股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~

2023年11月29日 13時36分28秒 | 映画評論タ行

製作年:2023年
製作国:日本
日本公開:2023年11月23日
監督:武内英樹
出演:GACKT,二階堂ふみ,杏,片岡愛之助,加藤諒,藤原紀香,川崎麻世

映画『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』公式サイト

全世界を席巻した<壮大な茶番劇>まさかの第Ⅱ章、開幕。今度は東西対決!関西の皆様 飛び火してすんまへん。埼玉の皆様 続編でもディスってゴメンなさい。大ヒット上映中!

映画『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』公式サイト

 


かつて東京都民から迫害されていた埼玉県民は自由を求めて立ち上がり、麻実麗(GACKT)や壇ノ浦百美(二階堂ふみ)をはじめとする埼玉解放戦線の奮闘によって通行手形制度が廃止される。こうして埼玉は平和な日常を手に入れたはずだったが、さらなる自由と平和を求め、そして再び埼玉の心を一つにするため、埼玉解放戦線は次なる野望を実現させようとしていた。やがて関西にも及んだこの事態は日本を東西に分かち、全国を巻き込む大騒動へと発展する。
『パタリロ!』シリーズの原作などで知られる魔夜峰央の漫画を実写映画化した『翔んで埼玉』の続編。東京から虐げられている埼玉の自由を求めて立ち上がった埼玉解放戦線のさらなる戦いが、日本を分割する東西対決へと発展する。前作に続き『テルマエ・ロマエ』シリーズなどの武内英樹が監督、『かぐや様は告らせたい』シリーズなどの徳永友一が脚本を担当。麻実麗役のGACKT、壇ノ浦百美役の二階堂ふみをはじめ、加藤諒、益若つばさ、小沢真珠、中原翔子らが前作より続投する。

埼玉をディスりまくった前作が大ヒットしたおかげで、製作費予算もだいぶ増えたらしいですね。たしかに前作よりもお金かかっている感はありました。まさに史上最高の茶番劇。関東出身者からしたら、日本埼玉化計画を進める埼玉県民たちの動きや、相変わらずの埼玉のディスリ具合が笑えます。“浦和vs大宮”“武蔵野線計画”。あんなところに“タワー”があるとは知りませんでした。加えて今回は関西圏寄りのネタが多い。大阪いじりが凄い。そして滋賀県や和歌山県がこんなに注目される日が来るとはね(笑)琵琶湖、白浜、甲子園、祇園、通天閣の使い方が雑過ぎる!!鳥人間www 何気にアンダー40sの牢屋に収監されている群馬や佐賀たちが可哀相でした(笑)前作に引き続き、今回も楽しみにしていた出身地有名人対決は、これまたチョイスが絶妙で笑えました!対決、もっと見たかったなぁ。
関西圏ネタも面白かったですが、やはり関東圏に住んでいる僕からすると、前作のような埼玉ネタオンリーで描いてくれたほうが共感して楽しめたような気がします。でもスケールアップしたおかげで笑えるシーンは多かったです。

トビタのグッズちょっと欲しくなりました。伊勢谷友介戻ってきてー

関西圏の次は九州や東北もいけそうですね!続編楽しみにしています。

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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銀河鉄道の父

2023年11月27日 20時55分19秒 | 映画評論カ行

製作年:2023年
製作国:日本
日本公開:2023年5月5日
監督:成島出
出演:役所広司,菅田将暉,森七菜,豊田裕大,益岡徹,坂井真紀,田中泯

映画『銀河鉄道の父』公式サイト | 絶賛上映中!

直木賞受賞作品「銀河鉄道の父」待望の映画化!主演:役所広司、共演:菅田将暉、森七菜 監督:成島出

映画『銀河鉄道の父』公式サイト | 絶賛上映中!

 


宮沢政次郎(役所広司)は、待望だった長男・賢治(菅田将暉)の誕生を喜び、彼に家業の質屋を継いでほしいと願っていた。だが賢治は、農業、人造宝石、宗教などに没頭して政次郎の願いを聞き入れようとしない。政次郎が家業を顧みない賢治に激高する一方、賢治が物語を書くことを楽しみにしていた妹のトシ(森七菜)が病に倒れ、賢治は「風の又三郎」と題した自作の童話をトシに読み聞かせるが、彼女は亡くなってしまう。打ちひしがれる賢治に、政次郎は物語を書き続けるよう促す。
第158回直木賞を受賞した門井慶喜の小説を実写化したドラマ。息子の宮沢賢治を支えた父・政次郎の姿を描く。メガホンを取るのは『いのちの停車場』などの成島出。『ファミリア』などでも成島監督と組んでいる役所広司、『百花』などの菅田将暉、『ライアー×ライアー』などの森七菜のほか、豊田裕大、坂井真紀、田中泯らが出演する。

