生来の貧乏性で、ワードローブは長く着られるようにあまり流行にとらわれない定番品を揃えるようにしているのだけど、定番品とはいえ多少のはやりすたりはあるようで、襟幅が気になって着なくなったシャツや、太さが気に入らなくて穿かなくなったパンツなどが何着もクローゼットのハンガーにぶら下がっている。
見てくれを気にするような年でもないのだけど、どうしても体が受けつけないのは、若い頃繊維業界に片足を突っ込んで着道楽を謳歌していた後遺症かな(^^;
いつかは流行が一回りするだろうけど、それまで生きてるのか?俺。
というわけで、久々のオカヤドカリでございます。
真ん中が2010年生まれのナキオカヤドカリ「メイJr」、左の赤いのが2012年の12月に孵化した「メイ・孫」。
そして、右が2015年物のムラサキオカヤドカリ「ゴリJr」。
みーばい亭のオカヤドカリといえば、前甲長が10㎜を越えた個体は例外なくサザエに入るのが習わしで、一時期は全員がサザエ入りだったりした物だけど、近頃は流行の潮目が変わってきたようで、ご覧の通りサザエに入っているのは2代目の「メイJr」のみ。
他は潮干狩りで拾ってきたアカニシとか飼主が食べた後のミクリガイとか、好き勝手な貝殻に入っております。
2017年生まれのニュー・ジェネレーションになるともっと顕著で、ムラサキの仔ヤド槽(すでに仔ヤドとはいえないが)をのぞいてみると、サザエ入りは誰も居ず。
10年くらい前に生まれたナキオカヤドオカリの子供たちはこれくらいになると、先を争ってサザエに着替えたものだけど・・(遠い目)。
思えばオカヤドカリにとってのサザエ殻というのは背広みたいなもんかな?
大人を気取ることが「良し」とされた時代は、あどけない背広姿をよく見かけたけれど、今時は大人になるのを拒否しているような風潮があるからね。
ええ年したおっさんやおばはんの「外したカジュアル・ルック」は痛々しいだけじゃなくて、社会人としての「責任逃れ」を公言しているようで、決して格好の良いもんじゃないから、君たちも早くサザエを着ましょうね。