股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ラブ&モンスターズ

2021年04月26日 16時39分22秒 | 映画評論ヤラワ行

製作年:2020年
製作国:アメリカ
日本公開:2021年4月14日
監督:マイケル・マシューズ
出演:ディラン・オブライエン,ジェシカ・ヘンウィック,マイケル・ルーカー

突如出現したモンスターから逃れるため、全ての人類が地下コロニーでの生活を強いられている世界。ジョエル(ディラン・オブライエン)は無線を通じて、モンスターの襲来以来行方知れずだった高校時代の恋人エイミー(ジェシカ・ヘンウィック)が生存していることを知る。再びエイミーに対する熱い思いが込み上げたジョエルは、130キロメートル離れたコロニーで暮らしている彼女と再会しようと決意。モンスターが暴れまわる中を突き進んでいくが、さまざまな危険が降り掛かってくる。
『メイズ・ランナー』シリーズなどのディラン・オブライエンが主演を務める、アクションアドベンチャー。モンスターの出現によって荒廃した世界を舞台に、離れ離れになっていた高校時代の恋人と再会しようと旅に出る青年を描く。メガホンを取るのは『ファイブ・ウォリアーズ』などのマイケル・マシューズ。ドラマシリーズ「Marvel アイアン・フィスト」などのジェシカ・ヘンウィック、ドラマシリーズ「ウォーキング・デッド」などのマイケル・ルーカーらが出演する。

巨大なモンスターの出現によって地下で生き延びてきた青年が、遠く離れた場所にいる恋人と再会しようと旅に出るお話。巨大生物とバトルを繰り広げながら恋人の元へと急ぐ青年ジョエル。物語は非常にシンプルで分かりやすい。内容は王道で新鮮味は無いものの、モンスターをクオリティが意外と高くて迫力もなかなかのもの。モンスターの中にも良い奴と悪い奴がいるのね(笑)もう少し恐怖感が増していればもっと楽しめたかもしれない。そしてもっとモンスターを大勢出してワイワイ派手なバトルを見せて欲しかったです。最後も予想通りに展開でちょっと残念…。犬のボーイ可愛すぎ!赤いドレスは結局どうなったのよ!?

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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きみの瞳が問いかけている

2021年04月25日 18時19分05秒 | 映画評論カ行

製作年:2020年
製作国:日本
日本公開:2020年10月23日
監督:三木孝浩
出演:吉高由里子,横浜流星,やべきょうすけ,田山涼成,町田啓太,風吹ジュン
映画『きみの瞳が問いかけている』 公式サイト

29歳の明香里(吉高由里子)は、思いがけない事故で視力と家族を失うが、明るく過ごしていた。ある日彼女が、管理人と間違えて塁(横浜流星)という青年に話し掛けたのをきっかけに、二人は会話を重ねるようになる。キックボクサーだった塁は、ある事件が原因で心を閉ざしており、笑顔を向けてくれる明香里は大事な存在だった。やがて自分の過去が彼女の失明と関係していたことを知った彼は、高額な手術代を稼ごうと賭博試合のリングに立つことを決意する。
チャールズ・チャップリンの『街の灯』にインスパイアされた韓国映画『ただ君だけ』を原作にしたラブロマンス。視力を失った女性と夢に破れた青年の恋を描く。メガホンを取るのは『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』『フォルトゥナの瞳』などの三木孝浩。『ユリゴコロ』などの吉高由里子、『兄友』シリーズなどの横浜流星が主演を務める。


