股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

私はいったい、何と闘っているのか

2021年11月27日 13時44分26秒 | 映画評論ヤラワ行

製作年:2021年
製作国:日本
日本公開:2021年12月17日
監督:李闘士男
出演:安田顕,小池栄子,岡田結実,ファーストサマーウイカ,SWAY,金子大地
映画『私はいったい、何と闘っているのか』|12月17日(金)全国ロードショー

45歳のしがない中年男・伊澤春男(安田顕)は、地元で愛されるスーパー“ウメヤ”に勤めて25年になる万年主任。たまの休日は愛する妻子のために駆け回り、仕事では念願の店長昇進を夢見て一喜一憂していた。ある日、店で誤発注トラブルが発生し、大混乱に陥った事態を乗り切るため春男が呼び出される。
俳優や作家としても活動する芸人・つぶやきシローによる小説を映画化。地元密着型スーパーに勤める万年主任が、仕事や家族のために悪戦苦闘する日常と店長昇格を懸けた闘いの行方を描く。『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』の監督・李闘士男と脚本家・坪田文が再び組んだ。同作の主演を務めた安田顕が主人公を演じ、『グッドバイ ~嘘からはじまる人生喜劇~』などの小池栄子、『ショコラの魔法』などの岡田結実のほか、タレントのファーストサマーウイカ、「劇団EXILE」のSWAY、伊集院光らが共演。

オンライン試写会にて鑑賞。芸人・つぶやきシローによる小説を映画化。仕事や家族のために奮闘する男の姿を描いた本作。どこにでもいそうな普通の中年男性の日常。45歳の春男とは同世代ではないけれど、「そういう時イラっとするよね」「そういう言い方されると地味に落ち込むよね」「本当はそんな事思っていないのに誤解されることあるよね」等、共感するシーンばかりでした。人生ってこんなもんだよ。失敗することばかりだけど、それでもみんななんとか生きているんだよね。観ている側も自然と自分に置き換えてしまうでしょう。春男の喜怒哀楽な姿が切なくもあり、笑ってしまいました。クスっと笑えるけど後半は家族の絆に感動。普通の幸せを手に入れるって実は難しいけど、春男くらい優しい男性なら、その幸せを手に入れられるのかな。観終わってみると「職場ではこんなに頑張ってるのかなぁ」とか「家族のことをこんな風に思ってくれているのかなぁ」と自分の父親に置き換えてしまって、不思議なことに感謝と尊敬の感情が出てきました(笑)
派手な映画ではないけれど、とても良質な家族の物語でした。安田顕の演技が上手い!
赤いスイートピーの歌い過ぎには笑った。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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映画 えんとつ町のプペル

2021年11月26日 09時28分55秒 | 映画評論ア行

製作年:2020年
製作国:日本
日本公開:2020年12月25日
監督:廣田裕介
出演:窪田正孝,芦田愛菜,立川志の輔,小池栄子,藤森慎吾,國村隼
『映画 えんとつ町のプペル』公式サイト

煙に覆われたえんとつ町で暮らす人々は空を見たことがなく、ましてや空には輝く星があるなどと信じる者は誰もいなかった。だが、えんとつ掃除人の少年ルビッチだけは父親の教えを信じ、空を見上げては、煙の向こうにはきっと星があるはずだと思っていた。町の住人たちはそんなルビッチを笑い者にし、一人ぼっちになってしまった彼が出会ったのは、ゴミ人間プペルだった。
お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣が手掛けた絵本、「えんとつ町のプペル」を原作にした劇場版アニメーション。煙に覆われた町を舞台に、えんとつ掃除人の少年と、ゴミから誕生したゴミ人間の冒険を描き出す。西野は製作総指揮と脚本を担当し、廣田裕介が監督を担当する。
『鉄コン筋クリート』や『海獣の子供』などのSTUDIO4°Cが、アニメーション制作を担う。

お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣が手掛けた絵本「えんとつ町のプペル」を原作にした劇場版アニメーション作品。煙で覆われた町で暮らす少年ルビッチと、ゴミ人間プペルの友情を描いた物語。内容としては王道のアニメ映画かなという印象ですが、大人でも楽しめると思います。“目に見えないものは信じてはいけないし、夢を見てはいけない”“周りの空気を読まなきゃいけない”“人と違うことをすれば笑われる”。大人になると目の前のことだけを見てしまいがち。人間や世の中の悪いところばかり目がいってしまう。でも常識やルールなんて取っ払って、周囲から否定されても自分が信じる道を進むことの大切さが描かれていて後半は大人に向けたメッセージがありました。煙突や煙の先には、もっともっと広い世界がある。下を向かないで上を向け!子供向けの夢や友情の大切さを描いたシンプルでストレートなメッセージ性と、大人向けの環境問題や政治色のメッセージ性のバランスが上手い。相手を批判したり否定するのではなく、信じることや思いやること、そして愛することが、大切なのだとルビッチやプペルから教わりました。泣けはしなかったけど良い映画でした。
CGはすごく綺麗で良かったけど、途中で入るミュージックビデオのような演出が少々しつこかったかな。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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悪なき殺人

2021年11月25日 15時03分18秒 | 映画評論ア行

製作年:2019年
製作国:フランス、ドイツ
日本公開:2021年12月3日
監督:ドミニク・モル
出演:ドゥニ・メノーシェ,ロール・カラミー,ダミアン・ボナール
映画『悪なき殺人』 公式サイト - 悪なき殺人 12/3(金)公開!

