股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

罪の声

2020年10月31日 13時00分00秒 | 映画評論タ行

製作年:2020年
製作国:日本
日本公開:2020年10月30日
監督:土井裕泰
出演:小栗旬,星野源,松重豊,古舘寛治,市川実日子,火野正平,宇崎竜童
映画『罪の声』公式サイト

新聞記者の阿久津英士(小栗旬)は、昭和最大の未解決事件の真相を追う中で、犯行グループがなぜ脅迫テープに男児の声を吹き込んだのか気になっていた。一方、京都でテーラーを営む曽根俊也(星野源)が父の遺品の中から見つけたカセットテープには、小さいころの自分の声が録音されていた。その声は、かつて人々を恐怖のどん底に陥れた未解決事件で使用された脅迫テープと同じものだった。
かつて日本を震撼させた事件をモチーフにした塩田武士の小説を映画化。昭和の未解決事件をめぐる二人の男の運命を映し出す。『ミュージアム』や『銀魂』シリーズなどの小栗旬と、『引っ越し大名!』などの星野源が主人公を演じる。星野が出演したドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の演出と脚本を担当した土井裕泰と野木亜紀子が監督と脚本を務めた。

昭和最大の未解決事件であるグリコ・森永事件をモチーフにした作品。父の遺留品から見つけた1本のカセットテープから始まる2人の男の運命を描いた本作。フィクションでありながらも、実際の事件の概要のままに描かれているためにノンフィクションのように感じられて、これが本当に事件の真相なのでは!?と錯覚してしまうほど自然にまとまっていました。グリコ・森永事件をリアルタイムで見ていなかった僕でも引き込まれるほどの恐怖感。2時間以上の上映時間は長いとは感じない見応えのあるドラマでした。
憎しみは憎しみしか生まない。怒りは怒りしか生まない。悲しみの連鎖は時に無実の人間の人生さえも壊してしまう。自分勝手な加害者のせいで、被害者は一生消えない傷を背負わなければならない。いつの時代だってこういう事が繰り返されてしまう現実。自分の声が犯行に使われていたと知ったら…。子供たちに焦点を当てたことで感情移入してしまう部分が多かったです。淡々と進む展開だからこそ、人間の喜怒哀楽。そして感情の怖さというものを凄く感じました。新聞記者の阿久津英士から見る事件の視点と、自分の声が事件に使われたと知る曽根俊也から見た事件の視点。この2つが少しずつ近づいていき、そこから事件の真実が明らかになっていく展開は見事!細かいエピソードがたくさんありながらも最後は全てが線で繋がる。犯人グループ内の裏切りも丁寧に描かれていてゾクゾクさせられました。1つの事件にこれ程の多くの人間が関わっていて、それだけの人生が壊れたのかと思うと、苦しみや憎しみは一生消えるものではないのかと考えてしまう。本当の正義とは何なのか?
ミステリー作品でありながら、昨今の社会やマスコミの姿というのも描いて素晴らしい。絶望の中でも、最後に娘を抱きしめる父親の姿に少しだけ心が救われました。
キツネ目の男はこの映画を観て、何を想うのか…

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

弥生、三月 君を愛した30年

2020年10月29日 22時57分55秒 | 映画評論ヤラワ行

製作年:2020年
製作国:日本
日本公開:2020年3月20日
監督:遊川和彦
出演:波瑠,成田凌,杉咲花,岡田健史,小澤征悦,黒木瞳
映画『弥生、三月 -君を愛した30年-』公式サイト

高校時代に運命的に出会った結城弥生(波瑠)と山田太郎(成田凌)は惹かれ合っていたが、親友のサクラ(杉咲花)の死によって思いを伝えられず、別々の人生を歩む。彼らは互いに違う相手と結婚するが、夢に破れ、大切なパートナーを亡くすなど、生きる希望を見失うほどのつらい現実が待っていた。あるとき二人のもとに、亡くなったサクラからメッセージが届く。
ドラマ「家政婦のミタ」「同期のサクラ」などの脚本家・遊川和彦が監督を務めたラブストーリー。長きにわたる男女の恋愛模様を、3月の出来事だけで紡ぐ。『流れ星が消えないうちに』などの波瑠と『カツベン!』などの成田凌がカップルを演じ、杉咲花、岡田健史、小澤征悦、黒木瞳らが脇を固める。