韓国映画『ただ君だけ』を原作にしたラブロマンス。『ただ君だけ』は号泣したほど大好きな作品です!
視力を失った女性と、夢に破れた青年の恋を描いた本作。目が見えない明香里と、裏社会から抜け出して真っ当な人生を送ろうとする塁。出会うはずがない2人が出会い、運命の歯車が回りだします。吉高由里子の視覚障がい者の演技が違和感無くて見事!!そして横浜流星のキックボクシングのシーンもまた違和感無しにカッコいい!!恋愛映画でありながらも、過去の傷を抱えながら生きていく人間のドラマが丁寧に描かれていて、観ていて感動しました。三木孝浩監督、さすがです。海、シーグラス、金木犀、オルゴールなど、小道具の使い方がまた上手い!
過去を変えられないのなら、自分を赦すこと、そしてお互いに弱い部分を補って支え合いながら、これからの未来を歩いていこうとする明香里と塁の姿がとても素敵。どうしても守らなきゃいけないもの、どうしても手放せないものがあるからこそ人は強くなれるのかもしれない。「傷ついた人は優しくなれる。あの日傷ついたことにはきっと意味があるんだよ」という劇中の台詞が特に印象的でした。
おかえり。ただいま。ラストシーンも感動しました!

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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ホムンクルス

2021年04月22日 17時34分43秒 | 映画評論ハ行

製作年:2021年
製作国:日本
日本公開:2021年4月2日
監督:清水崇
出演:綾野剛,成田凌,岸井ゆきの,石井杏奈,内野聖陽
映画『ホムンクルス』

記憶と感情をなくした状態で、高級ホテルとホームレスがひしめく公園のはざまで車上生活を送る名越進(綾野剛)。そんな彼の前に医学生の伊藤学(成田凌)が現れ、頭蓋骨に穴を開け第六感を芽生えさせるトレパネーション手術を報酬70万円で受けないかと持ち掛ける。手術を受けた名越は、右目だけをつむると人間が異様な形に見えるように。伊藤は異形たちをホムンクルスと名付け、他人の深層心理が視覚化されて見えているのだと説明する。
山本英夫のコミックを、『ドクター・デスの遺産 -BLACK FILE-』などの綾野剛を主演に迎えて実写化したミステリー。ある手術を受けたホームレスが、それを機に他人の深層心理を視覚化して見ることが可能になってしまう。監督を務めるのは『犬鳴村』などの清水崇。『カツベン!』などの成田凌、『愛がなんだ』などの岸井ゆきのに加え、石井杏奈、内野聖陽らが共演する。

劇場公開から僅か3週間でNetflix配信。ありがとうございます。頭蓋骨に穴を空けた手術をした男が、他人の深層心理を見ることが出来るようになってしまうミステリー。清水崇監督なので、あまり期待はせずに鑑賞。トレパネーションという手術したら異様な人間の姿が見えちゃったもんだから、そりゃあ誰だってパニックになるでしょう。誰もが抱えているコンプレックスであったり、過去のトラウマであったり。強そうに見える人間も、幸せそうに見える人間も、実は何かに怯えたり苦しんでたりするのかもしれない。誰かに認めて欲しい…誰かに愛されたい…と主観的にしか見てなかったことが、さらに自分を苦しめてしまう。そんなことを感じながら観ていました。とんとん拍子で話が進んでいく印象ですが、オチもとんとん拍子で何だか物足りなさも感じました。他人の過去の傷ってそんな簡単に解決できるものか?
女子高生のホムンクルスの姿が気持ち悪かった…。というか砂ホムンクルスをレイプして、足の血を吸ったら彼女が救われる展開が全く理解できなかった(笑)

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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浅田家!

2021年04月21日 12時39分38秒 | 映画評論ア行

製作年:2019年
製作国:日本
日本公開:2020年10月2日
監督:中野量太
出演:二宮和也,妻夫木聡,黒木華,菅田将暉,風吹ジュン,平田満,野波麻帆
映画『浅田家!』公式サイト

家族を被写体にした卒業制作が高評価を得た浅田政志(二宮和也)は、専門学校卒業後、さまざまな状況を設定して両親、兄と共にコスプレした姿を収めた家族写真を撮影した写真集「浅田家」を出版し、脚光を浴びる。やがてプロの写真家として歩み始めるが、写真を撮ることの意味を模索するうちに撮れなくなってしまう。そんなとき、東日本大震災が発生する。
第34回木村伊兵衛写真賞を受賞した浅田政志の著書「浅田家」「アルバムのチカラ」を原案にした人間ドラマ。家族写真を撮りながら成長していく主人公の姿を描く。監督を『湯を沸かすほどの熱い愛』などの中野量太が務め、脚本は『乱反射』などの菅野友恵と中野監督が共同で担当。主人公を『母と暮せば』などの二宮和也、その兄を『悪人』などの妻夫木聡が演じる。