フランス。山間にある人里離れた町で、吹雪の夜に一人の女性が失踪し、何者かに殺されて見つかる。農夫のジョゼフ、彼と不倫しているアリス、その夫であるミシェルが疑われるが、彼らはある偶然の出来事で事件とつながっていたのだった。事件はアフリカのコートジボワールにまでつながっていき、やがて思わぬ方向に向かう。
第32回東京国際映画祭で観客賞と最優秀女優賞を受賞したサスペンス。偶然の連鎖が、フランスの人里離れた町で女性失踪事件を引き起こす。監督を務めるのは『マンク ~破戒僧~』などのドミニク・モル。『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』などのドゥニ・メノーシェ、『パパは奮闘中!』などのロール・カラミー、『レ・ミゼラブル』などのダミアン・ボナールのほか、ナディア・テレスキウィッツ、バスティアン・ブイヨン、ギイ・ロジェ・“ビビーゼ”・ンドゥリンらが出演する。

cocoのオンライン試写会にて鑑賞。田舎町で女性の失踪事件と、その事件の関係者とされる5人の男女を描いたサスペンス。謎や秘密が徐々に明らかになっていく展開。散らばったパズルが見事に回収されていき、点と点が線で繋がっていく展開が見事で非常に面白かったです。誰もが秘密を抱えていて、誰もが“温まれる居場所”が欲しいと思っている。一見すると遠く離れた国に住む関係のない男女が偶然の連鎖で女性の失踪事件へと巻き込まれ、繋がっていく。1つ1つの偶然が重なった連鎖がこれほど絶望の淵に堕ちていくなんて怖くもあり切なくも感じました。人間の弱さや欲望とはこれほどまでに恐ろしいものなのか…。脚本が秀逸!久しぶりに面白いサスペンス映画に出会えました。結末を知ってから、もう一度見返してみたくなる。
どう終わらせるのかと思ったら、最後のシーンで「それと繋がるのか!!」と思わず唸ってしまいました。「悪なき殺人」まさにその通りでした。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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あのこは貴族

2021年11月23日 11時36分47秒 | 映画評論ア行

製作年:2021年
製作国:日本
日本公開:2021年2月26日
監督:岨手由貴子
出演:門脇麦,水原希子,高良健吾,石橋静河,山下リオ
映画『あのこは貴族』公式サイト

都会に生まれ、結婚こそが幸せという価値観を抱く20代後半の榛原華子(門脇麦)は、結婚を意識していた恋人に振られてしまう。名門女子校時代の同級生たちの結婚や出産を知って焦る彼女は相手探しに奔走し、良家出身で容姿端麗な弁護士・青木との結婚が決まる。一方の時岡美紀(水原希子)は富山から上京して慶應大学に進むものの中退、働いていてもやりがいを感じられず、恋人もおらず、東京で暮らす理由を見いだせずにいた。全く異なる生き方をしていた2人の人生が、思わぬ形で交わっていく。
山内マリコの小説を原作にしたドラマ。結婚こそ幸福と考えて相手探しに奔走する女性と大学を中退して怠惰に生きる女性の人生が交錯する。メガホンを取るのは『グッド・ストライプス』などの岨手由貴子。『さよならくちびる』などの門脇麦、『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』などの水原希子が出演する。

“結婚=幸せ”と考えて結婚相手を探す女性と、田舎から都会に出てきて仕事や恋愛に悩む女性。そんな2人の女性の人生が交錯する物語。華子と美紀の気持ちがなんとなく理解できてしまうから不思議。出会うはずがない2人の女性の距離が徐々に縮まっていき、そしてそれぞれ答えを出して前を向いて歩いていく。淡々とした描写が続きますが最後は爽快感さえ感じさせる。登場人物たちが皆、息苦しそうに生きているのが妙にリアルでした。人間の強いところと弱いところが丁寧に描かれていて、観ていると共感できる部分がきっと見つかると思います。都会育ちと田舎育ちの違いであったり、男女の恋愛の価値観の違いであったり、親から子供、子供から親の目線であったり…。特に女性たちの描き方がとても上手いと感じました。
どんなに裕福な家に生まれても、どんなに容姿端麗な恋人と出会っても、どんなに周囲から羨ましがられる仕事に就いても…それが幸せとは限らない。幸せのモノサシって人それぞれだし、どんな人と巡り会うか、どんな場所で生きるかで、幸せにも不幸にもなる。憧れの世界が幸せとは限らない。スタート位置は違っても、ゴールは自分次第なのだと思いました。やっぱり自分が本当に落ち着く人や場所を見つけるって大事なんだよね。「どこで生まれても、最高って日もあれば、泣きたくなる日もある」って台詞が心に響きました。
門脇麦は貴族のお嬢様にしか見えなかったし、水原希子は田舎出身感を見事に演じていました。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!

