逮捕、脱獄を繰り返していた。彼は発砲もしなければ暴力も振るわないという風変わりなスタイルを貫き、粗暴な強盗のイメージとはほど遠い礼儀正しい老人だった。
監督、プロデューサーとしても活動している俳優ロバート・レッドフォードが主演を務めたクライムドラマ。異色の犯行スタイルで銀行強盗を重ねた実在の犯罪者フォレスト・タッカーをレッドフォードが演じる。タッカーを追う刑事に『マンチェスター・バイ・ザ・シー』などのケイシー・アフレックがふんするほか、『歌え!ロレッタ愛のために』などのシシー・スペイセクらが共演。『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』などのデヴィッド・ロウリーがメガホンを取った。

生涯に16回の脱獄、2年間で90件以上の銀行強盗を行った実在の犯罪者銀行強盗を重ねた実在の犯罪者フォレスト・タッカーをロバート・レッドフォードが演じたクライムドラマ。そしてロバート・レッドフォードの俳優業引退作品。
強盗を繰り返すがその手口は紳士的。誰も傷付けずに紳士な対応で金を奪っていくフォレスト・タッカー。その言動は女性や警察までも虜にしていく。"楽な人生”じゃなく"楽しい人生”を選ぶという劇中の台詞がまさにフォレスト・タッカーらしくてカッコいい!!もちろん犯罪はダメだが、歳を重ねても常に冷静で紳士な人間になれたら、それはそれは楽しい人生だろう。こんな老人になりたい(笑)しかし、お洒落映画で展開は淡々としているのでエンタメ性は弱い。実際にあんな落ち着いて、あっけなく銀行強盗を成功できるのかと不思議に思いました。脚色はしてるだろうけど。これだけ脱獄も銀行強盗もしてたら、これはもう趣味の世界だよ(笑)
刑事役のケイシー・アフレックもカッコいいが、やっぱりロバート・レッドフォードの渋さとカッコ良さよ!!この役はロバート・レッドフォードしかできない。これで俳優業引退とは寂しいですね

子供の頃の自分が、今の自分を見てどう思うかが大事…う~ん深い言葉です

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢

2020年03月19日 14時04分54秒 | 映画評論サ行

製作年:2018年
製作国:フランス
日本公開:2019年7月12日
監督:ジル・ルルーシュ
出演:マチュー・アマルリック,ギヨーム・カネ,ブノワ・ポールヴールド
映画「シンク・オア・スイムーイチかバチか俺たちの夢ー」

うつ病で仕事を辞め、引きこもりがちな生活をしているベルトラン(マチュー・アマルリック)は、地元の公営プールで男子アーティスティックスイミングのメンバー募集を見かける。いざチームに加入してみると、メンバーは家庭や仕事に不安を抱えるおじさんばかりだった。逆境の中、彼らは世界選手権の金メダルを目指して猛特訓に励む。
悩める中年男たちが、再起を懸けアーティスティックスイミングに挑むスポ根コメディー。世界選手権の頂点を目標に頑張るおじさんたちを、『さすらいの女神(ディーバ)たち』などのマチュー・アマルリックをはじめ、ギヨーム・カネ、ブノワ・ポールヴールド、ジャン=ユーグ・アングラードらが演じる。『セラヴィ!』などの俳優でもあるジル・ルルーシュがメガホンを取った。