家族写真を撮りながら成長していく主人公の姿を描いた本作。これが実話なのだから、なんて素敵な家族なんだろうか。両親もお兄さんも、良い理解者であるからこそ政志が好きな場所で好きな事を全力で取り組めたのだろう。家族にコスプレをさせて写真集を作るっていうアイデアも斬新で面白い!前半は浅田家中心のお話。そして後半は東日本大震災の話になっていきます。津波で多くの写真が流されて泥だらけになってしまった。大切な人と失った遺族にとっては生前の姿が映っている写真がどれほどの大切なものか。政志が被災地で写真を持ち主に返そうとする行動にとても感動しました。写真1枚であっても、1枚の写真が持つ力って凄いのだと実感。そこにはその人の人生や絆や思い出が詰まっている。エピソードの1つ1つがとても素敵で感動しました。様々な家族のエピソードが描かれているので、人によってグッとくるポイントが違うと思います。ラストは良い意味で騙されました(笑)
「たまには家族写真を撮りたいな!」と思わせてくれる素敵な作品でした♪

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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ドクター・デスの遺産 -BLACK FILE-

2021年04月20日 11時48分49秒 | 映画評論タ行

製作年:2020年
製作国:日本
日本公開:2020年11月13日
監督:深川栄洋
出演:綾野剛,北川景子,岡田健史,前野朋哉,石黒賢,柄本明,木村佳乃
映画『ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―』公式サイト

警視庁捜査一課の敏腕刑事である犬養隼人(綾野剛)は、バディである高千穂明日香(北川景子)と共に終末期患者が次々と不審死を遂げる事件を追う。捜査を進める中、依頼を受けては終末期患者に安楽死をさせる「ドクター・デス」と呼ばれる謎の医師がいることが判明。苦しませることなく、被害者たちの命を奪っていくドクター・デスの目的と正体を探る犬養と高千穂だったが、腎臓病に苦しむ犬養の娘・沙耶香が、ドクター・デスに自分の安楽死を依頼してしまう。
「さよならドビュッシー」などで知られる作家・中山七里の小説「ドクター・デスの遺産」を原作にしたクライムサスペンス。連続不審死事件を追う刑事たちと犯人の攻防が描かれる。メガホンを取るのは、『サクラダリセット』シリーズなどの深川栄洋。『閉鎖病棟 -それぞれの朝-』『影裏』などの綾野剛が主演を務め、『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』『ファーストラヴ』などの北川景子らが共演する。

終末期患者に安楽死をさせるドクター・デスと呼ばれる犯人と、それを追う刑事たちの攻防を描いた作品。日本では認められていない安楽死について考えさせれる映画かと思っていましたが、北川景子と綾野剛が、体育会系の勢いで犯人を追いかけるだけのアクション映画になっていました。何故、ドクターデスが安楽死を推奨するのか、そこを掘り下げてくれないと、観ている側はただの快楽殺人をする犯人としか見えなくなってしまう。テーマを上手く活かしきれていない。配役を考えれば真犯人もすぐに予想がつきます。犯人の似顔絵がどう見ても柄本明になったのは笑ってしまった。つまらなくはなかったけど予想がつく展開で、猟奇的な真犯人なのに捕まるのがあっさりしている。何かの作品で観たことがあるような展開でした。警察のマヌケっぷりも健在。2時間ドラマで十分かな。もしくは北川景子と綾野剛の刑事コンビで連続ドラマでも良かったかも。ドロドロした雰囲気は良かった。
安楽死って難しい問題だ。生きる権利もあれば死ぬ権利もあるって間違っていないような気もする。痛みに耐えて苦しみながら生き続けなければいけないのなら、そこから解放してあげたいと思う家族の気持ちも分からなくもない。もっと安楽死について深堀りしてくれたら良かったです。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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サイレント・トーキョー

