みーばい亭ブログ

言いたい放題! 飲み放題!

種子島くんの日常

2019-09-28 15:19:15 | 生き物の話

ウルトラマンの両腕にはそれぞれプラスとマイナスのエネルギーが充填されていて、十字に組んでスパークさせることによって光線が発射される。
というのは、日本人なら誰でも知っていることなのだけど、腕に飛び道具を仕込んでいるというのも、考えてみれば不自由なことである。
例えば、同僚に「今晩飲みにいかへんか」と誘われて「ムリ」とバッテン作った瞬間相手を爆殺してしまうし、宴会の余興で「なんでだろう」なんか踊った日には、スペシウム光線無差別乱射で、宴会場は阿鼻叫喚の地獄絵図と化すであろう。
秋の人事異動や忘年会などで飲む機会が増える季節、同僚にウルトラ一族の居る方はくれぐれもご注意を。

というわけで、腕に飛び道具を仕込んでいるといえばこの方、テッポウエビの種子島くん。
まあ、ウルトラマンというよりタロスとかコブラ系かな?
昨年の8月にやってきて1年と2か月。
体長は2倍強、体重は10倍くらいに増え、右腕に仕込んだ種子島の破壊力も強大に。
一度メンテで手を突っ込んだ時に撃たれたことがあるけど本気で痛かったっす(^^;
飼い始めた頃は、フタミゾテッポウエビの習性などまったく知らなかったから、衝撃波で他の生き物を狩るんじゃないかと心配したのだけど、実際は狩りに使うことはなく、巣に侵入したエビやヤドカリを追いだすのが主な使い道。
餌はクリルや冷凍シーフードの切れ端をチマチマ食べる平和主義者でひと安心。
ただ、ヤドカリはともかくクボガイやヒメヨウラクガイが巣に侵入した時は、相手が一撃では動じないから、一晩中バチバチ連射していることがあって、けっこううるさかったりするのが悩みの種。
それと、例の土木工事ね。

対抗勢力として招へいしたベニホンヤドカリも、相手にされないから出番がなくて、のほほんと餌ばっかり喰ってます。


そんな穏やか水槽を象徴するかのように、ひと夏でびっくりするほど大きくなったブチヒメヨコバサミ。
やっぱり、平和が一番。
それが大量破壊兵器による抑止力の上に立つ楼閣であったとしてもね。



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たいたいづくし

2019-09-21 19:54:52 | 新・ほろ酔いキッチン

飲みたい!食べたい!騒ぎたい!

と、いうわけで「たいたいづくし」でございます。
鯛はもちろん早朝から若狭の市場まで走って仕入れてきた天然物!

とりあえず、さくどりして刺身に造る。
今日は、ちょっと趣向をかえて「松皮造り」に。
あと、バリエーションとしてカルパッチョと昆布じめに。


なんせ、一尾丸ごとですから贅沢贅沢。

頭は半分に割って塩焼きに。

庭からもいできた青柚子をギュッと搾って掛けまわしてパクッ!
酒や酒や!
頬肉をほぐしオリーブオイルを掛けまわしてパクッ!
酒もってこんかい!

で、もってきたんが、初桜のひやおろし「秋桜」でございます。
秋桜といえば百恵ちゃん。
わかる世代にはわかるし、わからん人はどうでもよろし。


残りはもちろんアラ炊きにして冷蔵庫へ。

明日にはプルンプルンの煮こごりになって、まったりと味ののった百恵ちゃんを呼ぶことだろう。

もちろん、心優しい管理人はヤドカリたちにも「たいたいづくし」のおすそわけ。

さぼって昼まで寝てい鯛!


楽してたくさん誉められ鯛!
 
汗水流さず儲け鯛!

♪たいたいづくしで夜が更けて、ヤドカリそろって踊りだす!

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新米!

2019-09-15 19:48:40 | 新・ほろ酔いキッチン

新米が届いた!
となれば、することはひとつ!

はい、新米の友「秋刀魚」でございます。
と・こ・ろ・が・・・。
今年はサンマが超不漁だそうで、お値段はともかく、店頭に並んでいるのは瘦せほそった気の毒な個体ばかり・・。
例年なら、カンテキに乗せたとたん、自身の脂でジュージューと揚がっていくのに、今年のサンマは今一つ元気がない。
まあ、そういう年もあるかな・・・などとあきらめてしまえば、みーばい亭の(悪)名が廃る!
「脂」ののりが悪ければ「油」をのせればいいのだ!
というわけで、我が家の秘密兵器をご開帳!

イタリア北部で収穫されるタジャスカや、南伊のフラントイオなどのオリーブをブレンドし、種を取り除いて果肉だけを絞った希少なオリーブオイル・・というふれこみの吉兆ブランドでございます。
和食≒清酒に合うと聞いたので、どうせ眉唾だろうと疑心満々で使ってみたのが2年前。
ごめんなさい、ハマりました(^^;

焼きたてのサンマに、オトコは黙ってオリーブオイル。
まあ、やってみなはれ。
こう見えても管理人、おねーちゃんを口説くときにしかウソはつきませんので(酔笑)

と・こ・ろ・で・、話は南に飛ぶけど、痩せたサンマと言えば、沖縄のマチグヮーでお馴染みの冷凍サンマを思いだす。
管理人がダイビングに通ってた頃は1尾50円くらいだったかな。
もちろん、食用じゃなくて釣り餌用。
離島の船頭さん曰く。
「昔は餌にアマン(オカヤドカリ)を使ったけど、今は使わないね。サンマの方がよく釣れるから。」

キミたちの、ご先祖もサンマのおかげで釣り餌にされずに命永らえたのかもね。
恩人(恩魚?)であるサンマの頭をお裾分けしてあげるから、ありがたがって頂くように!

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にぎやかな日本海

2019-09-07 20:38:37 | 生き物の話

みーばい亭界隈で地味にトレンド入り(?)している、婚姻色のヘビギンポ。
前回の記事から一週間、さらに黒味が増して、ほぼ自然下で見るのと同じ姿に完全変身!
底面ろ過の小型水槽でも、自然に近い生態が見られるのがちょっとうれしかったので、今回も冒頭にアップしておく。
ちなみに変化したのは外見だけではなくて、性格も少々神経質気味で攻撃性が増した模様。
幸いなことにヘビギンポに攻撃されたくらいで、どうこうなるようなヤワな住人は居ないんだけどね(^^;

さて、そんなヘビギンポ君の故郷日本海。
こんな秋晴れの日は、砂地で波紋でも眺めてのんびり癒されようかと、わざわざ重いタンクを背負って潜ってみたら、ほぼ半月の小潮だというのに、魚の多いこと多いこと。
スズメダイの群れにウマヅラハギの若魚の群れ、そしてアジの大群とそれを狙って突っ込むツバスの編隊にアオリイカ!


そして、なぜかまとわりついてくるカンパチ君。


ふりむけば、こっちに向かって突進してくる市場で買ったら6000円はくだらないであろう大物のマダイ。


そして今年も対馬海流に乗って流れ着いたミノタウロス・・もといミノカサゴ。


あれやこれや見るものが多すぎて、波紋に癒されるどころか、首が痛くなりましたわ。

まあ、それでもとりあえずは澄んだ海水で浮世の垢を洗い流したし、心機一転、明日 今夜からから、はりきって働こう 飲もう!

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