みーばい亭ブログ

言いたい放題! 飲み放題!

笹鰈!

2020-01-25 20:16:50 | 新・ほろ酔いキッチン

いつまでも食べ続けていたい、村田豆腐の厚揚げ。
ん?  なんか既視感。
最近、酔っぱらって他所のSNSかなんかにあげたような・・。
ま、いいや。
本日の主役は厚揚げ焼きじゃなくて、
生麩の田楽・・、でもなくて、

はい、日本海の至宝「笹鰈」でございます。
物心つくかつかぬかという頃から食べ慣れたお馴染み中のお馴染みの食材でありまして、幼稚園児の頃、お弁当の笹鰈の骨を喉に引っかけて「のどがいたい」と泣いていたら、無理矢理病院に連れて行かれそうになったことなどは懐かしい思い出でございます(^^;

ただ、お馴染みの食材とはいえ、身をふっくらエンガワをパリッと焼き上げるのは至難の業で、身に火を通せばエンガワが焦げる。エンガワをほどよく焼けば身は半なま・・。
こちらを立てればあちらが立たず・・・、日本国中の笹鰈愛好家の皆様が同じようなジレンマを抱えておられることと愚考いたします。
管理人も、笹鰈に挑み続けること数十年!
ついに会得した極意を、今宵惜しみなくWebで全世界にご開帳!

笹鰈を焼く極意とは・・・、「焦らないこと」

カンカンに熾した熾火から八寸以上離した遠火でじっくりゆっくり焼き上げる。
ほろ酔いキッチンならでは贅沢である。

本店のコンテンツを閉じてブログに移行してから、趣旨が曖昧になってきたけど、元々ほろ酔いキッチンは料理の課程を愉しみながら酒を飲むのがテーマなのだ。

というわけで、若狭の笹鰈には福井の九頭竜を熱燗でほろほろ。
厚揚げ焼きには、濁醪。
生麩の田楽には、越乃寒梅を冷やで。

適材適所
適肴適酒!

今週もほろ酔い、微笑酔い、みーばい亭。

もちろん、頭や中骨もカリッと焼いて酒の肴に。
鰈の骨に泣かされた幼稚園時代のリベンジ・・かな(笑)

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小芋の炊いたん(味噌味)

2020-01-18 19:36:44 | 新・ほろ酔いキッチン

管理人の気配を感じたのか、振り向いた仔鹿と目があった。
あたりを見回しても母鹿の姿が見当たらなかったので、親離れしたばかりの牡鹿なのかもしれない。
カメラを構えて殺気(撮気)を発するまで、一心不乱に落ち葉をかき分けて、木の根だか草の根だかを貪っていたから、かなり飢えていたんだろう。
実際、親離れした子鹿が冬を越せる確率はけっして高くはないと聞く。
こんな健気な姿を見ていると、くず野菜でも分けてやりたい気になるけれど、人と野生動物の間には越えてはならぬ一線が、しっかりと引かれているから、涙をのんで見送るしか術のない管理人。
ただ・・、近頃増殖中のバーチャル世代とか言われる人たちには、この厳然たる一線が見えていないようで、近隣からも時折「へ?」と思うような話が聞こえてくる。
ネット情報だけでわかったような気になってなくて、たまにはその辺の磯に潜ったり、その辺の里山を散策したりしようよ日本人。
登ったり潜ったりすれば、おなかが減るから飯がうまい!
登ったり潜ったりすれば、のどが乾くから酒もうまい!

というわけで、今週の「ほろ酔いキッチン」は、去年の暮れに管理人手ずから掘り起こした小芋を、真昆布と本枯節で濃いめに取った出汁で煮含めて、さらに白味噌の餡に絡めたお気に入りの一品。

今日はちょっとだけ冷えたので、お燗映えする「雨垂れ石を穿つ」を、お気に入りの信楽焼の徳利と穴窯杯で。
以下 ↓ 蔵元さんのHPより引用。


感動、興奮、驚きを表す感嘆符「!」は、日本語で「雨垂れ(あまだれ)」と読みます。確かに「!」の形は雨滴の落ちる様を思わせます。

この「雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)」は、江戸時代に行われていた「十水仕込(とみずじこみ)」という手法で造っています。