2021年04月19日 11時43分33秒 | 映画評論サ行

製作年:2020年
製作国:日本
日本公開:2020年12月4日
監督:波多野貴文
出演:佐藤浩市,石田ゆり子,西島秀俊,中村倫也,広瀬アリス,井之脇海,勝地涼
映画『サイレント・トーキョー』公式サイト

クリスマスイブの12月24日、東京・恵比寿に爆弾を仕掛けたという電話がテレビ局にかかってくる。半ば疑いながら中継に向かった来栖公太(井之脇海)と、ちょうどその場所に居合わせた主婦の山口アイコ(石田ゆり子)の二人は犯人のわなにはまり、実行犯に仕立てあげられる。朝比奈仁(佐藤浩市)がその様子を遠巻きに眺める中、爆発が起き、次回の犯行予告が動画サイトに投稿される。
秦建日子の小説「And so this is Xmas」を原作に描くサスペンス。『SP』シリーズなどの波多野貴文が監督を務め、聖夜に東京で起きた連続爆破事件に巻き込まれた人々を映し出す。『64-ロクヨン-』シリーズなどの佐藤浩市が主演を務め、『マチネの終わりに』などの石田ゆり子、『MOZU』シリーズなどの西島秀俊のほか、中村倫也、広瀬アリス、井之脇海、勝地涼らが脇を固める。

クリスマスイヴに起きる連続爆弾テロに巻き込まれた人々を描いた本作。栃木県の足利市に作られた実物大の渋谷のセットは本物の渋谷のスクランブル交差点と区別が付かないほどでした。そんなスケールの大きいセットと爆弾テロという、これまたスケールの大きな話ですが、肝心のストーリーが残念でした。爆弾テロというデカいことをしているわりには犯人の動機が弱い。来栖公太が事件に関わっているのは確かなのだが簡単な事情聴取ですぐに解放される謎。真奈美が平気で須永の部屋に行って、証拠を簡単に手に入れてしまうのも引っかかる。登場人物が多いのは良いとしても人物背景をもっと描いて欲しかったです。「この人がそこまでする理由は何?」と思うことが多かった。少女が目の前で地雷で死んだことで、国や総理への復讐心が生まれたのは分かるが、だからといって無関係の大勢の国民を殺す虐殺する理由は何なのだろうか??
見どころである渋谷の爆発シーンは、変なスローモーションになっていて迫力に欠ける。平和ボケしている日本人にとっては、戦争の怖さや、命の大切さ。SNS社会への警告。政治への関心。正義とその裏で失われている犠牲について考えさせられる点は評価できます。せっかく良いことを伝えようとしているのだから、脚本はしっかり作りましょう。
そして渋谷には近づいちゃいかんよ!!「大丈夫!」って言う奴は信用できん(笑)

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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人数の町

2021年04月17日 17時05分30秒 | 映画評論ナ行

製作年:2020年
製作国:日本
日本公開:2020年9月4日
監督:荒木伸二
出演:中村倫也,石橋静河,立花恵理,橋野純平,植村宏司
映画『人数の町』公式サイト

借金取りに追われた揚げ句に袋たたきにされていた蒼山(中村倫也)は、ひげをたくわえて黄色いツナギを着た男(山中聡)に助けられる。男からデュードと呼ばれ、居場所を用意してやると言われた蒼山は、とある町にたどり着く。衣服も食事も住居も保証され、むさぼるようにセックスができるその町での日々を謳歌(おうか)する蒼山だったが、出入りするのは自由なのにも関わらず、なぜかそこから離れられないことに気づく。町の住人たちとの交流を重ねながら、蒼山はその謎に近づいていく。
『水曜日が消えた』などの中村倫也が主演を務めるミステリー。自由に出入りできるのになぜか離れることができない不思議な町の住人となった青年が、その謎に迫っていく。CMやMVなどを手掛ける荒木伸二がメガホンを取る。『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』などの石橋静河、ドラマ「ニッポンノワール -刑事Yの反乱-」などの立花恵理、『映像研には手を出すな!』シリーズなどの山中聡のほか、橋野純平、植村宏司、菅野莉央、松浦祐也、草野イニ、川村紗也、柳英里紗らが出演する。