2021年11月22日 12時55分22秒 | 映画評論タ行

製作年:2021年
製作国:アメリカ
日本公開:2021年11月19日
監督:リン=マヌエル・ミランダ
出演:アンドリュー・ガーフィールド,アレクサンドラ・シップ,ロビン・デ・ヘスス

1990年、アメリカ・ニューヨーク。30歳を目前にしたジョナサン(アンドリュー・ガーフィールド)はダイナーでウェイターとして働きながら、ミュージカル作曲家になることを夢見ていた。ロックミュージカルの楽曲に何年も取り組んできたが、恋人のスーザン(アレクサンドラ・シップ)は新たな夢のためにニューヨークを離れることを願い、ほかの仲間たちも夢を諦めようとしていた。
ミュージカル「イン・ザ・ハイツ」「ハミルトン」などに携わってきたリン=マヌエル・ミランダが監督を務めるミュージカル。ミュージカル「RENT/レント」の作詞・作曲・脚本などで知られるジョナサン・ラーソンの実話を基に、最高のロックミュージカルを作ることを夢見る青年の奮闘を描き出す。『アメイジング・スパイダーマン』シリーズなどのアンドリュー・ガーフィールドが主人公にふんし、アレクサンドラ・シップ、ロビン・デ・ヘスス、ヴァネッサ・ハジェンズ、ジョシュア・ヘンリーなどが脇を固める。

ミュージカル「RENT/レント」の作詞・作曲・脚本などで知られるジョナサン・ラーソンの半生を描いた本作。ジョナサン・ラーソンという人物も知らず、ミュージカルも映画版「RENT/レント」も観たことがありませんでした。物語は舞台上と日常生活の2つの世界が同時進行で描かれています。ニューヨークででウェイターをしながら、いつか自分の創作したミュージカルをブロードウェイで公演するという夢を抱く30歳目前のジョナサン。創作活動への苦悩、人間関係の苦悩、恋人との苦悩。ジョナサンが同時に色んなことを考えて悩んで苦しんで生きていたことがよく伝わってきました。そして夢を叶えるために妥協せずに一生懸命に作り続ける姿勢に感動しました。叶えたい夢はあるけど、そのために捨てなきゃいけないこともある。若者たちの挫折や孤独が丁寧に描かれていて、30歳になってしまうという焦りはちょっと共感できる。何もしないで過ごすよりも、何かをしないと何も変わらないよね。音楽がどの曲も素晴らしく、一度聴くと耳に残る名曲ばかり。歌唱シーンへの流れが自然で見事でした。そしてチック、チックという音がジョナサンが抱える焦りを表現しているようでした。最後は彼が残したメッセージに心打たれました。
ジョナサンがミュージカルが開幕する直前に急死してしまったことに驚きました。
アンドリュー・ガーフィールドってこんな歌が上手かったのか!

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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いのちの停車場

2021年11月21日 15時24分33秒 | 映画評論ア行

製作年:2021年
製作国:日本
日本公開:2021年5月21日
監督:成島出
出演:吉永小百合,松坂桃李,広瀬すず,南野陽子,伊勢谷友介,田中泯,西田敏行
映画「いのちの停車場」公式サイト

長年にわたって大学病院で救命救急医として働いてきたものの、父・達郎(田中泯)が暮らす石川県の実家に戻ってまほろば診療所に勤めることにした白石咲和子(吉永小百合)。院長・仙川徹(西田敏行)、看護師・星野麻世(広瀬すず)、そして大学病院の事務職を辞めて咲和子を追ってきた野呂聖二(松坂桃李)らとともに、在宅医療を通して患者と接していく。救命救急とは違う医療の形に戸惑っていた咲和子だったが、次第に在宅医療だからこそできる命の向き合い方があることを学ぶ。
現役医師でもある作家・南杏子の小説を原作にした医療ドラマ。在宅医療を行っている診療所に勤めることになった元救命救急医が、さまざまな患者と向き合っていく。監督は『グッドバイ ~嘘からはじまる人生喜劇~』などの成島出。『最高の人生の見つけ方』などの吉永小百合、『居眠り磐音』などの松坂桃李、『一度死んでみた』などの広瀬すずのほか、田中泯、西田敏行らが出演する。