息子の宮沢賢治を支えた父・政次郎の姿を描いた本作。「銀河鉄道の夜」しか知らない僕にとっては、宮沢賢治の生い立ちを知れて良かったです。父親の存在、妹の死…後世に残る傑作を生みだした賢治の作品が生まれた背景には、これほど大きな家族の愛があったことに驚かされました。この時代の父親って子供に対して厳しくて怖いイメージでしたが、政次郎のように子供の夢を応援して支えてあげられるような優しい父親って素敵だなと感じました。
短い生涯でありながら、家族の愛情をいっぱいに受けた賢治。宮沢賢治という人は、いつも優しい心を持ち、弱者を助けてあげる人なのだと改めて気付かされました。この映画を観てから賢治の作品を読めば、きっと見かたも変わってきそう。

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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正欲

2023年11月22日 15時48分49秒 | 映画評論サ行

製作年:2023年
製作国:日本
日本公開:2023年11月10日
監督:岸善幸
出演:稲垣吾郎,新垣結衣,磯村勇斗,佐藤寛太,東野絢香,山田真歩,宇野祥平

不登校になった息子が世間から隔絶されることを心配する検察官・寺井啓喜(稲垣吾郎)。ある秘密を抱え、世間との関わりを断つように生きる販売員・桐生夏月(新垣結衣)。彼女の中学時代の同級生で、夏月の誰にも言えない秘密を共有している佐々木佳道(磯村勇斗)。容姿に恵まれ華やかな大学生活を送っているように見えながら、他人との交流を避ける諸橋大也(佐藤寛太)。彼と同じ大学に通い、学園祭実行委員を務める神戸八重子(東野絢香)。一見何の接点もないように見えるそれぞれの人生が、ある事件をきっかけに重なり始める。
『桐島、部活やめるってよ』の原作などで知られる朝井リョウの柴田錬三郎賞受賞作を映画化。息子が不登校になった検察官、ある秘密を抱えた販売員、心を閉ざして生活する大学生など、一見無関係な人々の人生が、ある事件をきっかけに交差し始める。『あゝ、荒野』シリーズなどの岸善幸が監督、同じく港岳彦が脚本を担当。『窓辺にて』などの稲垣吾郎、『くちびるに歌を』などの新垣結衣、『ビリーバーズ』などの磯村勇斗、『軍艦少年』などの佐藤寛太らが出演する。

啓喜、夏月、佳道、大也、八重子。性別・年齢・環境も違う5人。様々な欲望、嗜好、苦悩を持った人間たちが、ある事件をキッカケに交差していく物語。まさに“多様性”を描いた本作。育った環境、出会った人間で、考え方なんて人それぞれ変わってくるのは当たり前。しかしそれを相手に理解してもらおうとするのは難しい。普通とは何か、正しいとは何か…。“こうであることが当たり前”とか“こうじゃなきゃいけない”なんてことは世の中に一つもない。しかし社会で生きていると周りを見て、空気を読んで、皆と同じように生きなきゃいけないと自然と感じてしまう。そして普通の顔をして生きなきゃいけない。
世の中には色々な趣味嗜好を持っている人がいるけれど、同時に生きづらさを感じている人もいるだろう。自分が知らない世界がたくさんあることに気付かされたし、生きやすい世界になってほしいと純粋に思いました。終わり方がちょっと勿体ない。その後を見せてほしかった。

「自分がどういう人間か人に説明できなくて息ができなくなったことってありますか?」

「生きるために必死だった道のりを“ありえない”って簡単に片づけられたこと。ありますか?」

僕も無意識に相手を傷付けているのではないかと、非常に考えさせられる内容でした。犯罪をしなければ、どんな欲があっても良い。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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トランスフォーマー/ビースト覚醒

2023年11月13日 14時58分34秒 | 映画評論タ行

製作年:2023年
製作国:アメリカ
日本公開:2023年8月4日
監督:スティーヴン・ケイプル・Jr
出演:アンソニー・ラモス,ドミニク・フィッシュバック,ルナ・ローレン・ベレス

