股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

2022年 年間映画ランキング

2022年12月31日 10時52分38秒 | 年間・半期 映画ランキング




映画ランキング2022




発表でございます。



 上半期: 86作品
(映画館:20作品  試写会:2作品  DVD:51作品 動画配信:13作品)
 下半期: 59作品
(映画館:13作品  試写会:4作品  DVD:28作品 動画配信:14作品)
  年間: 145作品
(映画館:33作品  試写会:6作品  DVD:79作品 動画配信:27作品)



今年は145作品でした。2010年に次ぐワースト2。これぐらいで安定してきました。下半期なんて歴代最低じゃん。来年はV字回復したい!


2005年                  未集計
2006年  189作品(上半期:104 下半期:085)
2007年  192作品(上半期:092 下半期:100)
2008年  181作品(上半期:100 下半期:081)
2009年  166作品(上半期:075 下半期:091)
2010年  142作品(上半期:064 下半期:078)
2011年  211作品(上半期:111 下半期:100)
2012年  207作品(上半期:106 下半期:101)
2013年  239作品(上半期:117 下半期:122)
2014年  250作品(上半期:139 下半期:111)
2015年  234作品(上半期:122 下半期:112)
2016年  187作品(上半期:097 下半期:090)
2017年  169作品(上半期:089 下半期:080)
2018年  164作品(上半期:083 下半期:081)
2019年  155作品(上半期:072 下半期:083)
2020年  173作品(上半期:098 下半期:075)
2021年  162作品(上半期:074 下半期:088)
2022年  145作品(上半期:086 下半期:059)

それでは2022年の年間ランキング!BEST10の発表です!



第10位 神は見返りを求める

イベント会社で働く田母神尚樹(ムロツヨシ)は、YouTuberの川合優里(岸井ゆきの)と合コンで出会う。再生回数の少なさに頭を悩ませる優里に同情した田母神は、彼女のYouTubeチャンネルを見返りを求めることなく手助けする。人気が出ないながらも彼らは前向きに努力を続け、お互い良きパートナーになっていくが、あることをきっかけに二人の関係が大きく変化する。
『BLUE/ブルー』『空白』などの吉田恵輔監督が脚本も手掛け、YouTuberを題材に描くラブストーリー。見返りを求めない優しい男性とどん底YouTuberの関係を映し出す。

第9位 そばかす

これまで誰かに好意を抱いたことがなく、恋愛が何なのかわからない30歳の蘇畑佳純(三浦透子)。志していた音楽の道で挫折したのを機に帰郷してコールセンターで働く彼女は、日々の業務に追われていた。妹が結婚して妊娠し、母親からは恋人を作るようにとプレッシャーをかけられる中、母親が佳純に無断でお見合いをセッティングする。渋々お見合いに向かった佳純だが、その席で結婚よりも友だちとしての関係の構築を望む男性と出会う。
三浦透子の主演によるドラマ。恋愛を理解できない女性が、さまざまな出来事を通してアイデンティティーや幸せの本質を見いだす。

第8位 彼女が好きなものは

妻子ある同性の恋人と付き合っている男子高校生・安藤純(神尾楓珠)は、ゲイであることを隠して日々を過ごしていた。ある日、書店で同級生の三浦紗枝がBL(ボーイズラブ)漫画を買うところに出くわし、紗枝から「誰にも言わないで欲しい」と口止めされる。それをきっかけに二人は急接近し、一緒に遊園地に行くなど交流を深めていくうちに、純は彼女から告白される。自分も異性と交際し、周囲と同じような人生を歩めるのではないかと思った純は、紗枝と付き合うことにする。
ゲイであることを隠している男子高校生と、BL(ボーイズラブ)好きの女子高校生とのやり取りを描く。

第7位 13人の命

2018年6月、予期せぬ豪雨によってタイ北部のタムルアン洞窟に地元サッカーチームの少年とコーチ計13人が閉じ込められた。彼らを救出するため、水没した狭い迷路のような洞窟を進むことができる、世界でも最高の技術と経験をもったダイバーのチームが立ち上がる。ダイバーたちはタイ軍と1万人を超えるボランティアとともに、12人の少年とそのコーチを救い出すための困難な救出劇を開始。全世界が注目する中、これまでで最も危険なダイビングに挑んでいく。
サッカーチームの少年とコーチの13名が、タイ北部のタムルアン洞窟に閉じ込められた実話を映画化した本作は、ダイバーチームがタイ軍や1万人を超えるボランティアとともに、13名を救出するために奮闘する姿を描く。

第6位 映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園

風間くんに誘われ、全寮制の超エリート校・私立天下統一カスカベ学園で1週間の体験入学をすることになったしんのすけたち。体験入学での成績が正式入学への足掛かりになると知り、風間くんはみんなで入学できるようにと張り切る。だが、そんな彼が尻に奇妙なかみ跡をつけられた姿で発見され、目覚めると真面目で頭脳明晰(めいせき)だった以前とは真逆の人間になってしまっていた。しんのすけたちは学園の落ちこぼれ生徒会長・阿月チシオとカスカベ探偵倶楽部を結成し、事件を捜査する。
「クレヨンしんちゃん」の劇場版シリーズ第29弾。全寮制の超エリート校に体験入学したしんのすけたちが、校内で次々と起きる怪事件の謎に挑む。