不思議な町に暮らすことになった青年が、町の謎に迫る物語。衣食住が与えられ、性行為も自由に出来てしまうような不思議な町。入居当初は違和感を感じていた主人公の蒼山も、その町の居心地の良さに徐々に慣れてくるのです。社会風刺なストーリーとアイデアはとても面白い!!今の日本社会で生きにくいと感じている人間を集めて、選挙の時に投票所に行かせたり、商品のレビューを書かせたりして、あとは衣食住を与えて自由に生活させる。これって実は非常に効率が良い方法かもしれない!?と観ていて思ってしまった。それと同時に、裏の組織が存在していて日本の行方不明者もこんな施設に集められているのではないかと、恐ろしくも感じました。結局は誰もが“人数”の1人なのだ。選挙の投票数も、失業者数も、行方不明者数も、ネットカフェ難民も、人口も…個性や感情なんて実はどうでもよくて、世の中全てはただの人数なのかもしれない。
アイデアがとても良かったのに、施設を運営している政府?組織?に説明が無かったのが勿体ない。あれだけの数のデュードの生活費をどこから出しているのか?話が飛び過ぎた終わり方もスッキリできませんでした。チューターを殴ってもチューターになれるの?
僕ならあの町に行きたいかと考えると…悩む(笑)

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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マティアス&マキシム

2021年04月16日 13時12分43秒 | 映画評論マ行

製作年:2019年
製作国:カナダ
日本公開:2020年9月25日
監督:グザヴィエ・ドラン
出演:ガブリエル・ダルメイダ・フレイタス,グザヴィエ・ドラン
映画「マティアス&マキシム」

親友同士で30歳のマティアス(ガブリエル・ダルメイダ・フレイタス)とマキシム(グザヴィエ・ドラン)は、友人が監督する短編映画でキスシーンを演じる。その口づけをきっかけに、二人は今まで封印してきた相手への思いに気付き始める。婚約者のいるマティアスは親友への思わぬ感情に戸惑い、マキシムは長年の友情が壊れることを恐れていた。
『わたしはロランス』などのグザヴィエ・ドランが監督と脚本を務めるラブストーリー。5歳のころからお互いを知っている二人の青年が、恋愛感情と友情の間で揺れ動く姿を描き出す。ガブリエル・ダルメイダ・フレイタスが主人公を演じ、その親友をグザヴィエ・ドランが演じるほか、『Mommy/マミー』などのアンヌ・ドルヴァルらが共演。本作でドランは『胸騒ぎの恋人』『トム・アット・ザ・ファーム』などと同様に、役者として自身の監督作に出演している。

友情と恋愛感情の間で揺れ動く2人の男性を描いた本作。親友と思っていたマティアスとマキシム。ある事がキッカケで2人の気持ちに変化が生まれてくるのです。男性同士の恋愛を描いた本作は、物語は淡々と静かに進んでいきます。友情を壊したくないという感情。自分の心に嘘をつきたくないという感情。マキシムは自分の想いを打ち明けることが怖い。マティアスは自分が築き上げてきたものが壊れるのが怖い。それでも互いに事がどうしても忘れることができない。マティアスとマキシムの繊細の感情の変化が丁寧に描かれていて、観ていてとても切なかったです。中盤までは2人の関係に展開が無いですが、終盤に入ってから2人の純粋で不器用な気持ちが描かれているのが素敵でした。ストレートに言えたらどんなに楽だろう。でもストレートに言うのが怖いから遠回りしてしまう。でも恋愛に正解なんて無いのだから、不器用でも互いに新しい一歩を踏み出せたのだから良いじゃないか。周囲の友人たちもマティアスとマキシムの気持ちを実は知っていたようで、理解してくれる友達を持ったマティアスとマキシムは幸せ者だと思いました。
言葉にして伝えるのって簡単に見えて実は難しい。考えさせられる素敵な作品でした♪

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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アルパーク

2021年04月13日 16時00分03秒 | 国内旅々
半年ぶりに広島へ行ってきました

行きの山陽新幹線車内では白バラコーヒーアイスを。めちゃ美味い!