映画『トランスフォーマー/ビースト覚醒』公式サイト

映画『トランスフォーマー/ビースト覚醒』大ヒット上映中

映画『トランスフォーマー/ビースト覚醒』公式サイト

 


オプティマスプライム率いるトランスフォーマーたちが地球に来て間もない1994年、最強の敵「ユニクロン」が地球に向けて動き出していた。プライムが仲間たちに召集をかけるが、青年ノア(アンソニー・ラモス)がトランスフォーマーのミラージュの車内に閉じ込められ、意図せず戦いに巻き込まれてしまう。信頼関係を築けない彼らの前に、ハヤブサの姿のビースト型トランスフォーマー、エアレイザーが現れる。
世界的ヒットとなったSFアクション『トランスフォーマー』シリーズの第7弾。最強の敵の襲来を察知したオートボットが、ビースト型トランスフォーマーと共に立ち上がる。メガホンを取るのは『クリード 炎の宿敵』などのスティーヴン・ケイプル・Jr。『イン・ザ・ハイツ』などのアンソニー・ラモスや『プロジェクト・パワー』などのドミニク・フィッシュバックらが出演。

2007年公開の「トランスフォーマー」から2018年公開の「バンブルビー」まで、過去シリーズは全て観てきました。時系列で並べると「バンブルビー」(1980年代)の次が本作(90年代)になります。バンブルビーも登場しますが、前作を観ていなくても理解できる内容でした。トランスフォーマーシリーズといえばマイケル・ベイ監督ですが、本作のメガホンを取るのはスティーヴン・ケイプル・Jr監督。監督が変わってもアクションのスケール感は相変わらず凄い。
“友情”“ワンチーム”というテーマを盛り込みつつでしたが、主人公と相棒ミラージュの絆がちょっと弱かった。“ビースト覚醒”というタイトルでありながら、そのビーストたちの活躍が少なかったのも残念ポイント。新キャラ・ミラージュが主役?と思ったら結局オプティマスプライムが全部持って行った…。ゴリラも鷹もチーターも、みんなもっと活躍してほしかった!
全体的に見るとトランスフォーマーシリーズ王道の展開でした。本作から新3部作になるそうで、残りの2作品でいかに新鮮味を出せるかが勝負だと思います。

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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わたしの幸せな結婚

2023年11月12日 16時53分53秒 | 映画評論ヤラワ行

製作年:2023年
製作国:日本
日本公開:2023年3月17日
監督:塚原あゆ子
出演:目黒蓮,今田美桜,渡邊圭祐,大西流星,前田旺志郎,津田健次郎,石橋蓮司

映画『わたしの幸せな結婚』公式サイト

Blu-ray&DVD 2023.9.27 発売! 目黒蓮×今田美桜.この世界に一人きりだと思っていた。あなたに出会うまではー

 


継母と義理の妹に使用人のごとく扱われていた斎森美世(今田美桜)は、ある名家の当主である久堂清霞(目黒蓮)と結婚することになる。清霞は美貌の持ち主ながら冷酷非道な性格で、何人もの婚約者候補たちが逃げ出していた。美世は清霞に接するうち彼がうわさされるような人物ではないことに気づき、清霞もまた美世がこれまでのしたたかな女性たちとは違うと感じるようになる。
投稿サイトにて連載された顎木あくみの小説を、アイドルグループ「Snow Man」の目黒蓮と『東京リベンジャーズ』などの今田美桜の共演で実写映画化したラブストーリー。明治・大正を思わせる架空の時代を舞台に、継母や義理の妹に虐げられてきた女性が、美しいが冷酷とうわさされる名家の当主と結婚する。監督をドラマ「アンナチュラル」の演出や『コーヒーが冷めないうちに』の監督などを担当してきた塚原あゆ子が務める。

身分の違う男女が惹かれ合い、恋に落ちる物語…かと思っていたら違いました。ファンタジー・アクション・ラブストーリーってかんじの内容。とにかく目黒蓮と今田美桜が美しくてお似合いカップル。しかし展開がファンタジー過ぎるのと、駆け足で進んでいく話についていけませんでした。原作?アニメ?に触れている人にとっては理解できるのかもしれないが、映画から入った僕にとっては“異能”と言われても馴染めませんでした。夢を操れる異能で戦いを上手く収めたみたいだけど、敵側のボス的な奴らの全貌は全く見えてこず…。
「冷酷非道な性格で、何人もの婚約者候補たちが逃げ出していた」の清霞なのだが、美世が嫁いできた翌日にはもうデレデレ状態。清霞ちょろいじゃねぇか!とツッコみたくなりました。清霞と美世が互いに惹かれ合う流れを丁寧に描いてほしかった。
まぁ主演2人のビジュアルを楽しむ映画だと思うことにしよう。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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ザ・キラー

