みーばい亭ブログ

言いたい放題! 飲み放題!

よれよれヤマト

2021-07-31 11:19:22 | 生き物の話

上品な体色と堂々とした体格、そして何よりも神秘的なエメラルド色の複眼の魅力で、ヤドカリ・ファンを惹きつけてやまないヤマトホンヤドカリ。
しかしながら飼育対象としては難物で、水温や水質の変化に弱く神経質で適応性も低い。
かつて、ヤド研では「ベテランでも半年キープするのがやっと」などと言い交わされていたものだった。
管理人も何度か挑戦したものの毎度玉砕。
はっきり言って、ムラサキオカヤドカリを十年生かすよりもヤマトホンヤドカリを一年生かす方がはるかに難しいと思う。

さて、昨年の夏に採集したこのヤマト。
最初から餌食いがよく活発な個体だったから密かに期待していたのだけど、期待通りまもなく一年を迎える現在も見事に生存。
ただし、ご覧の通り水槽ボケしてよれよれ。
おまけに、今回の脱皮でひとまわり「小さく」なってしまった(笑)
それでも、生きていてくれるだけで、飼い主としては感無量。

かつて宇宙の彼方に旅立ったヤマトは、ガミラスの砲撃でボロボロになっても、硫酸の海で第三艦橋が溶け落ちても、次の週には何事もなかったかのように復活していた。
このヤマトホンヤドカリくんも、不死身の宇宙戦艦にあやかって元気に夏を乗り切ってくれることを、心から祈る身勝手な管理人(自爆)



 

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遙かな波の向こうには?

2021-07-22 20:15:20 | 生き物の話

水平線の終わりにあるのは虹の橋・・じゃなくて、なにかと迷惑な隣国たち。
ま、末端の労働者には、あまり関係ないけどね。

と、言うわけで、アスファルトも溶けだす36℃の炎天下。
凪いでるから表層は生ぬるいけど、底まで潜れば25℃の快適空間(水間?)

とりあえず、いつもの散歩道をひとまわりして、お馴染みさんたちにご挨拶。


この夏も遊ばせてもらいますので、よろしくね。

と、挨拶まわりをすませて、水面に顔を出せば、彼方まで続く水平線。


さてさて、遙かな波の向こうには、夢の国があるのかな?

って、あるわけないか(爆酔死)

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若鮎の夏

2021-07-18 10:10:33 | 新・ほろ酔いキッチン

長かった梅雨もようやっと明けて、ニイニイゼミ、ヒグラシに続きアブラゼミとクマゼミまで鳴き始めた文月中日。
みっしりと茂ったゴーヤー棚に実が成りはじめると、いよいよ鮎の季節がやってくる。


カンテキから立ちのぼる燻煙を浴びながら一番搾りを飲み、焼き上がった鮎には唐橋焼きの茶碗にたっぷりと酌みこんだ「杣の天狗」を、ぐいっと合わせる。

鮎の香りと吟醸酒の香りが逢い合わさって酒精の流れに乗り、ほろほろと至福の時間が過ぎ去った最後の締めは、土鍋で炊き上げた鮎飯。

この変わることのない夏を迎える儀式をもう20年以上繰り返しているかな。

終息の見えない疫病禍でも、アホどもが五輪を強行開催しようとも、夏は正しくやってくる。

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ハラビロカマキリ

2021-07-10 19:02:34 | 生き物の話

成虫は管理人好みのスレンダー・ボディとはお世辞にもいえないけれど、この幼虫独特のフォルムは好きだな。

みーばい亭の庭には、夏になるとチョウセンカマキリやコカマキリの成虫が現れるし、オオカマキリが産卵したこともあるけど、毎年繁殖しているのはハラビロカマキリだけ。

今年は、早くから雨の日が多かったせいか、なかなか姿が見られなくて心配したのだけど、ようやく元気な姿を見られてひと安心。

毎年毎年、遊んでくれてありがとう。
今年もよろしく!

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梅雨の日の恋

2021-07-03 12:33:39 | 生き物の話

じとじと湿気った梅雨の瘴気に増幅される汗の臭いや頭皮の臭いや脇の臭いにもめげずに、毎日毎日満員電車で職場へ向かう管理人。
我ながら偉いなー。

ようやっと週のお勤めを終えた金曜日は半夏生。
過酷な通勤と労働のご褒美は、もちろん蛸!
瀬戸内産のマダコ(♀)を庭で採れた胡瓜と合わせて酢の物に。
合わせる酒は萩の露の純米吟醸。

ほろほろと酒精に溶けてゆく労働の疲れとそれに伴う様々(ほぼマイナス)な感情。
いつまで働かされるのかはわからないけど、週末の夜があれば生きてゆける。
そんな気がする土砂降りの夜、ふと水槽をのぞいてみると、クロシマホンヤドカリのカップルが。

こんな季節に鞄ヤドカリ?
梅雨の瘴気に冒されて季節感が狂っちゃたのかな?
まあ、梅雨が明けて水温が30℃越えれば、それどころじゃないだろうし、今のうちにロマンスをお楽しみくださいな。

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