みーばい亭ブログ

言いたい放題! 飲み放題!

深秋の換水

2022-11-27 10:13:13 | 生き物の話

枯れ葉舞う深秋の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。
例年よりも暖かいとはいえ、冷気日ごとに加わり、水を触るのがつらい季節になってまいりました。
とはいえ、住人の増えた磯水槽の換水を怠るわけにもいかず、肌寒い曇り空の下、身を縮めながらの水仕事。
感謝しなさいよ、ヤドカリさんたち。


まずは新入槽のホシゾラホンヤドカリ。
ようやく水槽暮らしに慣れたようで、前面に登場。
暗色系の磯水槽に咲いた一輪・・もとい一対の「第二触角」でございます。


こちら一年物のヤマトホンヤドカリ。
本来なら貴重な暖色系なのですが、すっかり色褪せてご覧の有様。
それでも食欲旺盛でまだまだ元気。
フタミゾテッポウエビに次ぐ、水槽カースト№2の座は磐石でございます。


干潟では掃いて捨てるほどの普通種なんだけど、磯ではレアなユビナガホンヤドカリ。
うちにも越前産の二年物が2匹いるだけ。
どちらもメスのようで、年ふりても小柄なまま。
普段あまり目立たないから、この機会に上げておきますか。

そんなこんなですっかり身体が冷えきった飼い主へのご褒美は・・

はい、湯煙に揺蕩う「鱧しゃぶ」でございます!


熱めの燗酒を伊賀焼の大盃に汲み入れて「ぐいっ」と呷れば身も心もポッカポカ。

温かい酒肴があれば深秋の換水もまた楽し。

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焼き鶏

2022-11-19 20:26:30 | 新・ほろ酔いキッチン

鶏の肉を小さく切って串に刺して焼いた料理を、世間は何の疑問も抱かず「焼き鳥」と呼んでいるが、本来ならば「焼き鳥」ではなく「焼き鶏」なのではないかとモヤモヤしていた管理人。
そんな矢先、織田信長で有名なJR安土駅前の店に「焼き鶏」と大描きした看板を見つけた。
ま、車窓からちらっと見ただけなので、どんな店なのか、なんか由来があるのか、そもそも料理なのか・・と、いろいろ疑問はあるのだけれど、「我が意を得たり」とドヤ顔でほくそ笑んだ管理人。

と言うわけで、久しぶりに「まともな」鶏肉を一羽買いしたので、さっそく焼き鳥パーティー・・もとい焼き鶏パーティーに興じているみーばい亭。

もも肉は岩塩で、せせりは素焼きにして自家製ぽん酢で。

肝はタレと辛子で、砂肝は・・・。


娶せる酒は、先週伏見で仕入れてきた「神聖 たれ口」。
店で飲んだときは、そこらの吟醸酒を一撃で蹴散らすような「香り」に陶酔して、つい飲み過ぎたけど、瓶詰めだから、そこまでの感動はないにしても「そこらの吟醸酒を一撃で蹴散らすような」旨みは健在。
今年も美味い新酒をありがとう!!


〆は炊きたての白米にそぼろたまごとタレ焼きをのせた「焼き鶏丼」。

粉山椒をたっぷりと振りかけてハフハフ頬張れば、〆とは言いつつ酒が進むこと進むこと(笑)

と、ここまで書いて、ふと思い出した。
焼き鳥屋さんって、鶏だけじゃなくて、雀とか鶉とかもだしてたなぁ・・。
そういえば、駝鳥肉なんてのもあったっけ。

なるほど、だから「焼き鶏」じゃなくて「焼き鳥」なのね。

ナットク。

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磯納め

2022-11-12 13:34:03 | 生き物の話

はい、潮間帯上部の覇者、磯の集合体ホンヤドカリの皆さんでございます。
そろそろ、早起きのヨモギホンヤドカリが混じっているかなと探してみたけど、残念ながら発見できず。
その代わりと言ってはなんですが、赤髭つながりでホシゾラホンヤドカリとケアシホンヤドカリをスカウト。

ついでにイソスジエビと石蓴に紛れ込んでいたヒライソガニ(たぶん)の幼稚体をお迎えして、オフシーズンを前に、ちょっと賑やかになった磯水槽。

そんな生き物たちを眺めながら頂くのは「一本義 しぼりたて 新米新酒」。


新鮮な辛口に娶せるのは、もちろん新鮮な日本海の幸。

カレイ、アオリイカそしてガマエビ。
カレイは花柚果汁と塩。
アオリイカは一味唐辛子。
ガマエビは山葵。
いや~、新酒が進む進む!

もちろん、ヤドカリたちにもお裾分け。

アオリイカを貪るケブカヒメヨコバサミ。
寒がりの彼らには厳しい季節がやって来るけど、頑張って冬を乗り切ってくださいな。


こちらは先住のケアシホンヤドカリ。
普段は落ち着いた物腰のケアシだけど、アオリイカとなるとダッシュで奪取。
現金なもので。


磯の同胞はまだ寝ているみたいだけど、10月頃から活動をはじめた三年物のヨモギホンヤドカリ。
さすがにヨレヨレだけど、まだまだ元気。
後継はスカウトできなかったけど、孤軍奮闘長生きしてください。

そして、水槽の側面に目をやると。

ガラス越しのイソスジエビに飛び掛かるハエトリグモ。
クモって、視覚で狩りをするのね。
やってる本人(本クモ?)は空しいけれど、ほっこり和ませてくれる楽しいパフォーマンスをありがとう。


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ブリカマ

2022-11-06 19:10:39 | 新・ほろ酔いキッチン

秋深し。
じんわりと下腹部に脂がのってきた管理人。
ま、食材に脂がのる季節だし、食えば脂がのってしまうのは自然の摂理。
降った雨は空に戻って雲になるのだ。

というわけで、脂ののりきったブリカマなどを焼いております。

添えるのは、粕汁に鉄火巻き。
吸収を高める燗酒を合わせて摂取すれば、速やかに内臓脂肪変換!
しばらく厚着の季節だし、まあいいか。
春になったら、また考えよ・・・、と、しばしの現実逃避。

とはいっても、管理人だけ脂肪摂取過多なのは悔しいので、ヤドカリたちにもお付き合いいただく。

ナキオカヤドカリとムラサキオカヤドカリが喜々として駆け寄るのは、ちょっと季節外れのクロゴキブリの成虫。
近頃では滅多に手に入らないレア食材でございます。
管理人は食べたことがないから、脂がのってるかどうかは知らんけど、別名アブラムシっていうくらいだし・・ね。

みんなで脂肪分をたっぷり摂取して、元気に冬をのりきりましょう!

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