広島着


昼ご飯は新井口駅からバスで商業施設LECTの中に入っている広島担々麺のお店


1辛にしたのに結構辛い。でも美味しいよ


もう一つの目的がこちら↓

あのチチヤスがプロデュースする新感覚スイーツのお店!


黒蜜パフェにはもみじ饅頭が入ってます♪そしてチチヤスの懐かしいクリームの味♪


半年ぶりに来ました宮島口駅


鹿しかシカ




揚げたてがんすを、また食べたかったのです!


揚げもみじも美味しいけど、個人的にはがんすにハマった。また来る!


もみじ饅頭で有名なやまだ屋さんでは500円でもみじ饅頭作り体験ができます




家庭科の調理実習を思い出す


これが


何回かひっくり返すと


じゃーん


初めてながら店で出せるレベルの出来だと自画自賛


大鳥居はまだ工事中


がっつり工事中


厳島神社は今回も入らず


再び鹿


市内に戻ってきまして前回来た時は工事中だった原爆ドーム


こちらは工事が終わってました


夕飯は、お好み焼きの有名店みっちゃんで。デパートの地下にある店舗は穴場で空いてました♪


食後はチチヤス縛り


翌日。2日目は観光列車乗り継ぎの旅!

広島駅からはetSETOraで3時間かけて尾道駅へ!


これ乗りたかったのよ!前回は満席で乗れなかったのよ!




落ち着いた雰囲気の車内。良い感じ!




事前に予約しておいたスイーツセット“瀬戸の小箱~洋~”。全部美味い!!


瀬戸内海を景色を堪能しながらいただきます












車内販売。買っちゃうんだよねー


また乗りたいetSETOraでした!


そして尾道駅に到着


山の上に見えてた城が無くなった!?


お昼ご飯はオノミチ潮ラーメン でんやす


香ばしい鯛と柚子香るラーメンでございました♪


尾道に来たなら千光寺公園はとりあえず行くよね




天気が良くて景色が一望出来ました


来年には新しい展望台だ出来るそうな。こりゃあまた来るかな


レモンがまるごと入ったレモンスカッシュ。美味い!


尾道駅からはラマルしまなみに乗って岡山駅へ!




岡山駅まで1時間20分ほど。リクライニングシートは快適です




土日なのにガラガラでした!




ラマルしまなみの車内でもスイーツセット“旅するせとうちスイーツセット”をいただきます


車両の形をした箱の中には可愛いフルーツタルトが5つ。どれも美味すぎる!!




というわけで1泊2日の旅でした!

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楽園の夜

2021年04月13日 00時57分48秒 | 映画評論ヤラワ行

製作年:2021年
製作国:韓国
日本公開:2021年4月9日
監督:パク・フンジョン
出演:オム・テグ,チョン・ヨビン,チャ・スンウォン

暴力団に追われる男性が、逃亡先でつかの間の平穏な時間を過ごす姿を描くヒューマンドラマ。犯罪組織の構成員がたどりついた済州島で、心の傷を抱える女性としばしの間心を通わせる。『新しき世界』などのパク・フンジョンが監督と脚本を手掛け、『密偵』などのオム・テグが主人公を演じる。共演は『シークレット・ジョブ』などのチョン・ヨビン、『がんばれ!チョルス』などのチャ・スンウォンのほか、イ・ギヨン、パク・ホサンら。