男女の30年間の愛の物語を3月の出来事だけを描いたラブストーリー。波乱万丈な人生を送る弥生と太郎。お互いを意識し合いながらも素直になれずにくっついたり離れたり。親友の死を経験し、別々の人生を歩む2人の30年にも亘る壮大な愛の物語。これぞ運命でしょうと思う場面も幾つか。人生はすれ違いも多いけど、それと同じくらいチャンスもいっぱいある。目の前にあるチャンスやタイミングを逃してはいけないというメッセージも伝わってきます。しかし逆を言えば予定調和なワザとらしい演出も多め。間違いなく良い話ではあるのだけど、30年間を2時間弱の尺で見せるのはさすがに無理があった。そのせいか、1つ1つのエピソードがダイジェストのように短くて細切れのように感じました。「私たち結婚するの♪」と言ったと思ったら、次のシーンでは夫婦のすれ違いの雰囲気。これでは感情移入できる余裕もない。それに加えて震災の話や家族のゴタゴタまで盛り込まれているから、もうお腹いっぱいです。バランスの悪い幕の内弁当のよう(笑)弥生と太郎の行動のせいで周囲の人々が不幸になっているように感じたのは僕だけ?時間軸も少々分かりづらかったかな。
そしてラストシーンで急に歌いだすのは不自然すぎます。なんだろうあの気持ち悪い演出は…。そもそも高校生役を波留と成田凌が演じるのはちょっと無理があった。だって30年経ってるのに全然歳を取らないんだもん(笑)

バス停以外でバスを止めてはいけません!!電車の駆け降りは迷惑ですよ!!少年に早くサッカーボールを返してあげて!!と変なところにツッコミを入れたくなりました(笑)

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アイ・キャン・オンリー・イマジン 明日へつなぐ歌

2020年10月28日 21時41分39秒 | 映画評論ア行

製作年:2018年
製作国:アメリカ
日本公開:2020年11月13日
監督:アンドリュー・アーウィン,ジョン・アーウィン
出演:J・マイケル・フィンリー,デニス・クエイド,マデリン・キャロル
アイ・キャン・オンリー・イマジン 明日へつなぐ歌  公式サイト

暴力的な父親アーサー(デニス・クエイド)に育てられたバート(J・マイケル・フィンリー)は、心優しい青年に成長する。高校時代に歌の実力を認められた彼はようやく気の荒い父親から離れ、音楽の道に進むことになる。バートはミュージシャンとして着実に成長するが、ある日、音楽業界から手ひどい仕打ちを受け、すべてを投げ捨てて故郷に戻って来る。
アメリカのバンド「MercyMe」による、クリスチャンソング「I Can Only Imagine」誕生秘話を描く音楽ドラマ。ヒット曲が生まれるまでの経緯を、同バンドのボーカルを務めるバート・ミラードの生い立ちも交えて映し出す。J・マイケル・フィンリーが主演を担当し、『エデンより彼方に』などのデニス・クエイドが主人公の父親を演じる。カントリーシンガーのトレイス・アドキンスが、音楽プロデューサーにふんしている。

Filmarksさんのオンライン試写会にて。クリスチャンソング「I Can Only Imagine」誕生の裏に隠された父と息子の秘話を描いた音楽ドラマ。この曲は知りませんでした。クリスチャンの人の中では有名な曲みたいですね。一応は宗教映画ですが、宗教映画と言われなければ分からないほど、父と子の絆をメインに描いていて、押しつけがましい演出やメッセージはありません。
歌の才能がありながらも気の荒い父親に反対された主人公のバートは家を飛び出します。ミュージシャンとして徐々に人気になっていくのだが、あることがキッカケで故郷に戻り、再び父親と再会するのです。夢と現実の狭間でもがくバートの気持ちに共感する一方で、父親の気持ちには共感できない部分が多々ありました。妻や子供にDVをして家庭を壊した頑固親父なのに、“赦し”というだけで許せてしまうのは信仰とは無縁の僕からしたら理解できないところ。しかしその“赦し”があったからこそ多くの人の心に響く名曲が誕生したことは間違いない。周囲の人達の優しさもあってこそバートはもう一度自分を見つめ直すことが出来たのだろう。
テンポの良さはあるものの、新鮮味は無いよくある展開です。まぁ実話だから仕方ないか…。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レベッカ

2020年10月24日 16時00分50秒 | 映画評論ヤラワ行

製作年:2020年
製作国:イギリス
日本公開:2020年10月21日
監督:ベン・ウィートリー
出演:リリー・ジェームズ,アーミー・ハマー,クリスティンクリスティン・スコット・トーマス

