みーばい亭ブログ

言いたい放題! 飲み放題!

メダカの学校は「密」

2021-08-28 16:11:55 | 生き物の話

ミンミンゼミとアブラゼミはまだ頑張っているけれど、あれほどやかましかったクマゼミとヒグラシの勢いが衰えてツクツクボウシの声がやたら耳につく晩夏の候、皆さま如何お過ごしでしょうか?
あのせわしない鳴き声を聞くと「うわ~宿題せな~~~~!」と、いまだに反応してしまう管理人でございます。

さてお盆も過ぎたこの時節、メダカ池には親に食べらないサイズにまで成長した仔メダカたちの生き残りが姿を見せるのだけど、今年はやけに歩留まりが高いようで、やたらワラワラしております。


こちらメダカの学校、かなり密(笑)
全部育てば、定員の10倍は軽く越えるだろう。
オカヤドカリは産卵しても飼い主がその気にならなければ殖えることはないけど、メダカは勝手に殖えるしね。
まあ、これだけ密だと冬までにあまり大きくはならないだろうから、氷が張れば淘汰されるかな?
我が家のメダカは、そんな過酷な生存競争の勝ち組が10数年間遺伝子を受け伝えてきた強者たちでございます(笑)

さて、暑苦しいメダカの話題はこれくらいにして、涼しげなブチヒメちゃんのスナップなど。
残暑厳しい折ですが、皆さま疫病などに負けぬようご自愛くださいませ。

 

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そういえば・・・

2021-08-21 20:00:14 | 生き物の話

いつもの磯に潜って、お馴染みの魚たちを眺めていて・・・ふと、気がついた。
そういえば、うっとこのヘビギンポ、今年は白黒ツー・トーンの婚姻色に変身してないなァ。

やってきたのが2018年の10月だから、そろそろ3年。
ヘビギンポがどれくらい生きるのか知らないけど、婚姻色を発動しないということは、生殖能力が衰えたということだから、そろそろ寿命なのかもしれない。
食欲はあるんだけどね(笑)


はい、あとのことはボクにまかせて、老兵は去るのみ。


ふん、青二才にはまだまだ負けへんでぇ。


そんなやりとりを横目で眺めながら、飼い主は初物の無花果田楽で、涼冷えの越乃寒梅などをほろほろと。
生殖能力が衰えても、おいしいものをおいしく食べられるのなら生きているのも悪くありませんぜ、ヘビギンさん。
お互い、あとどれくらい生きるのかは知らんけど、とりあえず死ぬまで元気で生きましょう!


こちら生存確認
いつの間に大きくなってるアオヒゲヒラホンヤドカリ。
意外とタフなのね(笑)

 

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十三歳の琴

2021-08-12 12:29:49 | 生き物の話

2021年8月11日。
みーばい亭で生まれて、初めて成体まで育ったナキオカヤドカリの琴が、めでたく十三歳の誕生日を迎えた。

2008年7月11日、母親クメさんの抱卵を確認。
ちょうど1ヶ月後の8月11日、砂上に卵をぶちまけられたものの、砂ごとシャベルで掬って海水に放り込むという、管理人の神対応で見事に孵化。
8月27日、孵化後16日目でグラウコトエに変態。
そして、9月14日に無事上陸。

まさに上陸のその瞬間!

ここからオカヤドカリの人工繁殖における最大の難関「グラウコトエとしての陸上での適応」を無事クリアして、約1ヶ月後に稚ヤドカリに変態したことを確信。



そしてこの度十三歳の誕生日を迎える運びとなったわけだ。
13年か・・。
オカヤドカリを取り巻く環境も、あれからずいぶんと変わったようでいて、ひと夏のおもちゃとして無駄に命が消費される風潮は何も変わっていない。
もうちょっと、真摯にオカヤドカリ飼育に取り組む愛好家が増えて、家庭でのブリーディングが一般的になるかと思ったんだけど、オオクワガタみたいに金にならないからね・・(苦笑)
やっぱり、技術の進歩と経済の発展は二人三脚というわけですか。
やれやれ、オカヤドカリの春はまだまだ遠いようで。

閑話休題(ま、それはともかく)

大型種のオカヤドカリ(Coenobita cavipes)やムラサキオカヤドカリ(Coenobita purpureus)が、20年以上の寿命を持つのは確実だけど、小型種であるナキオカヤドカリ(Coenobita rugosus)は、文献や観察から得られる見解からすると寿命はせいぜい15年くらいだと思われるから、十三歳と言えばけっこうな熟年。
(推定)二歳でやってきて11年間みーばい亭ですごした父親メイを越えて、みーばい亭におけるナキオカヤドカリ最年長記録を更新中。
そろそろ老境だけど、飼い主もよれよれながら現役ダイバーやってますから、頑張って一緒に長生きしましょうね!


こちら最新のショット。
お盆の迎え火を前に、一昨年亭主に先立たれた宇論ちゃんを慰めている(ように見える)琴ばあさん。
母親譲りの赤い美脚は健在でございます。

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招いてないけど大歓迎!

2021-08-07 20:34:46 | 生き物の話

流れゆく白い雲を追いかけて、べた凪続きの日本海へ。

ナベカちゃんが棲処にしているフジツボ殻が大分朽ちてきたので、新しい殻を拾ってきてあげたんだけど、めずらしくキュアリングなんかしていたら、穴の中から小さな貝殻がポトっと。
よくよく見れば、なんとお久しぶりのブチヒメちゃんじゃないですか!

連日30℃越えの極暑水槽だから、秋まで生体を補充する気はなかったのだけど、来ちゃったものは仕方がない。
あなたなら春夏秋冬大歓迎!

ウエルカム・サービスは、もちろん大好物の白身魚。
管理人の晩酌のメバルのお裾分けでございます。
食べきれない分は、ちゃんと冷凍しておきますから、お楽しみに。



一方、こちらは古いフジツボ殻で夏眠していたヨモギホンヤドカリ。
起こしちゃってごめんね。
新居の方が広々としてますから、ゆっくり二度寝してくださいな。


で、もとはと言えば、あんたのためなんだから、そんな処に隠れていないで、ちゃんと新しいフジツボ殻に入居してくださいね。

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