悩める中年おやじたちがシンクロナイズドスイミングで金メダルを取るために奮闘する物語。実在するスウェーデンの男子シンクロチームをモデルにしているそうです。この中年男性たちが抱える問題が様々…。うつ病、孤独、夢の挫折、家族との関係、仕事、介護…日々の生活の中でどこにも吐き出せない彼らのストレスは相当なものだろう。それをシンクロでワンチームで表彰台を目指すことで、日常や考え方も変わっていく。1つの目標に向かって努力すると、きっと人生の答えだったり希望が見えてくるのかもしれない。お腹もたぷたぷで文句ばっかり言っていた中年おやじたちですが、ラストの大会シーンでは本当にカッコよく見えました。歳を取っても青春は謳歌できる!!しかし、さすがに世界選手権まで出場して金メダルを獲れるレベルまでに上達したのかが伝わってこなかったので、金メダルには少々違和感を感じました。他のチームと比べたら明らかにたぷたぷな身体。映画とはいえ脚色し過ぎなのではないだろうか?大会の演技は照明や演出にだいぶ助けられていたようなに見えました。
それぞれのメンバーが苦難を越えて頑張るという良い話ではあるし、スポ根映画としてはベタでツボは押さえてあるが、ちょっとやり過ぎに思えた作品でした。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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ゾンビランド:ダブルタップ

2020年03月18日 16時41分57秒 | 映画評論サ行

製作年:2019年
製作国:アメリカ
日本公開:2019年11月22日
監督:ルーベン・フライシャー
出演:ウディ・ハレルソン,ジェシー・アイゼンバーグ,エマ・ストーン
映画『ゾンビランド:ダブルタップ』 | オフィシャルサイト|

2009年、感染者をゾンビ化するウイルスのパンデミックが発生。コロンバス(ジェシー・アイゼンバーグ)、タラハシー(ウディ・ハレルソン)、ウィチタ(エマ・ストーン)、リトルロック(アビゲイル・ブレスリン)は、32項目におよぶ生き残るためのルールのもと、ゾンビと戦いながら絆を育んできた。それから10年後の2019年、進化を遂げたゾンビが彼らの前に現れ、4人は倍以上に増えたルールで生き残りを図る。
ホラーコメディー『ゾンビランド』の続編。前作から10年後、生き残った四人が進化したゾンビに新たなルールで対抗する。『ヴェノム』などのルーベン・フライシャーが監督を続投。『スリー・ビルボード』などのウディ・ハレルソン、『ソーシャル・ネットワーク』などのジェシー・アイゼンバーグをはじめ、アビゲイル・ブレスリン、エマ・ストーンらおなじみのキャストが集結した。

前作「ゾンビランド」から10年ぶりの続編。たしかに約10年前に前作を鑑賞していました。前作の知識が無くても大丈夫です。人間がゾンビと化した荒廃した世界で生き延びるためにサバイバルを続ける4人。ホワイトハウスで暮らしていた彼らの前に進化したゾンビが現れるというお話。ゾンビルールは前作よりもかなり増えておりました。前作以上にグロテスクなシーンが増え顔がペチャンコになったり嘔吐シーンも多め。そしてツッコミどころは今回も多めです。冷凍庫で暮らしてた女はどうやって生き延びてたの?ゾンビがうじゃうじゃいるのに武器を持たないユートピアみたいな建物は何で今まで襲撃に合わなかったのだろうか?デカいバギーで一掃する作戦は効率的?挙げればキリがないのですが、とりあえず何も考えずに楽しく観れる安定のB級映画なのは間違いありません。笑えるゾンビ映画もたまには良いもんですね。
ハリウッドを代表する俳優となったジェシー・アイゼンバーグやエマ・ストーンも変わらずにぶっ飛んだ演技をしてくれてるのが嬉しい♪ビル・マーレイが出てこないと思ったら最後に…(笑)

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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黒い司法 0%からの奇跡

2020年03月17日 13時53分20秒 | 映画評論カ行

製作年:2019年
製作国:アメリカ
日本公開:2020年2月28日
監督:デスティン・ダニエル・クレットン
出演:マイケル・B・ジョーダン,ジェイミー・フォックス,ブリー・ラーソン
映画『黒い司法 0%からの奇跡』公式サイト 大ヒット上映中