在宅医療を通して、様々な患者と向き合っていく女性医師の姿を描いた本作。大学病院で救急救命医として働いていた主人公の咲和子は金沢の実家に戻り、在宅医療を行っている“まほろば診療所”で働くことになるのです。多くの患者と触れ合うことで、多くの出会いや別れ、そして苦悩を抱えながらも、周囲の人々に支えられて診療を行う咲和子。在宅医療の現場のリアルと厳しさが伝わってきました。在宅医療、そして安楽死について考えさせられました。
しかし登場する患者が多くて、それだけエピソード多い。そのせいで1人の尺が短くなっているせいで、観ている側が感情移入が出来ないのが致命的なのです。1つのエピソードも1回で見せてくれればいいのに、小出しにしてくるので、やっぱり感情移入できないのです。それに加えて、必要のないシーンもあったりして中だるみも感じてしまいました。石田ゆり子と小池栄子のエピソードは必要なかった気がする…。
実年齢は同じなのに、吉永小百合の父親が田中泯っていうのも違和感ありすぎました。いくら吉永小百合が若く見えるからって、2人並ぶとどう見ても夫婦にしか見えないのです。
泣かせようとする演出が多かった気がするし、最後も「そこで終わるの?」ってかんじでした。まぁ「死」について考えさせられた作品ではありました。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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レッド・ノーティス

2021年11月20日 09時22分15秒 | 映画評論ヤラワ行

製作年:2021年
製作国:アメリカ
日本公開:2021年11月12日
監督:ローソン・マーシャル・サーバー
出演:ドウェイン・ジョンソン,ガル・ガドット,ライアン・レイノルズ

世界の最重要指名手配犯を逮捕するためにインターポール(国際刑事警察機構)から発令される特別な国際手配書、レッド・ノーティス。これに該当する犯罪者を追跡するFBIのトップ捜査官(ドウェイン・ジョンソン)は、大掛かりな美術品強奪を企てる泥棒(ガル・ガドット)と詐欺師(ライアン・レイノルズ)と出会う。そしてある理由から彼らは手を組んで美術品を狙おうとする。
『ジャングル・クルーズ』などのドウェイン・ジョンソンらが出演したアクション。ある理由から手を組むことになった詐欺師、泥棒、FBIの捜査官が、美術品強奪に挑む。メガホンを取るのは『スカイスクレイパー』などのローソン・マーシャル・サーバー。『ワンダーウーマン』シリーズなどのガル・ガドット、『デッドプール』シリーズなどのライアン・レイノルズらが共演する。

FBI捜査官、泥棒、詐欺師の3人が伝説の美術品を強奪するアクション作品。レッド・ノーティスとはインターポール(国際刑事警察機構)から発令される特別な国際手配書のこと。最重要指名手配犯の主人公たちが警察に追われながらも幻の秘宝であるクレオパトラの3つの卵の強奪を目指す物語。世界各地を飛び回って派手なアクションシーンが満載でスピード感のあるエンタメ作品に仕上がっています。Netflixが過去最大の制作費を投じたそうで、相当お金がかかっていることは一目瞭然です。キャストの出演料だけでも相当なもんだろうな。敵対し合いながらも、時には協力し合い、そして騙し騙されの展開は面白かったです。ラストは完全に騙されてました(笑)最後まで楽しめたけど、もう少し捻りのある展開が欲しかったかも…。主人公たちが行くとこ、行くとこにナイスタイミングで追っ手が到着するのは笑えました。実写版ルパン三世を観たような感覚。
ワイルドスピードのホブスがいて、ワンダーウーマンがいて、デッドプールもいるんだから、一筋縄でいくわけない!豪華過ぎでしょ!まさかのエド・シーラン登場はびっくりした。続編あるなら観たい!

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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地獄の花園

2021年11月19日 14時11分38秒 | 映画評論サ行

製作年:2021年
製作国:日本
日本公開:2021年5月21日
監督:関和亮
出演:永野芽郁,広瀬アリス,菜々緒,川栄李奈,大島美幸,遠藤憲一,小池栄子
映画『地獄の花園』オフィシャルサイト

26歳のOL田中直子(永野芽郁)が働く職場は一見平和そうだが、裏では派閥争いのためOLたちが日々けんかに明け暮れていた。ある日、カリスマヤンキーの蘭(広瀬アリス)が中途採用されたことをきっかけに、彼女たちの会社は全国のOLから標的にされてしまう。やがて、直子はOLたちの頂点を懸けた抗争に巻き込まれていく。
最強の座を懸け、OLたちが拳による熾烈(しれつ)な争いを繰り広げるコメディー。普通のOL生活に憧れる女性が働く職場に、一人のカリスマヤンキーが中途採用されたことから、全国のOLたちを巻き込む抗争が勃発する。『架空OL日記』シリーズなどのバカリズムがオリジナル脚本、彼とドラマシリーズ「かもしれない女優たち」で組んでいる関和亮が監督を務めた。主人公を『君は月夜に光り輝く』などの永野芽郁、彼女と友情を育む同僚を『巫女っちゃけん。』などの広瀬アリスが演じる。