2023年11月11日 13時40分05秒 | 映画評論サ行

製作年:2023年
製作国:アメリカ
日本公開:2023年11月10日
監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:マイケル・ファスベンダー,ティルダ・スウィントン,アーリス・ハワード

暗殺を生業とする男(マイケル・ファスベンダー)は、いかなるときも完璧に任務を遂行してきた。しかし、あるミスによって窮地に立たされ、命を狙われる身となってしまう。彼は雇い主ばかりか、自分自身にさえあらがいながら、国境を越えて追跡劇を繰り広げていく。
『セブン』『ゴーン・ガール』などのデヴィッド・フィンチャーが監督を務めたサスペンススリラー。あるミスにより窮地に立たされた暗殺者が、世界各地で追跡劇を繰り広げる。主人公の暗殺者を『X-MEN』シリーズなどのマイケル・ファスベンダーが演じ、オスカー俳優ティルダ・スウィントン、フィンチャー監督作『Mank/マンク』などのアーリス・ハワードのほか、チャールズ・パーネル、ソフィー・シャーロット、ケリー・オマリーらが共演。

監督デヴィッド・フィンチャー、主演マイケル・ファスベンダーなら観ないわけない。完璧な殺し屋の男が、あるミスによって命を狙われ、復讐に燃える物語。デヴィッド・フィンチャー監督作品らしさが伝わる、暗くジメジメした空気感にゾクゾクさせられました。殺し屋の男の復讐劇なのですが、何かの映画で観たことがあるような話でした。展開としては淡々としていて、やっていることは同じことの繰り返し。この映画の見せ場はどこなのだろうかと思うくらい淡々とし過ぎていましたし。登場人物の背景や、組織の全貌も見えてこず…。そもそも2回目の殺しからは完璧な殺し屋が、最初にあんな単純ミスを犯すだろうか。ただ、主人公の言動を見ていると、どんな完璧な人間でもミスや弱い面を持ち合わせているということを感じました。ストーリーよりも、スタイリッシュな映像や音楽を楽しむ作品かもしれません。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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ロスト・フライト

2023年11月10日 15時52分09秒 | 映画評論ヤラワ行

製作年:2022年
製作国:アメリカ/イギリス
日本公開:2023年11月23日
監督:ジャン=フランソワ・リシェ
出演:ジェラルド・バトラー,マイク・コルター,アン・ヨーソン,ダニエラ・ピネダ

映画『ロスト・フライト』

その事故は始まりに過ぎなかった… 航空パニック×脱出サバイバル 緊迫感が加速するハイブリッド・サバイバルアクション

 


悪天候の中、落雷によりコントロールを失ったブレイザー119便は、フィリピンのホロ島に不時着する。トランス機長(ジェラルド・バトラー)をはじめ乗客らは一命を取り留めたものの、不時着した場所は反政府ゲリラが支配する無法地帯だった。ゲリラたちが迫り来る中、乗客らを守るためにトランスは移送中だった犯罪者、ガスパール(マイク・コルター)と手を組むことにする。
『エンド・オブ』シリーズなどのジェラルド・バトラーが主演を務めたサバイバルアクション。悪天候によるトラブルで、反政府ゲリラの支配地域に不時着した飛行機の機長が、乗客らを守るために移送中の犯罪者と協力して敵に立ち向かう。小説家のチャールズ・カミングが脚本、『アサルト13 要塞警察』などのジャン=フランソワ・リシェが監督を担当。バトラーふんする機長と手を組む犯罪者をドラマシリーズ「Marvel ルーク・ケイジ」などのマイク・コルターが演じる。

試写会で鑑賞。ジェラルド・バトラー主演の航空機パニック+サバイバルアクション。ジェラルド・バトラーのための映画って感じでした。悪天候で飛び立った航空機が落雷で墜落。墜落した場所はまさかの反政府組織が支配する島。機長トランスと殺人犯ガスパールが手を組み、島からの脱出を試みます。王道というか予想通りの展開でしたが、それでもわりとハラハラドキドキさせられ、何も考えずに楽しめました。「この人たぶん死ぬだろうなぁ」と勝手に予想していた人が死ななかった(笑)
航空機が緊急着陸したわりには無傷に見えたり、殺人犯ガスパールを警察官1人で護送したりと、ツッコミどころはたくさんありましたね。終わり方が若干駆け足し気味だったのが惜しい。ていうか機長強すぎ!
何事も1つ1つ着実にすることが大事ですね。機内映画では絶対に観たくない映画でした。