この古(いにしえ)の手法が生み出す味わいは、一言で言えば「!」。現在用いられる手法では生み出すことのできない、濃密にして爽やか、鮮烈な美味しさです。さらに「雨垂れ石を穿つ」は、味わいの濃い料理も含め幅広い料理との相性が良く、また発売の初年度から連続して「燗酒コンテスト(プレミアム燗酒部門)」で金賞を受賞するなど、つめたく冷やしても熱めの燗でも楽しめる懐の深さにも驚かされます。酒造りの神秘、そして今も昔も変わらない、心に響く美味しさを追い続ける造り手の情熱に思いをはせながら、たくさんの「!」が詰まった「雨垂れ石を穿つ」をお楽しみいただけますと幸いです。


 

試しに「amadare」と打ってみたら、7番目くらいに「!」と変換された。
ITはバーチャル世代の寒々しい思い入れなんか、とっくに凌駕してたのね。
さて、AIはどこまで、酒と肴のマッチングにせまれますか。
これから老後にかけて、しっかり見極めさせてもらいますか。

楽しみ、愉しみ!

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寒中水槽

2020-01-12 11:57:25 | 生き物の話

寒の内だというのに雪も降らず池も凍らず、妙にうららかな令和2年。
寒さに弱い管理人としてはありがたいことなのだけど、大丈夫か?地球。

爽冷な日本海の甲殻軍団は、この暖かい冬をいかに過ごしているのだろう?
というわけで、磯水槽の近況でございます。
ただいま水温・・・・、わかりません(^^;
ガラス面を這い回る苔取り軍団が、しょっちゅう水温計を落としてキスゴムを駄目にしてしまうから、交換するのが面倒になって、水温計を撤去してしまったのが去年の秋。
みーばい亭のオカヤドカリ飼育コンテンツには、必ず温度計を設置してケージ内の温度は数値で確認しろと、偉そうに書いてあるんですけどね(自爆死)

まずは冬の主ヨモギホンヤドカリ。
1年の半分くらいしか活動しないせいか、相対的にホンヤドカリよりも長生きで、3年物の個体も健在。

大潮サービスのアサリをむさぼる2年物。
去年は採集しなかったので、今年は気合い入れて冷たい海に出かけますか。

こちらは夏のヤドカリのイメージが強いケブカヒメヨコバサミ。

やっぱり冷たいのは苦手なようで、寒そうに縮こまっております(笑)

そして管理人イチオシのヤマトホンヤドカリ。

やっぱり、このエメラルド・アイが好きです(笑)
なんとか長生きしておくれ。

一方、暑かろうが寒かろうが一年中元気いっぱいのスジエビ軍団。

透明感あふれるスジエビモドキ。


躍動感あふれるイソスジエビ。

エビに限らないけど、似たような生物が同じ場所に何種類も生息している磯に潜るたびに、地球の生物種の豊かさにあらためて感動する管理人。
この多様性が人類の経済活動の犠牲にされないことを心から願う令和時代のロートル・ダイバー。

 

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もうひとつの大御所

2020-01-03 10:14:26 | 生き物の話

あけましておめでとうございます。

明けた瞬間から酒飲んで餅食ってお節食って酒飲んで餅食ってビール飲んで肉食って酒飲んで餅食って・・・・、早三日。
それでも合間合間にストレッチしてスクワットして歩きまわって素振りして腹筋して・・、なんとか体重1.2kg増、体脂肪率1.5%増で持ちこたえている管理人でございます(^^;
というわけで、本年もよろしくお願いいたします。

さて、昨年は18年間つきあったムラサキオカヤドカリの大御所さまが逝ってしまって、少々寂しい年明けになりましたが、酔眼で水槽を眺めていてふと目に付いたのが「もうひとつの大御所」。

はい、ヒメヨウラクガイのB・J1号でございます。

みーばい亭にやってきたのが2004年の夏。
ゴリさんの18年4ヶ月には及ばないものの、水槽暮らし15年を越える堂々たる古老ぶり。

こちらは2007年頃の画像。
この頃は質感の違う外唇部が真っ白だったのだけど、いつの間にか黒ずんで大御所の貫禄充分。
ムラサキオカヤドカリのような派手さはないけど、弱肉強食の磯水槽を15年以上も生き抜いただけあって、一種の「凄み」すら感じる魔貝さま。
みーばい亭の新たな長老として、令和時代の活躍に乞うご期待!


こちらは、大物っぽい顔してるけど、実は新参のヤマトホンヤドカリ。
派手なルックスが正月っぽいんで、お顔見せ。
管理人とはイマイチ相性の良くないヤマトだけど、今回は半年の壁を越えられそうな予感。
この勢いで、未来の「大御所」をめざしてくださいな。

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