大好きな韓国ノワール映画。組織に追われる男と、心に傷を負った女性の姿を描いた本作。アクション満載のドンパチ作品かと予想していましたが、思っていたよりもヌルっとするジメっとするジワっとする仕上がりでした。派手さは無いものの“裏切り”“悲しみ”“痛み”が最初から最後まで続いていて、「救われてほしい…助かってほしい…」と祈ってしまうほどでした。ラストは予想できる。韓国ノワール作品の中では淡々と静かでスケールが小さめな気もするが、孤独な男女の少しずつ互いの心の距離が縮まっていく過程がとても丁寧に描かれていて見応えがありました。最後の海のシーンに少し心が救われたような気がする。そして済州島行ってみたくなった

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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アングスト/不安

2021年04月07日 17時19分06秒 | 映画評論ア行

製作年:1983年
製作国:オーストリア
日本公開:2020年7月3日
監督:ジェラルド・カーグル
出演:アーウィン・レダー,シルヴィア・ラーベンライター,エディット・ロゼット
映画『アングスト/不安』オフィシャルサイト

実在の殺人鬼、ヴェルナー・クニーセクが起こした一家惨殺事件を映画化した衝撃作。1980年にオーストリアで実際にあった事件を基に、刑務所出所後に凶行に及んだ主人公の行動に肉薄する。『アンダーワールド』などのアーウィン・レダーが殺人鬼にふんし、ジェラルド・カーグル監督がメガホンを取る。1983年公開当時、あまりにも衝撃的な内容のため本国では1週間で上映打ち切りになった。

オーストリアで実際に起きた一家惨殺事件を映画化した本作。あまりにも衝撃的な内容のため、公開当時は各国で1週間で上映中止に。“撃ちますよ”の一言から始まる惨劇。上映中止になるくらいだから、グロテスクなシーンの連続なのかと思いきや、個人的にはそれほど衝撃的な場面があったとは思えませんでした。この程度の内容なら、他のホラー映画なんて公開なんて出来ないよ。まぁ1983年当時はこの内容が衝撃的だったのかもしれないが…。主人公の男は計画的な犯行だと供述しているが、僕から見たら衝動的な犯行にしか見えない。幼少期のトラウマもあるせいか、常に何かに怯えて不安を抱えながら犯行に及んでいるようで、どこか揺るぎない自信に満ちているようにも見える。サイコパスの考えていることは理解できない。だから恐ろしい。ストーリーはあるようで無い。ドキュメンタリーのような、男の犯行をただただ追っているだけなのだが、その淡々とした流れが不気味で怖い。でも異常者の行動が気になってしまうのは何故だろうか…。間違いなく胸糞悪い映画なのだけど、嫌いじゃない映画でした。サイコパスの心情が少しだけ見えた気がしました。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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魔女がいっぱい

2021年04月06日 15時49分23秒 | 映画評論マ行

製作年:2020年
製作国:アメリカ
日本公開:2020年12月4日
監督:ロバート・ゼメキス
出演:アン・ハサウェイ,オクタヴィア・スペンサー,スタンリー・トゥッチ
映画『魔女がいっぱい』オフィシャルサイト

1960年代。ある豪華なホテルに若くおしゃれな女性たちがやって来る。彼女たちは、美しく邪悪な大魔女“グランド・ウィッチ”(アン・ハサウェイ)と世界中に潜む魔女たちだった。魔女は普段は人間として生活し、魔女だと気づいた人間を魔法で動物にしていた。大魔女は魔女たちを集め、ある邪悪な計画を実行しようとする。しかし、一人の少年がその計画を知ってしまう。
『チャーリーとチョコレート工場』などの原作者ロアルド・ダールの児童文学を、『プラダを着た悪魔』などのアン・ハサウェイ主演で映画化したファンタジー。恐ろしい魔女たちが立てている邪悪な計画を、ある少年が知ってしまう。監督は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズなどのロバート・ゼメキス。『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』などのオクタヴィア・スペンサーや『ラブリーボーン』などのスタンリー・トゥッチらが共演。製作にギレルモ・デル・トロとアルフォンソ・キュアロンが参加する。