第5位 PLAN 75

超高齢化社会を迎えた日本では、75歳以上の高齢者が自ら死を選ぶ「プラン75」という制度が施行される。それから3年、自分たちが早く死を迎えることで国に貢献すべきという風潮が高齢者たちの間に広がっていた。78歳の角谷ミチ(倍賞千恵子)は夫と死別後、ホテルの客室清掃員をしながら一人で暮らしてきたが、高齢を理由に退職を余儀なくされたため、「プラン75」の申請を考える。
75歳以上の高齢者に自ら死を選ぶ権利を保障・支援する制度「プラン75」の施行された社会が、その制度に振り回される。職を失い、「プラン75」の申請を考え始める主人公を倍賞千恵子が演じる。

第4位 マリグナント 狂暴な悪夢

マディソンは、あるときから目の前で殺人を目撃するという悪夢を見るようになる。超人的な能力で次々と犠牲者を殺めていく漆黒の殺人鬼による夢の中の殺人事件が、ついに現実世界でも起きてしまう。人が殺されるたびに、殺人現場を疑似体験するようになったマディソンに魔の手が忍び寄る。
『アクアマン』などのジェームズ・ワンが製作と監督などを手掛けるホラー。殺人鬼による犯行現場を目撃するという悪夢に悩まされる主人公に、魔の手がのびる。

第3位 トップガン マーヴェリック

マーヴェリック(トム・クルーズ)は、かつて自身も厳しい訓練に挑んだアメリカ海軍パイロットのエリート養成学校、通称「トップガン」に教官として戻ってくる。父親と親友を空で失った過去を持つ彼の型破りな指導に、訓練生たちは反発する。彼らの中には、かつてマーヴェリックの相棒だったグースの息子ルースター(マイルズ・テラー)もいた。
トム・クルーズをスターダムにのし上げた出世作『トップガン』の続編。アメリカ軍のエースパイロットの主人公マーヴェリックを再びトムが演じる。

第2位 ソウルメイト/七月と安生

インターネット小説として人気を集めていた「七月(チーユエ)と安生(アンシェン)」は、幼なじみの女性二人の友情を描いたチーユエという作者の自伝的な作品だった。ある日、アンシェンのもとに映画会社から連絡が入る。チーユエの所在が不明のため、アンシェンを探し連絡してきたのだという担当者は、小説の映像化を求めるが、アンシェンは作者について何も知らないと答える。しかし、彼女にとってチーユエは特別な存在だった。かつて掛け替えのない親友同士であった彼女たちの間には、ある出来事があった。
深い絆で結ばれた二人の女性の長きにわたる友情を描く。

第1位 サバカン SABAKAN

1986年、長崎。小学5年生の久田(番家一路)は、愛情深い両親(尾野真千子、竹原ピストル)と弟と共に時にはけんかもしながら暮らしていた。彼はあることを機に、家が貧しいためにクラスメートから避けられている竹本(原田琥之佑)とイルカを見るためにブーメラン島に行くことになる。この冒険をきっかけに二人の絆は深まっていくが、ある事件が起きる。
1980年代の長崎を舞台に、二人の少年の友情と、それぞれの家族との日々を描く青春ドラマ。クラスで人気者の少年と嫌われ者の少年が、ある冒険を共有することによって親しくなっていく。


というわけで2022年の年間1位はサバカン SABAKAN
に決定しました!
自分の子供時代と重ねて懐かしさを感じつつ、少年のたちの友情と純粋な想いに号泣。久しぶりに映画館で泣いた!!
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名探偵コナン ハロウィンの花嫁

2022年12月30日 14時15分39秒 | 映画評論マ行

製作年:2022年
製作国:日本
日本公開:2022年4月15日
監督:満仲勧
出演:高山みなみ,山崎和佳奈,小山力也,古谷徹,白石麻衣

劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』

“死ぬな、灰原──”劇場版第26弾『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』4月14日(金)公開!

劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』

 


渋谷で執り行われていた警視庁捜査一課強行犯三係の佐藤美和子刑事の結婚式に暴漢が乱入し、彼女を守ろうとした高木渉刑事が負傷してしまう。そのころ、警察庁警備局警備企画課に所属する降谷零は、脱獄した連続爆破事件の犯人を追跡していた。かつて佐藤刑事が思いを寄せていた松田陣平刑事を殉職させた因縁の相手を追い詰めた降谷だが、そこへ現れた謎の人物に首輪爆弾を着けられてしまう。爆弾を解除しようとする江戸川コナンは、正体不明の仮装爆弾犯「プラーミャ」と一連の事件の関連を知る。
青山剛昌の人気漫画を原作にしたアニメの劇場版シリーズ第25弾。公安警察・降谷零の首に装着された首輪型爆弾を解除しようと、江戸川コナンたちがハロウィンでにぎわう渋谷を駆け回る。コナン役の高山みなみ、毛利蘭役の山崎和佳奈、毛利小五郎役の小山力也、安室透/降谷零役の古谷徹ら、シリーズを支えるボイスキャストが結集している。