こういう邦画のコメディ作品はあまり好んでは観ないのですが、「架空OL日記」のバカリズムのオリジナル脚本ということで鑑賞。ヤンキー界の最強の座をかけた熾烈な抗争を描いた作品。バカリズムらしさ全開。すごくバカバカしいのだけど、思わず笑ってしまうストーリーでした。反社じゃない!?ってくらいのヤンキー社員たちが会社で普通にOLをしながら、殴り合いの喧嘩をするっていうのがシュールすぎる!ありえないし、ふざけてるけど、真面目っていう絶妙な雰囲気が好き。期待していたほどは笑えなかったけど、シンプルな話で何も考えずに楽しめる映画でした。しかし喧嘩シーンよりも、やっぱり「架空OL日記」のようなロッカールームでの女子たちの会話シーンをもっと観たくなってしまう。CG映像に関しては目をつぶってあげましょう。
広瀬アリス,菜々緒,川栄李奈,大島美幸,遠藤憲一,小池栄子。みなさんヤンキー役に違和感無いのが凄い!永野芽郁ちゃんは可愛いくて頑張ってた!

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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名探偵コナン 緋色の弾丸

2021年11月18日 18時07分44秒 | 映画評論マ行

製作年:2020年
製作国:日本
日本公開:2021年4月16日
監督:永岡智佳
出演:高山みなみ,山崎和佳奈,小山力也,池田秀一,大谷育江,林原めぐみ
劇場版『名探偵コナン』

4年に1度開催されるスポーツの祭典、WSG(ワールド・スポーツ・ゲームス)の東京大会の開会式に併せて、最高時速1,000キロメートルという世界初の真空超電導リニアが開通することが発表される。世界から注目される中、WSGの大会スポンサーが集うパーティー会場から大企業のトップたちが誘拐されてしまう。コナンが解決に向けて動き出し、やがてアメリカのボストンで15年前に起きたWSG連続拉致事件との関連性を見いだす。
青山剛昌の人気漫画を原作にしたアニメの劇場版シリーズ第24弾。世界最大のスポーツ祭典が開催される直前に起きた拉致事件にコナンが挑む。前作『名探偵コナン 紺青の拳(こんじょうのフィスト)』の監督である永岡智佳が本作も続投。高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、池田秀一らおなじみの面々がボイスキャストを務める。

劇場版シリーズ第24弾。新型コロナウイルスの影響により劇場公開が1年延期となった本作。東京オリンピックを意識して作った感が強め。ここ数年は年に一度の劇場版でしか「名探偵コナン」に触れていないので、赤井ファミリーと言われても“・・・?”といった感じでした。でもまぁ冒頭で軽い自己紹介があるので、ファミリーということは理解できました。WSGとリニアの話を織り交ぜながら、拉致事件の解決に挑むコナンたち。ここ数年は推理よりもアクション重視の劇場版ですが、特に今回はアクション要素が強め。言ってしまうと内容的には大したことない。弾丸をリニアに向けて撃つシーンも「いやっ、無理があるだろ!」と笑ってしまったし、時速1000キロのリニアの脱線シーンは「あれだけの大事故なのに、なんで誰も死なないんだよ!」とツッコミたくなりました。新幹線とリニアがすれ違う時にコナンは何故気付いたの!?「五手で詰む!」って何で犯人の行動がそんなに分かるんだよ!とツッコミたくなることばかり。そもそも“サッカーボールを大きくすれば何でも解決する”っていう最近の流れが嫌い(笑)劇中で誰も死なないのは、物足りなさを感じる。推理でワクワクさせてくれた初期の頃のような劇場版が観たいのです!!

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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Mr.ノーバディ

2021年11月12日 12時42分54秒 | 映画評論マ行

製作年:2020年
製作国:アメリカ
日本公開:2021年6月11日
監督:イリヤ・ナイシュラー
出演:ボブ・オデンカーク,アレクセイ・セレブリャコフ,コニー・ニールセン
official site

さえない中年男のハッチ・マンセル(ボブ・オデンカーク)は、職場では実力が評価されず、家族からも頼りない父親として扱われていた。ある夜、自宅に強盗が押し入るも暴力を恐れた彼は反撃できず、家族に失望され、同じ職場の義弟にもばかにされる。鬱憤(うっぷん)を溜め込んだハッチは、路線バスで出くわした不良たちの挑発にキレて連中をたたきのめす。この事件をきっかけに、彼は謎の武装集団やロシアンマフィアから命を狙われてしまう。
家庭にも職場にも居場所のない平凡な中年男の覚醒を描いたアクション。ある出来事をきっかけにロシアンマフィアとの激闘に巻き込まれていく主人公を、ドラマシリーズ「ベター・コール・ソウル」などのボブ・オデンカークが演じる。共演には『ある愛の風景』などのコニー・ニールセン、『アイアン・フィスト』シリーズなどのRZAのほか、マイケル・アイアンサイド、クリストファー・ロイドらが集結。『ハードコア』などのイリヤ・ナイシュラーが監督、『ジョン・ウィック』シリーズなどのデレク・コルスタッドが脚本を務めた。