恐ろしい魔女たちの計画に巻き込まれた少年の冒険を描いたファンタジー作品。大魔女“グランド・ウィッチ”を演じたアン・ハサウェイは、やはり美しい。子供向けの映画だけどホラー要素もあって、特に魔女たちの行動は子供が見たらトラウマになりそう(笑)わかりやすい展開で、お金も掛けたCGで楽しめました。しかし終わり方が意外で驚きもあり新鮮でした。あのままで終わっていいの??
メッセージ的には「悪いことをすると痛い目に合うんだよ」「世の中、そう簡単には上手くいかないよ」ということかな。ネズミたちの冒険は「スチュアートリトル」にしか見えませんでした。とりあえずアン・ハサウェイの美しさを楽しむ映画でした。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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博士と狂人

2021年04月05日 17時45分18秒 | 映画評論ハ行

製作年:2018年
製作国:イギリス/アイルランド/フランス/アイスランド
日本公開:2020年10月16日
監督:P・B・シェムラン
出演:メル・ギブソン,ショーン・ペン,ナタリー・ドーマー
映画「博士と狂人」

貧しい生い立ちで学士号を持たない異端のイギリス人学者マレー(メル・ギブソン)と、精神を病んだアメリカ人の元軍医マイナー(ショーン・ペン)は、世界最大の英語辞典の編さんを通じて盟友となっていく。しかし、英国の威信をかけたプロジェクトに犯罪者が協力していることが判明すると、編さん事業は行き詰まってしまう。やがて、時の内務大臣ウィンストン・チャーチルやイギリス王室をも巻き込む事態へと発展していく。
世界的に著名な「オックスフォード英語大辞典」の誕生にまつわる数奇な実話をつづったノンフィクション小説を映画化。初版発行まで70年以上の歳月を要したという辞典の編さんに奔走した二人の天才を、監督としても活動するメル・ギブソンと、2度のオスカーに輝くショーン・ペンが演じる。そのほか『JUKAI-樹海-』などのナタリー・ドーマー、『僕たちのラストステージ』などのスティーヴ・クーガン、『おみおくりの作法』などのエディ・マーサンらが共演。ギブソン監督作『アポカリプト』の共同脚本をファラド・サフィニア名義で手掛けたP・B・シェムランがメガホンを取る。


世界的に著名な「オックスフォード英語大辞典」の誕生の秘話を描いた作品。天才2人を演じるのはオスカー俳優のメル・ギブソンとショーン・ペンです。難しい話かと思ってましたが、意外と分かりやすい展開で最後まで楽しめました。世界最大の英語辞典を作りたいが貧しい生活を送っている学者のマレーと、精神を病んで人を殺めた元軍医のマイナー。スマホもパソコンも無い時代に、手作業で大辞典を作るなんて凄すぎる!当たり前に使っていた英語辞書のありがたさが、今更ながら感じました(笑)70年もの歳月をかけながらも2人が互いに支え合い認め合い辞典を完成させようとする姿はとても素敵でした。2人は天才であり狂人なのだと実感。しかしながらイライザが目の前で夫を殺した殺人犯を好きになるなんて、人生わからないものだ。でも未亡人となった彼女の存在によってマレーとマイナーが救われたことも確かだ。言葉の影響力って凄いんだな。憎しみ、苦しみ、赦し、様々な感情が伝わってくる映画。そしてオックスフォード英語大辞典とは様々な罪、友情、愛が詰まった作品なのだと教えてくれる映画でした。
徐々に壊れていくショーン・ペンの演技は見ものです!

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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田浦スイッチ

2021年04月01日 00時04分11秒 | 国内旅々
久しぶりにちょっと遠くに出掛けてみました

今回は横須賀にある猿島

三笠公園の世界三大記念艦「三笠」が展示されています


東京湾に浮かぶ唯一の自然島で無人島。三笠桟橋からフェリーで10分。






旧陸・海軍の要塞として使用されていて、一般人の立ち入りが制限されていた猿島。現在でも弾薬庫や砲台跡が残されています













予定よりも早く猿島観光が終わってしまったので鎌倉へ…

久しぶりの鶴岡八幡宮。結構人多かったです




こちらも久しぶりの生しらす丼!キラキラしてて美味かった!

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