相変わらず米花町は治安が悪い…と思ったら渋谷も危険だった。劇場版シリーズ第25弾。ここ数年は劇場版しか観ていないので、安室さん?松田さん?レベルの知識です。警察学校のメンバーが絡んできて、爆弾処理班と対峙するお話。キャラ知識が無い僕でも、今回は割と楽しめたほうだと思います。警察、公安、コナン、テロリスト…色んな思惑が交差していき、プロたちの駆け引きが楽しめました。真剣な場面でもギャグ要素が入ってくるのは監督の意向なのかな?ちょっと違和感でした。まぁ今回もツッコミどころは多いです。大量のランタンにどうやって液体入れたんだろ?業者に頼んだのか?
今回はアベンジャーズ並みのアクションは無いのかなと思ったら、やっぱりありました(笑)ビルから飛び降りるのも凄いし、渋谷のど真ん中であんな事しちゃう!?近くに一般市民まだ残ってそうですが…。サッカーボールを使ったトリックは大胆すぎるけど、あれで防げるのか!?(笑)ていうかコナン君、相変わらず凄い身体能力。ロシア語話せるなんて聞いてないぞ!毛利のおっちゃん、どんだけの量の麻酔打たれたんだろ!?寝すぎ(笑)
そろそろ合間に入る阿笠博士のクイズがウザく感じてしまうのは僕だけか?そして男性イケメンキャラを登場させまくる近年のコナン映画がちょっと嫌…。主役はコナンで、しっかり探偵映画を撮ってほしい。ってなんだかんだ言っても来年もレンタルするだろうコナン映画でした。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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ビリーバーズ

2022年12月29日 13時42分10秒 | 映画評論ハ行

製作年:2022年
製作国:日本
日本公開:2022年7月8日
監督:城定秀夫
出演:磯村勇斗,北村優衣,宇野祥平,毎熊克哉,山本直樹

映画『ビリーバーズ』公式サイト

映画『ビリーバーズ』公式サイト

映画『ビリーバーズ』公式サイト

 


3人の男女がある孤島で共同生活を送っていた。男の一人は「オペレーター」(磯村勇斗)、もう一人は「議長」、女は「副議長」と互いに呼び合い、同じデザインのTシャツを着ている。ニコニコ人生センターという宗教的な団体に所属する彼らは、「孤島のプログラム」と呼ばれる無人島での共同生活を送りながら、安住の地へ旅立つためにさまざまな日課をこなしていた。
『ファンシー』『夕方のおともだち』などの原作で知られる山本直樹のコミックを実写映画化。宗教的な団体に所属する男女が、修行のために無人島で暮らすうちに次第に本能と欲望をむき出しにしていく。監督と脚本を手掛けるのは『愛なのに』『女子高生に殺されたい』などの城定秀夫。『ヤクザと家族 The Family』『劇場版 きのう何食べた?』などの磯村勇斗が主人公であるオペレーターを演じている。

無人島で暮らす宗教団体に所属する男女3人の本能と欲望を描く本作。統一教会、宗教2世など、社会問題化している今。このタイミングでこの映画を観ると、色々と考えさせられることが多かったです。安住の地へと旅立つために無人島で暮らす3人の男女。その日のために、疑うことも無く歯向かうことも無く暮らす彼らだったが、閉鎖的な空間で少しずつ人間としての欲望が溢れてくるのです。何を信じるかはその人の自由ではあるが、おかしな宗教団体は日本中にたくさんある。財産や欲望を奪い、洗脳していく怖さを感じました。カルト集団のヤバさが伝わってきました。そして自由を奪われようとも、欲には勝てないという人間を弱さ。この映画は結構なエロスを追求していました。エロいんだけど面白い。彼らは真面目にしていることでも、観ているこちらとしては面白い。性欲って爆発すると凄いな(笑)ロマンポルノを観ているようでした。宗教って一度入ると抜け出すのは大変だ…。宗教の怖さは感じられたが、オチに捻りが無かったのは残念でした。
キャストの皆さん、かなりの体当たり演技でしたね。お疲れさまでした!
宗教団体には興味ないけどニコニコ人生センターのTシャツはちょっと欲しい…みんなのために頑張りましょう!

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン

2022年12月28日 15時46分12秒 | 映画評論ナ行

製作年:2022年
製作国:アメリカ
日本公開:2022年12月23日
監督:ライアン・ジョンソン
出演:ダニエル・クレイグ,エドワード・ノートン,ジャネール・モネイ

IT業界の大富豪マイルズ・ブロン(エドワード・ノートン)は地中海のプライベートアイランドに友人たちを招き、ミステリーゲームをしようと提案する。しかし、島で実際に殺人事件が起きたことで状況は一変し、参加者たちは事件の容疑者となってしまう。不穏な空気に包まれる中、名探偵ブノワ・ブラン(ダニエル・クレイグ)は友人同士の間に渦巻く思惑と、事件の真相を解き明かすべく捜査を開始する。
『007』シリーズなどのダニエル・クレイグが主演を務めた『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』の続編。ダニエルふんする名探偵ブノワ・ブランが、絶海の孤島で巻き起こる殺人事件の解明に挑む。監督・脚本は前作に続き『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』などのライアン・ジョンソン。共演には『マザーレス・ブルックリン』などのエドワード・ノートン、『アンテベラム』などのジャネール・モネイのほか、デイヴ・バウティスタ、キャスリン・ハーン、レスリー・オドム・Jr、ケイト・ハドソンらが集結する。