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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ゴジラ-1.0

2023年11月09日 10時25分20秒 | 映画評論カ行

製作年:2023年
製作国:日本
日本公開:2023年11月3日
監督:山崎貴
出演:神木隆之介,浜辺美波,山田裕貴,青木崇高,吉岡秀隆,安藤サクラ,佐々木蔵之介

映画『ゴジラ-1.0』公式サイト

2023年11月3日(金・祝)公開 監督・脚本・VFX:山崎貴

映画『ゴジラ-1.0』公式サイト

 


出兵していた敷島浩一は日本へ帰還するが、東京は焼け野原と化し、両親は亡くなっていた。人々が日々を懸命に生き抜いていく中、浩一は単身東京で暮らす大石典子に出会う。しかし、これから国を立て直そうとする人々を脅かすように、謎の巨大怪獣が現れる。
『ゴジラ』シリーズの70周年記念作品で、『ALWAYS 三丁目の夕日』『STAND BY ME ドラえもん』シリーズなどの山崎貴が監督、脚本、VFXを担当するパニックムービー。戦後、焼け野原となった日本にゴジラが現れ、戦争の惨禍を生き抜いた主人公らに襲い掛かる。NHKの連続テレビ小説「らんまん」などの神木隆之介と浜辺美波が主人公とヒロインを演じ、山田裕貴や安藤サクラ、佐々木蔵之介などが共演する。

戦後、焼け野原になった日本に巨大怪獣ゴジラが襲い掛かる物語。さすが山崎貴監督。昭和の日本の街並み、そして戦闘機や軍艦。最先端のVFXを駆使したアクションシーンの迫力が見事でした。
舞台は戦後間際の日本。今までのゴジラシリーズのような王道な展開ではある。巨大な絶望に人類がどう立ち向かっていくか…怪獣映画の原点であり、非常に観やすかったです。戦後、アメリカの力を借りずに民間の力だけでゴジラと戦おうとする日本の姿が非常に見応えを感じました。しかし観終わってから本作を“ゴジラ映画”とは思いませんでした。今までのゴジラ映画の中で一番怖かった。そして初めて泣きそうになった。ゴジラから放たれる放射熱線。そして空から降り注ぐ黒い雨。戦争とは…。生きるとは…。命とは…。反戦争映画でもあり、反核映画でもある。ゴジラという巨大な敵を通して、観客にそんなメッセージを訴えかけるような作品でした。2時間の上映時間の中には常に「生きろ」「生きなければ」「諦めたら死ぬ」という主人公たちの強い想いが伝わってきます。生き残った人々、生き残ってしまった人々…。苦悩をしっかりと描いていて、むしろゴジラよりも人間ドラマをしっかり描いていることが個人的には好印象。「戦争を知らないことは幸せなことなんだよ」という台詞が印象的。国のために、愛する人のために、戦地で死ぬことが当たり前だった時代。生きて帰ることが恥だと言われた時代。日々暮らしていると、戦争が起きない平和なことが当たり前に感じてしまう。他の国では今も多くの人が戦争で死んでいる。戦争が無い国で暮らせることが、いかに幸せなことか。改めて考えさせられました。「生きて、抗え」というキャッチコピーには色々な意味が込められていることを観終わってから思いました。

あなたの戦争は終わりましたか?

エンドロールの最後の最後まで楽しませてくれました。「シン・ゴジラ」よりも、こっちのほうが好きです!

エキストラに橋爪功いた(笑)

この作品の評価・・・・★★★★★★★★☆☆(満点は★10)
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湯道

2023年11月08日 20時48分16秒 | 映画評論ヤラワ行

製作年:2023年
製作国:日本
日本公開:2023年2月23日
監督:鈴木雅之
出演:生田斗真,濱田岳,橋本環奈,小日向文世,天童よしみ,角野卓造,柄本明

映画『湯道』公式サイト|2023年10月11日(水)Blu-ray&DVDリリース!

ー笑って、泣いて、整ってー 日本中が「お風呂」に沸く!出演:生田斗真 濱田岳 橋本環奈 2023年10月11日(水)Blu-ray&DVDリリース!

映画『湯道』公式サイト|2023年10月11日(水)Blu-ray&DVDリリース!