黒人に対する差別が横行している1980年代のアラバマ州。黒人の被告人ウォルター(ジェイミー・フォックス)は、身に覚えのない罪で死刑を宣告されてしまう。新人弁護士のブライアン(マイケル・B・ジョーダン)は、彼の無実を証明するために奔走するが、陪審員は白人で、証言は仕組まれ、証人や弁護士たちは脅迫されていた。
えん罪で死刑宣告された被告人の容疑を晴らそうとする弁護士の奮闘を描いた人間ドラマ。ブライアン・スティーヴンソンのノンフィクションを、『ショート・ターム』などのデスティン・ダニエル・クレットン監督が映画化した。主人公を『クリード』シリーズなどのマイケル・B・ジョーダン、死刑囚を『ジャンゴ 繋がれざる者』などのジェイミー・フォックス、主人公の協力者を『ルーム』などのブリー・ラーソンが演じる。

冤罪で死刑宣告された黒人の被告人と、彼の無実を証明しようとする黒人弁護士の奮闘を描いた本作。1980年代と言われると最近のように感じる。黒人というだけで逮捕されて、無実であっても死刑宣告を受けてしまうという恐ろしい事実。差別や偏見が当たり前のようにあった時代。「黒人だから犯人」「黒人は生まれながらに有罪」これが当たり前の時代。一人の証言だけで、きちんと捜査もされずに判決が下されるなんて…。0%と言われようが、信念と希望を失わずに無罪を証明しようとするブライアン弁護士の姿が本当にカッコ良かったです。被告人のウォルターの家族の元へ帰れるように願い続ける姿に感動しました。ウォルターだけでなく他の死刑囚も助かってほしいと思いながら観ていたので死刑執行のシーンは辛かったです…。鳴り響くコップのカンカンカンの音が切ない。絶対に無理だということでも勇気を出して諦めずに戦い続ければ、何かを変えることできるし誰かを救うことができる。絶望を希望に変えたブライアン弁護士の行動力に脱帽です。
10人に1人が冤罪で無罪になっている確率の高さに驚きました。こういう人種差別の映画は何度も観てきているが、観るたびにこんな事実があったのかと驚かされ、考えさせられる。この映画もまた、観て良かったと素直に思える映画で、最後は自然と涙がこぼれました。いまでも残る差別や偏見が無くなり、冤罪がない世界になってほしい。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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2人のローマ教皇

2020年03月16日 11時19分17秒 | 映画評論ハ行

製作年:2019年
製作国:アメリカ
日本公開:2019年12月13日
監督:フェルナンド・メイレレス
出演:アンソニー・ホプキンス,ジョナサン・プライス,フアン・ミヌヒン

2012年、カトリック教会の方針に納得できないベルゴリオ枢機卿(ジョナサン・プライス)は、ベネディクト教皇(アンソニー・ホプキンス)に辞任の意思を伝える。だが、スキャンダルの問題で苦悩するベネディクト教皇は辞任を許可せず、ベルゴリオ枢機卿をローマに呼び寄せる。正反対の考え方を持つ二人は、時間を共有する中で理解を深めていく。
『シティ・オブ・ゴッド』などのフェルナンド・メイレレスが監督を務め、カトリック教会の舞台裏に迫った人間ドラマ。教皇と枢機卿が、互いの考え方の違いを踏まえながら信者のために着地点を見いだす姿を、実話を基に描き出す。『羊たちの沈黙』などのアンソニー・ホプキンスと『キャリントン』などのジョナサン・プライスが共演。

新たに誕生した教皇と教皇候補の枢機卿との会話劇。互いのこれまでの人生や考えを振り返りながら信者のためにどうするべきか答えを見つけるお話。会話劇が中心なので、物語は淡々と進んでいきます。考え方が全く違う2人が互いに歩み寄っていく姿が印象的で、その中で深い友情が芽生えてくる過程がとても良かったです。そもそも、ベネディクト教皇もベルゴリオ枢機卿も普通の人間。完璧な人間などいない。過去に過ちを犯しながらも、その罪と向き合って今後どうやって生きていくべきなのか。他人の痛み、相手を思いやる気持ちが分かるからこそ、上に立って人々を導いていけるのだろうと感じました。政治にしても宗教にしても平和にしても何事も話し合いが大事。正直、カトリック教会のことやヴァチカン市国のことは日本人にはピンときませんが、2人の教皇の生き方を知ることが出来て感動的な終わり方でした。
サッカーを観ながら自国を応援する可愛い姿に癒されました。教皇もWi-Fiを使うし、宅配ピザも注文するんですね(笑)
「もし涙を流すなら、嬉し涙でありますように」