名探偵ブロワ・ブランが孤島で巻き起こる殺人事件の解明に挑むミステリーの第2弾。ダニエル・クレイグ、相変わらず渋くてイケオジなんだけど、ちょっと老けた?太った?そして久しぶりにエドワード・ノートン見た!カッコいい!
孤島の大豪邸で起きる殺人事件。参加者全員が怪しい…。ミステリー映画としてはお決まりのパターンではあるのだけど、観ているこちらも推理しながら話が進んでいくので目が離せません。トリックや伏線回収が見事!実は事件解決のヒントが幾つか隠されています。そして予想外のどんでん返しがあります。どんでん返しが終わったかと思ったら、さらにどんでん返し…そして予想外の結末にスカッとしました!続編もあるなら絶対観ます!

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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はい、泳げません

2022年12月24日 17時44分07秒 | 映画評論ハ行

製作年:2022年
製作国:日本
日本公開:2022年6月10日
監督:渡辺謙作
出演:長谷川博己,綾瀬はるか,伊佐山ひろ子,小林薫,阿部純子,麻生久美子

映画『はい、泳げません』公式サイト

長谷川博己×綾瀬はるか 映画初共演!泳げない男と泳ぐことしかできない女の、希望と再生の物語。

映画『はい、泳げません』公式サイト

 


大学で哲学を教える小鳥遊雄司(長谷川博己)は水に顔をつけるのも怖いほどのカナヅチだった。あれこれ理屈をこねては水を避けてきた彼は、プールの受付で薄原静香(綾瀬はるか)に強引に入会を勧められ、水泳教室に通い始める。コーチの静香に毎日泳ぎを習いにくる主婦たちに混じって練習する中で、雄司は過去のさまざまな出来事を振り返る。
高橋秀実のエッセーを原作に描くヒューマンドラマ。泳ぐことができない哲学者と、彼に水泳を教えるコーチの歩みを描く。監督と脚本を手掛けるのは『舟を編む』で第37回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した渡辺謙作。『セカンドバージン』などの長谷川博己、『今夜、ロマンス劇場で』などの綾瀬はるかをはじめ、小林薫、阿部純子、麻生久美子らが出演する。

泳げない大学教授と、水泳コーチの女性の交流を描いた本作。キャストも豪華だし、面白そうと思って期待していました。泳げない哲学者・小鳥遊雄司が一生懸命に泳ぎをマスターしようとする姿と、怖いけど芯があるコーチのやり取りが微笑ましかったです。コメディ映画かと思ってしましたが、途中からは意外な過去が明らかになっていき、ドラマ要素が強くなっていきます。主人公が過去にトラウマを抱えて、苦悩しながらも克服しようとする姿は感動的でした。人間の再生ドラマを水泳に例えたのは良かったです。水泳教室に通うおばさんたち、シングルマザー、授業中に居眠りする大学生たちと触れ合う中で“生きるとは何か”の答えを出そうする展開に心温まりました。ただ、コメディ要素、シリアス要素、どちらかに舵を振り切っていればもっと観やすかったかなと思います。深いい話なのに、いらない部分が多くて感情移入とまではいかなかった。麻生久美子の顔全面に納豆チューブってのは斬新だけど笑えないです…。全体的には良い話であることは間違いないのですが、何かもう一つ物足りないような印象。静香の過去も掘り下げてくれればなぁ。静香の過去は小鳥遊さんよりも深刻そうな気がするのは僕だけか…。小鳥遊さんと静香が恋愛に発展するのかと思ってしまったが何も無いんかーい!
リハビリの語源は「再び自分らしく生きること」。素敵!

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター

2022年12月23日 11時17分23秒 | 映画評論ア行

製作年:2022年
製作国:アメリカ
日本公開:2022年12月16日
監督:ジェームズ・キャメロン
出演:サム・ワーシントン,ゾーイ・サルダナ,ジョエル・デヴィッド・ムーア

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター|20世紀スタジオ公式

『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』公式サイト。人類史上最高の映画シリーズ誕生!映画館だけが可能にする、今人類が創れる最高の映像体験。|映画のあらすじや予告映...

20th Century Studios JP

 


神秘の星パンドラ。元海兵隊員のジェイク(サム・ワーシントン)は先住民ナヴィの女性ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)と結ばれ、子供たちをもうけ、幸せに暮らしていた。しかし、ジェイクたちは再びパンドラに現れた人間たちに森を追われてしまい、海の部族のもとに身を寄せる。だが、その美しい海にも侵略者が接近していた。
ジェームズ・キャメロン監督によるヒット作の約13年ぶりの続編で、第1作の10年後を描いたSF大作。神秘の星パンドラに人類が再びやってきたことから、パンドラの森で平和に暮らしていた元海兵隊員と先住民の女性たちが海へと逃れる。前作と同じく監督をキャメロンが務め、前作同様元海兵隊員をサム・ワーシントン、先住民の女性をゾーイ・サルダナが演じ、シガーニー・ウィーヴァーなどが共演する。