妻に先立たれた紳士マキシム・ド・ウィンター(アーミー・ハマー)と恋に落ちた若い女性(リリー・ジェームズ)は、新妻として海岸沿いの大邸宅マンダレーにやって来る。しかし、優雅で洗練された前妻レベッカを慕う家政婦ダンヴァース夫人(クリスティン・スコット・トーマス)には受け入れてもらえず、その陰湿な対応に新妻は戸惑う。香水やブラシに残った髪の毛など、レベッカの痕跡は屋敷の至るところに残されており、新妻は死んだはずのレベッカの影に苦しめられていく。
[Netflix作品]アルフレッド・ヒッチコック監督が映画化したこともあるダフネ・デュ・モーリアのサスペンス小説を、新たな解釈で映像化。妻を亡くした富豪男性と大恋愛の末に結婚し大邸宅で新生活を送る新妻が、死んだはずの前妻の影に追い詰められる。監督は『ハイ・ライズ』『フリー・ファイヤー』などのベン・ウィートリー。『シンデレラ』などのリリー・ジェームズと『君の名前で僕を呼んで』などのアーミー・ハマーが新婚夫婦にふんし、『サラの鍵』などのクリスティン・スコット・トーマス、『オン・ザ・ロード』などのサム・ライリーらが共演する。

ヒッチコック監督作品のリメイク。大富豪の男性と結婚した女性が、男性の前妻で、亡くなったレベッカの影に追い詰められていく物語。オリジナルの方を観たことがないので何とも言えませんが、ストーリー的には淡々としていて退屈気味かなと。ドロドロした人間模様と、レベッカの見えない存在の怖さは伝わってくるのですが、結末を知るとそこまで驚かされることもなく。レベッカ、レベッカ、レベッカとみんな言うけれど、レベッカの顔は全く映りません。それでもレベッカ存在感を強く感じたら不思議。でもレベッカの顔を見たかった…。レベッカの名前は嫌と言うほど耳にしたが、主人公の女性の名前が思い出せない…おそらく名前を名乗ってないはず。オドオドしていた女性が、最後は強い女性になっていったのは爽快感がありました。
御屋敷には豪華で不気味だし、映像は綺麗だったものの、サスペンス的には弱かったなと思います。盛り上がりに欠ける展開が最後まで。リリー・ジェームズは可愛いし、アーミー・ハマーはカッコ良かった!

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

The Witch/魔女

2020年10月21日 19時49分05秒 | 映画評論サ行

製作年:2018年
製作国:韓国
日本公開:2018年11月3日
監督:パク・フンジョン
出演:キム・ダミ,チョ・ミンス,パク・ヒスン,チェ・ウシク

ある特殊な施設で育てられ、8歳のときに脱走したジャユン(キム・ダミ)は、記憶をなくし、酪農家の夫婦と暮らし始める。十数年後、平凡な高校生として暮らしていた彼女は、頭の手術が必要になってしまう。ジャユンは、裕福ではない養父母に手術費用を工面してもらうわけにはいかないと、賞金を得るために歌のオーディションを受ける。だが、あるテレビ番組に出演しマジックを披露したために、謎の集団に追われることになる。
『新しき世界』『V.I.P. 修羅の獣たち』などのパク・フンジョン監督が放つアクション。幼いころの記憶をなくした少女の特殊な能力が呼び起される。ヒロインを演じるのは、本作でファンタジア国際映画祭の最優秀女優賞を受賞したキム・ダミ。その脇を『嘆きのピエタ』などのチョ・ミンス、『密偵』などのパク・ヒスン、『オクジャ/okja』などのチェ・ウシクらが固めている。


特殊能力を持った少女が謎の組織に追われるアクション。韓国映画らしいグロさもあり、不気味さもあり、スピード感のあるアクション映画でした。特殊能力を持った少女ジャユンが覚醒してからの表情がもう怖いのなんのって。キム・ダミちゃんの演技力の高さに脱帽です。というかジャユンの能力が最強すぎて、誰も敵わないだろうなと確信してしまったせいか、その後もある意味安心して観ることができました(笑)組織との死闘の中で彼女が本当に魔女になっていく姿に美しもゾクゾクさせられました!
アクションシーンは見どころ満載でしたがストーリー的には普通かなと思います。後半でどんでん返しはあるものの、続編ありきの終わり方だったので、ちょっとモヤモヤ。これ3部作らしいですね。姉は何者なんでしょ!?
あんなにゆで卵食べたら気持ち悪くなりそ…(笑)

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スパイの妻

2020年10月19日 22時05分18秒 | 映画評論サ行

製作年:2020年
製作国:日本
日本公開:2020年10月16日
監督:黒沢清
出演:蒼井優,高橋一生,坂東龍汰,恒松祐里,東出昌大,笹野高史
『スパイの妻<劇場版>』10.16(金)公開- ヴェネチア映画祭銀獅子賞