家にも職場にも居場所がない普通の中年男が、大暴れするアクション映画。脚本家、製作が同じなせいか「ジョン・ウィック」に似ている。しかしジョン・ウィックと違うのは、どこにでもいそうな平凡で見た目も優しそうな男性…。毎日、毎週同じことの繰り返し。強盗に出くわしても反撃せず。家族からは失望されている。そして猫の首輪が無くなって…鬱憤が溜まりに溜まった人間がブチ切れるとこんなに大暴れしちゃうなんて、恐ろしくもあり、面白くて所々笑ってしまいました。バスの中でチンピラたちとの死闘は、攻めたり攻められたりのダメージを受ける生々しさがあって妙にリアルでした。もはや見た目は平凡な中年男なのに、中身はアベンジャーズのようでした。ありがちな展開なのだけど、細かいカットや音楽が秀逸。アクションシーンに終始ドキドキさせられて最後まで飽きませんでした。
「ホームアローン」のような仕掛けを作って敵を出迎えるのは面白かったです。まぁ「ホームアローン」と比べ物にならないほどのグロさでした(笑)何も考えずにスカッとしたい時に観るにはおススメの痛快映画です。

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モータルコンバット

2021年11月11日 20時40分03秒 | 映画評論マ行

製作年:2021年
製作国:アメリカ
日本公開:2021年6月18日
監督:サイモン・マッコイド
出演:ルイス・タン,真田広之,浅野忠信,ジョー・タスリム,ジェシカ・マクナミー
映画『モータルコンバット』

胸にドラゴンの形のアザがある総合格闘家のコール・ヤング(ルイス・タン)は、魔界の皇帝シャン・ツンからの刺客サブ・ゼロに狙われる。その後彼は、特殊部隊少佐のジャックス(メカッド・ブルックス)の指示で地球の守護者であるライデン(浅野忠信)の寺院を訪れる。そこで太古より続く格闘トーナメント「モータルコンバット」の存在と、自身が世界の命運を懸けて魔界の敵と戦うために選ばれた戦士だということをコールは知る。
激しいバトルや残虐な描写が特徴的な格闘ゲームを映画化したアクションアドベンチャー。総合格闘技の選手らが、太古より続く格闘トーナメント「モータルコンバット」で世界を救うべく戦いを繰り広げる。『デッドプール2』などのルイス・タンをはじめ、真田広之、浅野忠信、ジョー・タスリム、ジェシカ・マクナミーなどが出演。製作に『ソウ』『死霊館』シリーズなどのジェームズ・ワンが名を連ね、監督をサイモン・マッコイドが務める。


格闘ゲームを映画化したアクションアドベンチャー作品。原作がゲームということも、1995年に映画化されていることも知りませんでした。胸にドラゴンのアザがある主人公が、世界の運命を懸けて魔界の敵と戦うお話。ゲームをプレイしていないので、どこまで忠実に再現されているのか分かりませんが、アクションシーンは火や氷などCGを使って迫力満点でスピード感もあって楽しめました。そしてかなりグロいシーンが多い。頭ぺちゃんことか、頭真っ二つとか、「SAW
」を観ているようか感覚でした(笑)それだけ魔界の奴らに対してイライラが溜まってたのかな。
ただ、気になる点も幾つかあった。主人公はコールなのだけど、コールの存在感が薄い。どちらかと言えば、カノウの方が目立っていました。個々のキャラクターも深堀りしていないので、ストーリーよりもアクションシーン重視なのが伝わる。能力が目覚めるキッカケもイマイチよく分からなかった。イライラするだけで目覚めちゃうもんなのか…。ハンゾウが地獄から蘇る理由もよく分からず。
続編あるみたいですが魅力的な新キャラが登場すれば盛り上がるかな?期待しましょう。

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ボクたちはみんな大人になれなかった

2021年11月08日 15時05分10秒 | 映画評論ハ行

製作年:2021年
製作国:日本
日本公開:2021年11月5日
監督:森義仁
出演:森山未來,伊藤沙莉,東出昌大,SUMIRE,篠原篤,大島優子,萩原聖人
映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』

1995年。佐藤(森山未來)は、文通相手のかおりと原宿のカフェで会う。「君は大丈夫だよ。おもしろいもん」と言われ、普通じゃない自分を目指していた佐藤は、その言葉を支えにテレビの美術制作会社で懸命に働きながら小説家を目指す。その後かおりが去り、小説家にもなれなかった彼は、テレビ業界の片隅で働き続けていた。バーテンダーのスー(SUMIRE)との出会い、恋人の恵(大島優子)との別れなどを経て、気が付けば佐藤は46歳になっていた。
作家などとして活動する燃え殻の小説を原作に、ドラマ「恋のツキ」などの森義仁が監督を務めたドラマ。普通とは違う人物を目指すものの何者にもなれなかった男性が、25年という月日を振り返る。『アンダードッグ』シリーズなどの森山未來、『タイトル、拒絶』などの伊藤沙莉、『草の響き』などの東出昌大、『TOURISM』などのSUMIREのほか、高嶋政伸、ラサール石井、大島優子、萩原聖人らが出演する。