世界興行収入歴代1位に君臨する大ヒット作品の13年ぶりの続編。前作は今では当たり前になった3D映画の先駆け的な作品。前作を映画館で3Dで観た時の映像の美しさは衝撃でした。あれからもう13年も経ったのかぁ…。
上映時間はなんと192分!メガネ疲れ問題。トイレ問題。色々不安を感じながらの鑑賞でしたが、上映時間の長さを感じさせない映像美とストーリーでした。舞台は前作の森から海へ。侵略者から逃れるために海の部族の元で暮らすことになったジェイク一家だったが、侵略者たちは海にまで近づいていきます。とにかく水の映像が綺麗!映画というよりもアトラクションに乗っているような感覚でした!こんな様々な鮮やかな生物がいる海でダイビングしてみたい!
ストーリー的にはどちらかと言えばわかりやすくて単純です。前作ではアバターというキャラクターに新鮮さを感じてましたが、本作では当たり前にパンドラの自然や先住民ナヴィが最初からいるので、それよりも1作目からさらにパワーアップした映像の美しさを楽しんだ方がいいかなと思います。本作でも家族、兄弟、恋愛、部族、自然破壊、捕鯨、差別など、様々なテーマが描かれています。親から子へ、子から親へと、大切な人を守ろうとする姿。そして成長する姿に感動しました。ていうか、これ元々は全部ジェイクのせい…なんて言ってはいけません(笑)覚醒したネイティリの顔が怖かったです。
アバターは5部作だそうですが、これからどう話が盛り上がっていくのか期待ですね。毎回3時間以上はちょっとキツいかもですが(笑)

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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ギレルモ・デル・トロのピノッキオ

2022年12月17日 16時54分10秒 | 映画評論カ行

製作年:2022年
製作国:アメリカ
日本公開:2022年12月9日
監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:グレゴリー・マン,ユアン・マクレガー,デヴィッド・ブラッドリー

おもちゃ職人のゼペットじいさんが作った操り人形のピノッキオに命が宿る。本物の人間になりたいと願うようになったピノッキオは、冒険の中で苦難を乗り越えていく。
アカデミー賞を受賞した「シェイプ・オブ・ウォーター」や「パンズ・ラビリンス」「ナイトメア・アリー」などで知られる鬼才ギレルモ・デル・トロが、アニメーションで描くピノッキオの物語。ピノッキオ役の声優には新人グレゴリー・マンを抜てき。語り部となるコオロギのセバスチャン・J・クリケット役はユアン・マクレガー、ゼペットじいさん役は「ハリー・ポッター」シリーズ、「ゲーム・オブ・スローンズ」のデビッド・ブラッドリーが務め、そのほかにもティルダ・スウィントン、クリストフ・ワルツら豪華俳優陣が声優を務めている。

ギレルモ・デル・トロ節が効いてるピノッキオの物語。ストップモーションアニメってどうなのよ!?って思っていましたが、違和感も無く温かみも感じられました。CGが当たり前の時代にストップモーション技法は凄すぎる!!
恥ずかしながらディズニー版のピノキオも観たことがなく、あらすじを知りませんでした。ファミリー向きの楽しいお話かと思っていましたが、社会風刺、人間の欲、戦争、生と死について考えさせられる大人向けの映画でした。さすがギレルモ・デル・トロ。残酷さを盛り込んだ独特な世界観のファンタジー作品でした。ディズニー版とは多少は違っているだろうね。政治色が強め?
ムッソリーニが支配するファシズム時代。愛する息子を失ったゼペットじいさん。そんなゼペットじいさんは木の人形ピノッキオに命を吹き込みます。最初はゼペットじいさんに反抗したり、暴走気味のピノッキオでしたが、ゼペットじいさんと過ごす時間を通してピノッキオは自分の意志を持つようになっていきます。人形劇一座に入り、戦争に巻き込まれ…限られた時間の中で何ができるか、愛する人との時間をどう過ごすか。死は誰にでもいずれ訪れるもの。死があるからこそ、人は一生懸命生きようとする。「命を大切にしよう」そう思いました。ラストシーンはちょっとウルっときてしまいました。

クリケットが最後までコオロギというよりGにしか見えませんでした(笑)

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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冬薔薇

2022年12月09日 13時52分58秒 | 映画評論ハ行

製作年:2022年
製作国:日本
日本公開:2022年6月3日
監督:阪本順治
出演:伊藤健太郎,小林薫,余貴美子,眞木蔵人,永山絢斗,毎熊克哉,坂東龍汰,石橋蓮司

映画『冬薔薇(ふゆそうび)』公式サイト

【脚本・監督:阪本順治 × 主演:伊藤健太郎】 阪本順治監督によるオリジナル脚本で、人間の業を切なく儚く紡ぐ物語。ー映画『冬薔薇(ふゆそうび)』6月3日(金)新宿ピカ...