1940年、神戸で貿易会社を経営する優作(高橋一生)は満州に渡り、偶然恐ろしい国家機密を知る。正義のために一連の出来事を明るみに出そうとした彼は、反逆者とみなされてしまう。優作の妻の聡子(蒼井優)は反逆者と疑いの目で見られる夫を信じ、スパイの妻とそしりを受けても、愛する夫と手に手を取って生きていこうと決意する。
『トウキョウソナタ』『岸辺の旅』などの黒沢清監督によるドラマの劇場版。太平洋戦争前夜を背景に、運命によってもてあそばれる夫婦の試練を描き出す。蒼井優と高橋一生が『ロマンスドール』に続いて夫婦にふんし、『犬鳴村』などの坂東龍汰や、『コンフィデンスマン JP』シリーズなどの東出昌大らが共演。『寝ても覚めても』などの濱口竜介監督と、濱口監督の『ハッピーアワー』などの脚本を担当した野原位が、黒沢監督と共に脚本を手掛ける。

太平洋戦争の時代の神戸を舞台に、国家機密を知ってしまった夫と、その妻の姿を描いた本作。ベネチア国際映画祭の銀獅子賞に輝きました。蒼井優の演技力の高さが光る作品。もちろん高橋一生も素晴らしい。東出くんは今回は役柄が合っていて良かったと思います。目に見えるもの全てが真実とはかぎらない。愛する人を信じるべきか、疑うべきか…。そしてスパイは誰なのか…。裏切ったり裏切られたりと先が読めない展開がとても面白かったです。戦争は人間を変えてしまうとは、この映画を観るとよく分かります。スパイになった夫と、その夫を命懸けで守ろうとする妻。その後の結末が非常に気になるところ…真実は闇の中か。少々物足りなさも感じつつ、もう少し狂気に満ちた演出も欲しかったところ。優作も聡子も結局何を考えているのか分からないミステリアスなキャラクターでした。どこまで相手を信じられるか、信じれば信じるほど、切ない結末を迎えてしまうものか。爽快感は無いが、あの時代の日本の雰囲気を感じることができて、人間の愚かさを描いた良質な作品でした。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エノーラ・ホームズの事件簿

2020年10月18日 19時05分16秒 | 映画評論ア行

製作年:2020年
製作国:イギリス
日本公開:2020年9月23日
監督:ハリー・ブラッドビア
出演:ミリー・ボビー・ブラウン,ヘンリー・カヴィル,ヘレナ・ボナム・カーター

1884年、イギリス。16歳の誕生日を迎えたエノーラ・ホームズ(ミリー・ボビー・ブラウン)だが、母親(ヘレナ・ボナム・カーター)が暗号を残して行方不明になる。兄のシャーロック(ヘンリー・カヴィル)とマイクロフト(サム・クラフリン)のもとに預けられるも、母親を捜そうとたった一人でロンドンへ向かう。その途中で貴族の青年(ルイス・パートリッジ)が失踪する事件に出くわしたことから巨大な陰謀に巻き込まれた彼女は、兄譲りの推理力を発揮して立ちはだかる謎と危機を乗り越えようとする。
名探偵シャーロック・ホームズの妹エノーラが主人公のミステリー。貴族失踪事件に関わった彼女が、世界を揺るがしかねない陰謀と謎に立ち向かう。製作と主演を務めるのはドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シリーズなどのミリー・ボビー・ブラウン。『ジャスティス・リーグ』などのヘンリー・カヴィル、『未来を花束にして』などのヘレナ・ボナム・カーターのほか、サム・クラフリン、ルイス・パートリッジらが共演する。

名探偵シャーロック・ホームズの妹エノーラが主人公のミステリー。貴族失踪事件の謎を解くうちに危険な陰謀に巻き込まれていきます。有名なシャーロックホームズではなく妹が主人公という斬新な設定。ホームズと言われるとミステリとーを期待していましたが、ミステリーとまでは言えない母親が失踪するという家族内のいざこざって感じの内容。もっと難事件や殺人事件を推理して解決する爽快感溢れるストーリーを期待していましたが、文字の並び替え程度の軽い推理しかしていない。正直言ってこの内容ならホームズである必要がないかも…。美男美女ばかり登場するので目の保養になります。しかし個性的なキャラクターが結構登場するのに活かしきれてない。全体的に物足りない内容。アクションはそれなりに楽しめました。シャーロックホームズ役のヘンリー・カヴィルは好きな俳優だけど、ホームズとはイメージが違うなぁ。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キーパー ある兵士の奇跡