目指していた者になれなかった男性が、歩んできた25年の月日を振り返る物語。時間を遡って描かれている本作。今がどうしようもなく、上手くいかなくても、5年前、10年前、20年前は青春を謳歌していたり、希望に満ち溢れていた。誰だって悩んだり傷付いたりしながら生きている。過去は変えられないけど、過去の自分を認めることで、今の自分を認めてあげようというメッセージが込められているように感じました。過去を振り返るって大事だな。若い頃って普通じゃダメだって思うこともあるけど、普通が一番幸せって思える歳になってきたし、普通でいることは意外と難しいのかもしれない。
佐藤ほどの波乱万丈な人生は生きていないけど、僕自身も今までの人生を振り返りながら「あいつ今何してるんだろ?」「あの頃、あんなことして遊んでたなー」と思いながら観ていました。「子供の頃、今の自分になりたいって思ってた?」というセリフが印象的でした。たしかに今の自分は想像していなかったかも。でも地味で普通の生活が一番幸せだ。
森山未來の演技力は素晴らしかったです。20代~40代の佐藤を上手く演じ分けていました。
一言で言えば“エモい”映画でした。誰もが人生を振り返りたくなると思う。しかしポケベル、電気グルーヴ、オザケン、ノストラダムスの大予言…どれも世代ではない(ノストラダムスは何となく覚えているような)ので、佐藤たちに感情移入するほどではなかったのは残念。僕よりも、もう少し上の世代は楽しめるかもしれません。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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トゥルーノース

2021年11月07日 14時26分00秒 | 映画評論タ行

製作年:2020年
製作国:アメリカ
日本公開:2021年6月4日
監督:清水ハン栄治
声の出演:ジョエル・サットン,マイケル・ササキ,ブランディン・ステニス
映画『トゥルーノース』公式サイト

幼い兄妹・ヨハンとミヒ、彼らの両親は在日朝鮮人の帰還事業により北朝鮮に渡るが、父が政治犯の容疑で逮捕され、母と兄妹は強制収容所に収監されてしまう。寒さが厳しい収容所での生活は日々の食事にも事欠き、母子は極限の状況を支え合って生き延びていく。ある日食べ物をめぐるいざこざによって母が殺され、絶望するヨハンであったが、母の最期の言葉をきっかけにわれに返る。
北朝鮮の強制収容所を舞台に、いわれなき罪で収容所に送られた一家の過酷な日々を描く3Dアニメーション。ドキュメンタリー製作などに携わってきた清水ハン栄治監督が、収容生活を生き延びた脱北者の証言を基におよそ10年の歳月をかけて作り上げた。収容所の悲惨な実情のみならず、家族愛や仲間との絆、人間の尊厳などをつづる物語は、アヌシー国際アニメーション映画祭コントルシャン部門に選出されるなど、世界各地の映画祭で高い評価を獲得した。

北朝鮮の強制収容所を生き延びた脱北者の証言を基に製作されたアニメーション作品。軽い気持ちでは決して観れない内容でした…。ある日突然、強制収容所に収監されてしまったヨハンたち一家。過酷という言葉だけでは言い表せられない、そこは地獄のような場所。劣悪な環境で強制労働をさせられて、衰弱して死んでいく…。ヨハンは家族のために優しい心を捨てて、収容所で強い者に従っていく。しかしそのせいで最愛の人を失ってしまう。観ていて息苦しくなりました。フィクションの部分もあるのだけど、ほとんどは事実だろう。悪夢の日々の中でも希望を捨てずに生きようとした人々。収容所の悲惨さを見せつつも、家族、友情、恋愛の要素も丁寧に描かれているのでエンタメ作品としても非常に観やすかった。
こんな事が今でもすぐ隣の国で起きていることが恐ろしいし、拉致された日本人が「日本に帰りたい…」と泣きながら死んでいくシーンを観て何とも言えない複雑な気持ちになりました。こんなふうに命懸けで北朝鮮の現状を世界に伝えようとしている人がいる。自分には何が出来るだろうかと考えてしまった。拉致された日本人が一日でも帰国できますように。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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エターナルズ

2021年11月06日 11時18分05秒 | 映画評論ア行

製作年:2021年
製作国:アメリカ
日本公開:2021年11月5日
監督:クロエ・ジャオ
出演:ジェンマ・チャン,リチャード・マッデン,アンジェリーナ・ジョリー
エターナルズ|映画|マーベル公式

