みーばい亭ブログ

言いたい放題! 飲み放題!

白身魚が好きっ!

2017-10-28 21:37:20 | 新・ほろ酔いキッチン

気がつけば10月も早や終盤。
そういえば今年は若狭の秋鯖を食べてないなぁ・・・。
というわけで、例によって早朝から90km先の市場を目指したのだけど、出遅れたのか水揚げがなかったのか、トロ箱に鯖の姿はなし。
はあ・・とため息ひとつついた次の瞬間、気持ちがカチッと切り替わるのが管理人の数ある長所のひとつ(^^;
というわけで、40㎝級のマダイと高級魚アコウをWでGET!
ちなみに2尾合わせて税込み1300円。
町の魚屋で買ったら、この何倍取られることか。
いわんや鮨屋なら・・・。
これやから、市場ショッピングはやめられまへん。

マダイはもちろん刺身に造り、頭と中骨はさっとアラ炊きにして鍋のまま煮凝りに。
これは明日のおかず。
サク取りした半身は昆布じめにして、これも明日のお楽しみ。
薄く削ぎ切りに造ったのは、身がしっかりしているからなんだけど、もう一つの目論見もあるわけで。


と、その前に秋風に吹かれて冷え切った胃を温めるために食前酒など。
本日はみーばい亭初お目見え「琵琶の舞 大吟醸」。
キャッチフレーズは「湖人たちの夢見酒」。
久しぶりに吟醸酒らしい吟醸酒を飲んだなぁ。
香り成分の酢酸イソアミルやカプロン酸エチルは、よくフルーツの香りに例えられるけど、これはどちらかと言えば花の香り・・それもねっとり甘い南国の花じゃなくて、野山に咲くたおやかなササユリのイメージかな?
吟醸酒の特性で、食事には合わせにくいけど、食前酒として宴の幕開けを華やかに飾ってくれる美酒。
美味しゅうございました、会長。
話は戻って、一方のアコウも半身は刺身にしてマダイと食べ比べ。
マダイもたいがい身のかたい魚だけど、アコウの歯応えには一歩二歩三歩・・四歩くらい譲るかな。
白身魚の王様と女王様そろい踏み!
贅沢贅沢・・・1300円やけど

んで、アコウの半身は骨ごとぶつ切りにして鍋に。
アコウが煮えるまでの間に、薄造りのマダイをしゃぶしゃぶにして、自家製ポン酢でパクッ!
燗をつけた越前岬をくいっ!
極楽極楽。

アコウのしっかりと締まった身は、煮込んでももちもちぷりぷり。
鍋も美味いし酒も美味い!
贅沢贅沢・・・1300円やけど

ほんでもって、骨からたっぷりと旨みの出た出汁はもちろん雑炊に。
締めなのに、さらに酒が飲めてしまうわけで・・、
こまったこまった(^^;

もちろん、やさしい管理人はヤドカリたちにも、大盤振る舞いのお裾分け。ふだんはおっとり控えめのケブカヒメヨコバサミも、白身魚となればホンヤド軍団を蹴散らして一番にGET!
ほんとに、あんた白身好きやね。

こちらは新入り・・といってももう一か月以上たつのか。
ここ数年、管理人のホーム・ゲレンデではレアなクロシマホンヤドカリ。
フットワークの軽さではホンヤドカリにひけを取らないからあんまり心配していないけど、たっぷり食べて長生きしてくださいね。

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秋のオカヤドカリたち

2017-10-22 11:43:58 | 生き物の話

ヒーターの稼働をはじめて半月、乾燥気味だった槽内環境も、底砂の水分調整が功を奏してようやく落ちついてきた。
住人たちも激変した環境に馴染んだようで、日々のんびりまったりと過ごしております。
台風のせいで外に出られず、つれづれに水槽を眺めて過ごす日曜日。
そんなオカヤドカリの近況などを。

まずはナキオカヤドカリ。

上が2008年8月11日に、暴君メイとクメの間に生まれた長女「琴」。
下が2012年12月11日、琴とその異母弟の間に生まれた3代目の「マゴ」。
ご覧の通り、そっくり生き写しのコピー母娘でございます。
母ヤドカリの琴は成り行き上ムラサキ槽に居候したままなので、同居させてやりたいのはやまやまなんだけど、下手に一緒にすると見分けがつかなくなりそうで、管理人が二の足を踏んでいる(^^;
せっかく安定しているのに、住人を入れ替えて一悶着なんて事態も避けたいしね。
それにしても、生まれたばかりだと思っていた琴は9歳を過ぎ、マゴもまもなく5歳。
まったくもって月日の経つのは早いもので・・。