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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アイリッシュマン

2020年03月15日 11時16分21秒 | 映画評論ア行

製作年:2019年
製作国:アメリカ
日本公開:2019年11月27日
監督:マーティン・スコセッシ
出演:ロバート・デ・ニーロ,アル・パチーノ,ジョー・ペシ

トラック運転手のフランク・シーラン(ロバート・デ・ニーロ)は、マフィアのボスであるラッセル・バファリーノ(ジョー・ペシ)と知り合う。ラッセルに気に入られたフランクは殺しを請け負うようになり、全米トラック運転手組合委員長のジミー・ホッファ(アル・パチーノ)を紹介される。やがてフランクはジミーの右腕に上り詰めるが、ジミーの権力に陰りが見え始める。
マーティン・スコセッシ監督が、『タクシードライバー』などのスコセッシ監督作品に出演してきたロバート・デ・ニーロと再び組んだ犯罪ドラマ。第2次世界大戦後のアメリカ裏社会の無法者たちの暗躍を、主人公であるヒットマンの視点で描く。デ・ニーロがヒットマンにふんするほか、アル・パチーノ、ジョー・ペシらが共演する。

1975年にジミー・ホッファを殺害したとされる実在の人物フランク・シーランの半生を描いた本作。巨匠マーティン・スコセッシ監督が第二次世界大戦後のアメリカの裏社会を描いており、ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシ、とベテラン俳優たちが揃うと、これだけでもう映画に重厚感というかお腹いっぱいな気分。皆さん80歳近い年齢にもかかわらず、存在感はさすがで超一流の演技合戦は見応えがありました。3時間半という上映時間は観ているとそこまで苦痛には感じませんが、もう少し短く出来ただろうと思うのが正直なところ。3時間半ともなると登場人物が多いので頭の中で相関図が混乱してきます。誰が誰の味方で、誰が親分で子分なのか正直全ては覚えきれませんでしたが、フランク、ラッセル、ジミーの3人の関係性が分かればある程度は大丈夫です。裏社会に生きる男たちの物語だと思っていたので泥臭い感じかなと予想していましたが、フランクと家族との繋がりも丁寧に描かれており、家族を犠牲にしてまで仕事を優先したフランクの末路がとても切なかったです。まともに生きることなく何もかもを犠牲にした男の最後がこれかぁ。最後は誰も居なくなり、老いてから後悔しても時すでに遅し…。何もかも失ったフランクが思うことは何だったのだろうか。病室のドアを少し開けといてくれとお願いするフランクに孤独を感じました。アメリカの裏社会ってドロドロしてるんだなぁ。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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6アンダーグラウンド

2020年03月14日 11時11分03秒 | 映画評論サ行

製作年:2019年
製作国:アメリカ
日本公開:2019年12月13日
監督:マイケル・ベイ
出演:ライアン・レイノルズ,メラニー・ロラン,コーリー・ホーキンズ

世界随一のスキルを持ちながら、過去を消して未来を変えたいと願う、世界中から選ばれた男女6人の精鋭たち。このチームを率いるのは、ライアン・レイノルズ演じる謎のリーダー。彼らのミッションは、たとえ英雄として知られることがなくても、成し遂げた任務の成果が歴史に刻まれること。
「トランスフォーマー」「バッドボーイズ」シリーズをはじめ、「アルマゲドン」「パール・ハーバー」など数々のアクション超大作を手がけてきたマイケル・ベイ監督によるNetflix映画。世界随一のスキルを持ち、過去を消して未来を変えたいと願っている男女6人のスペシャリストたちで結成されたクセ者チームが挑むミッションを、マイケル・ベイ十八番のド派手なカーチェイスやスリリングな銃撃戦を交えて痛快に描くアクション。