映画『冬薔薇(ふゆそうび)』公式サイト

 


港町に暮らす渡口淳(伊藤健太郎)は、不良仲間とつるみ、友人や女性にお金をせびりながら過ごしていた。両親は埋立て用の土砂を運ぶ海運業を営んでいたが、年々仕事が減っており、淳と両親の間には会話もほとんどなかった。ある日、淳の仲間が襲われる事件が起きるが、犯人像は予想外の人物だった。
『北のカナリアたち』などの阪本順治が監督と脚本を担当し、人間の業を描くドラマ。港町を舞台に、その場しのぎの人生を送ってきた青年の周囲である事件が起き、意外な犯人像が浮かび上がる。主演を『今日から俺は!!』シリーズなどの伊藤健太郎が務める。共演には小林薫、余貴美子をはじめ、眞木蔵人、永山絢斗、伊武雅刀、石橋蓮司らが名を連ねる。

不良仲間とつるみ、周囲に頼りながら生きていた青年の姿を描いた本作。色んな出来事や、偶然がキッカケで思いもよらない方向に人生は進んでいってしまう。世の中のせいなのかもしれない。自分のせいかもしれない。主人公の淳は親や友人に頼ってばかりで、自分では何もしようとしない青年。謝らないんじゃなくて謝れない淳。淳を見ていると可哀相に感じる部分もあるけれど、やっぱり自業自得だなと思ってしまう。気付いた時にはもう遅い…。それと同時に自分は周囲の人に支えられてるから生きていけるのだと考えさせられました。向き合い過ぎると従弟のような子に育ってしまう。向き合わなすぎると淳のような子に育ってしまう。子育って正解が無いからこそ難しい。でも何があっても親と子の繋がりって切れないものなんだと感じました。ラストは「ここで終わるのかぁ」って感じのなんとも言えない切なさを感じる終わり方でした。
日本映画界を代表するベテラン演技派俳優陣が勢揃いしていて見応え十分でした。伊藤くん、色々あったけど、あなた良い役者だよ。これからも期待しています。
冬薔薇のように、辛く苦しい時でも懸命に生きていれば春はきっと訪れるだろう。

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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そばかす

2022年12月08日 12時21分42秒 | 映画評論サ行

製作年:2022年
製作国:日本
日本公開:2022年12月16日
監督:玉田真也
出演:三浦透子,前田敦子,伊藤万理華,北村匠海,田島令子,坂井真紀,三宅弘城

映画『そばかす』|「(not) HEROINE movies」オフィシャルサイト

2022年12月16日(金) 新宿武蔵野館ほか全国公開|「(not) HEROINE movies」何ドンもされない。胸キュンもしない。恋とか愛とか生きるとか自意識とか、考えすぎてこんがらがっ...

映画『そばかす』|「(not) HEROINE movies」オフィシャルサイト

 


これまで誰かに好意を抱いたことがなく、恋愛が何なのかわからない30歳の蘇畑佳純(三浦透子)。志していた音楽の道で挫折したのを機に帰郷してコールセンターで働く彼女は、日々の業務に追われていた。妹が結婚して妊娠し、母親からは恋人を作るようにとプレッシャーをかけられる中、母親が佳純に無断でお見合いをセッティングする。渋々お見合いに向かった佳純だが、その席で結婚よりも友だちとしての関係の構築を望む男性と出会う。
ヒロインを務めた『ドライブ・マイ・カー』で第45回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞した、三浦透子の主演によるドラマ。恋愛を理解できない女性が、さまざまな出来事を通してアイデンティティーや幸せの本質を見いだす。監督を『あの日々の話』などの玉田真也、脚本を『his』などのアサダアツシが担当する。

Filmarksさんのオンライン試写会にて鑑賞。恋愛が分からないアセクシャルの女性の日常を描いた本作。
観ながら「ああ、その気持ちわかるわぁ~」と共感するポイントが多かったです。「価値観が違うとそういう会話になっちゃうよねぇ」と観ながら笑ってしまいました!
多様性多様性ってアホみたいに世間は言うけど、そもそも全く同じ人なんて1人もいないのだから。世の中に“普通”なんてものは無いし、その人その人で思う“普通”は違うのは当たり前。「なんで恋人作らないの?」「なんで結婚しないの?」「なんで子供作らないの?」ってよく耳にする会話だけど、それに対して疑問に思ったり、傷付いたりしている人が世の中にはたくさんいると思う。
恋愛って楽しいことばかりじゃなく、「なんか面倒くさいなぁ」とか「なんか違うなぁ」って思うこともいっぱいある。親のために結婚するとか、世間体のために結婚するとか、今は結婚しなきゃ幸せになれないっていう時代でもない。恋愛だけが人生じゃない。「男だから」「女だから」「ゲイだから」「レズビアンだから」「AV女優だから」そんなものは関係なく、佳純のように自分らしく生きる人って本当にカッコいいなと思いました。佳純とは対照的に自分の気持ちに正直で、すぐに行動に移せる真帆もまた、素敵な女性に見えました。対照的な2人だからこそ惹かれ合う部分があったのだろう。マイノリティを持っている佳純や真帆は、どこか自分を隠して、壁を避けながら生活していたが、自分らしさを見つけて、自分の居場所を見つけて生きていこうとする姿に感動をもらいました。
アセクシャルをテーマにした映画って初めて観ました。こういう映画って今後の日本に必要だと思います。素敵な映画をありがとう!