2020年10月17日 12時53分55秒 | 映画評論カ行

製作年:2018年
製作国:イギリス/ドイツ
日本公開:2020年10月23日
監督:マルクス・H・ローゼンミュラー
出演:デヴィッド・クロス,フレイア・メイヴァー,ジョン・ヘンショウ
映画『キーパー ある兵士の奇跡』公式サイト

1945年、戦地で捕虜となったナチスドイツの兵士バート・トラウトマン(デヴィッド・クロス)はイギリスの収容所に送られる。収容所内でサッカーをしていた際に地元チームからゴールキーパーとしてスカウトされ、試合で実績を残した彼は名門サッカークラブ「マンチェスター・シティFC」に入団。元敵兵に対する罵詈雑言を浴びながらもトラウトマンはゴールを守り抜き、やがて歴史ある大会でチームの優勝に貢献する。
第2次世界大戦後のイギリスで活躍したドイツ人ゴールキーパーの実話に基づく人間ドラマ。逆境の中、サッカーを通じてイギリス人に受け入れられた元ナチスドイツ兵の波瀾(はらん)万丈の人生を描く。監督は、ドイツのマルクス・H・ローゼンミュラー。『愛を読むひと』などのデヴィッド・クロスが主演を務め、『モダンライフ・イズ・ラビッシュ ~ロンドンの泣き虫ギタリスト~』などのフレイア・メイヴァー、『天使の分け前』などのジョン・ヘンショウらが共演する。

オンライン試写会にて鑑賞。第二次世界大戦後のイギリスのサッカーチームで活躍したドイツ人ゴールキーパーの半生を描いた物語。イギリス軍の捕虜となったドイツ兵のバートが、チームに認められて、そこからプレミアリーグで活躍するほどのスター選手に駆け上がっていく。これが実話だというから驚きです。敵国の兵士が目の前にいたら、皆で袋叩きにしてしまえという心理は理解できなくもない。しかし国同士の争いに、どちらが正しいか悪いかなんて無く、加害者も被害者も無い。自国にだって敵国にだって、お互いに何の罪もない多くの命を失ったのだから。戦争という大罪を一人で背負いながらも、サッカーを懸命にプレーして認めてもらおうとゴールを死守するバートの姿に感動しました。「憎むことは簡単だけど、許すことは難しい…」という言葉。起きてしまったことは変えられない。ならば憎むよりも許すことから新たな光が見えてくるのかもしれない。敵を仲間と思える人々の姿に勇気をもらいました。絶望の中でも諦めずに信じ続けたバートとマーガレットの夫婦の愛は本当に素晴らしかった。愛はどんなに遠く離れても繋がっていて、いつか必ず再会できる奇跡を2人が証明してくれました。
マーガレットの恋人だった男性が、バートに何かとんでもない復讐をするのではと不安でしたが何事もなく引いたのは意外でした。あれだけ誹謗中傷していたイギリスの国民たちが、バートを認めるまでの流れがあっさり描かれていて、そこはもっと丁寧に細かく描いてほしかったところ。映画なので多少の脚色はしてるのだろう。
戦争映画ではなく、人間ドラマと愛の深さを描いた良質な作品でした。

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カツオにゃんこ

2020年10月16日 16時43分08秒 | 国内旅々
GO TO トラベル!今回は3泊4日の四国一周旅行に行ってきました。

四国は超久しぶりなんです。調べたら前回行ったのが2009年8月。まだ大学生の頃…

この時は節約旅で青春18きっぷで行ったため、ほとんどが移動時間でした。

行った所と言えば下灘駅と四万十川沿いでサイクリングくらい…若かったなあの頃は(笑)

あれから11年!!全てをお金で解決するようになった自分はもう大人です。。。

では11年ぶり2回目の四国旅レポート

【1日目】

羽田から飛び、高知空港からスタートです!

レンタカーを借りてまず向かったのは手結港可動橋


約6分かけてゆっくりと開閉する、長さ約32メートルの可動橋。船舶を通すためにこんな大掛かりな仕掛け!

一見、普通の場所なのですが…


時間になるとこんなことに!


横から見るとまたすごい角度(笑)


続いて、高知の有名観光地の
桂浜
です。まぁ…浜ですね


綺麗な浜ですね


高知に来たからには坂本さんにもご挨拶


近くには桂浜水族館。ここ最近テレビに取り上げられてちょっと気になってたところ


ウミガメは餌欲しさに接近してきます


3密はダメだよ


みんな大好きチンアナゴ


カワウソ可愛すぎる


サービスショットをくれたアシカ


お昼ごはんは高知駅近くの道の駅で


須崎名物の鍋焼きラーメン。これ、めちゃくちゃ美味いです!!