マイケル・ベイ監督らしさ全開の作品でした!世界遺産のフィレンツェの街を高級車が爆走するシーンはハラハラドキドキ!「どうやって撮ってるの!?」と思うシーンの連続!この映画では車両750台、火薬量6万リットルを使用しているそうで、どうりで最初から最後までアクション全開のシーンが続くわけです。設定や仕掛けが面白い!グロさも結構強め。アクション好き、派手好きな人にとってはたまらない1作でしょうが、ストーリー重視の人にとっては物足りない映画であることは間違いないでしょう。スピード感があるにもかかわらず、中だるみがある。主人公たちの目的や考えがちゃんと見えてこなった。ここまで派手なことする必要があるのか??ってことは考えないようにしよう。通行人をかなり轢いていたが、それも考えないことにしよう(笑)
マイケル・ベイが好き放題やりたい放題に作ったような映画でした。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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マリッジ・ストーリー

2020年03月13日 11時06分11秒 | 映画評論マ行

製作年:2019年
製作国:アメリカ
日本公開:2019年11月29日
監督:ノア・バームバック
出演:スカーレット・ヨハンソン,アダム・ドライヴァー,ローラ・ダーン

女優のニコール(スカーレット・ヨハンソン)と監督兼脚本家のチャーリー(アダム・ドライヴァー)は、かわいい息子がいる仲のいい家庭を築いていたが、夫婦の関係は少しずつ悪化していき、離婚を決める。円満な協議離婚を望んでいたが、ため込んできた相手への怒りを爆発させ、負けず嫌いの二人は離婚弁護士を雇って争う。
『イカとクジラ』『フランシス・ハ』などのノア・バームバック監督が、離婚に向かう夫婦の心情を描いた人間ドラマ。すれ違っていく結婚生活の葛藤を、夫と妻それぞれの視点で紡ぎ、ベネチア国際映画祭、トロント国際映画祭などで上映された。『スター・ウォーズ』シリーズなどのアダム・ドライヴァーと『アベンジャーズ』シリーズなどのスカーレット・ヨハンソンが夫婦を演じ、『わたしに会うまでの1600キロ』などのローラ・ダーンらが共演。

離婚に向かう夫婦の葛藤を描いた本作。派手な展開は無いが、夫婦の日常を丁寧に切り取っていて、夫婦とは何か?人生とは何か?幸せとは何か?を考えさせられるような素敵な映画でした。好きで結婚したはずなのに、小さなキッカケですれ違うことが多くなってしまう。財産が欲しいわけでもない。子供の奪い合いをしたいわけでもない。相手に死んでほしいなんて思ってるわけじゃない。お互い分かっているはずなのに、どうしても許せない壁があって、それを乗り越えることが出来ないもどかしさが伝わってきました。穏便に離婚しようとしたのに弁護士を立ててからは互いの本音が次々と出てきてしまって、修復できないところまできてしまう。しかしチャーリーの靴ひもを結んであげたり、髪を切ってあげたりと、長年連れ添った夫婦だからこそ愛おしく許せてしまう部分もあるのも事実。好きと嫌いは紙一重。離婚したって息子の母親であり父親であることに変わりはない。しかし一人息子のヘンリーが振り回されているように見えてしまって、少し可哀相に思いました。ヘンリーの気持ちが描かれていませんが精神的に一番辛いのはヘンリーじゃないかと。ハッピーエンドではないけど、互いがそれぞれの道を進むような終わり方は良かったと思います。失ってから初めて気づく大切なこともあるけど、別れても尊重するところは尊重する、この夫婦の姿は良かったです。
離婚どころか結婚もしていない僕としては、お互いに気持ちが残っているのに別れてしまうことが不思議に感じてしまいました。話し合いで解決できないのだろうか…夫婦って本人同士にしか分からない何かがあるのだろう。結局は血の繋がっていない他人だから妥協するところはしないと続かないのかな…。アメリカでの離婚裁判って大変そう(笑)
アダム・ドライヴァーとスカーレット・ヨハンソンと迫真の演技は素晴らしかった!