ヒーローチームが不在となった地球で、人類の行動が新たな脅威を呼び起こしてしまう。そんな中、7,000年にもわたって宇宙的規模の脅威から人類を見守ってきたエターナルズと呼ばれる10人の守護者たちが、数千年の時を経て次々と姿を現す。散り散りになっていた彼らは、人類滅亡まで7日しかないと知って再結集する。
マーベル・スタジオが手掛け『モンタナの目撃者』などのアンジェリーナ・ジョリーらが出演したヒーローアクション。7,000年にもわたって人類を見守ってきた集団エターナルズが、地球滅亡の危機に立ち向かう。第93回アカデミー賞作品賞などを受賞した『ノマドランド』などのクロエ・ジャオが監督を務めた。『クレイジー・リッチ!』などのジェンマ・チャン、『フレンチ・ラン』などのリチャード・マッデンのほか、キット・ハリントン、マ・ドンソクらが共演している。

公開初日に観てきました。「アベンジャーズ エンドゲーム」のその後の物語。ヒーローが不在となった地球に再び脅威が迫ります。そんな中で7000年の時を経て、新たなヒーローたちが姿を現すのです。“アベンジャーズ”“サノス”“指パッチン”などのワードも出てくるので、今までのアベンジャーズシリーズ観たことない人は軽く予習しておきましょう。
一言で言っちゃえば、アベンジャーズにも引けを取らない、壮大な物語でした。人類滅亡まで7日間。世界中で壮絶な戦いが繰り広げられます。戦闘シーンのスピード感や迫力は凄かった。火山の噴火シーンも凄かった。ディヴィアンツの気持ち悪さも凄かった。最新CG技術を駆使した映像の美しさは見事です。エターナルズは皆、神々しかった!美しかった!強かった!まぁ戦闘能力は、ほぼX-MENだったけど…気のせいってことにしとこ。
今回登場するエターナルズは10人なので、全員覚えられるのか不安でしたが、良い感じにそれぞれのキャラクターにスポットが当てられていて、安心しました。それぞれのヒーローが様々な想いを持って地球を守ろうとする姿がとてもカッコ良かったです。続編ありきなので、今回は説明が多めなのは仕方ない。エターナルズのメンバーも多いけど、敵側のキャラクターも多いので、後半になるとカタカナの名前の連続に「誰のことだっけ?」と混乱しました(笑)エターナルズの中には聴覚障がい者や同性愛者もいて、今の時代にあった多様性を感じさせる。でも子供も観るのにラブシーンは必要あるか?
物語はまだまだ序章です。今後の展開が楽しみです!

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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アーミー・オブ・シーブズ

2021年11月05日 12時10分56秒 | 映画評論ア行

製作年:2021年
製作国:アメリカ,ドイツ
日本公開:2021年10月29日
監督:マティアス・シュヴァイクホファー
出演:マティアス・シュヴァイクホファー,ナタリー・エマニュエル

田舎町の銀行で、窓口係として勤務するルートヴィヒ・ディーター(マティアス・シュヴァイクホファー)。ある日、彼は謎の女性からインターポールが追っている最重要指名手配犯たちのチームに加わらないかと持ちかけられる。チームに入ったディーターは、鉄壁のセキュリティーを誇るヨーロッパ各地の金庫に狙いを定める。
ザック・スナイダー監督が手掛けたアクションホラー『アーミー・オブ・ザ・デッド』の前日譚(たん)となるスピンオフ。後にゾンビに支配されたラスベガスでの強奪計画に加わることになる銀行員が、ヨーロッパ各地の金庫から金品を奪う。スナイダーがプロデューサー、監督と主演をマティアス・シュヴァイクホファーが担当する。

ザック・スナイダー監督のアクションホラー『アーミー・オブ・ザ・デッド』の前日譚。指名手配されているプロ集団がヨーロッパ各地の金庫から大金を強奪する物語。『アーミー・オブ・ザ・デッド』では脇役だった金庫破りの彼が本作では主人公に大抜擢です。チームで大金を奪うという話はよくあるけど、金庫解錠にスポットを当てた話って珍しいかもしれない。解錠不可能と言われる3つの金庫に挑む鍵師のディーター。天才ハッカー、凄腕の運転手、スリのプロ、格闘家の4人の共に大金を奪っていく姿は、計算つくされた見事な連携プレーで、芸術のように美しく華麗でした。金庫の内部を見せる手法もドキドキワクワクさせられる。そんな古典的な方法で金庫を開けられると、観ているこっちは開いたのか開いてないのか分からなかった(笑)。解錠途中で緊急事態が発生するのはお決まりのパターンですが、その困難を解決する術もお見事!この手の作品での警察のマヌケっぷりは相変わらずですが、追いかけっこは観ていて楽しめました。世界が大変なことになっているけど、ゾンビはオマケ程度に登場します。テンポが良いので最後まで飽きることなく観れます。全体的にはあっさりめの仕上がりでした。もっとゾンビを登場させたら面白かったかも?とりあえず、グウェンが綺麗すぎる!

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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