そしてムラサキ槽の主と言えば、もちろん大御所ゴリさん。
好物のバゲットを爆食中。

いつもなら皮だけをきれいに残して食べるのに、今回はなぜか皮だけを剥いで食べている。
16年も付き合っているけど、未だに彼らの思考や嗜好がどうなっているのか、よくわかりません。
ま、長年連れ添った夫婦でもお互いの思考がわからずに熟年離婚・・なんて例も多いご時世だから、セキツイ動物の飼い主がムセキツイ動物の思考を理解しようなんて2億年早いのかもね。
そして今、みーばい亭で一番勢いのあるのが、今年の春に生まれた大御所ゴリさんの子どもたち。
成長の早い個体から5匹ほど2015年組の改造衣装ケースに移住させたけど、まだ陸上槽のプラケースに10匹くらい残っている。
小さなプラケースは湿度環境が安定しなくて目を離せないから面倒なんだけど、とりあえずこのまま冬を越させるしかないか。
さあ、オカヤドカリの長い冬がはじまる。
おたがい頑張ってのりきろう!

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ミノウミウシ?

2017-10-21 21:09:15 | 生き物の話

長雨でいい加減腐っていたのに、さらに台風が追い打ちをかけるらしい。
というわけで、この週末はおんもで遊べそうにないので、家飲みシフト。

まずは、中羽イワシ、ワンパック100円。
生姜を利かせて、酒と醤油でさっと煮付けに。

続いて鯛アラ。
こちらも100円のサービス品。
軽く塩をふって定番の酒蒸しに。
ここまでで、原価200円+消費税。
これで止めときゃ、買い物上手な酒飲み亭主・・やったんやけど、支給された予算は使いきらないと気が済まないのが社会人の習性で、ついつい鮟肝と鯛の刺身を追加。
ま、それでも1000円以内だから賢い賢い(^^)

で、先週の蔵開きで仕入れてきた金亀のひやおろしをほろほろと。
満足満足・・と、ほろ酔い機嫌で水槽を眺めると・・・。
おっ、食ってるね、イワシ。
どや、うまいやろ。
などと、ケアシホンヤドカリやスジエビモドキを眺めている視界の端に、微かな気配を感じてルーペで確認してみると・・。全長約4ミリ。
管理人には、ミノウミウシの仲間にしか見えないんですけど・・。
このところ週末は昼酒イヴェント続きで、最後に海へ入ったのが9月23日。
少なくとも、それ以前に水槽に入って生き延びていたってことか・・。
水槽で変態したの?
なに食ってたの?

管理人が酒飲んでヘラヘラしてる間にも、命は綿々と営まれている!
これがあるさかいに、水槽趣味はやめられまへんな。

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ウミシダ!

2017-10-15 10:47:31 | 生き物の話

撮影地 慶良間諸島 


化石採掘の邪魔をして老学者に叱られたのび太とドラえもんが、腹いせにゴミ捨て場で拾ったほうきをタイムふろしきで化石にして埋めておく。
それを見つけた老学者が興奮して大声で叫ぶ。

巨大なウミユリだ!

何の説明もなく漫画に登場するくらいだから、それなりに知名度のある生物なんだろうけど、実物を見たことのある読者はたぶんいないだろう。
中には、遥か昔に絶滅した化石動物だと思っている人もいるかもしれない。
実際、「おおむかしのうみのなか」などという子供向けの図説には、アンモナイトと三葉虫の次くらいの頻度で描かれている・・と思う(知らんけど)。
ところがどっこい、ウミユリは現代の海にもしっかりと生息している現生種である。
ただし生息場所は人目に触れることのない深海に限られる。
もちろん長年ダイバーやってる管理人でも見たことはない。
しかしながら、ほうきの柄の部分を取っ払った先だけなら、その辺の海にいくらでもいる。
たいていは岩に着生しているが、時々不器用に泳いでいて驚かされたりする。
特にナイトダイビングで泳いでいる個体に遭遇するとちょっと怖い(^^;
ウミユリの柄を取っ払った先だけの生き物。
つまり「ウミシダ」である。

というわけで、前置きが長くなったけど、早い話が・・・、
湧いちゃいました。

小型水槽で育てるのは絶望的みたいだけど、カンブリア大爆発から5億有余年、悠久の時をもつ神々しい姿が少しでも長く拝めますように。
一緒に見守ろうね、ナベカちゃん。
なになに?
美味いの?
食っていい?

だから、ダメだって!

 

 

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湖東の秋

2017-10-14 20:16:29 | 日々の戯れ

車窓から眺める田園風景の先には・・・、
懐かしい昭和の風情が。

と、いうわけで、今年も来ました岡村本家の蔵開き。


赤こんにゃくなどをつまみながら、なみなみと注がれた樽酒をすする。
湖東の秋、大満喫の週末!