名物のいも天も食べました


レンタカーを返却して高知駅に到着。ここからは鉄道旅です!


特急あしずり5号で窪川駅へ


最前の展望席だけど柱が多くて展望感が無い…


おっ、向かい側にはアンパンマン列車!


窪川駅からは今年デビューしたばかりの観光列車・志国土佐 時代の夜明けのものがたりに乗車


横に止まっていたかっぱうようよ号が気になる…乗りたい…




でも今回はやっぱり志国土佐 時代の夜明けのものがたり!車内はお洒落な内装です(2号車)






ちなみに1号車も素敵です


途中駅での停車時間中には沿線の名産品を販売しています


須崎駅では地元の吹奏楽部の高校生たちが演奏で歓迎。こういうおもてなしがあるから観光列車は好き♪


沿線の風景もまた良い眺めでした。約3時間の列車の旅はあっという間!




須崎市のキャラクター・しんじょう君。ゆるキャラグランプリで優勝したこともあるんです


再び高知駅に戻ってきました。あー、また乗りたい!!


高知駅はやなせたかし先生が高知出身なのでアンパンマン推し




夕飯はひろめ広場で!


と思ったら土曜だったせいか人が多い…。諦めて駅近くのお店で!でもカツオが肉厚で美味い!



【2日目】

高知に来たからには一応ははりまや橋は見とかないとね


日曜朝市では出来立て熱々のいも天を




高知駅から特急南風8号で丸亀駅へ向かいます


途中駅には今年デビューした藍よしのがわトロッコが停車していました


丸亀駅に到着!さぁ、うどん!ではなく…


香川県のソウルフード骨付き鶏。骨付鳥専門店「一鶴」で昼ごはんです


皮はパリパリで中はジューシーで美味すぎるのです!とりめしも美味!


腹も満たされたところで特急しおかぜ9号で松山駅に向かいます

アンパンマン列車に乗車!


中もアンパンマン仕様です。車内アナウンスもアンパンマンなんです!こりゃ子供は喜ぶわな!




食後はご当地品でのんびり


2時間後、松山駅に到着


ここから特急宇和海17号に乗り換えて八幡浜駅へ向かいます。またしてもアンパンマン列車(笑)


八幡浜駅


ここからこの旅2回目の観光列車・伊予灘ものがたり号・道後編に乗車です






車内の内装もレトロモダンで素敵です






スイーツとご当地サイダーのセット


沿線では地元住民の皆さんがコスプレや手を振ってお出迎えしてくれます!こういう心遣いがあるから観光列車は好き!


ねこ駅長


そして11年ぶりの下灘駅にやってきました!!懐かしい!!


短い停車時間でしたが、またこの場所に戻ってこれたことに感動




約2時間の伊予灘ものがたりの旅も終わり松山駅に戻ってきました

今晩のお宿は道後温泉!伊予鉄で向かいます


19時のからくり時計演出に間に合った!


泊まるのは道後ややというお宿


なんとここ、蛇口からみかんジュースが出てくるのです!もちろん飲み放題!家に欲しい!


夕飯はかどや 道後店で名物の鯛めしを!これ何杯でも食えるぞ!




道後温泉別館 飛鳥あすか乃の湯泉で温泉を堪能


これガイドブックで見たことあるやつだ!



【3日目】

電車まで時間があったので松山城へ行くことに


立派だねー


松山駅からは特急しおかぜ24号で児島駅へ


瀬戸内海を見ながら


なんでって、瀬戸大橋を渡るためだけに児島駅へ行く。だって渡りたいじゃん。一瞬だけ本州へ

瀬戸大橋を通過中にちょうど日没でした!おぉ!ナイスタイミング!


児島駅からは快速マリンライナー51号で高松駅へ。たった30分の乗車時間だけど無駄に展望席を取る


高松駅に到着です!


やっぱり高松にきたなら讃岐うどんですよね♪

しかしまだ19時だというのに、どの店も閉まってる…。なぜ?早すぎない?コロナで?

そして歩き続けてやっと見つけたうどん職人さぬき麺之介 さん。助かりました!


こういう店内、なんか良いよね


讃岐うどん、鶏天、アナゴ天を注文。やー!美味いよ!これが本場の味か!美味いよ!



【4日目】

最終日は特急うずしお7号で徳島に向かいます


徳島駅に到着。駅前のそごう、閉店したんだってよ


レンタカーを借りて昼ごはんへ。支那そば 巽屋で徳島ラーメンを食す


見た目はこってりなのに、食べると意外とあっさり。うん、美味い!