 


建築家の三浦史朗(生田斗真)が、「まるきん温泉」を営む実家にある日突然戻ってくる。彼は亡き父が遺(のこ)した銭湯を切り盛りする弟の悟朗(濱田岳)に、古ぼけた銭湯をマンションに建て替えると伝えるために帰省したのだった。ある日、悟朗が入院することになり、銭湯で働く秋山いづみ(橋本環奈)の助言もあって、弟の代わりに史朗が店主を数日務めることになる。
『おくりびと』などの脚本を手掛けた小山薫堂が提唱する「湯道」をテーマに描くヒューマンドラマ。とある銭湯を舞台に、都会から実家に舞い戻った兄、彼と犬猿の仲の弟、そして彼らを取り巻く人々を映し出す。『HERO』シリーズなどの鈴木雅之がメガホンを取り、小山が企画などを手掛けている。『友罪』などの生田斗真と『偉大なる、しゅららぼん』などの濱田岳が兄弟を演じ、『バイオレンスアクション』などの橋本環奈、戸田恵子、寺島進らが出演している。

銭湯を舞台にした人間ドラマ。銭湯だけに心温まるような物語でした。遠ざかっていた気持ちが、深まっていた溝が、お湯に浸かることで埋まっていく…。良い話で、わりと王道な話なのですが、豪華すぎる登場人物が多すぎるせいか「このシーン必要?」と思う場面が幾つか。そして一つ一つのエピソードが普通というか、あるあるネタばかり。小日向さんと窪田くんがしている謎の流派の事は理解できませんでした。とにかく「銭湯って良いよね!」というメッセージが2時間ずっと伝わる映画。そして絶妙なカメラアングル(笑)
昔からあるもの、古いものは後世に残していかないとね。クリス・ハートと天童よしみのデュエットを銭湯で聴けるのは贅沢すぎる!
いつもシャワーで済ますことが多い僕ですが、たまには大きな湯船に浸かりたくなりました。あー、銭湯入ってからのコーヒー牛乳飲みてー!

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ペイン・ハスラーズ

2023年11月02日 15時24分09秒 | 映画評論ハ行

製作年:2023年
製作国:アメリカ/イギリス
日本公開:2023年10月27日
監督:デヴィッド・イェーツ
出演:エミリー・ブラント,クリス・エヴァンス,キャサリン・オハラ,アンディ・ガルシア

労働者階級でシングルマザーのライザ・ドレイクは、職を失い生活に困窮していた。そんな時、製薬販売員のピート・ブレナーとの偶然の出会いをきっかけに、職を得ることができ、家計も上向きに転じていく。しかし同時に、危険で不正な金儲けの陰謀に巻き込まれ、倫理的に疑わしい道へと足を踏み入れていってしまう。次第に正気を失っていく上司や、娘の持病の悪化に苦悩するライザは、会社が世間に及ぼしている悪影響を実感していくうちに、自身の選択が正しかったのか、考え直すようになるが…。
『ハリー・ポッター』シリーズなどのデヴィッド・イェーツがメガホンを取ったヒューマンドラマ。製薬会社の営業職に就いたシングルマザーが、手段を選ばず新薬の売り込みにまい進する。『メリー・ポピンズ リターンズ』などのエミリー・ブラント、『gifted/ギフテッド』などのクリス・エヴァンスのほか、キャサリン・オハラ、アンディ・ガルシア、ブライアン・ダーシー・ジェームズらがキャストに名を連ねる。

製薬会社の闇を描いた実話を基にした本作。エミリー・ブラント、クリス・エヴァンス、アンディ・ガルシアが出演しているならと観てみました。エミリー・ブラントお美しい!
金に目がくらんだ人間というのは恐ろしい。自分が金持ちになるなら、人が病気になろうが、死のうがお構いなし。たとえ適用外だろうと処方するなんて、こんな事が実際に行われていたと思うと恐ろしい。製薬会社も医者も、何の疑いも無く利用している自分も、ちょっと怖くなった。日本はどうなんだ!?地位と大金を手に入れた人間の栄光と転落の物語は、展開としてはテンポが良く、とても観やすかったです。製薬会社の営業って大変…でも汚職や不正はダメ!金は人を狂わせる。
全体的には淡々としていて展開がどこかで観たことがあるようなものだったので新鮮味には欠けるかと思います。面白いけど物足りなさもある。
世の中、上手い話など無いし、悪いことはいつかバレる。コツコツ働いて生きていくことの大切さを学びました。

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