みーばい亭ブログ

言いたい放題! 飲み放題!

ぐじの一昼干し

2021-09-25 19:29:03 | 新・ほろ酔いキッチン

爽やかな秋晴れの週末・・なんだけど、日本海は荒れ模様。
三十年前なら、海は動いてる方が面白い!などど嘯きながら突撃していたもんだけど、さすがに無理。

というわけで、磯はあきらめて市場に突撃。

はい、お馴染みの若狭ぐじでございます。

いつものようにサクッと背開きにして塩を当て、干物籠で半日熟成。
一夜干しならぬ、一昼干し。
やわらかな秋の陽ざしと澄んだ風でほどよく熟成したところを、強火でさっと焼き上げる。



みーばい亭自慢の若狭ぐじの若狭焼きに娶せるのは、福井ならぬ滋賀の「一博 生酛純米 生酒」

畑酒造に間借りして頑張っていた頃は、応援がてら贔屓にしていたもんだけど、ここ何年かご無沙汰していたから、お久しぶりの一杯、一杯、復一杯。
ちょっと見ない間に、腰が据わってどっしりしたね。
うちの、女房殿はすっかり気に入ったようで、もう一本買ってくると息巻いております。

というわけで、一博くん(本名は字が違うみたいだけど)、末永くよろしくね。

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初秋刀魚!

2021-09-19 20:43:50 | 新・ほろ酔いキッチン

やっぱり我慢できなくて購ってしまった。
お値段は・・口にすれば味ない味ない。
でもまあ、秋刀魚だと思うからお高いわけで、ぐじやのどぐろだと思えば十分の一以下か。

とはいっても、今年お初の秋刀魚。
焦がさないように慎重に焼き上げる。

このところズボラこいて火熾しや焼き物には、女子高生御用達のハンディファンを愛用していたのだけど、やっぱり瞬間的に火を叩いたり煙を払ったりするには荷が勝ちすぎる。
昨夜の鮎もそれでしくじったしね。
やっぱり、カンテキには渋団扇がよく似合うのだ!

はい、焼きあがった秋刀魚に箸を入れ、まずはハラワタを口に入れる。
味蕾がほろ苦さを感じたところで、すかさず背中の身をパクっ!
すると、あら不思議。
口中いっぱいに甘みが広がる・・そのタイミングを逃さず純米酒をグビっ!!

フクースナ!デリソーゾ!エクセレント!デリシャス!ノスティモ!アメイジング!セボン!レッカー!ゴッツ!キゾリ!ハオチー!ヤミー!エナッ!スタプ!キズリ!マーサン!ウマイ!

これはまさに文化や国境や宗教を超越した地球レベルの美味ですな。
秋刀魚の塩焼き!世界の平和!


箸休めは、冬瓜の含め煮。
庭からもいできた柚子の皮がいい仕事しております。


続いてこの季節、なくてはならない無花果田楽!


締めは昨晩食べ切れなかった栗ごはんに、酒と醤油で炒りつけた紫蘇の実をトッピングして風味アップ!

秋の宴。
飲めや歌えの三連休。
ほろ酔い機嫌で口ずさむのは、やっぱりこの歌。

♪秋刀魚だけを愛してたのよ・・・苦いわ

 

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なごり鮎と栗ごはん

2021-09-18 19:45:25 | 新・ほろ酔いキッチン

台風一過の週末。
さすがに海は荒れ模様なので、今週は骨休め。

のんびりの午後、台所のテーブルに向かい合って、とりとめのない話をしながら三百匁ばかり栗を剥く。
ずっと変わることのない秋の情景。

剥いた栗はもちろん栗ごはんに。
残った分は、正月のお節用に甘露煮で保存。


本来なら、女房が台所で栗ごはんを炊いている間に亭主が庭先で秋刀魚を焼くんだけど、今年も秋刀魚が高嶺の高値のままなので、夏のなごりに鮎を焼く。
さすがにクマゼミは死に絶えたみたいだけど、ツクツクボウシとミンミンゼミはまだまだ元気だし、アブラゼミも切れ切れに鳴いているから気分は夏ということで(^^;

落ち鮎なんで、思いのほか脂がのっていて、ちょっと油断したすきに油煙で煤けてしまったのはご愛敬(^^;誤魔化しに、庭の茗荷の梅酢漬けを矢生姜がわりにあしらってみたけど、ちょっとは格好ついたかな?

そろそろシーズンも後半だけど、まだまだ遊び足らんから、もうちょっと夏に足掻いてもらいましょうかね。

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重陽を過ぎて

2021-09-11 19:45:00 | 新・ほろ酔いキッチン

五節句といえば、桃の節句や端午の節句など、白酒だの柏餅だのと甘ったるい子供の祭りのイメージがあるんだけど、重陽の節句だけは別。
なんせ菊酒一気飲みですから、まごうことなきオトナの祭りである。
というわけで、正式な作法は知らないけど、純米酒に菊の花を浸してクイッと!
おおっ!ほろ苦い薫りが酒の甘みを引き立ててオトナじゃオトナじゃ、オトナの節句じゃ!!


ま、酔っぱらいの戯言はともかくとして、重陽を過ぎれば地上では秋本番なんだけど、海中はいまだ夏真っ盛り。
本日曇天ながら水温は26℃。
気温よりも温い海でひと泳ぎ。
夏休みが終わったから、バシャバシャうるさい色白の家族連れも居なくなって快適快適。

アンドンクラゲを突っつき、サンバソウに突っつかれ。

カンパチやツバスと遊び、タカノハにメンチ切られ・・。
なんやかんやと、にぎやかな磯をひと廻り。

泳ぎ疲れた気怠い身体に、ノドグロのお造りなどをつまみながら、涼冷えの純米酒を注ぎ込む。


やれやれ、体力温存しとかんと、まだまだ夏は終わりそうにありまへんな。

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秋鮭・秋酒・秋の味

2021-09-04 19:57:40 | 新・ほろ酔いキッチン

本当ならば今頃、カンテキの上では脂ののった秋刀魚がもうもうと煙をあげているはずなんだけど・・。
やれやれ、地球はどうなるのかね?
などと憂いている管理人のもとに、拾う神が日本海から秋鮭を届けてくれた。
しかも丸ごと1尾!
持つべき者は、親戚に漁師の居るご近所さんである。

まず塩焼き用にカマを大きめに切り取って、残りは2つに切り分けて、ひとつは濁醪粕漬け、もうひとつはぶつ切りで冷凍しておいて、もう少し秋が深まったら粕汁の具にしましょうかね。

と、いうわけで、旬を迎えて甘みを増しただだちゃ豆を肴に、キリン秋味などを飲みながら秋鮭を焼く!

焼き上がった鮭をほぐしながら、梵の特別純米を涼冷えでごくり!ぷっはぁ~~!
秋じゃ秋じゃ秋の味じゃ!
副菜は、鮭つながりで、とっておきのめふん。
これがまた、殺人的に酒を呼ぶ!

このめふん。
酒飲みにはお馴染みの肴だけど、酒飲み以外の一般庶民にはあまり知られていないということを最近知ったので、一応解説しておくと鮭の腎臓の塩辛のことである。

食欲の秋。
それでなくても胃腸の負担が増えるのに、めふん食って腎臓に負担かけて、酒飲みすぎて肝臓に負担かけて・・・。
呼吸器系の疫病も蔓延している令和三年秋の時候。

とにかく頑張れ、俺の内臓!

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