徳島と言えば渦潮ですよね。渦の道へ!




大鳴門橋45mより見下ろす迫力の渦潮。来る時間が早かったため、ミニ渦でした(笑)








お隣にある大塚国際美術館


ここ、昨年の紅白歌合戦で米津玄師が「Lemon」を歌唱した場所で一気に有名になりました!


そう!ここから歌が始まった!


そう!この場所!


館内には世界的に有名な絵画の複製画が展示されています






大塚国際美術館があっさり終わった(僕が美術に詳しくない)ので帰りの飛行機まで時間が余ってしまいました

というわけで予定に無かった旅の〆は眉山からの夜景観賞!

徳島の夜景も捨てたもんじゃないよ!とても綺麗でした♪




というわけで3泊4日の四国一周の旅でした
コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

82年生まれ、キム・ジヨン

2020年10月13日 14時35分44秒 | 映画評論ハ行

製作年:2019年
製作国:韓国
日本公開:2020年10月9日
監督:キム・ドヨン
出演:チョン・ユミ,コン・ユ,キム・ミギョン,コン・ミンジョン
映画『82年生まれ、キム・ジヨン』オフィシャルサイト|

結婚を機に仕事を辞めたジヨン(チョン・ユミ)は育児と家事に忙殺され、時に閉じ込められているような感覚に陥ることがあった。ある日、ジヨンは他人が乗り移ったかのような言動をするようになり、さらにその時の記憶は全くなくなっていた。夫のデヒョン(コン・ユ)はジヨンにその真実を告げることができずにいた。
韓国でベストセラーとなり、日本でも販売された小説を映画化したドラマ。1982年に生まれた女性で最も多い名前を持つ平凡なヒロインの半生を、韓国のジェンダー問題や社会問題を織り交ぜながら描き出す。キム・ドヨンがメガホンを取り、主演のチョン・ユミと夫役のコン・ユが『トガニ 幼き瞳の告発』や『新感染 ファイナル・エクスプレス』に続いて共演する。

専業主婦として生活していたヒロインが、ある日突然、別人のような言動をし始める。それから浮き彫りになっていく苦悩を描いたドラマ。記憶を失ったり、人格が変わったりする韓国映画お得意のお涙頂戴映画かと思っていましたが、実際は女性の社会進出であったり、結婚、出産、育児など、女性ならではの悩みなどがとてもリアルに描かれていていました。男尊女卑が今でも当たり前に残っている現実。これは間違いなく女性向きの映画。しかし旦那さんが観たら“奥さんに優しくしよう”と思うこと間違いなし。観る人によって思うことは違うだろう。
妻として、母として、女性としての幸せとは何なのか。人によってその幸せはそれぞれ違うだろうけど、自分の意志とは関係なくその幸せを諦めることは違うと思う。男性だから、女性だから。結婚しているから、子供がいるから。そういう理由だけでその人を勝手に評価するのは絶対に間違っている。決して他人事とは思えないほど、日本社会でもこういう問題は実際に起きているだろう。会社でも、子育てをしても、ママ友といても、自分でも気付かない間にストレスを溜め込んでいてそれがある日突然に溢れてしまう。一生懸命で真面目な人ほどプツンと糸が切れてしまうのかも。義母や夫からの何気ない言葉であっても、それがストレスになってしまう…。夫の実家で過ごすジヨンの姿がとてもリアル。それでも夫の献身的な思いやりであったり、お母さんの言葉に観ているこちらも救われました。ジヨンが前を向いて歩いていけるほどに回復できてよかった。人と人との繋がりや優しさが丁寧に描かれた韓国映画でした。女性の気持ちが少しだけですが理解できたような気がします。

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

悪魔はいつもそこに

2020年10月12日 21時26分30秒 | 映画評論ア行

製作年:2020年
製作国:アメリカ
日本公開:2020年9月16日
監督:アントニオ・カンポス
出演:トム・ホランド,ビル・スカルスガルド,ライリー・キーオ,ロバート・パティンソン

オハイオ州ノッケンスティフ。アーヴィン・ラッセルは自分とその家族を守るべく、亡き父にまつわるトラウマを克服しようとしていた。そんなアーヴィンの周りに邪悪な者たち―強盗で生計を立てるカップル、腐敗した保安官、俗世の欲にまみれた牧師―が集ったとき、世にもおぞましい惨劇が引き起こされてしまう。
2020年にNetflixで配信されたアメリカ合衆国のスリラー映画。監督はアントニオ・カンポス、主演はトム・ホランドが務めた。本作はドナルド・レイ・ポロックが2011年に上梓した小説『The Devil All the Time』を原作としている。