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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ミッドサマー

2020年03月02日 10時17分38秒 | 映画評論マ行

製作年:2019年
製作国:アメリカ
日本公開:2020年2月21日
監督:アリ・アスター
出演:フローレンス・ピュー,ジャック・レイナー,ウィル・ポールター
映画『ミッドサマー』 絶賛公開中

思いがけない事故で家族を亡くした大学生のダニー(フローレンス・ピュー)は、人里離れた土地で90年に1度行われる祝祭に参加するため、恋人や友人ら5人でスウェーデンに行く。太陽が沈まない村では色とりどりの花が咲き誇り、明るく歌い踊る村人たちはとても親切でまるで楽園のように見えた。
長編デビュー作『へレディタリー/継承』で注目されたアリ・アスターが監督と脚本を務めた異色ミステリー。スウェーデンの奥地を訪れた大学生たちが遭遇する悪夢を映し出す。ヒロインを『ファイティング・ファミリー』などのフローレンス・ピューが演じ、『ローズの秘密の頁(ぺージ)』などのジャック・レイナー、『メイズ・ランナー』シリーズなどのウィル・ポールターらが共演。

『へレディタリー/継承』のアリ・アスター監督の最新作。奥地を訪れた若者たちにふりかかる恐怖を描いた異色ミステリーホラー。
『へレディタリー/継承』の衝撃はなかなかでしたが、本作も負けず劣らずの衝撃作になっています。気持ち悪い、恐ろしい、グロテスク、狂ってる…一言で言えばそんな言葉が思い浮かびますが、何故か観ていくうちに、この世界にハマっている自分がいて心地よささえ感じてしまうような感覚になりました。気持ち悪いけど美しい映画。でも好き嫌いがハッキリ分かれる映画であることは間違いないでしょう。
90年に一度行われるという祝祭に招待された大学生のダニーたち。ダニーは家族を事故で亡くしたショックもあり、どこか吹っ切れたような、現実逃避したいような気持で訪れたホルガ村の祝祭は想像を絶する恐怖の幕開けだったのです。かなりショッキングなシーンが前半からあります。『へレディタリー/継承』の時も思いましたが、この監督は本当に容赦ない(笑)潰れた顔や、折れた足など、まるで芸術作品のように堂々と見せつけられます。しかし個人的にはグロさは置いといて、人間の生と死をストレートに描いている作品に思えました。いくら伝統だとかカルト教団のルールとはいっても、命を殺すということは絶対にあってはならないこと。その気持ちは観る前も観た後も変わりません。しかしこの映画を観ていくと人間にとっての幸せとは人それぞれであって、喜びも悲しみも共有することで人間は生きているのだと感じました。限られた環境やルールの中で生きていかなければならないとすれば、人間は徐々にその順応していってしまうのかもしれないし洗脳されていくのかもしれないけど、結局は答えを出すのは本人。この村の人たちがおかしいのか?ダニーがおかしいのか?クリスチャンがおかしいのか?観終わってから振り返ると誰が正解か、何が正解だったのか分かりません。ダニーが女王として祭り上げられたのも実は計画の一部だったんじゃないかと推理しています。ダニーがホルガ村に来ることも祝祭の計画の1つとしたら?そうなるとダニーの家族の死も村人たちが仕組んだものだった!?
クリスチャンに依存していたダニーは、クリスチャンの裏切りを知り、最後は自らの手でクリスチャンを地獄に落とします。そしてラストの笑顔…。幸せとは何なのか、解放とは何なのか…人によって色んな解釈ができる映画だと思います。美しい悪夢を観ていたような2時間半でした。アリ・アスター監督の次回作が楽しみ!!

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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