気がつけば10月も早や終盤。
そういえば今年は若狭の秋鯖を食べてないなぁ・・・。
というわけで、例によって早朝から90km先の市場を目指したのだけど、出遅れたのか水揚げがなかったのか、トロ箱に鯖の姿はなし。
はあ・・とため息ひとつついた次の瞬間、気持ちがカチッと切り替わるのが管理人の数ある長所のひとつ(^^;
というわけで、40㎝級のマダイと高級魚アコウをWでGET!
ちなみに2尾合わせて税込み1300円。
町の魚屋で買ったら、この何倍取られることか。
いわんや鮨屋なら・・・。
これやから、市場ショッピングはやめられまへん。
マダイはもちろん刺身に造り、頭と中骨はさっとアラ炊きにして鍋のまま煮凝りに。
これは明日のおかず。
サク取りした半身は昆布じめにして、これも明日のお楽しみ。
薄く削ぎ切りに造ったのは、身がしっかりしているからなんだけど、もう一つの目論見もあるわけで。
と、その前に秋風に吹かれて冷え切った胃を温めるために食前酒など。
本日はみーばい亭初お目見え「琵琶の舞 大吟醸」。
キャッチフレーズは「湖人たちの夢見酒」。
久しぶりに吟醸酒らしい吟醸酒を飲んだなぁ。
香り成分の酢酸イソアミルやカプロン酸エチルは、よくフルーツの香りに例えられるけど、これはどちらかと言えば花の香り・・それもねっとり甘い南国の花じゃなくて、野山に咲くたおやかなササユリのイメージかな?
吟醸酒の特性で、食事には合わせにくいけど、食前酒として宴の幕開けを華やかに飾ってくれる美酒。
美味しゅうございました、会長。
話は戻って、一方のアコウも半身は刺身にしてマダイと食べ比べ。
マダイもたいがい身のかたい魚だけど、アコウの歯応えには一歩二歩三歩・・四歩くらい譲るかな。
白身魚の王様と女王様そろい踏み!
贅沢贅沢・・・1300円やけど
んで、アコウの半身は骨ごとぶつ切りにして鍋に。
アコウが煮えるまでの間に、薄造りのマダイをしゃぶしゃぶにして、自家製ポン酢でパクッ!
燗をつけた越前岬をくいっ!
極楽極楽。
アコウのしっかりと締まった身は、煮込んでももちもちぷりぷり。
鍋も美味いし酒も美味い!
贅沢贅沢・・・1300円やけど
ほんでもって、骨からたっぷりと旨みの出た出汁はもちろん雑炊に。
締めなのに、さらに酒が飲めてしまうわけで・・、
こまったこまった(^^;
もちろん、やさしい管理人はヤドカリたちにも、大盤振る舞いのお裾分け。ふだんはおっとり控えめのケブカヒメヨコバサミも、白身魚となればホンヤド軍団を蹴散らして一番にGET!
ほんとに、あんた白身好きやね。
こちらは新入り・・といってももう一か月以上たつのか。
ここ数年、管理人のホーム・ゲレンデではレアなクロシマホンヤドカリ。
フットワークの軽さではホンヤドカリにひけを取らないからあんまり心配していないけど、たっぷり食べて長生きしてくださいね。