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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英雄の証明

2022年12月07日 14時12分32秒 | 映画評論ア行

製作年:2021年
製作国:フランス、イラン
日本公開:2022年4月1日
監督:アスガー・ファルハディ
出演:アミル・ジャディディ,モーセン・タナバンデ,サハル・ゴルデュースト

映画『英雄の証明』公式サイト

アカデミー賞最有力!アスガー・ファルハディ監督最新作 ー映画『英雄の証明』公式サイト。2022年4月1日(金)Bunkamuraル・シネマ、シネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ他...

映画『英雄の証明』公式サイト

 


イランのシラーズで暮らすラヒムは、借金の罪で収監されているが、借金さえ返済すればすぐに自由の身になれる状況だった。ある日、彼の婚約者が金貨17枚を拾い、借金は帳消しになるはずだったが、ラヒムは罪悪感から落とし主に金貨を返すことを決意する。そのことがメディアで取り上げられ、ラヒムは英雄に祭り上げられるが、SNSで広まったあるうわさによって状況は急変する。
ソーシャルメディアの光と闇を題材に描くサスペンス。借金を抱える主人公が善行により注目を集めたことをきっかけに、周囲の狂騒に巻き込まれる。監督と脚本などを手掛けるのは、『別離』『セールスマン』でアカデミー賞外国語映画賞に輝いたアスガー・ファルハディ。アミール・ジャディディ、モーセン・タナバンデ、サハル・ゴルデュースト、サリナ・ファルハディらが出演する。

借金を抱えた主人公が善行によって世間から注目と批判の的にさらされるお話。良いと思ってしたことでも、それを褒め称えてくれる人もいれば、妬み批判する人もいる。全員を納得させるなんて不可能なこと。それがラヒムのように罪人だったら尚更。人間ドラマとしては見応えはあったものの、些細な嘘や言い訳をした結果、自分で自分の首を絞めていってしまった印象を持ちました。もっとストレートに円満に解決する方法があったのではないか?イラン社会が垣間見えたし、SNS社会の怖さも感じられたのは良かったです。誰もが正義感を持って、正しいと思って生きていたとしても、それが誰かを苦しめることになる。でも時にはそれが誰かの命を救う時もある。英雄と詐欺師は紙一重なのか…。
地味な映画ではありましたが、心にジワジワとくる作品でした。登場人物が多いので、「この人、どこの誰だっけ?」と思う時がありました。てか刑務所に休暇があることに驚いた!

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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X エックス

2022年12月06日 16時17分06秒 | 映画評論ア行

製作年:2022年
製作国:アメリカ
日本公開:2022年7月8日
監督:タイ・ウェスト
出演:ミア・ゴス,ジェナ・オルテガ,ブリタニー・スノウ,スコット・メスカディ

映画「X エックス」公式サイト|絶賛上映中

X―それは最も危険なイニシャル。1979年、テキサス。3組のカップルが映画の撮影に訪れたのは、史上最高齢の殺人夫婦が棲む家だった――。『ミッドサマー』のA24が仕掛ける真夏...

映画「X エックス」公式サイト|絶賛上映中

 


1979年、アメリカ・テキサス州。女優のマキシーン(ミア・ゴス)、マネージャーのウェインをはじめ6人の男女は、映画「農場の娘たち」を撮影するために借りた農場を訪れる。そこで彼らを迎え入れた老人ハワードは、宿泊場所となる納屋へ一同を案内する。一方マキシーンは、母屋の窓から自分たちを凝視する女性に気付く。
ある老夫婦が暮らす家に足を踏み入れた若者たちの運命を描くホラー。1979年のアメリカ・テキサス州を舞台に、3組のカップルが映画撮影のために訪れた農場で悪夢のような出来事に遭遇する。監督・脚本は『キャビン・フィーバー2』などのタイ・ウェスト。『サスペリア』などのミア・ゴスがヒロインを演じ、『ザ・ベビーシッター ~キラークイーン~』などのジェナ・オルテガ、『プロムナイト』などのブリタニー・スノウ、『スコットという名の男』などのスコット・メスカディらが共演する。

老夫婦が営む農場に足を踏み入れた若者たちに襲い掛かる恐怖を描いたA24製作のホラー作品。これ、3部作らしいですね。若者たちが田舎町で悪夢に遭遇するお話…ん?「悪魔のいけにえ」と同じじゃん!と観ていて感じたのは僕だけじゃないでしょう。往年の名作ホラーへのオマージュを感じさせますが新鮮味はゼロ。そこまで怖くも無い。内容は「悪魔のいけにえ」とほぼ一緒。違うと言えば、おじいちゃんおばあちゃんが相手ってことぐらいです。皆さん面白いくらい予想通りに死んでいきます。あれだけの高齢者なら、逃げたり襲いかかったり出来るんじゃないの?と思ってしまった。
無駄にエロいシーンが多いし、おばあちゃんの性欲が爆発するという衝撃の展開は面白かったです。みんな、外に出る時は服を着よう。
パート2はおばあちゃん目線なのかな?それはそれで気になる(笑)

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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モガディシュ 脱出までの14日間

2022年12月05日 17時43分42秒 | 映画評論マ行

製作年:2021年
製作国:韓国
日本公開:2022年7月1日
監督:リュ・スンワン
出演:キム・ユンソク,チョ・インソン,チョン・マンシク,ホ・ジュノ

映画『モガディシュ 脱出までの14日間』オフィシャルサイト

7月1日(金)新宿ピカデリー、グランドシネマサンシャイン 池袋ほか全国ロードショー|2021年度韓国映画No.1大ヒット!国か、命か。それは語ることを許されなかった14日間...

