2年物、そろそろ老境のケアシホンヤドカリ。
水温16℃。
モフモフのすね毛が温かそうだけど、空気を含んでいるわけでもないから、保温力はないか(笑)
とはいっても、生れ故郷の越前海岸の磯なら、表層は10℃を下回っているだろうから、まだまだ温い環境かな?
先日、書棚の整理をしてて発掘した、山本周五郎や藤沢周平の時代物を何十年ぶりかで読み返しているのだけど、四十五の隠居やら五十二の爺やらが次々に登場するもんだから、自分がやたらと年寄りじみた気分になる。
もっとも昭和時代なら五十五で定年退職して、あとは手厚い年金で悠々と暮らせたわけで、若き日の管理人などは、その日が来るのを夢見て、文字通り血を吐きながら労働に勤しんでいたわけなのだけど・・・。
さて、いくつまで働かされることやら安倍政権。
二十八の大年増なんかが登場すると、ちょっとは溜飲が下がったりするんだけどね(笑)
ま、化天のうちを比ぶれば、人間五十年など一昼夜に過ぎないわけだから、ここまでの人生たかだか一日の出来事だったと思えば、ようやく二日目が始まったってことか。
さて、二日目はどんな日になりますやら。
安月給で借金だらけの貧乏所帯といっても、日々の米に窮してるわけでもないし、酒だってそれなりに飲めている。
今宵もカンテキを挟んで古女房と鹿肉を焼きながら、豊祝の生酒を春っぽいパステルカラーの清水焼きでほろほろと過ごしているわけだから、これ以上の贅沢をのぞんだらバチがあたるかな。
と、今宵は殊勝な管理人。
二十八の大年増でも、赤いベベ着て酌なんかしてくれるのはウェルカムなんだけど、それをいったらあじないか(酔死)
傍らの水槽に酔眼をやると、繁殖期も佳境の若ヤドカリたちが、恋の駆け引きの真っ最中。
命短し恋せよヤドカリ。
ゾエアが生まれても、飼い主は責任持てんけどね(^^;