股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

海賊とよばれた男

2016年12月12日 01時44分38秒 | 映画評論カ行
製作年:2016年
製作国:日本
日本公開:2016年12月10日
監督:山崎貴
出演:岡田准一,吉岡秀隆,染谷将太,鈴木亮平,綾瀬はるか,堤真一,國村隼,小林薫
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敗戦後の1945年、東京。石油会社・国岡商店を率いる国岡鐡造は、日本人としての誇りを持ち復興に向け突き進もうと従業員を激励する。戦後の混乱期にもかかわらず誰も解雇せず、独自の経営哲学と行動力で事業を広げていく。やがて欧米の石油メジャーも国岡を警戒し、その強大な包囲網により同社の石油輸入ルートは全て封鎖されてしまうが…。
第10回本屋大賞を受賞した百田尚樹のベストセラー小説を、『永遠の0』の監督&主演コンビ、山崎貴と岡田准一のタッグで実写映画化。明治から昭和にかけて数々の困難を乗り越え石油事業に尽力した男の生きざまを、戦後の復興、そして世界の市場を牛耳る石油会社との闘いを軸に描く。日本人の誇りを胸に、周囲の仲間との絆を重んじた主人公・国岡鐡造の青年期から老年期までを、主演の岡田が一人でこなす。共演は吉岡秀隆、鈴木亮平、綾瀬はるか、堤真一ら豪華俳優陣がそろう。

出光興産創業者の出光佐三氏をモデルにした百田尚樹のベストセラー小説を山崎貴監督が映画化。「永遠の0」の監督&主演コンビで石油事業に尽力した男の生きざまを描く。原作は未読です。本作では“出光興産=国岡商店”“出光佐三=国岡鐡造”となっています。明治から昭和にかけて数々の困難を乗り越えていく鐡造が描かれています。国岡商店を起業した20代から、戦後復興の中で会社を立ち直そうとする60代、そして老後の90代まで、主演の岡田准一が1人で演じきっています。山崎貴監督らしさが出ているというか、安定安心のVFX技術に凄いの一言!セットや音楽など、山崎貴ワールドは「永遠の0」に続き本作でも健在です。出光佐三(国岡鐡造)という人物は恥ずかしながら知りませんでしたが、どんな困難にも機転を利かせて斬新なアイデアで乗り越えていく姿は、日本人として、社会人として、男として尊敬するしカッコいいなと思いました。恐れることなく自分の信念を曲げずに決断できるような上司が僕も欲しい(笑)いやっ、自分がこういう人間にならないといけない。
ただし、上下巻の長編小説を2時間の映画にまとめることは、やはり難しかったかもしれない。小説の大事な部分だけをまとめた印象が否めない。例えるなら大河ドラマの総集編を観ているような感覚。まぁ国岡鐡造の活躍は伝わってきましたが、言ってしまうと鐡造が口だけで命令しているだけで自分は体を張っていないなと思うところもある。敵対する組織の内部ももっと見たかったし、綾瀬はるか演じるユキとの馴れ初めも細かく描いてほしかった。老後までやたらとユキの事を想っていたけど、後妻や子供たちに失礼じゃないかな。染谷将太演じる長谷部喜雄の写真が飾られている時点で亡くなった事が分かってしまった演出は残念。イランとの関係ももっと見たい。この内容なら2部作にして細かく描いたほうが良かったのでは?文句はあるけれど、同じ日本人として誇りに思えるような映画です。見る価値はありですよ。

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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2 コメント

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読後の映画鑑賞 (もののはじめのiina)
2017-01-11 10:22:25
> 上下巻の長編小説を2時間の映画にまとめることは、やはり難しかったかもしれない。
原作の読後に映画を観ると、そんな印象を抱くこともあるかもしれませんね。

でも、よく描かれていたように感じました。求心力のある男が団結してコトに当たり、成果を紡ぎました。たいしたものです。

Unknown (ぺこ)
2017-01-11 10:44:14
二匹目のどじょうを狙った感がありましたが、やはり前後編で分けて公開すべきだったと思います。
確かにあの時代にリーダーシップを発揮して進み続けた人々の姿には感銘を受けました。日本人ならではの義理と人情の物語だったと思います。

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