主人公のアーヴィンは両親を亡くし、そのトラウマから克服しようとしていた。田舎町を舞台に、そんな彼と周囲の人間たちとの間で次々と起きる出来事。悪魔や神様や幽霊なんかより、一番怖いのは人間だとこの映画を観て改めて感じました。神を信じること自体は自由だと思うが、時には人を殺すことすら躊躇わないのなら、信仰というのは場合によっては本当に恐ろしい…。キリスト教にあまりピンとこない日本人の僕でも、何か興味を惹かれるものがあったから不思議。信仰、そして暴力の連鎖がこれ程まで続くと絶望しかない。アーヴィンがこれ程までに犯罪者と繋がっていくのなら、かなりの悪運の持ち主だ。実は一番の悪魔はアーヴィンなのか!?(笑)何かを乗り越えるためには犠牲が必要なのかもしれない…目には目を歯には歯を。暴力には暴力を。切なくも恐ろしい…。「悪魔はいつもそこに」というタイトルの通り、普通の生活を送っていた人間がある日急に悪魔に憑りつかれてしまうリアルな怖さ。人間の奥底に眠る狂気とはこういう事だなと思いました。散らばった話が最後に一つに繋がる展開は見事でした。
アーヴィンを演じたトム・ホランドの闇を抱えた演技が素晴らしかった!父親役のビル・スカルスガルドは顔見た瞬間に“ペニーワイズだ!”とゾッとしてしまいました(笑)

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フェアウェル

2020年10月02日 16時59分27秒 | 映画評論ハ行

製作年:2019年
製作国:アメリカ
日本公開:2020年10月2日
監督:ルル・ワン
出演:チョウ・シュウチン,オークワフィナ,エクス・マヨ,ルー・ホン
映画「フェアウェル」公式サイト

末期がんを患う祖母のため、祖国を離れて海外で暮らしていた親戚一同が、従兄弟の結婚式を理由に中国に戻ってくる。ニューヨークで育ったビリー(オークワフィナ)は、祖母が残りの人生を悔いなく過ごせるように病状を本人に明かした方がいいと主張するが、両親を含めたほかの親族たちは、中国では助からない病気は本人に告げない伝統があると反対する。
中国系アメリカ人のルル・ワンが監督を務め、余命わずかな祖母と親戚が過ごす日々を描いた人間ドラマ。『ムーンライト』など数々の話題作を送り出してきたスタジオ「A24」が携っている。祖母思いの孫娘を『クレイジー・リッチ!』などのオークワフィナが演じるほか、ドラマシリーズ「24 TWENTY FOUR」などのツィ・マーらが出演。

アメリカで暮らしていた主人公とその家族が、余命僅かな祖母に従兄弟の結婚式と嘘をついて中国へ帰り、残された日々を過ごす姿を描いた人間ドラマ。最近立て続けにスタジオ「A24」作品を観ています。ビリー役のオークワフィナさん。見たことあるなと思ったら「オーシャンズ8」「クレイジーリッチ」に出てましたね。
中国に暮らす祖母ナイナイが末期癌だと知り、主人公のビリーはニューヨークから中国へ戻ります。ナイナイに本当の病状を伝えるか、このまま黙っておくべきか…。ビリー、そして親族たちの葛藤が始まります。中国では助からない病気は本人に告げない伝統があることを初めて知りました。末期癌なので暗い話になるかと思いましたが、墓参りでのやり取りであったり、披露宴でのドンちゃん騒ぎであったり、病気のことを感じさせないくらい余命僅かな日々を明るく楽しく描かれています。大切な想うからこそ、幸せな気持ちのままで見送ってあげようという気持ちも分かります。優しい嘘とはこの事かな。もしナイナイが病状を知ったらどうなったんだろうと考えてしまいました。きっとナイナイなら全てを知っても明るく振舞っていそうと思います。
しかし、話が単調で盛り上がりに欠けました。思っていたよりも地味な展開。中国人特有の笑いやノリがついていけませんでした。笑えるシーンも無く、披露宴で始まった謎のリズムゲームも何が面白いのか観ているこっちは置いてけぼり。いや最も置いてけぼりにされたのは日本人の花嫁さんでしょうね。中国の文化やノリに無理やり付き合わされて笑顔が引きつっていたのが可哀相に見えてしまいました。
単調ではありましたが、最後にナイナイとビリーが抱き合って永遠の別れをするシーンはジーンときました。ナイナイから教えてもらった太極拳をビリーがニューヨークでやる姿はほっこりしました。からのエンドロールでの写真は予想外!!素敵な終わり方でした♪

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする