みーばい亭ブログ

言いたい放題! 飲み放題!

SunSun太陽 by ちーKコンビ

2012-08-26 11:54:15 | 生き物の話
ティーダ・ヤーチュー!と言えば、御存じ「琉神マブヤー」の必殺技。
念のために書いておくと、ティーダとは太陽、ヤーチューとはお灸(火傷)の事である。
子供の頃は悪さすると、町内の年寄りに「ヤイトすえるぞー!」と怒鳴られたもので、今でも右手の甲に火傷の跡が小さく残っている(^^;
この手の虐待・・じゃなくて躾は全国共通のようで、沖縄では「ヤーチューすんど~」となるわけだ。
大人がキレないから、子供がキレるこのご時世。
今なら、アホ親が騒いで、警察沙汰になりそうな話だが、それが良いのか悪いのか・・・。
がんばれ、マブヤー!

さて夏休みも終盤に入って、21世紀の子供たちも「宿題やらんとヤイトすえるぞ~!」と、脅されているのかどうかは知らないが、海辺が少しばかり静かになってきた。
とはいっても、空はまだまだ夏真っ盛り。ティーダは火傷するほどのパワーで天空に輝いている。
そんな陽光を背中に受けながら、若夏から盛夏に向かう海中風景を楽しむのが、この時期ならではの風情。
ここからが、オトナの夏である


岩の間にはさまったサザエの殻から、にょろりと顔を出したのが、卵を守るニジギンポのお父さん(お母さんではない)。
まいどご苦労さま。


こちらのサザエ殻から、ぞろりと顔を出したのは、巨大なヤマトホンヤドカリ。
そこはかとなく、おひさしぶりである。
そういえば、このブログの主役はヤドカリだったような気が・・(^^;


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KING OF SCAVENGER!

2012-08-18 00:39:02 | 生き物の話
長年、ラムちゃんの髪は緑色だと思っていたのだが、実は構造色だったらしい。
そういえば、カラーページや単行本の表紙絵では、いろんな色に塗られていたような気がする。
ブレーク前のシュワちゃんが半裸で剣を振り回すようなタイトルを掲げといて、いきなりなんの話やと思われるかもしれまへんが、もともと大した話やおへんさかいにそう気張らんとお読みやす(^^)

さて前回の記事で、我が家の周囲には野生動物がいっぱいいると言う話を紹介したが、野生動物がいっぱいいれば排泄物もいっぱい出るわけで、当然それを食べる昆虫たちもいっぱいいる。
代表的なのが画像のセンチコガネ。
何種類かいるらしいが、これはおそらくオオセンチコガネだろう。
うんちくをたれておくと(「く」を抜くとリアルなのでご注意を)、センチコガネの和名は感傷家だから・・ではもちろんなく、雪隠に由来するとか(感傷に浸るには悪くない場所だが)。子供の頃は勝手に便所コガネと呼んでいたのだが、標準和名もまったく同じ由来であって、見事に的を得ていたわけだ。
その名のとおり典型的なスカベンジャーなのだが、たかが糞虫と侮るなかれ、その外皮の構造色はタマムシにも匹敵する美しさである!(ほら、ラムちゃんの髪につながった)
やわらかく消化が良くバクテリア由来のビタミン、ミネラルをたっぷりと含んだ獣糞は、優れた美容食なのだ。

このセンチコガネ、自殺癖があるのか、ただの馬鹿なのかは知らないが、軒下に置いてあるバケツや空き瓶の中で、しょっちゅう溺死したり熱死したりしている。
この死骸が、我が家のオカヤドカリたちに、健康食品として非常に喜ばれているわけだ。

センチコガネの外皮は、大型のピンセットで思いっきり挟んでも潰れず、逆にピンセットがしなるほど硬いのだが、オカヤドカリ達はものともせずに、頑強な鋏脚でバリバリと切り割って貪り食ってしまう。
とりわけ、すでに前甲長10mm近くに達している2010年物の繁殖個体たちが、一斉に群がる有様は写真を撮るのも忘れて見入ってしまうほどの大迫力である。
日本を代表するスカベンジャーを貪り食うオカヤドカリ。
彼らこそスカベンジャーの中のスカベンジャー「キング・オブ・スカベンジャー」なのだ!