映画『モガディシュ 脱出までの14日間』オフィシャルサイト

 


1990年、韓国は国連への加盟を目指して多数の投票権があるアフリカ諸国に対しロビー活動を行っていた。ソマリアの首都モガディシュの韓国大使ハン(キム・ユンソク)は、ソマリア政府上層部の支持を取り付けようと飛び回るが、北朝鮮も同様に国連加盟を画策していた。両国間の妨害工作や情報操作が激化する中、ソマリア内戦が勃発する。
実話を基に、ソマリア内戦に巻き込まれた人々の脱出劇を描く人間ドラマ。互いに反目し合っていた韓国と北朝鮮の大使館員たちが、戦禍から命がけで逃れようとする。メガホンを取るのは『ベテラン』などのリュ・スンワン監督。『1987、ある闘いの真実』などのキム・ユンソク、『国家が破産する日』などのホ・ジュノ、『ザ・キング』などのチョ・インソンをはじめ、ク・ギョファン、キム・ソジン、チョン・マンシクらが出演する。

ソマリア内戦に巻き込まれた人々の脱出劇を描いた作品。こんな出来事があったことに驚かされました。韓国と北朝鮮。南北朝鮮問題にも触れていて、敵対国の2つの国が一時的に協力し合い、脱出を試みる展開は見応えのある人間ドラマでした。韓国の外交官と、北朝鮮の外交官。国が違えど、国を優先するべきか、命を優先するべきか…。しかし愛する人のために、想う気持ちは同じ。互いの心理戦にもハラハラさせられます。そしてソマリアの子供たちが本物の銃を持ちながら笑うシーンもまた衝撃です。子供でも当たり前に戦場に立ち、兵器として扱われる現実。エンタメ要素が満載で、イタリア大使館へと向かうカーチェイスシーンは迫力がありました。まぁ最後の脱出劇の際にあれだけ四方八方から銃撃を受けているのに死なないっていうのは違和感がありましたが…。
でも歴史、人間ドラマ、アクションとバランスよく盛り込まれて飽きることなく最後まで楽しめました。最後、何事も無かったかのようにそれぞれの国へと戻る姿にグッときました。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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この子は邪悪

2022年12月04日 17時40分33秒 | 映画評論カ行

製作年:2022年
製作国:日本
日本公開:2022年9月1日
監督:片岡翔
出演:南沙良,大西流星,桜井ユキ,渡辺さくら,桜木梨奈,玉木宏

映画『この子は邪悪』公式サイト - Happinet Phantom Studios

『この子は邪悪』 大ヒット上映中! 南沙良 / 大西流星 桜井ユキ / 渡辺さくら 桜木梨奈 稲川実代子 二ノ宮隆太郎 / 玉木宏 監督・脚本:片岡翔 配給・宣伝:ハピネッ...

映画『この子は邪悪』公式サイト - Happinet Phantom Studios

 


心理療法室の院長である窪司朗(玉木宏)の家族は以前交通事故に遭い、娘の花(南沙良)は心に傷を抱えていた。司朗の足には後遺症が残り、妻(桜井ユキ)は昏睡(こんすい)状態で、花の妹は顔に重度のやけどを負っていた。そこに、自身の母の心神喪失の原因を探る高校生の四井純(大西流星)が花のもとを訪れ、二人は親しくなっていく。そんなある日、5年間の昏睡(こんすい)状態から突然目覚めた花の母を司朗が家に連れて帰る。
「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2017」で、準グランプリを受賞した作品を映画化。過去に一家で交通事故に遭い、トラウマを抱える女子高生が、やがて恐ろしい出来事に巻き込まれていく。『たまこちゃんとコックボー』などの片岡翔が監督と脚本を担当。『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』などの南沙良、アイドルグループ「なにわ男子」の大西流星、『真っ赤な星』などの桜井ユキ、『極主夫道』シリーズなどの玉木宏らが出演する。

一家で交通事故に遭い、トラウマを抱えた女子高生に訪れる恐怖を描いたホラー作品。お母さん…じゃない?妹…じゃない?不気味な雰囲気が続く展開にゾクゾクさせられるサイコスリラー。目がぎょろぎょろするシーンはかなり怖い!邪悪なのは誰なのか、オチに期待していました。ん~、斬新ではあるオチなのですが、正直いまいちピンとこない。催眠療法、記憶のすり替え、魂の入れ替わりってなると、話が飛躍過ぎているような印象。ウサギにさせられたらショックだろうな…。ジュン君はあの後どうしたんだろ?玉木宏がもっとサイコパス感を出してくれたら良かったかも。てか父親の催眠療法が最強すぎて、こんな凄い能力持ってるなら世界的に活躍できそうと思ってしまった(笑)
家族を大切に想うあまり、してしまった禁断の行為。アイデアとしては面白かったけど、現実味がないオチは残念でした。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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