先々週はきき酒モニター会、先週は地酒の祭典、そして今週の蔵開きと、昼酒イベント3連発!
といっても、まだまだ酒シーズン序盤。
伏見の酒祭りも近いし、銘酒組合の蔵開きもあるし、管理人の生誕祭も控えてるし・・・。
皆の衆、今年もほろほろとがんばろう!

もちろん、お土産には旨口のひやおろしを、しっかり(一升瓶で)ゲット。
さて、何に合わせて飲もうかな?
これから冬にかけて、野菜も魚もどんどん美味くなるし、やっぱり鍋かなぁ。

さあ、お楽しみは、まだまだこれからだ!

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SHIGA JIZAKE FEST 33(酒蔵) IN びわ湖大津

2017-10-09 18:01:39 | 日々の戯れ

と、いうわけで、地酒の祭典でございます。
今年も、県内県外はもとより、国外からの参加と思しきガイジンさんもちらほら見えて大盛況。
それなりに年季の入った管理人は、ベテランの余裕を見せようと、先週のきき酒モニター会の採点表を基に、昨夜から計画を練っていたのだけど、今年高得点をつけた酒蔵はもちろん、馴染みの酒蔵もチェックしないと落ち着かないし、今年度の知事賞、びわ湖賞を獲得した酒も素通りできないし・・、ここまで来たら普段絶対飲めない大吟醸クラスも味見したいし・・・てなわけで、結局あさましく一通り(たっぷりと)飲んでしまった。
ま、例年のことか(^^;

いや~飲んだ飲んだ。
満足満足。

今年の収穫は、
●一博 純米 薄にごり
 蔵を復興して一時はどうなるかと思ったけど、安定感が出てきて一安心。
応援してるからね、一博くん。

●琵琶の舞 純米吟醸
今まで、みーばい亭ではノーマークだったけど、今回のきき酒会で各クラスとも高得点をつけた蔵。
さすが会長の貫禄。
湖西からは、ちょっと遠いけど、一度蔵も尋ねてみますか。

●波の音 ええとこどり 特別純米無濾過生原酒
こちらは市内の蔵ながら、市内故に地域的な偏見もあって今までノーチェックだったのだけど、きき酒で高得点を付けてしまったので、注目せずにはいられないわけで(^^;
この、ブラインド審査って気を張るから消耗してしんどいけど、まったく先入観なしで評価を下せるのがうれしい。
おかげで、お気に入りの蔵がどんどん増えて行くんだけど、それが良いのか悪いのか。

年を取って肝機能はどんどん衰えていくけど、飲みたい酒はどんどん増えて行く!

がんばれ酒蔵!
がんばれ俺!

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中秋の珍客

2017-10-07 21:13:23 | 生き物の話

中秋も過ぎ朝晩めっきりと冷えこむようになった今日この頃、読者の皆様並びに皆様のお宅のヤドカリたちは如何お過ごしでしょうか?
この時期オカヤドカリに関してはいろいろと言いたいこともあるのだけど、冷え込んだ空気をさらに冷やしそうなのでやめときますか。
と、言いつつ10年前の過去記事URLを貼ってみたりして(^^;
http://www.eonet.ne.jp/~mi-baitei/yadokaribanasi/25.html


さて管理人はと言えば、季節の移ろいに身を委ね、「萩の露」のまごころ純米を温めて、湯豆腐などをつつきながら、ほろほろと秋の夜長を楽しんでおります。
燗酒で暖をとれない寒がりのオカヤドカリたちにはヒーターをオン。
秋の大潮に加えて25℃越えの温度環境ということで、それなりに活性化してるんだけど、いかんせんキャラが地味。
やっぱりオカヤドカリはこっそりと覗き見したり繁殖を楽しんだりする生き物であって、鑑賞するなら海ヤドカリの方が断然面白い!
と、いうわけで、大潮の磯水槽。
大潮サービスのアサリを貪るケアシホンヤドカリと、後ろでジト~っと見つめるナベカちゃん。

こちらは大潮サービスのアサリを(上品に)貪るケブカヒメヨコバサミと、やっぱっり後ろでジト~っと見つめるナベカちゃん。
何がしたいのかな?としばらく観察していたら、突然ブチ切れたが如くヤドカリたちを蹴散らしてアサリに突進。
千切っては食べ、千切っては食べ・・って、アンタは弥次郎かいな(笑)
ま、食欲の秋ということで・・。


そして、先週のブチヒメに続くうれしいサプライズ!
はい、コシオリエビです。
記録を手繰ってみたら、前に湧いたのが2004年の8月。
実に13年ぶりの再会である。
さて、この秋どんな活躍を見せてくれるのか楽しみ楽しみ。

お月さま、古い友だちを連れてきてくれてありがとう!

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