やれやれ、やっとタイトルにつながった。

夏草や兵どもが夢の跡     by Basyou Matuo

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夜になるとどこからともなく現れて・・・

2012-08-12 20:31:45 | 生き物の話
我が家のすぐ裏に姿を見せた、若いニホンジカである。
まあ、シカやイノシシ、イタチ、タヌキなどはお馴染なので、お互い構えることもないのだが、先日ハクビシンが現れたのにはちょっと驚いた。
野生のハクビシンを見たのは初めてだったので感激したのだが、調べてみると最近人里近くで増えているとのこと(^^;
巷には、自然破壊だの環境問題だのいうお題目を念仏のように唱えている御仁も少なからず居られるが、自然はそんなにヤワじゃないようで、ウチみたいな住宅地のすぐ近くにも、野生動物はたくさん生息している。
そういえば、近年ツキノワグマが人里に出没してしばしば騒動になるが、「ツキノワグマの生息環境が破壊されたので仕方なく人里におりてくる」という識者のコメントには大いに疑問を感じる。
生息地の分断だの、温暖化によるドングリの不作だのと、もっともらしい理由を並べて「ツキノワグマが数を減らしている」というのが公的な見解だが、本当のところは本州各地に満遍なく生息しているようで、人里で頻繁に目撃されるのは、むしろ生息数が増えているからだという意見もある。
もっとも漫然と山野を歩き回っても、野生動物に出会うことはまずない。
彼らのほとんどは夜行性で、昼間は隠れて休んでいるのだ。
自然への興味を失った今の日本には、そんな隠れている野生動物を、きちんと見つけ出して調査、観察できるだけのスキルを持った研究者がほとんどおらず、結果、見つけられないから居ない、居ないから数が減っている・・・という短絡的な報告が公式見解になってしまうというのが実情なのだそうだ。
そんな昼間は隠れて寝ている動物たちが、夜になるとどこからともなく現れて、森林伐採によって生じた下草や、廃棄された余剰作物を腹一杯食い、ついでに畑を荒らしたりしていくわけだ。
無自覚に餌付けして、野生動物を呼び寄せておきながら、やれクマが出たの、サルがいたの、シカが畑を荒らすのと大騒ぎする人間って・・・、はたして霊長と自称する値打のある生き物なのだろうか?

さて、「夜になるとどこからともなく現れて・・」というのは、自然下のオカヤドカリを紹介する際の枕詞ともいえる一文でもある。
この一文が、オカヤドカリの生態をほぼ言い表していると言っても過言ではない。
オカヤドカリとは、夜になるとどこからともなく現れる生き物なのだ。
当然、その生態は飼育環境に最優先で反映されるべき条件であるはずなのだが・・・、それを踏まえて飼育環境を構築しているオカヤド飼いがどれほどいることやら・・・。

下の画像は、自然下におけるオカヤドカリの生息環境の一例。
本店の飼育コンテンツにも書いているが、オカヤドカリは、海岸を歩き回っているより、隠れて眠っている時間の方がはるかに長いのだから「物陰に潜む生き物」と考えるほうが適切なのだ。


オカヤドカリの飼育容器は、鑑賞用装置ではなくて、オカヤドカリの生活空間であるということを、もう一度よく考えてほしい。



昼間のオカヤドカリは、飼い主の目が届かない場所でのんびりと寝ている・・のが正しいのだ。





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Smoke Gets In Your Eyes

2012-08-05 00:12:48 | 新・ほろ酔いキッチン
地物の鮎が来た!

贅沢にも1kg大人買いである。
例年に比べると、小ぶりなのだが、頭からボリボリ齧るには良いサイズだ。

均一に火が回るように、炭を砕いて均し、片っ端から焼いていく。
芳しい煙をアテに飲むビールは天上の美味!
10年ほど前までは、「キリンラガー以外はビールじゃない」派だったのだが、近頃は「キリン一番搾りも悪くないやん」派になってしまった。
俺も年かな~(^^;
ま、ドライビールを旨そうに飲む奴は未だに信用できんけど・・(笑)

なんやかんやで、20匹ほど焼きあげながら大瓶2本を空け、ほろ酔い加減で饗宴に突入。
酒はもちろん、「杣の天狗」。
塩焼きの鮎にあてるのに、これ以上の酒はない!

この煙、富山まで届いたかな?
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