製作年:2021年
製作国:アメリカ
日本公開:2021年10月29日
監督:デヴィッド・ゴードン・グリーン
出演:ジェイミー・リー・カーティス,ジュディ・グリア,アンディ・マティチャック
殺そうとしていたローリー・ストロード(ジェイミー・リー・カーティス)のトラップにはまり、燃え盛る家に閉じ込められたマイケル・マイヤーズ。だが、彼は炎から抜け出し、自身と深い因縁のある街ハドンフィールドで次々と人々を惨殺していく。住民たちはマイケルを倒そうと決起するが、その一方で恐怖に耐え切れずに暴徒と化してしまう者もいた。街が騒然とする中、ローリーは今度こそマイケルと決着をつけようと準備を進めていた。
ジョン・カーペンター監督作『ハロウィン』の続編として2018年に公開された『ハロウィン』の続編。前作で炎に包まれたマイケルが生還し、自身の過去が深く関わる街を恐怖に陥れる。監督に『ボストン ストロング ~ダメな僕だから英雄になれた~』などのデヴィッド・ゴードン・グリーン、キャストには『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』などのジェイミー・リー・カーティス、『フランクおじさん』などのジュディ・グリアら、前作のメンバーが結集している
2018年に公開された『ハロウィン』の続編。前作で炎に包まれたマイケルが生還し、再び人々を恐怖のどん底に突き落とします。続編ですが、本当に前作の直後から物語は始まります。炎上する家から登場すマイケル・マイヤーズ。無言で淡々と殺しまくるのは本作でも健在なので何も考えずに楽しめると思います。そして過去の殺害シーンも見せてくれたりと、大盤振る舞い!殴られても刺されても立ち上がるマイケルはもはや人間ではなく不死身のエイリアンとしか思えません(笑)何故皆さん自分から死にに行くような行動を取るのだろうか…。あれだけの人間を殺した殺人鬼なのだから「核兵器もあれば銃社会のアメリカなら遠くからデカい銃で顔を吹っ飛ばせば死ぬのでは?」と疑問に思ってはいけませんよね。マイケルは永遠に不滅です。本作はマイケルの殺戮を描いているのはもちろんのこと、“集団心理”という新鮮なテーマも盛り込まれています。街中で見えない恐怖や噂に囚われパニック状態になる人々。「皆で殺人鬼を倒そう!」という声に賛同する人たちもいれば、精神病患者をマイケル・マイヤーズだと思い込み「殺せ!」と叫び追い詰める人たち。多数派に自然と心を動かされ、よく分からない怒りや不安に巻かれていく人間の怖さは、マイケルとは違った怖さを感じました。
前作からの主人公であったローリーは今回も登場はしましたが、病院でギャーギャー騒いでるだけでした。マイケルは病院にも現れず…。直接対決は次回にお預けでしょうか?マスクは被っているけどマスクをしていないマイケルがコロナにかからない事を祈りましょう。
この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)